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西野 努テクニカルダイレクター オンライン会見 コメント

4月1日、西野 努テクニカルダイレクターがオンラインで記者会見を開き、キャスパー ユンカーの獲得について説明し、メディアからの質問に答えた。

「みなさん、こんにちは。浦和レッズの西野です。このたび、新外国籍選手を獲得しましたので、ご報告させていただきます。デンマーク人のキャスパー ユンカー選手です。昨年はノルウェーで得点王、そして最優秀選手になった左利きのストライカーです。

今年に入ってレオナルド選手、橋岡大樹選手、そして柏木陽介選手と3名の戦力がチームを離れることになりましたので、その穴埋めをすべく、ずっとやってきました。そして今回はキャスパー ユンカー選手の獲得ということになりましたので、ご報告させていただきます」

[質疑応答]
(レオナルド選手が移籍したからFWの獲得を考えたのか?それとは関係なくFWが欲しかったのか?)
「常に2022年にどんな布陣を作れるかということを念頭に、昨年の夏から今年の冬の移籍市場に向けて、そして今年の夏、さらに来年の冬と戦力補強をする機会をどう使うかを考えてきました。

正直、今年に入ってチームを離れた3名に関しましては、予想外のところがたくさんありましたので、その穴埋めというと失礼ですが、そういった要素も大きいです。ただし、100パーセントそれがあったからいこうというだけではありませんでした。この3月の補強に関しましても、この夏にどうするか、そして冬にどうするかということを考えて決断して行動した結果になりますが、部分的にはレオナルド選手がチームを離れたことが理由の一つではあります」

(ユンカー選手のプレー動画を見たが、どんなところを評価して獲得に至ったのか?)
「杉本健勇選手のプレーを見ていただければ分かるように、一番前の選手から守備のスイッチを入れることは大きな役割になっています。もちろんペナルティーエリア内での得点力はストライカーとしては絶対に必要なものですが、それと同じくらいにチーム全体の守備力を考えて、点が取れるから守備をしなくていいということではありません。キャスパー ユンカー選手はその部分も獲得の大きな要素になっています」

(外国籍選手獲得するにあたって、ポルトガルのポルティモネンセなど特定のクラブからの獲得が多かった中、少し毛色が違うという印象だが、新しい形でのやり方になったのか?)
「スカウトや編成だけではなく、今までの流れ、今までのレッズの強化としての積み上げに加えて、新たな変化、新たな風はもちろん入れることに積極的に取り組んでいます。ですので、今までの積み上げをしっかりと確保しながら、どんな仲介人の方からの情報もオープンに受け入れています。その中でできる限りのフィルターを掛けて、時間を掛けて、みんなで見て、話し合って、というプロセスを丁寧にやっています。その中で絞られた選手たちから獲得活動に移るというプロセスになっています。変わったかと言われれば、全方位的に情報を受け入れているということはあります」

(コロナ禍の世界情勢もあるが、入国やチームの合流はどれくらいになるのか?)
「まさしく今(16時過ぎ)、提携しているオランダのフェイエノールトの協力を得て、ロッテルダムでメディカルチェックを受けています。同時にビザの申請もしていますので、ビザが降りてヨーロッパから東京に飛べるのが4、5日から1週間以内です。

日本に到着したら、そのままJリーグが用意している施設に入り、Jリーグの管理下で2週間の隔離生活になります。ですので、希望的な観測も含めて、4月20日前後に浦和に来ていただけるのではないかと考えています」

(Jエリートリーグを除いて公式戦8試合を戦って1勝という現在の成績については想定内なのか?それとも思ったより勝利が少ないのか?)
「正直、もう少し勝ち点を取れるという算段はしていました。ただ、大事なことは積み上げをすること、展開するサッカーをしっかりと選手たちに植え付けていき、それを表現すること、表現する時間を増やしていくことだと思っています。結果だけではなく、やろうとしているサッカーがどれくらいできているかを見ますと、僕はしっかりと上向きに矢印が向いていると思います。

もちろん勝負事ですので一試合一試合勝ちたいですし、悔しいですが、それと同じくらいにチームとしてやろうとしていることを表現できているかという評価もすごく大事だと思っています。勝敗数の結果に関しては満足はしていませんが、チームとしてやろうとしているコンセプトの浸透やチームのパフォーマンスに関しましても、満足しているとは言いませんが、しっかりと積み重ねてきていると思います。そんなに心配はしておりません」

(FWを獲得したのはリカルド ロドリゲス監督の意向もあったのか?)
「優先順位としては、それほどではありません。補強ポイントとして2月に『前と後ろ』という話をさせていただいたと思いますが、その時々で変わります。トーマスと(藤原)優大がケガをした際にはセンターバックが必要だというタイミングでしたし、(興梠)慎三がケガをしていてレオナルドが移籍した際にはトップだということになりました。

その時々で必要なポジションはありますが、先ほども言いましたように、今年の後半戦、そして来年の編成を見据えなければいけないと思っていますし、『今ストライカーが欲しい』という要望が監督からあったわけではありません。監督とは常に話をしながら、今年の後半から来年に掛けた時期を考えての補強ということで動いています。

一方で、試合がたくさんある中での補強ということも考えはしましたが、今回は若い選手、もしかしたら通常であれば出番がなかったかもしれない選手をしっかりと使う機会にできると思いますので、そういった時間の使い方をしてもらい、後半戦や来年に備えたいという思いもあります」

(以前はホームシックで帰国してしまった選手もいたが、コロナ禍で知らない国にやってきた外国籍選手の適応は難しいと思う。クラブのサポートについてはどう考えているのか?)
「特に外国籍選手がパフォーマンスを発揮するには、生活面でのバックアップは本当に大事だと思っています。昨年、トーマスも新型コロナウイルスの感染拡大の影響で家族に会えず、オフにも帰国できず、ということで難しい時間を過ごしました。そのときも我々スタッフでできる限りのサポートはさせてもらいましたが、今回、他のチームも合わせて、初めて来日する外国籍選手には本当に感謝しています。コロナ禍でよく来てくれたという感謝の気持ちは大きいですし、できる限りのサポート体制をつくり、できる限り不安がないようにしていくつもりです。

ユンカー選手に関しては、そういった不安もあるのかもしれませんが、仲介人と話す中では全く感じなく、本当に日本、Jリーグ、レッズでサッカーがしたいという強い気持ちをもってくれていますので、そういった不安も乗り越えてもらえると期待しています」

(大学生に関しても補強がうまくいっているのは久しぶりだと思っているが、それも含めて新しい強化体制になってから変わっているのか?)
「僕と土田(尚史スポーツダイレクター)が入る前にどんな獲得活動をしていたかは、国内のスカウト担当から話は聞いていますが、体制発表の際にも言いましたコンセプトとチームづくり、『こんなサッカーがしたいんだ』、『こんなチームをつくりたいんだ』、『こんな結果を残したいんだ』ということを明確にしたことが大きな違いだと思います。選手を獲得する際には新卒だけではなく、他のJクラブから獲得する際にプレゼンさせてもらいますが、そのときに一昨年にみなさんの前で発表させていただいたコンセプトから落とし込んで、『こんなサッカーをしたい、そしてこういうタイミングでこういう結果を残したいから一緒にやってくれないか』というような話を全員にしていますし、それは伝わっていると思います。

今は『こんなサッカーをしたい』というところから、『リカルドと一緒にこんなサッカーをしよう』ということが加わってきましたので、『そのサッカーをするためにはこういうプレーをしてほしい、だからあなたなんです』というような話を詳しくしています。映像も見せています。他のJクラブがどんな獲得活動をしているかは分かりませんが、やりたいことを明確にして、明確に伝えるということが獲得活動に少しは役立っているのではないかと思っています」

(シーズン途中での加入とはいえ、クラブとしてこれくらいはやってほしいと目安にしていることを教えてほしい。ゴール数はどれくらい求めているのか?)
「今シーズンに関しては時間が掛かると思っています。得点を取るためには得点を取る場所にボールを運ぶ、正確なボールを入れるということも併せて必要になってきます。そうした態勢が整ったときにはリーグのトップスコアラーになってくれる可能性がある選手だと思って獲得しています。ですので、今年に関しては少し時間が掛かると思っていますし、夏の補強もそういったところも踏まえてチームが仕上がっていく中で、来年はリーグの得点王を獲ってもらいたいと思っています」

(今回の獲得に関してはフェイエノールトが貴重な存在になったと思うが、この連携はどのような形で行われたのか?)
「もともとアカデミーを中心として提携関係にありました。大槻(毅)さんにその担当として開拓していただいた、これこそクラブの財産だと思っています。

新しい体制になるときに国際的なところでのネットワークづくりや情報網、実際に手足を動かしてくれる人をしっかりと確保し、もう少し増やしたいという思いがあるのは事実です。その中でフェイエノールト側もレッズとの提携関係をしっかりとしたものにしたいという思いをもってくれていましたので、長く続いてきています。

さらにこれからは選手情報、フェイエノールトがクラブとしてもっているようなスカウトのネットワークも連携していきたいと考えています。フェイエノールトも日本の若い優秀な人材の情報を欲しいと思っていますし、我々はヨーロッパで活躍している選手の情報を欲しいと思っています。その情報も映像で見るものだけではなく、どんなパーソナリティーなのか、私生活で問題を起こしたことがあるか、チーム内でどのような立ち回りをしているか、といったパフォーマンスだけではなく人としての情報がすごく大事です。そういった情報はインターネットでは得られませんし、仲介人も選手側なので、中立的な視点での情報をいかに集められるかは実はすごく大事だと思っています。そういったところでも提携しているクラブとは、他では得られない情報をこちらからも提供しますし、向こうからも得られるということもあります。

今回のようなメディカル面でのサポートは予想していなかったフェイエノールトからのプレゼントで、向こうから申し出をしてくれたということですごくありがたく思っていますし、こうしたことを積み重ねていくともっと良い関係を築けると思います」

(どのような経緯でメディカルチェックの話を受けたのか?)
「純粋に、来日してからですと隔離がありますし、隔離の後にしかメディカルチェックは受けられません。できるだけ早く契約を完了するために、ヨーロッパで受けられないかということで、『困っているんだけど』という投げかけはこちらからでしたが、そういう相談をした結果、『じゃあこちらでぜひ』という形になりました」

(フェイエノールトとの提携は発表された時点だと今年の1月1日までだったが、更新されているということか?)
「更新したばかりです」

(移籍市場はもう1日空いているが、駆け込みでの補強の可能性はあるのか?)
「今回はこれ以上ありません」

「最後に、チームの編成についていろいろな期待をしていただいていると思いますが、チームには十分な戦力がいると思っています。若い優秀な選手、ポテンシャルの高い選手がいます。もちろん、ヨーロッパでトップレベルの選手が11人いればもっと勝てるのかもしれませんが、レッズに長くいる選手、若手、ベテランのポテンシャルを引き出すことがリカルド監督に求める一つの大きな要素でした。そういった視点ももちながら、一方で来年の結果を出す一年に向けてのチームづくりを同時並行的に進めているのが現状です。

今はチームが苦しんでいる状況ですが、次の試合に向けても一つひとつやろうとしていること、コンセプトの体現という意味では、先ほども申し上げたように上向きだと捉えています。その積み上げは最低限とし、しっかりと勝ち点を取るチーム体制にしていきたいと思っています。引き続き、温かい目、厳しい目でレッズを見ていただき、表現していただければと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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