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「ピッチでタイトルを目指して戦っている姿を見せたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 2/18)

2月18日にオンラインで行われた会見でのコメント

「みなさん、こんにちは。開幕前の会見にご出席いただき、ありがとうございます。FUJIFILM SUPER CUP 2022でタイトルを獲ることができました。一生懸命に応援していただいたファン・サポーターの方々に捧げたいと思っています。我々は常に彼らのために戦っています。本日はJ1リーグ開幕前ということもあって、たくさんの記者の方々にご参加いただき、非常に光栄でうれしく思っています。よろしくお願いします」

(選手やスタッフに新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出てしまい、非常に苦しい状況で明日19日土曜日14時からサンガスタジアム by KYOCERAで行われる、明治安田生命 J1リーグ 第1節 京都サンガF.C.戦を迎えることになると思うが、どのように感じているか?)
「いつもとは違った難しさのある1週間でした。このような困難を乗り越えていきたいと思っています。これは浦和レッズだけに起こっていることではなく、社会全体に起こっている出来事であり、その中で私たちはハードワークをしながら京都戦で勝利を目指したいと思っています。私は逆境が自分たちを強くすると思っていますので、この状況でも勝ち点3をしっかりと狙いながら戦いたいです」

(選手たちのコンディションはどうなのか?トレーニングも思うようにできなかったのではないか?)
「オフ明けの初日は少し難しい状況でしたが、それ以降はいい練習ができていると思います」

(京都戦で勝利するために必要なことは?)
「京都はハイプレスをかけてボールを奪ってショートカウンターを仕掛けるダイナミックなチームだという印象を持っています。昨季から同じ監督で戦っていて、ベースがすでにできているチームです。我々はいいゲームをプレーし、勝者のメンタリティーを持って臨みたいと思っています。シーズン序盤で取りこぼしがあってはいけないと思います。リーグの序盤でしっかりと優勝の可能性を残しながら進めていきたいです。昨季はそれができませんでした。特にアウェイゲームで安定性を欠き、取りこぼしがありました。我々のように大きな目標、タイトルに向かっていくチームはそういったところでもしっかりと勝ち点を手にしなければいけません」

(昨季のレッズを見ると得点力が課題のように思われるが、ポゼッションサッカーを掲げるレッズにとってポゼッションとゴールはイコールでなければいけないと思う。今季のチームの得点力に対する手応えはどうか?)
「少し難しいところもあると思います。川崎フロンターレ戦でも守備は非常によかったと思いますが、攻撃はもっとできると思っています。少ないチャンスで決定力が高かった試合でもありますが、決定機自体をより多くつくらなければいけません。もっと試合を支配しながら、押し込む時間帯を長くしたいと思っています。タイトルを獲りたければ、J1リーグで70得点前後は必要だと思っています。昨季より4試合少ないですが、そのあたりが目標になってくると思います。得点を取りながら、勝利を多く重ねていかなければいけません。確かに攻撃はまだ改善点があると思います」

(日本に心技体という言葉があるが、イレギュラーの状況の中でそれぞれチームとしてどういう準備ができているのか?)
「今週の立ち上がり、1日目はチームとしてトレーニングができず、2日目が初日のような形になりました。オフ明けはどうしても動きがあまりよくないので、2日目のトレーニングがそうなってしまいました。ただ、昨日、今日と非常に高いモチベーションを持って、いい動きを見せてくれたと思いますので、試合に向けての準備はできていると思います」

(本来であればシーズンが進んでいくとケガや出場停止で出られない選手が出てきて総合力が問われることがあるが、春先にこういう状況なのはイレギュラーだと思う。トレーニングキャンプから積み重ねて誰が出ても戦える状況になっているのか?)
「ケガやその他で今シーズンは困難を抱えている状態でのスタートですが、クラブとしてもしっかりと考えていて、補強もまだ考慮しています。非常に長いシーズンで、4月には15日間で6試合戦うACL(AFCチャンピオンズリーグ)も待っています。また、会場も暑さや湿度が高い環境になりますので、そのようなシーズンを戦えるチームにしていきたいと思っています」

(FUJIFILM SUPER CUP 2022では新加入選手もプレーし、特長も出してフィットしていたと思うが、新加入選手たちは期待通りの力を出せているのか?)
「ケガなどをせずにトレーニングに参加している新加入選手たちは、非常にいい状態にあると思います。打撲があったりしてあまりトレーニングに参加できていない選手たちは、まだ少し時間がかかるかもしれません。ただ、川崎フロンターレ戦でチャンスをつくらせなかったのは、全員でいい守備ができたからだと思っています。その結果、タイトルを獲れました。ただ、どの面でも改善できると思っています。今季のチームがトレーニングし始めてから1ヵ月経っていない状況での川崎戦でしたので、そこからの伸びしろはまだまだあると思います」

(レッズの監督になって2シーズン目となり、昨季のこの時期よりもできることが増えていると思うが、チームの成熟度をどう感じているか?)
「川崎戦でチームとしてしっかりと戦えたと思います。成熟していると思います。そこでは昨季からいた選手たちや前から知っていた岩尾(憲)や馬渡(和彰)がいいパフォーマンスを発揮してくれたと思います。若い選手たちも出場機会を与えることによって成熟していくと思います。重要なことは、このチームにはすでにハングリーな精神や野心、そしてクオリティーがあるということです。成熟度はトレーニングや試合で固まっていくと思います」

(昨日、日本政府が外国人の入国について緩和する方針を示したが、ダヴィド モーベルグ選手の来日の見通しは立っているのか?彼は今どこでどんなトレーニングをしているのか?)
「彼とはオンラインで連絡を取り合っています。すでに3回ミーティングをしました。彼の状態を聞いたり、チームのコンセプトを伝えたり、今チームが何をしているかを教えながら戦術について話をしたりしています。今週も連絡を取りましたので、トレーニングも把握しています。本人も早く日本に入国して、レッズの選手たちと一緒にプレーしたいという強い気持ちを持っています。入国に関しては、正式には聞いていません」

(「決定機をより多くつくりたい。決定機自体をより多くつくらなければいけない。もっと試合を支配しながら、押し込む時間を長くしたい」という話があったが、そのためには位置的な優位性が大事になってくると思うが、そのために一番大事なことは?)
「アドバンテージの作り方は相手次第だと思います。相手チームの構造、守り方などを見て、どのようなスペースを使えるのかを見つけることがキーポイントだと思います。勝利するために何が必要なのかは相手を見て決めますので、私が使うシステムは1つだけではありません。アドバンテージを作るための形を作っていきます。相手の特徴によってどうなるのかというところと、自分たちのメンバーがどうなるかによっても変わってきます」

(選手たちの判断も大事になってくると思うが、レッズの分析で試合前に伝えていることと、ピッチに立って選手たちが判断していること、リカルド監督がテクニカルエリアから伝えていること、そういうことのバランスについてはどう考えているのか?)
「試合のキーポイントは相手によって変わりますので、ビルドアップも相手次第です。そういった話を選手たちにも説明し、その試合のベースを与えます。また、その試合だけではなく、どの試合でも使うベースとなるプレーモデルは昨季から持っていますし、監督としてはその試合でどのような攻撃、どのような守備をすればより良い形になるかを考え、与えています。たとえば川崎戦とサンフレッチェ広島戦では全く違う特徴の試合になると思っています。選手たちもその中でプレーをしながら、自分たちが今までトレーニングしてきたことをベースに、そのパターンをしっかりと見極めて、試合で感じたことをベースに判断を下すことを私は望んでいます」

(「逆境が自分たちを強くする」と言っていたが、プレーできる選手の人数も少なくなってしまっているし、スタッフにも新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出ているということでいろいろな準備も大変になっていると思うが、こういう状況だからこそ士気や結束が高まっていると感じることはあるか?)
「そうであると思いたいです。逆境で人間は強くなると思っていますが、今週は非常にいい雰囲気の中、京都に勝つための準備を全員で進めることができました。このクラブのすべての部署が協力し合い、みんながプラスアルファを出しながら準備を進めることができたと思います。選手たちの姿勢も良かったですし、一体感も高まっていると思います。この難しい状況の中で、みんながさらに成長し、ポジティブに物事を捉えていきたいと思っています」

(新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出ている中、穴が空いているポジションも出てくると思うが、選手をコンバートしたり、戦術を変更したりすることはあるのか?)
「こういう話をすると京都にヒントを与えることになりますので、避けたいと思います。一つ言えることは、コロナ禍で制限されることは出てきますが、我々がやろうとしていることはしっかりとできるということです」

(川崎にいい形で勝ち、翌週に全くスタイルが異なる京都と対戦する上で最も心掛けることは?)
「どの試合でもそうですが、相手のストロングポイントはどこなのか、自分たちはどう勝つのか、何がキーポイントになるかということを毎回考えています。ですので、今週はいつも通り、次の相手を見ながら1週間準備を進めてきました」

(この時期にはいろいろな媒体で順位予想をしているが、レッズを高い順位に予想している人も多い。期待の表れだと思うが、どう受け止めているか?)
「昨季は順位表の真ん中くらいに予想する方が多かったと思いますが、今季は高いポジションで予想していただいています。我々はそこからプレッシャーを感じることなく、自信の裏付けとして戦いたいと思っています。昨季から試合数が減って34試合というJ1リーグですが、2試合ずつしっかりと戦いたいですし、すべての勝利、全ての勝ち点が重要になってくると思います。予想で順位が高いからといって、高い順位が保証されているわけではありません。しっかりとピッチでタイトルを目指して戦っている姿を見せたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ピッチでタイトルを目指して戦っている姿を見せたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 2/18)

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