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「我々が行っているプロセスの第一歩をお見せしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 2/26)

2月26日にオンラインで行われた会見でのコメント

[質疑応答]
(いよいよ明日、明治安田生命J1リーグの開幕戦を迎えるが、チームの仕上がり、手応えはどうか?)
「状態は良いと思います。準備はしっかりしてきました。ただ、それが十分かどうかはプレーしてみなければ分かりません。もちろんシーズンの中で試合を戦うことによって状態が上がっていくと思います。私にとっては新しいチームですし、新しい選手たちもいますので、その中で私のサッカーのアイデア、イメージを理解させることに努めてきました。そこは1試合ごとに良くなっていく部分だと思いますが、ここまでの蓄積が1勝目につながることを願っています」

(今シーズンの目標は?)
「攻撃的で魅力的なプレースタイルをお見せしたいと思います。できるだけ早くACL(AFCチャンピオンズリーグ)に復帰するようなパフォーマンスを見せたいと思います」

(今季のJ1リーグにはスペイン人監督が3人いるが、どのようなことをもたらすことができると思うか?)
「ミゲル アンヘル ロティーナ監督は日本に4年いて、J1リーグの経験も2年あります。ダニエル ポヤトス監督は今年が1年目ですが、スペイン人監督は攻撃的なサッカーをチームにもたらし、チームを変えていくことを期待されていると思います。ロティーナ監督は東京ヴェルディでもセレッソ大阪でもチームの状態を向上させた実績があります。そして私も徳島ヴォルティスでそれができたと思っています」

(明日のFC東京戦のメンバーは決めているのか?また、リカルド監督はどれくらいのタイミングで次の試合のメンバーを決めていくのか?)
「開幕のメンバー、スタメンはもう決まっています。だいたい前日には決めています。もっと前に決まることもありますが、選手のパフォーマンスや状態によって、最終日のトレーニングを見てから決めることもあります。何日前に決めなければいけないということは特に設けていません」

(FC東京戦の3日後にはJリーグYBCルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦も控えているが、しばらくは平日の試合も入って7連戦になる。早いうちにいろいろな選手を試合で起用しようという考えがあるのか?それともその瞬間のベストメンバーを連続で起用しようと考えているのか?)
「FC東京戦のパフォーマンスを見てからの判断になりますが、選手に経験や出場時間を与える機会でもあると思っています。ただ、湘南ベルマーレに勝ちにいくメンバーにしたいと思っています」

(明日は相手がFC東京であることを見据えた起用もあるのか?それとも自分たちの現状のベストメンバーを送り出すのか?)
「私は常にチームの最大のパフォーマンスを発揮するメンバーを選ぼうとしています。どのように相手にダメージを与え、どのように相手ゴールに迫るのか。その回数が最も増えるメンバー編成がどれなのかということを考えています。自分たちのスタイルがしっかり発揮できることを考えています。

もちろん相手チームも分析し、細かいところまで見て対策は練りますが、それを基準にメンバーを決めるわけではありません。相手のパフォーマンスを見て、それに対してどう守るのかということを考えるより、どのように戦えば相手にダメージを与えられるのかということを優先しています」

(沖縄トレーニングキャンプの最終日は北海道コンサドーレ札幌にかなりプレスを掛けられて苦しんだ。FC東京もかなり前からプレッシングしてくるチームだが、札幌戦から20日ほど経ってビルドアップ、プレスの回避に関しての改善にどれくらい手応えを感じているのか?)
「相手のプレスをかいくぐることはとても重要なことですが、自チームでどのFWが出ているのか、相手チームでどの選手がプレスを掛けてくるのか、さまざまなポイントを見なければなりません。札幌戦では相手がほぼピッチ全体で1対1に近いようなプレスを掛けてきてやりにくかった部分はありますが、その試合の後半には改善できていた部分もあります。

FC東京もプレスが特徴のチームですので、それをいかにかいくぐるかというところが1つのテーマになってくると思いますが、いくつかのオプションを用意しています。そして最終的にはFC東京戦に限らず、相手のゲームプランより自分たちのゲームプランに近い試合をつくることが大事だと思っています。自分たちがやりたいことを実行して、相手にとってよりやりにくい、より不快に感じるような流れをつくりたいと思っています」

(チームの始動後に橋岡大樹選手やレオナルド選手が移籍するなど難しい状況もあると思うが、どう乗り越えていきたいか?)
「まず今はチームにいる選手たちを見て、戦えるチームをつくっていくことが重要だと思います。FC東京戦に向けたゲームプランを作成することが今の最重要な作業です。同時にチームとしては現在空いている移籍市場、そして夏の移籍市場を考えながら、補強も進めていかなければいけません。そういったところでしっかりと戦力となる選手を獲得すれば、自分たちの目標にも近づくことができると思います」

(補強に関してクラブに要求していることはあるか?)
「私たちはまずFC東京に向けて集中して準備しているところです。クラブは私がどのような特長の選手を必要としているか分かっていますし、クラブとしてはしっかり動いています」

(選手の陣容、補強についての話があったが、FWについて聞きたい。レオナルド選手が移籍して興梠慎三選手もまだ万全ではない中で、杉本健勇選手にかかる期待も大きいと思う。彼に求めること、リカルド監督の戦術の中で生きる彼の特長はどんなところか?)
「杉本選手はとても良い選手だと思います。非常に素晴らしい特長を持っています。プレスに関しては以前、私が映像で見ていてときには疑問点がありましたが、一緒にトレーニングしてみるとそれもしっかりできると感じています。フィニッシュも持っていますし、コンビネーションもできます。攻守のセットプレーでも重要な存在です。良い特長を持っている選手が自信を持ってプレーすれば、必ず良いシーズンになると思います」

(レッズがホームでJ1リーグの開幕戦を行うのは2007年以来、14年ぶりとかなり久しぶりのことだが、リカルド監督にとっては開幕戦をホームで迎えるのとアウェイの乗り込むのとではどちらに高揚感があるか?)
「開幕戦は期待値も高い試合だと日本に来てからの4年間で感じています。徳島では4年のうち3年をホームでスタートしましたが、非常に雰囲気が良く、私の好きなものでした。どこでスタートするかということより、開幕で1勝目を挙げるという結果も大事だと思いますが、サポーターがたくさん集まる開幕戦は好きです。

ですので、どちらかといえばホームでスタートしたいと思いますが、ファン・サポーターのことを考えると、今年は新型コロナウイルスの影響で多くの方がスタジアムに来ることができません。それでも、ホームでスタートできることはいいと思います」

(この時期だとさまざまな記者が順位予想を行うが、レッズは前評判が高くなく、おおよそ10位前後になっている。それをどう受け止めているか?)
「昨年10位だった、そして何人かの選手が出てしまったということで予想順位はあまり高くないかもしれませんが、私はその中でも選手の最大のパフォーマンスを出すことを目標にしていますし、良いシーズンにしたいと思っています」

(予想は当たらないことが常なので下馬評を覆すようなシーズンを期待しているが?)
「プレッシャーがあまりないということでいいのではないでしょうか(笑)」

(FC東京のチーム全体に対してどのような強みを感じているか?それに対しての勝負のポイントは?)
「非常にいいチームで、出来上がっているチームだと捉えています。複数年、同じ監督で戦うことによってそのようになっています。外国人選手を見ても、個人で試合を決めることができる能力を持っていますし、昨年はACLも戦ったいいシーズンだったと思います。非常に難しい試合になると思いますし、しっかりと策を練って挑まないと勝ち点3につなげることはできないと思っています。危険な場面をつくられることもあるでしょうが、しっかり対応していきたいと思います」

(リカルド監督の開幕を翌日に控えた今の心境はどうか?たとえば徳島で迎えていたJ2リーグ開幕の際と心境に違いはあるのか?)
「特に変わったことはありません。穏やかな心で挑むことができますし、自信を感じています。チームからすごく良い感触を得ることができています。もちろん私の戦術が完全に浸透するまでには少しの時間が掛かると思いますし、1試合目で全てが完璧にいくとは思いません。ですが、しっかり理解して実行しようとしている選手たちの姿がありますので、私自身も楽しみながら戦い、ファン・サポーターのみなさんにはスペクタクルをお届けして、勝利で喜びを与えたいと思っています。開幕戦が始まることをワクワクしながら待っています」

(開幕戦ということもそうだが、リカルド監督のサッカーに期待しているファン・サポーターへメッセージはあるか?)
「徐々にアイデアが浸透していくと思っていますが、開幕でみなさんの期待に応えたい、みなさんが見たいと思っている新しい進化したスタイルを見せたいと思っています。戦う姿、そしてやろうとしていることが形になっていくところを、開幕のみならずシーズンを通して見せていきたいと思っています。自信をもって我々が今行っているプロセスの第一歩をお見せしたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「我々が行っているプロセスの第一歩をお見せしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 2/26)

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