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トレーニング後 柴戸

9日、浦和レッズは、大原サッカー場では始動日の1月15日以来、2ヵ月弱ぶりにトレーニングをメディアに公開し、トレーニング後に柴戸 海がオンラインでメディアからの質問に答えた。

(チームとしては6日の湘南ベルマーレ戦で今季のJ1リーグで初勝利となったが、率直な感想は?)
「勝利はチームとして求めていたものですし、待ち望んでいたものでした。チームとしても自信になりましたし、あらためて自分たちがやっていることは間違っていないという気持ちになりました。より良くしていくために、勝ち続けていくことが大事になっていくと思いますし、勝ったことであらためて次につながったと思います」

(次は3月13日日曜日15時から駅前不動産スタジアムで行われる、2022明治安田生命J1リーグ 第4節 サガン鳥栖戦になる。鳥栖の印象や試合のポイントになりそうなことは?)
「流動的に動きながらボールを動かし、前線に人数をかけたり、キレのある動きでゴールを狙ってきたりする印象を持っています。それに対して、自分たちがやるべきことは、自分たちが持っているものを出すことと、相手の良さを出させないということはうまくやっていかないといけないと思っています。前回勝ったことで自信を持っていますし、ここから連勝を重ねていこうというおもいがあります。そういう勢いを大事にしながら、一方で勢いだけになりすぎず、前回の反省点を踏まえた上で、冷静に全員が勝利に向かって行動できれば、結果はついてくると思います」

(今日からダヴィド モーベルグ選手がチームに合流したが、一緒にトレーニングしてみて特長やチームの力になってくれると感じたところは?)
「今日1日やっただけですが、対峙したりプレーを見たりして、スピードとテクニックはかなりあると思いましたし、得点力というところでゴールに向かっていく姿勢をかなり感じました。ゴールに絡むプレーはかなり出してくれると思いますし、得点力は彼が入ることで増していくと思いました」

(今季のボランチの組み合わせは多彩だと思うが、いろいろな選手と組むことで柴戸選手自身が大事にしていることと、組む相手によって変えようと考えていることは?)
「僕はどちらかというと合わせる側というか、組む選手を見てどうしていくかということをある程度考えてプレーするようにしています。その中で、岩尾 憲選手はボールを持ってコントロールしてくれますし、中盤の底で抜群のポジショニングで攻守に絡んでくれますので、自分の良さである前に強く行く守備や運動量を生かして相手の攻撃の芽をつぶすことはより発揮したいと思っていますし、発揮できた試合もありましたので、お互いにいい関係が築けていると思います。

伊藤敦樹選手は昨季から組む回数が多いですし、バランスも取れていると思いますし、お互いを見ながら昨季からやり続けていることを含めて、意思疎通を感じられる部分もありますので、お互いが自由にやれていると思います。

平野佑一選手は昨季途中に加入して組む回数も増えてきた中で、前への配給やゴールに向かっていくボールをかなり出せますので、そこはある程度任せつつ、彼が供給しやすいようにサポートしていくことは昨季から意識しています。今季は試合途中から短い時間で一緒にプレーしただけですが、彼の良さを出すことは自分がサポートしてあげるところだと思いますし、意識しています。

安居海渡選手もボランチでは組んでいませんが、J1リーグ開幕戦(京都サンガF.C.戦)で一緒にプレーしました。トレーニングキャンプからも感じていましたが、能力は高いですし、いろいろな可能性を秘めています。少しずつ殻を破っていければ、かなりいい選手になると思いますし、守備に行けて攻撃でも力を発揮できる選手ですので、なかなかメンバーには絡めていませんが、ポテンシャル的には一番秘めている選手だと思いました」

(ボランチでは柴戸選手のように強い守備ができる選手が後ろに下がり、岩尾選手や平野選手のような選手が前に出ていくことが多いが、今は柴戸選手が相手をうまく引きつけて、ボールを持てる選手が下がるように変わってきたと思う。立ち位置で相手をコントロールすうようなことを昨季から学んでいると思うが、そういうプレーに楽しさを感じているのか?)
「ボールを回収できたり、攻撃の起点になれたりするボランチの選手がたくさんいますので、自分が正しいポジションに立つことで前にボールを入れられる時間やスペースを与えることができていると思いますし、自分がフリーになればしっかりボールを入れてもらえます。今はもう一人の選手が後ろに下がって配給している場面が多いですし、自分が意図的に動かしてうまく前にビルドアップできたときは、喜びというか、成長を感じることができます」

(進化、覚醒している手応えを感じるが、体の向きやポジションの取り方、ポケットの使い方で意識していることはどんなことか?)
「意識していることは、ボールに寄りすぎないところで、中間というか、ある意味、曖昧なポジションを取ることです。ボールとつながるというよりは次の選手とつながるようなポジションを取ることを意識しています」

(流動的に動いていく中で、スムーズに動けるようになった手応えはあるか?)
「まだまだな部分はたくさんありますが、昔と比べるとかなり良くなっていると思います」

(そういう点でターニングポイントになった試合はあるか?)
「昨季でいえば(4月3日に埼玉スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ 第7節)鹿島アントラーズ戦です。それまでチームもなかなか勝てていなくて、僕も昨季のJ1リーグで先発出場した最初の試合でした。そこで自分が出られて勝利できたことが自信になりましたし、それまでのトレーニングで取り組んでいたことや、リカルド(ロドリゲス)監督になってから考え方や今までの自分のあり方を壊してできた部分が出せましたので、そこはターニングポイントになったと思います」

(他のボランチの選手と組む際に意識することや自身の成長についての話があったが、他の選手からいい部分を盗むことが得意な柴戸選手が特に今季の新加入選手から盗んでいることは?)
「特に岩尾選手からは学ぶことばかりです。時間のコントロールの仕方やボールの持ち方、体の向き、ボールを受ける前に見ている場所など、本当に学ぶことが多く、まだ盗めていないといいますか、やっていることは理解しながらも自分のものにできていませんので、今まで盗んで自分のものにできていたようにはまだできていないという感覚です。一緒にプレーしていく中でより良くしていきたいと思っています」

(理解しながらも自分のものにできていないということだが、今後盗んでいけそうな手応えはあるか?)
「時間はかかると思っています。昨季いろいろな選手から盗んだことで、考え方が少し凝り固まっている感覚がありますので、そこを一度壊していかないと新しいものは入ってこないと思います。昨季は何もない状態でいろいろと入ってきたので吸収できましたが、新しく入れるためには今はすでに入っていることでもう一度整理して、壊していくことも必要だと思います」

(いらないものを壊し、必要なものを吸収しながら成長していく、というイメージか?)
「自分の良さをなくしてもいけませんし、何が自分にとって大事なのかを考えながら、うまく組み合わせていかないと難しくなってしまうと思います」

(湘南戦前までの手応えはありつつ結果が出ていないころはチームとしてどういう雰囲気でトレーニングしていたのか?)
「チームとしての雰囲気は全く悪くありませんでした。自分たちがやっていることは間違えていないというおもいがありながら勝てていないことで、選手一人一人が『もっと自分がやらなければ』となっていたと思います。逆にそれは試合に勝てなかった要因の一つだと思います。勝てないときこそチームが大事です。個人で頑張ることも大事ですが、個人で頑張り過ぎるとその選手の負担はかなり大きくなり、難しくなってしまうということはプロになってからのここ数年で感じていることです。そういった意味では、一勝できたことで、今まで取り組んでいた自分たちの行いは間違っていなかったと全員の自信になったと思います。それまでのトレーニングの取り組みもそうですが、雰囲気も全くネガティブな要素はありませんでしたし、一勝したことで全員がまた新たに上を向いて次のステップに進めたと思います。ただ、逆に言えば一勝しただけですし、勝って兜の緒を締めるといいますか、次の試合が大事だと思います。全員が分かっていると思いますが、チームとしてもう一度、団結していくことが大事だと思います」

(勝利して2日間のオフを経てリフレッシュした中での今日のトレーニングだったが、劇的に変わったこともなくいつも通りだったのか?良くなったところはあるか?)
「今までから変わったことはありませんが、一勝したことである程度はほっとできた部分があった中で2日間休めて、気持ちを新たに持ってこられたと思います。次の試合に対しての準備はみんながいつも以上にできていたと感じます」

(鳥栖戦の意気込みは?)
「やっと一勝できましたので、連勝できるように、次の鳥栖戦はアウェイですが必ず勝ち点3を持ち帰って、次の試合にどんどんつなげられるようにしていきたいです。今年は3年計画の3年目でJ1リーグ優勝という目標を掲げていますので、シーズン序盤のつまずきをここから盛り返し、最後には一番上に立っていられるように、頑張って闘って次の試合も勝利したいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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