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興梠慎三、遠藤航 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)サッカー競技(男子) 公式記者会見

7月3日、「第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)サッカー競技(男子)」を戦うU-23日本代表メンバーに選出された興梠慎三と遠藤 航の公式記者会見が埼玉スタジアムにて行われ、2人から大会に向けた意気込みなどが語られた。





【興梠慎三】
「オーバーエイジという責任感と日本代表という誇りを持って、このリオオリンピックを全力で戦いたいと思います」



【遠藤 航】
「メンバーが発表されて、いよいよオリンピックが始まるという楽しみな気持ちです。キャプテンとしての責任と、応援してくださるみなさんの期待に応えられるようなプレーをして、必ずメダル獲得という目標を達成して帰ってこられるようにがんばりたいです」

その後、来場したメディアからの質疑応答に2人が答えた。

【質疑応答】
(今日、遠藤選手は他競技の選手も集まった結団式に参加したが?)
遠藤航
「各競技の選手が集まって結団式を行いましたが、参加していた選手たちは、僕たちと同じく日本を背負って戦う選手たちです。日本代表として、ひとつのグループが集まった形になりました。それぞれが思いを背負いながら戦って、いい結果を残すことを目指していますし、お互いに各競技でいい結果を残して、日本で応援してくれるファン・サポーターに喜びや感動を与えたい思いはさらに高くなりました」

(2人にとってオリンピックとはどういう大会か?)
興梠慎三
「誰もが行ける大会ではないですし、選ばれる選手はトップアスリートだと思います。自分がオーバーエイジで選ばれたことは率直にうれしいです。もちろん不安もありましたが、日本のために全力で戦って、自分の力がどこまで通じるのか楽しみです」

遠藤航
「年齢的にリオオリンピックに出場する資格があると分かったときに、僕はリオオリンピックを経験したいという思いを以前から持っていたので、そのチャンスがいま目の前にあるということは率直にうれしいです。Uー23世代でいい結果を残して、その先のロシアワールドカップだったり、日本サッカーがより強くなるために、僕らの世代がもっとA代表に絡んでいくんだという可能性があることを示したい大会でもあります。いい結果を残して、自分のプロキャリアとしても、いい通過点にしたい大会です」

(メダルを取るために、どういったプレーを見せたいか?)
興梠慎三
「自分の特長である前で身体を張ったプレーもそうですが、僕は自分が活躍しようとは思っていません。リオの世代は、後々A代表で活躍しなければいけない選手たちです。その選手たちにとってはリオオリンピックは通過点なので、全力で一人一人が100パーセントの力を出せるようなサポートをしていきたいです」

遠藤航
「僕は、ボランチだったらセンターバックの前でしっかり身体を張ったプレーをしていきたいです。キャプテンとして、試合中も今どういう状況なのかを判断しながら、ゲームをしっかりコントロールしていきたいです」

(興梠選手は年下の仲間たちとどうやって溶け込もうとしているのか? また、遠藤選手はオーバーエイジの選手が馴染むためにどのようなサポートをしていきたいか?)
興梠慎三
「年下と話すのが苦手なので(笑)、そこは自分でも分からないところです。ただ、手倉森監督からは『慎三だったら大丈夫だ』と言ってもらいました。航と話したときも、僕がどうにかするからと言ってくれたので、そこはあまり深く考えていません。先日オーバーエイジ3選手で集まったときに、雰囲気だけは壊さないようにしようと話したので、そこは問題ないかなと思います」

遠藤航
「実際にプレーするのが一番のコミュニケーションだと思うので、少しでも早く一緒にサッカーをして、話すところは話してということをやっていければと思います。ピッチ外では、Uー23のグループがあるので、オーバーエイジの3選手を入れてコミュニケーションを取っていきたいです」

(興梠選手は、どのようなキャラクターでチームに馴染んでいきたいか?)
興梠慎三
「すごく難しいですが、特にキャラを作る必要はないと思うし、気楽に話せるくらいがちょうどいいという気もします。いいことと悪いことのメリハリをしっかりしたいと思っているので、たまには厳しく、たまにはやさしく、そういう使い分けをしていきたいです」

(興梠選手のゴール数の目標は?)
興梠慎三
「もちろん1試合1点を目標にしていますが、先ほども言ったように、自分が活躍しようとは思っていません。とにかくチームのために全力で戦うことが一番です。試合を通じて守備に回る場面も多く出てくると思うので、そういうときはしっかりと守備をして、チームに貢献したいです」

(Uー23日本代表の試合を見た感想と、その中で改善点として考えている点は?)
興梠慎三
「正直あまり見ていませんでしたが、南アフリカ戦はしっかりと90分見ていました。個の能力は高いものがありますし、前の選手には一人で打開できる選手がたくさんいます。あとは、本戦になってくるとスペースもない中で、一つのチャンスをものにできるかどうかだと思います。そういう意味で、守備に回る時間も多くなると思いますが、前線で身体を張って、中盤の押し上げができるようにして、一人一人の特長を生かせるプレーをしていきたいです。改善するところは、南アフリカ戦を見たところ、そんなにないかなと思いますが、一番大事なのはハードワークだと思います」

(オリンピックまで、レッズでの残り3試合をどう臨むか?)
興梠慎三
「僕はオーバーエイジということで、自分のわがままでチームを離れることになるので、残り3試合はゴールでチームに勝ち点3、3試合なら勝ち点9を取らないといけないと思っています。もちろんオリンピックまでにコンディションも上げないといけないですし、そういう意味ではゴールという形が一番コンディションが上がるので、ゴールでチームに貢献したいと思っています」

遠藤航
「ケガの状態にもよりますが、3試合でチャンスをいただければ、しっかり3連勝して、気持ちよくオリンピックに行くことが理想です。まずは、いままでやってきた浦和でのプレーを3試合で出して勝っていきたいです」

(コロンビア、スウェーデン、ナイジェリアと対戦しますが、相手のイメージは?)
興梠慎三
「本戦はどのチームも強いので、相手というよりも、日本らしいサッカーをすることが手倉森監督のスタイルだと思います。どこも厳しい相手ですが、初戦のナイジェリアが一番大事だと思います」

遠藤航
「僕も慎三さんと一緒で、初戦で勝つことが大事だと感じています。ナイジェリアは身体能力を生かしたサッカーですし、南アフリカよりもボールも動かせるチームだと聞いているので、その辺の対策はしっかりやらなければいけないと思います。その初戦でしっかり勝てれば、その後のコロンビアとスウェーデンも波に乗っていけるイメージをしています。スウェーデンもヨーロッパの強豪の中でしっかりと結果を残してきているので、間違いなく力はありますし、それはコロンビアも同様です。どの試合も大事ですが、今は初戦のナイジェリア戦に勝つことだけを考えています」

(レッズからファジアーノ岡山に期限付き移籍中の矢島慎也選手ですが、彼のイメージは?)
興梠慎三
「レッズにいたときは試合に絡むこともあまりなくて、練習でしか一緒にやることはありませんでしたが、彼の持ってる能力は高いです。南アフリカ戦でも90分通してゲームをコントロールしていて成長したと感じましたし、一緒にやるのが楽しみな選手です」

遠藤航
「僕はUー19から一緒にやっていますが、一番変わったのは守備面で、ハードワークしてくれますし、自分がボランチとしてプレーしやすい守備をしてくれるようになりました。あとはゴールやアシストなど結果にこだわるようになった印象があります。岡山や代表でも点を取っていますし、その辺の意識が変わったのかなと思います」

(ケガの具合は?)
遠藤航
「昨日の試合は出られませんでしたが、次はたぶん行けると思います。これから監督やドクターと話しながら決めていくと思います」

(手倉森監督がチームの特徴として『調和』というキーワードを掲げたが、実際に調和を感じた具体的な出来事は?)
遠藤航
「ピッチ外では、いろいろな選手の組み合わせでも仲がいいですし、食事でも毎回違う組み合わせになったり、その辺は調和が取れているのかなと思います。ピッチ内でも、監督の目指しているサッカーを一人一人が理解していますし、Uー23日本代表としてやってきた選手全員が同じイメージを共有できているのは僕たちの良さだと思います。誰が出てもブレずに同じサッカーができることを示せたと思います。リオでも間違いなく全員がピッチに立たなければいけない状況になると思うので、そういうところを示していきたいです」





最後に2選手によるフォトセッションが行われ、会見は終了となった。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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