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沖縄トレーニングキャンプ 7日目 馬渡コメント・トレーニング写真

沖縄トレーニングキャンプ 7日目 馬渡和彰コメント

【馬渡和彰】
「あらためまして、みなさん初めまして。大宮アルディージャから加入しました、背番号6の馬渡和彰です。みなさん今年からよろしくお願いします」

(沖縄トレーニングキャンプが始まって1週間ほど経ったが、久しぶりにリカルド ロドリゲス監督の下でプレーした感想は?)
「リカルド監督とは5年ぶりに一緒にやるわけですが、徳島(ヴォルティス)のときに1年やった感じとサッカー自体は大きく変わっていないと思いますし、やりやすさをすごく感じています。ただ、浦和レッズというクラブに来て、徳島のときとは選手も違いますし、特長も違いますので、自分の特長や他の選手の特長を理解し合って、リカルド監督がやりたいサッカーを体現していくというところで、僕はやりやすさを感じています」

(また沖縄トレーニングキャンプではどんなことを目標にしているか?)
「この沖縄トレーニングキャンプでは信頼を勝ち得なければいけないと思っていますし、まずはFUJIFILM SUPER CUP 2022[2月12日(土)13:35・日産スタジアム]で川崎フロンターレと対戦できますので、そこでコンディションをベストに持っていきたいということが本音です」

(今季は非常にタイトなスケジュールになると思うが、レッズではどんな役割を果たしていきたいと考えているか?)
「数日一緒にプレーをして、僕と同じポジションの選手のプレースタイルも見させていただきましたが、他の選手が持っていないサイドの役割ができるという手応えもつかんでいます。それと同時に違う点も成長していかなければいけないと感じることもあります。おのおのの特長もありますし、他の選手たちの良さも盗みながら、自分の良さを出していきたいと感じています」

(コロナ禍で一人部屋だったり黙食だったりして、他の選手とのコミュニケーションがピッチの上の短い時間に限られると思うが、他の選手とコミュニケーションを取るために工夫していることはあるか?)
「僕は人と話すのが好きなので、昨季を通して活躍していた選手たちと多く会話をして、昨季はどうだったのかを聞いたり、昨季の良かったところを継続しながらの改善点についても意見を聞いたり、リカルド監督の意見も聞いたりしながら、自分なりに思ったことを常にいろいろな選手と話をしています。レッズのSNSオフィシャルアカウントに小泉(佳穂)選手とボードを使いながら話している写真がアップされていましたが、ああいうふうに自分が思ったことは常に口に出してコミュニケーションを取っていますので、コミュニケーションに関しては全く心配していません。サッカーをプレーしているときだけですが、昨季までプレーしていた選手もそうですし、新加入の選手ともコミュニケーションは取れていますので、全く問題ありません」

(今日は3グループに分けてプレッシングのトレーニングをしていたと思うが、5年前の徳島でもリカルド監督はああいうトレーニングをしていたのか?)
「やっていましたね。懐かしいと感じるトレーニングもありますし、僕がやったことがない新しいトレーニングもあります。先ほども言いましたが、チームも違いますし、選手も大きく違いますので、僕に求められることは徳島のころとは多少なりとも違うと思います。そういう点はうまくやれていると思っています」

(今季の始動日のトレーニングでも、上がって待っていたり、上がるのが遅くて追いつかないということがなく、ちょうどいいタイミングで入ってくるという印象だったが、秘訣などはあるのか?)
「自分が思ったタイミングで上がっているだけですので、ちょうどいいと思ってもらえているのは幸いです」

(今日のゲーム形式のトレーニングで左の遠めからクロスかと思ったらシュートを打ち、GKが意表を突かれた形で決まった場面があったが、状況を見てああいうふうにシュートを打つことは馬渡選手にとっては普通のことなのか?)
「いや、あれはミスです。すごく風が強くて、江坂(任)選手がセンターバックの背後に走り出していましたので、そこに速いボールを送ろうと思いましたが、ミスです(笑)。

ただ、DFとGKの間に強いボールを入れることは、何か起こるようなプレーだと思います。オウンゴールが生まれたり、あの場面では通れば江坂選手がゴールを決められたりします。ミスでしたが、そういう選択ができたことでゴールにつながりました。あそこでたとえば僕が右足で持ってやり直したりしていれば、ああいうシーンは生まれません。そういう意味ではポジティブに捉えています」

(馬渡選手はJ1リーグ、J2リーグ、J3リーグとJリーグの全てのカテゴリーを経験しているが、J1リーグとJ2リーグの大きな違いは?)
「昨季J2リーグで1年間プレーさせてもらい、2年ぶりにJ1リーグのチームに加入し、始動日にまず思ったことは、攻守の切り替えの速さと球際の強さが大きく違うということでした。ただ、スピード感に慣れれば問題ないとも感じています。問題ないというのも、まずはワンタッチからプレーを考えたり、相手がどういう立ち位置だから自分がどういう立ち位置を取ればいいかを考えたりしながら、初日以降のトレーニングでできていますので、ボールロストが初日と比べてかなり少なくなったと感じています。ですので、これからの試合でも相手を見たり、味方の立ち入りを動かしたりしながら、先ほど言った選手たちとのコミュニケーションも含め、自分の声掛けでボールロストをなくしていきたいと思っています」

(レッズと交渉する際に3ヵ年計画の3年目でJ1リーグ優勝を目指していると言われたと思うが、クラブの優勝への決意をどれくらい感じたか?)
「加入前にリカルド監督やフットボール本部の方たちとオンラインを通して、『レッズというクラブはこういうクラブだ』ということをプレゼンしていただきました。その際に、『浦和を背負う責任』ということも言われましたし、『レッズというチームは勝たなければいけないチームなんだ』ということは、すごく強く言われました。

僕自身、J1リーグは(サンフレッチェ)広島、川崎(フロンターレ)、湘南(ベルマーレ)でプレーし、特に広島と川崎は優勝争いをするチームでしたし、優勝するチームはこういう集団だということを2年間経験させてもらいました。レッズに来て、そういう経験を伝えたいという覚悟を持ってきましたし、勝たなければいけないチームということで、自分の存在価値をより高めていきたいという強い覚悟で加入しました」

(昨季は右サイドバックでプレーすることが多かったと思うが、レッズでは左でのプレーも増えると思う。右と左で変わることはあるのか?)
「『馬渡選手は右』というイメージがあると思いますが、どちらがいいかと聞かれても『どちらでもいい』というくらい遜色なくできると思っています。ボールの持ち方、右サイドで右足でボールを持つことと、左サイドで右足でボールを持つことなど、多少の違いはありますが、自分の立ち位置や味方を動かすことや相手を見ながらサッカーができるようになってきましたので、右サイドでも左サイドでも全く問題なくプレーできると思います」

(背番号は1桁になったが、自分で選んだ番号なのか?)
「付けさせてくださいということも言いました。浦和レッズで1桁という番号はすごく責任のある番号だと思いますし、今まで背負ってきた選手もしっかりとレッズに貢献した選手だと思います。僕もそういう一員になりたいと思い、付けさせていただきました」

(自らにプレッシャーをかけるという意味もあるのか?)
「プレッシャーをかけるということもそうですが、1桁だとやる気も出ますし、このチームに対して貢献しようという自分自身のおもいもあると思います」

(徳島時代にも経験したリカルド監督のトレーニングをしていることで、この数年間の技術や戦術理解のレベルが上がったと感じるか?)
「自分の成長を感じる部分は相当あります。徳島のときは、主にウイングバックでプレーしていましたが、高い位置で相手のサイドバックをピン留めして、味方の選手たちがボールを回していく中で自分のスペースをつくってくれて、そこでランニングやドリブルからクロスというように、役割がほぼ決まっていました。広島や川崎、湘南、大宮とこの4年間でさまざまなチームでプレーさせてもらい、相手を見ながらプレーすることや、味方のポジションを動かして相手がどういうふうに動いたらスペースが空くのか、というプレーができるようになりました。実際にレッズでのトレーニングでもそうですし、こういうふうにできるようになってということは強く感じます」

(レッズが優勝するためには、川崎を超えなければいけないが、馬渡選手はリカルド監督のサッカーを経験しているだけではなく、川崎を経験していることでレッズにもたらすものが大きいのではないかと思っている。それは雰囲気だけではなく、止める・蹴るのこだわりもそうだと思うが、自身でレッズにもたらせると感じることや、ここは川崎の方がレベルが高いと感じること、レッズがもっと高めなければ優勝できないと感じることはあるか?)
「自分の主観に限定して話をさせていただきますが、互いに要求することが少ないと感じます。川崎ですと、僕もイージーなミスが多い選手でしたが、そういう選手は目立ちます。それに対して指摘する選手もいませんし、当たり前にできていないといけないことですので、ミスをした選手はその雰囲気を感じますし、自主トレーニングもします。置いてかれている感をトレーニングの中で感じます。川崎にはそういう雰囲気がありました。そういうミスに対して『ちゃんとやれよ』という声もないですが、『そんなこともできないの?』という雰囲気になってしまいます。止める・蹴るもそうですが、1対1の対応もそうですし、全てにおいてのミスに対して、強いチームは厳しい雰囲気があります。そこは少し違うと感じました。

レッズにも『川崎はどうなんですか?』『鬼木(達)監督はどんなトレーニングをするんですか?』と貪欲に聞きにくる選手もいますし、僕なりに感じたことを伝えていけることは、チームにとってプラスにできることもあると思いますし、その点は1年間継続していきたいと思っています」

(先日、今のリカルド監督のサッカーも頭の中で整理できていると言っていたが、実際に数日間プレーして、うまくいっていると感じることはあるか?)
「リカルド監督がやりたいことがほとんど身に染み付いています。教わらなくても分かりますので、あとは選手とのコミュニケーションでそれをどう成立させるかというところをうまくやっているつもりですし、個人的な成長にフォーカスしてトレーニングしています」

(リカルド監督がそれぞれの選手を面談したいと話していたが、すでに面談していたら、どんな話をしたのか?)
「面談はしました。ただ、徳島のときと同じ面談でしたので、お互いに笑って『2度目になるので話すことはあまりないよね』ということは話しました。自分のストロングポイントやウイークポイントの整理や、どのポジションができるかという整理はしました。どういうことことを求めているかという、チームの1人の選手として求められることの整理を言葉として交わすということを面談で行いました」

(5シーズンぶりにリカルド監督の下でプレーする上で、「こういうところは変わりました」という話はしたのか?)
「先ほども言ったような、『相手を見てサッカーができるようになりましたし、昔のように将棋でいう香車のような選手ではなくなりました』ということは言いました」

(ここは他のサイドバックと違うと思っていることや、この選手からこういうプレーを盗みたいということはあるか?)
「自分自身の負けないプレーは、右足のキックです。それは右サイドでも左サイドでも出し方を工夫すれば出せると思います。セットプレーもそうですし、違いが出せると思います。サイドでの攻撃のバリエーションは他の選手よりも多くこのチームにもたらせるということは、数日間やってみて、あらためて自分の強みだと思いました。盗みたいことは、今はいませんが、酒井宏樹選手の対人能力は世界基準だと思いますし、そこは一早く盗みたいです」

(トレーニングキャンプ中、ホテルではどんな過ごし方をしているか?)
「テレビにスマートフォンやタブレットPCをつないで、大画面で見られるようにしてサッカーを見たり、動画を見たり、子供とテレビ電話をしたりしています。それと、自分はケガが多い選手でしたし、今でもケガをする可能性はありますので、ケアには時間を掛けています。トレーニングの前後には必ずトレーナーの方に体を触ってもらいますし、セルフケアもして、長いトレーニングキャンプの中でどこが張ってきているかを自分の体を会話しながらやらせてもらっています。そういうことで結構な時間を使ってしまいます」

(セルフケアをする上でのおすすめは?)
「筋肉に振動を与える機器で遠征用の小さいものは値段もお手頃ですので、みなさんも使えると思います」

(これまでのチームでも、馬渡選手は監督とも選手ともよく話していた印象だが、意識的にやるようになったのか?それとも小さいころからなのか?馬渡流コミュニケーションの成り立ちは?)
「馬渡流は特にありませんが、人と話すことが好きです。相手がどういうことを考えているか、そういうことに触れることが好きですので、そういう会話をしながら自分の考えも伝えて、自分のマインドをアップデートしていくような感覚です。『こういう考え方もあるんだ』ということは、サッカー選手だからではなく、人として好きです。今はコロナ禍でなかなかいけませんが、プライベートでも会社の社長に会いに行ったり、いろいろな業種の方と食事に行ったり、いろいろな方の考え方に触れて、自分自身をアップデートしていくことがもともとすごく好きなタイプです。

昨日も小泉選手と30分くらいは話したと思います。プレーしている中で、小泉選手が他の選手に指示を出していることと、僕が指示を出していることが似ていると感じましたので、似た感覚を持った人と擦り合わせしたかったので、ボードを使って話そうと声を掛けました。宿舎に帰って食事の際に、会話の中で生まれた『こういうプレーがしたい』という動画を送り、さらに共有しました。そうするとトレーニングや試合の中で、そういうプレーが生まれてきますし、そういうことの積み重ねです。『僕はこういうプレーがしたい』『こういうふうにやった方が相手は崩れるのではないか』というように、昨日は主に攻撃の話でしたが、そういうことを擦り合わせていくことが好きですし、それは小泉選手だけではなく、いろいろな選手とやっていきたいと思っています。自分はドリブルで打開していくタイプではありませんので、周りに生かしてもらいながら、周りを生かしながら自分の価値を高めていく選手だと思っていますので、コミュニケーションは必ず必要なタスクです。その2点からやるようにしているのだと思います」

(香車のような選手ではなくなったと言っていたが、今はどんな駒になったと思っているか?)
「ボランチ脇のポジションも取れるようになりました。将棋は全く詳しくないのですが、サッカーではよく5レーンと言われると思いますが、徳島時代は一番外のレーンが自分の仕事場でした。今は内側の2番、3番のレーンを使えるようになりましたし、2番、3番でプレーするようになって、大宮時代にはゴール前に走っていくシーンも増えました。5レーンの一番端だけではなくなったということは、分かりやすい例えだと思います」

(去年はJ2リーグでキャリアハイの成績だったと思うが、今季は出場試合数やアシスト数など、目標にしている数字はあるか?)
「数字を出すということは好きではありません。欲を言えば、全試合に出たいですし、出た全ての試合でゴールやアシストを決めたいです。具体的な数字ではないのですが、より多くを貪欲に狙っていくということは言えます」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】









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