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「最後はみんなで勝ち点3を祝いたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 2/25)

2月25日にオンラインで行われた会見でのコメント

(J1リーグ2試合を終えて1分1敗という結果だが、満足している点とそうではない点は?)
「23日のヴィッセル神戸戦は11対11の試合ができているところでは満足しています。失点をしましたが、選手たちがしっかりと反応して反撃を見せ、3点目を取るチャンスもありました。京都サンガF.C.戦は最後の25分、30分は良かったと思います。その前にも形が少しできていましたが、試合を通じて勝っていてもおかしくない試合ではあったと思います。我々はまだ自分たちの最高のレベルでプレーができていない、起用できる選手に制限がある状態でしたが、神戸戦も京都戦もより良い結果になっていてもおかしくなかったと思います」

(勝てそうで勝てない今、最も必要だと思うことは?)
「まずは神戸戦のようなミスを避け、最後まで11対11 で戦うことが必要だと思います。前線の決定力も高めながら、選手たちが帰ってくることを待っている中で、勝利を目指していきたいです。選手が帰ってくればトレーニングの質も良くなり、チームとしても良くなっていくと思います。全員がそろっていない中でも勝ちにいきたいと思っています」

(選手が全員いないことはあるだろうが、FUJIFILM SUPER CUP 2022 川崎フロンターレ戦も含めてここまでの3試合は、昨季よりもレッズのプレーが速い、少し悪い言い方をすれば忙しい印象を受ける。昨季はもう少しゆっくりボールを持つ時間も長かったと思うが、プレーが早いことは狙ってやっているのか?それともそうなってしまっているのか?)
「私は神戸戦でプレーのスピードが上がっていることを感じました。一つはプレーしている選手の特長によるものでもあると思います。サイドバックが大畑(歩夢)選手と馬渡(和彰)選手になることで、縦へのプレーが増えていたと思います。また同時に、小泉(佳穂)選手や岩尾(憲)選手がいないことによって、タメをつくる場面は減っていたと思います。現在、ポジショナルなサッカーはできていませんが、縦に速いプレーはできていますので、いずれにしても状況をコントロールしながら、相手のカウンターを阻止できる形ができていれば、縦へのプレーも一つの武器だと思います」

(神戸戦では明本考浩選手が退場してしまった。あの行為はよくないことだったと思うが、彼は24歳の若い選手であり、これから成長していくために掛けた声や期待することは?)
「本人も悪いことをしてしまったと意識していますし、反省しています。私にも選手たちも謝罪しました。試合の中ではいろいろな感情がありますが、あのような反応をしてしまうとチーム全員の仕事を壊すことになりますし、勝ち点にまで影響が及びますので、今後はないことを願っています」

(明本選手の出場停止により、次の試合はFWでプレーできる選手がまた1人出られない状況になった。その現状をどう捉えているか?)
「我々は今、困難を抱えている現状があります。神戸戦自体への影響だけではなく、次の試合にも影響がある退場でした。選手が少なく、特に前線の選手が少ない中、ピッチに立つ選手たちが良いパフォーマンスを見せながら、この状況をしっかりと乗り越えていきたいと思っています」

(FW登録のキャスパー ユンカー選手や木原 励選手の復活を願うファン・サポーターも多いと思うが、彼らの現状はどうか?)
「キャスパー選手は少しケガをしていて、みなさんもご覧になったとおり、トレーニングキャンプでほとんどトレーニングができていない状況でした。木原選手も違和感を抱えていますが、これからどんどん成長していく選手だと思います」

(2人がプレーできるまでにはもう少し時間が掛かるということか?)
「どれくらいの時間になるかは分かりませんが、まだ待たなければいけないと思います」

(神戸戦で3点目が取れたかもしれなかったというのは、30分の松崎 快選手のビッグチャンスだったと思うが、チャンスに至るまでの攻撃がGKから始まり、ゆっくりなスピードから速いスピードを組み合わせてパーフェクトなボールをつないだと思う。あのシーンをどう見ていたか?)
「その通りです。非常にいいコンビネーションと落ち着きが見られ、相手にダメージを与えるようなプレーでした。GKから始まり、サイドを変えながら相手を動かし、最後は松崎の場面になりました。後半にも関根(貴大)選手のチャンスもありました。素晴らしい試合ではなかったかもしませんが、いい対戦相手に対していいゲームができたと思いますので、ポジティブな部分は残しながら、次に進みたいと思っています。3点目が決まっていれば数的不利な状況でもより落ち着いて最後まで持ちこたえ、もしかしたら勝ち点3を手にしていたかもしれません」

(あの素晴らしいプレーを踏まえ、26日土曜日に埼玉スタジアムで行われる、2022明治安田生命J1リーグ 第2節 ガンバ大阪戦【MATCH PARTNER ポラス株式会社】はどのようなイメージで戦いたいか?)
「違う相手に対してもいいプレーを見せ、いいゲームにしたいと思います。神戸戦の結果は悪くはないと思っていますが、最後の30分の流れ、そして槙野(智章)選手に決められてしまったという苦い後味が残るような試合でした。ファン・サポーターの方々も我々も、どちらかといえば不幸に感じた試合でした。次の試合はしっかりとレッズのいいサッカーを見せて、J1リーグ初勝利を収めたいです」

(先ほど「我々は今、困難を抱えている」と言っていた。リカルド監督自身はそういう困難を何度も経験していると思うが、どうやって乗り越えようと考えているのか?)
「闘うことが重要です。物事をポジティブに捉え、集中して全ての面において最高のパフォーマンスを目指していかなければいけません。たとえば神戸戦ではセットプレーでゴールしたように、そういったところでもいいパフォーマンスを出さなければいけません。神戸戦は立ち上がりから集中して戦えていたと思います。そして我々は勝ち点3を手にしたいと思っていますので、G大阪戦でもミスを最小限に抑え、集中していきたいと思っています」

(神戸戦の守備では、相手のセルジ サンペール選手が一列降りたりしながら攻撃を組み立てている中で、うまく制限できたり、逆に進まれてしまったりしたシーンもあったと思うが、G大阪は後ろの枚数を厚くして攻撃を組み立ててくるチームだと思う。そういったところへのプレスの出来はどう感じているか?)
「相手が2トップでしたら3枚回しをするチームもあったりしますが、そういうチームに対して、前に展開させないこともしなければいけません。神戸戦は前半に左から2、3回危険な場面をつくられてしまいましたが、逆にG大阪の場合は3バックから4バックに変形してプレーします。そのように形を変えながらプレーするチームは多いと思います。我々は相手の動きをしっかりと見て、それに対応しなければいけませんが、今のところ悪いとは思っていません。そこでボールを奪ってカウンターということも今のところはあまりできていませんが、相手にダメージを与えられることも阻止できていると思います」

(神戸戦では最後に失点はしてしまったが、守りに徹したときのレッズは昨季から堅い守備を見せていると思う。その要因は?)
「FUJIFILM SUPER CUP 2022で強い相手に対して堅い守備ができたと思います。この前の神戸戦でも10人になった瞬間にいろいろなことが頭によぎりました。4-4-1にするのか、4-3-2にするのか、3-4-2にするのか、ということもオプションとして考えましたが、最終的にあの形にしました。それから守らないといけない時間帯は長かったですが、30分間は持ちこたえることができたと思いますし、最後の失点は阻止することもできたものだったと思います。川崎に対してできた守備に自信を感じていましたので、長い時間ながら守れると感じていました。それがあと少しというところでした。監督として他に何かできたのかということを後に考えることもありますが、中2日でG大阪戦が待っている中、4-4-1にしていれば、消耗がより激しくなるということも考えました。少し引いて守るところから3点目を取ろうと思っていましたが、残念ながらそれができませんでした」

(松崎選手のチャンスのシーンの話があったが、あのシーンは相手のゴール前で左サイドから右サイドまで大きく展開し、相手のディフェンスラインを横断するような素晴らしい攻撃だったと思う。相手を横切る攻撃は効果的だと思うが、リカルド監督はどのように考えているか?)
「神戸を分析し、相手の中盤のスライドを見ながら、逆サイドを突くということが狙いとしてありました。それ以上の細かいことは言えません(笑)」

(神戸戦は終盤に追いつかれて勝ち点3を逃す結果になったが、試合後に選手たちがあいさつにいく際にファン・サポーターは拍手や応援の手拍子を送っていた。それを見てどう感じたか?またホームでの戦いが続くが、G大阪戦ではそんなファン・サポーターにどんな戦いを見せたいか?)
「ファン・サポーターの方々の理解を感謝しています。浦和レッズのファン・サポーターはサッカーをよく知っていますし、11対11の時間帯にプレーした姿も見ていますし、10人になってから神戸に対して守らなければいけないときの選手たちの頑張りも見ています。非常に複雑な状況でしたが、逆境の中で努力したことを認めてもらえたのかなと思います。次の試合ではいいサッカーを見せ、神戸戦でもお見せしたかった完全な試合、攻守にわたっていいプレーをお見せしたいと思っています。良いスペクタクルをお見せして、楽しんでもらいながら、最後はみんなで勝ち点3を祝いたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「最後はみんなで勝ち点3を祝いたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 2/25)

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