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大槻 毅監督 トレーニングキャンプ総括(2/9)

2月9日、トレーニングキャンプ最終日にFC琉球とのトレーニングマッチを行ったあと、大槻 毅監督はメディアからの取材に応じ、トレーニングキャンプの総括を行った。

【大槻 毅監督】
(キャンプの総括は?)
「長いキャンプをやらせてもらって、クラブに感謝しています。要望を聞いていただきました」

(4バックでいろいろと組み合わせながらトレーニングマッチを5試合戦ったが、進捗度は?)
「(公式戦の)1週間前である程度いろいろなことをしっかりとできましたので、あとは公式戦に向かって1週間、準備したいと思います」

(いろいろな組み合わせを試した上での手応えは?)
「4人いたら組み合わせは何通りあるか。それを組み合わせてみただけではないですし、イメージと表現されるものの違いもあります。思い描いていたよりもポジティブな違い、ポジティブな驚きも、たくさんありました。もう一つは、選手の取り組む姿勢です。(始動日の)7日に大原サッカー場に来るまでの彼らの高い意識やキャンプにどんどんと入っていく姿は非常にありがたかった、頭も体も疲れてくる部分はありましたが、選手たちが意欲という言葉だけでは片付けられないような姿勢を見せてくれたことに感謝しています。それが結果につながるところまでまたがんばってみんなで持っていきたいと思います」

(オフの過ごし方は伝えていたと思うが、石栗 建フィジカルコーチは「激しいトレーニングができた」と言っていた。それは監督にとっても嬉しいことだったのか?)
「激しいかどうかはわかりませんが、ケガをしないようにやりながらも、高めるところは高めなければいけませんでした。そういった意味では初日の大原から良いものを見せてくれていたのでありがたいなと思います。オフの取り組みに関しては、石栗の方から元々いた選手に対しては当然アプローチしていますし、こっちでチェックをするわけではないですが、それが7日にピッチに来てみたらやってくれていたんだなと。もしかしたら多くの選手がそれ以上のことをやってきてくれたのかもしれない」

(ピッチ上で表現されることについて選手たちの向上についてどう捉えているのか?)
「選手には練習試合の一戦目(沖縄SV戦)からずっと言っていたけれど、一つ目には個人のパフォーマンス、コンディションを上げていきましょうということ。二つ目に人が変わりますから隣、前後のグループとしてのパフォーマンスに関してお互いに息を合わせていく努力をしましょうと。三つ目にチームでやっていることのパフォーマンス、もしくは一緒にやっている共通理解のところを大きくしていきましょうと。試合をするごとに1の段階よりも2の段階の方が大きくて、2の段階よりも3の段階が大きくなるような順番だと思います。今からシーズンに向かっていく、もしくはシーズンを戦っていく中でもこの三つの要素は高めていかないといけないですし、その割合がフェーズによってどういう重要度になっていくかというわけなので、この三つを大事にしていきたいです。そこには個人のパーソナリティーがありますから、パフォーマンスやパーソナリティーをチームに還元する姿勢も当然含まれますし、その上で今言った三つ目についての質問だと思いますが、出ているところもあるし、もっとできることもあります。東京ヴェルディ戦の後選手たちに言いましたが、『やってきて良く見せる部分はこれまで積み上げてきた部分だし、もっとできるよって感じる部分はこれから積み上げる部分だし、全てがポジティブだよ。また良い取り組みをしていきましょう』という話はしています。またピッチの上で良い部分がたくさん出るように。今日はFC琉球が非常にすばらしくて難しい場面が多かったのは率直に認めなきゃいけないですが、苦しんでイライラする部分も多々見えたし、その中でもハーフタイムでお互いに『こうじゃないか』って声を掛けていました。そういう姿勢が大事だと思いますし、そういう姿勢がパフォーマンスにつながるように仕向けたいと思います」

(大槻監督はシーズンの始めからチームを率いるのは初めてだと思うが、ここまで予定通りきているのか?)
「当然プログラムを組んで入っていますが、何人かのケガ人、去年からのケガ人も何人か戻れなかったなとか、今はファブリシオがやっていないのはみなさん当然ご存知だと思いますが、ファブリシオには早く戻ってきてほしいです。そういうことはありますが、全体のところではここまで、選手には言っていますが『幹の部分を作りましょう』ということで、『二つの方向性があって、枝葉のところと徹底するところの二つだよ』という話はしています。まだ徹底するところだと思っていますし、みんなでベクトルを合わせながらそういう取り組みをやっていきたいです」

(ピッチの中で修正できるような選手が増えてきたか?)
「そういう選手というか、おそらくウチの選手はパフォーマンスだけではなくて、リーダーシップを取れる選手は多くいます。他のチームに行ったら目立って見えますが、たくさん並んでいると同じように見えてしまうものだと思うんです。それぐらい個が強い選手が多いと思うので、その選手たちが協力してやっていく体制だと思います。その中で突出した誰かがグッとやっていくというよりは、リーダーシップを取れる選手たちが協力しながらやっていく。そういったことが大事なんじゃないかと思っています」

(今日は90分プレーした選手も多かったと思うが、ゲーム体力は上がってきているか?)
「見ての通りです、見ての通り。僕の主観ですか? …見ての通りです(笑)」

(今年もトレーニングマッチでJ1のチームと対戦しなかったのは意図的だったのか?)
「スケジュールの問題でもあります。順番にやろうと思ったけど合わなかったところもあります。全部ではないですが」

(公式戦までのあと一週間で強調したことは?)
「シーズンを通して成長するという姿勢を持って臨みましょうね、という一週間です。この一週間後にファイナルで何かが終わるわけではないので、継続していく姿勢が大事です。キャンプが終わったからといって何かを成し遂げたわけでもないですし、開幕はスタートでそこからみんなで成長したいということをみんなに伝えていく一週間だと思います。開幕から注目されているのはわかるし、金曜日はわれわれの試合だけだから、ありがたいことです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

大槻 毅監督 トレーニングキャンプ総括(2/9)

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