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ショルツ「J1リーグでしっかりと勝ち点を取り、タイに行くことが大事」

24日、浦和レッズは、大原サッカー場でのトレーニングをメディアに公開し、トレーニング後にアレクサンダー ショルツがオンラインでメディアかの質問に答えた。

【アレクサンダー ショルツ】
(ここまでのJ1リーグ7試合を振り返り、それを踏まえてこの2週間をどういう期間にしたいと考えているか?)
「まず、みなさんや我々が満足するような勝ち点を取れなかったことが残念だと思っています。間違いなくもっと勝ち点を拾えたパフォーマンスでした。チャンスが多かった試合があるにもかかわらず、チャンスを逃してしまった試合が多かったです。現在は2週間の中断期間で、自分たちの体づくりをし、土台をしっかりと固めて、メンタルも気分転換しながら、かなり厳しいスケジュールになる4月に向けて準備をしています」

(19日のジュビロ磐田戦で来日初ゴールを決めたが、欧州チャンピオンズリーグでもPKを決めていて、PKで失敗したことがないという話も聞いた。PKには自信があるのか?)
「デンマークでの昨シーズンもPKを蹴っていました。ただし、自分がファーストキッカーというよりも、セカンドキッカー、サードキッカーという立ち位置でいたことが多いです。ベルギーにいたころも、アイスランドにいたころも同じような同じような立場でキッカーを務めていました。今回は気分良く蹴ることができました。PKキッカーは責任がありますが、その責任が自分にフィットする感覚があります。磐田戦のPKも決めた後は気分が良かったです」

(磐田戦でPKを蹴ることになった理由は?また、今まで何度くらい蹴って失敗していないのか?)
「僕がキッカーだった理由は分かりません。試合前にボードを見たら、自分がキッカーだと書いてありました。このチームにはたくさんのPKキッカーがいます。江坂(任)選手もそうですし、関根(貴大)選手もそうですし、キャスパー(ユンカー)選手もそうです。みんなが自信を持ってPKを蹴ることができるクオリティーを持っています。たくさんPKキッカーがいることによって、相手GKも分析しづらいので、チームにとって有利な点だと思います。これまで11本、12本くらいのPKを連続で決めてきました。どのチームでも自分はDFですし、ナンバーワンストライカーという立場のPKキッカーではありませんが、機会があるときはPKを蹴ってきました」

(次戦、4月2日の北海道コンサドーレ札幌戦の意気込みは?)
「札幌はいいチームですし、タイトに来ると予想しています。ただし、自分たちのことに集中して準備していきたいと思います。今までアウェイゲームでは勝ち点を1ポイントも取れていない流れを変えるチャンスだと思っています。個人的には札幌という土地、もちろん飛行機に乗って、バスに乗って、ホテルに行って、という流れは決まっていますが、個人的には札幌という土地が初めてなので、楽しみにしています」

(ダヴィド モーベルグ選手と話しているシーンが多いが、彼の考え方やプレーで驚いたことはあるか?)
「彼はメンタルも強く、頑丈な選手です。オフザピッチでも親しみやすく、自分たちは家族ぐるみで仲がいいです。磐田戦では開始3分でかなりのインパクトをJリーグに与えました。基本的には直線的にゴールに向かっていく選手ですし、レッズにはなかなかいないタイプでしたので、いろいろな要素を持っている選手が増えて、(リカルド ロドリゲス)監督にとってはいい悩み、いいオプションだと思っています」

(家族ぐるみの付き合いということだが、彼の素顔はどうなのか?)
「まだまだ彼の知らない部分が多いと思いますが、彼は日本の生活に慣れようとかなり努力しているところです。自分がシャワーを浴び終わった後にジムに行くとまだトレーニングをしていたりしますし、時間が経てば彼の良さがどんどん出るようになると思います」

(4月の連戦の意気込みは?AFCチャンピオンズリーグへのおもいはどうか?)
「ACLもありますが、今のところはどちらかというとJ1リーグの重要性を頭の中で考えています。J1リーグでしっかりと勝ち点を取り、タイに行くことが大事だと思っています。それが我々の自信にもなっていくと思います。タイの暑さがのしかかってきますが、それに関してもみんなで準備をしている段階です」

(ショルツ選手は日本の文化を積極的に吸収しようとしているが、今まで見聞きした中で体験してみたい文化や行ってみたい土地はあるか?)
「ここ最近は日本の素晴らしい自然に触れてみたいと思っています。ただし、試合が多かったりしますので、現実的ではない状況です。東京が近いですし、少し観光することは可能ですが、特に日本の北の方や山の方に行き、日本のワイルドな部分を見てみたいと思っています。ただし、今は選手として活動していますし、選手を終えてからの時間もたくさんあると思いますが、今はそのような感覚です」

(レッズに合流してすぐに流しそうめんを体験したが、興味深かったか?嫌ではなかったか?)
「本当に面白いもので、人はいろいろと適応理能力があると思います。たまたま昨日、妻から『フォークがいい?箸がいい?』と聞かれて、『箸がいい』と答えていた自分に驚きました」

(ショルツ選手は僕らと会っても手を上げたりするのではなく、お辞儀や会釈であいさつしてくれるが、磐田戦のヒーローインタビューで最後に「日本語で」と言われても「もう少し上手になってから」ということを言っていたと思う。あいさつ程度の日本語は話せるはずだが、そういう場所で日本語を話そうと思ったときには流暢に話してくれると期待しているが?)
「確かに少しは日本語で応えられるくらいには学んでいますが、さすがに2万人、3万人の前でライブで、という形ではもっと自信をつけ、準備ができてから応えるようにしたいです。それから、文化的な部分の頭を下げることですが、それは以前日本に来たときにも本能的に真似していました。相手に誠意を持ってお辞儀をする文化は、他の国、特に欧米にはない文化ですし、本当に好きです。自分の娘はまだ小さいですが、お辞儀をします。その姿を見て非常にかわいいと思っています」

(三島由紀夫や太宰治の書籍を読んでいるということだが、日本に来てから読み始めたのか?本を読む習慣はずっとあったのか?)
「もともと本を読む習慣はありました。リラックスする要素もありますし、映画やテレビよりも違う形で国の文化を拾えるとも思っています。外国に適応するためにも読書に興味があります。新しい小説やここ最近発表されているものよりも、古くから伝えられている日本の有名でクラシカルな小説を読むことを好んでいます」

(プレーが冷静なのは読書が影響しているのではないか?)
「そこはどうでしょう?2歳のころからサッカーをやっていますので、脳の違う分野が働いているように思います」

(岩尾 憲選手も読書家なので、話をするのは楽しいのではないか?)
「ロッカールームでも隣にいますし、岩尾選手とは『群馬から来て、今はもっと広いさいたまに住んでいるよ』というジョークを言い合ったりしています」

(前節は犬飼智也選手とセンターバックでコンビを組んだが、試合後に犬飼選手がショルツ選手のことを「パーフェクトに近い選手」だと言っていたことについてどう思うか?)
「犬飼選手がそう言ってくれていたことは知らなかったです。まずは『ありがとうございます』と伝えたいです。犬飼選手もゴールをして気分の良い状況で話したことだと思います。犬飼選手は一緒にプレーしやすく、明確な仲間が横にいるという印象です。1対1も強く、相手にとっても危険な選手ですし、みなさんが見たように、セットプレーからゴールできます。非常にやりやすいです。ただし、岩波(拓也)選手もやりやすいですし、チーム内で競争があることは素晴らしいことだと思います」

(磐田戦は、チームとしてやり方は変わっていなかったと思うが、立ち位置はトレーニングキャンプでやっていたものに近かったと思う。チームとして変化を加えるタイミングだったのか?)
「やり方は特に変えていません。それまでの試合のストレスやフラストレーションがたまっていたのか、試合の序盤から我々はゴールに向かって直線的に、組織的に攻めていきました。そして2つのゴールが生まれました。2-1にされたときに少し落胆しましたが、そのまま攻撃的なプレーを維持できましたので、4-1という結果が出たと思います」

(モーベルグ選手とは家族ぐるみの付き合いという話だったが、デンマークとスウェーデンは意外と言葉が通じないというニュースを見たことがある。問題なく話せているのか?それとも英語を使ったりしているのか?)
「モーベルグ選手はデンマーク語がうまいです。デンマークでプレーしていた経験もありますので、それが要因だと思います。すごくいいことは、キャスパーばかりと話す必要がなくなったということです。モーベルグがいて助かります。それを記事の頭に入れてください。『キャスパーに疲れた』と(笑)」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

ショルツ「J1リーグでしっかりと勝ち点を取り、タイに行くことが大事」

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