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第3節 vs 仙台「興梠のメモリアルゴールでアウェイ勝利」

8日、浦和レッズはユアテックスタジアム仙台で明治安田生命J1リーグ 第3節 ベガルタ仙台戦に臨んだ。

レッズは前半終了間際に先制すると、一度は追いつかれたものの、興梠慎三がレッズでのJ1通算100ゴールとなるメモリアルゴールを決め、2-1で勝利を収めた。

前節の横浜F・マリノス戦から中3日で迎えたこの一戦、レッズのスターティングメンバーはGKに西川周作、ディフェンスラインに右から橋岡大樹、トーマス、岩波拓也、山中亮輔、ボランチに柏木陽介と柴戸 海、右サイドハーフにファブリシオ、左サイドハーフに汰木康也、そして2トップに杉本健勇とレオナルドと横浜FM戦から3選手を変更。2試合連続でスタメン出場となった杉本健勇はJ1リーグ通算200試合出場を果たした。

立ち上がりから押し込む形となったレッズは開始1分足らずに最初のチャンスを創出する。杉本からのパスを左サイドで受けた汰木がクロスボールを送ると、パスからすぐさまゴール前に走り込んだ杉本がヘディングシュート。惜しくも仙台のGK小畑裕馬に阻まれたが、上々の出足となった。

その後はホームの仙台が攻撃を仕掛けてくる時間帯もあったが、守備陣形を崩すことなくしっかり対応。9分には右サイドの突破を許してクロスを入れられたが、ゴール前の山田寛人に対して山中がスライディングで体を寄せてシュートミスを誘った。さらに10分には山田に裏を突かれたが、今度は岩波がスライディングで防ぎ、失点を許さない。

22分には山中のアーリークロスをレオナルドがボレーシュート。飲水タイムを挟んで31分には左サイドの汰木からファブリシオがヘディングシュート。43分には橋岡とのパス交換からファブリシオがシュートを放った。いずれもゴールには至らなかったが、時間の経過とともに攻撃のリズムをつかんでいった。

そして前半アディショナルタイムの45+1分、レッズが均衡を破った。左サイドをえぐった山中がクロスを上げると、ニアサイドで胸トラップしたレオナルドが相手DFの身体の寄せを物ともせずに左足で先制ゴール。1点をリードして試合を折り返した。

後半もわずか30秒足らず、相手のミスからボールを奪うと、最後は左サイドからカットインした汰木がシュート。わずかに枠の右へ外れたが、前半同様、開始早々から得点を狙った。しかし48分、左サイドの赤﨑秀平が上げたクロスを山田に押し込まれ、同点に追いつかれた。

56分には高い位置でボールを奪った柴戸がミドルシュートを放ったが、枠の右へ外れた。さらに59分にはショートCKの流れから山中が強烈なミドルシュートを放ったが、GKに弾かれてゴールは奪えなかった。

62分には大槻 毅監督が最初の交代カードを切った。柏木、ファブリシオに代わって長澤和輝、マルティノスがピッチへ。すると64分、汰木が左サイドを突破すると、中央のレオナルドを経由して右45度の位置でボールを受けたマルティノスが左足でシュートを放つ。ボールはゴールの左隅へ向かったが、小畑のセーブに阻まれた。

さらに68分、杉本を興梠慎三に交代。77分、レオナルドのスルーパスを受けてペナルティーエリアの右を抜け出したマルティノスがグラウンダーのパスを送り、ゴール前に走り込んだ汰木がワンタッチで合わせたが、相手DFに阻まれた。

79分には山中と汰木に代わって宇賀神友弥と関根貴大がピッチへ。そして83分、レオナルドのパスをゴール前で受けた興梠が巧みなターンから左足でシュートを放つ。これがゴール右に決まり、再びリードを奪った。興梠はこのゴールでレッズでのJ1通算100ゴールを達成。その後も集中を切らすことなく試合を進め、2-1で試合を終えた。

無敗同士の一戦を制し、第3節を終えて2勝1分で勝ち点7としたレッズは次節、強い制限試合(上限5,000人)となる7月12日(日)19時4分に埼玉スタジアムでキックオフする鹿島アントラーズ戦に臨む。

【興梠慎三】
(得点シーンを振り返って?)
「ペナルティーエリア内でボールをもらったときには、まずシュートを打ちたいと思っていました。レオ(レオナルド)はワンツーを狙って僕に出したと思いますが、自分が得意な左足のシュートに持っていけるチャンスだったので、それを意識しながらファーストタッチが良いところに決まったので、点が取れて良かったです」

(ベガルタ仙台戦は多くのゴールを決めているが、相性の良さは感じるか?)
「自分は仙台が特にやりやすいなどということはないです。結果的に得点という形がついて来ているだけなので、自分としては相性が良いという感じはしません」

(「ペナルティーエリア内でボールをもらったときにまずはシュートを打ちたい」という話だったが、それはこの試合が特別だったのか、いつも通りの気持ちだったのか?)
「昨年もそうですし、今年は(YBC)ルヴァンカップを合わせてまだ4試合ですが、途中から入った選手がなかなか結果に結びつけられないということが続いていました。今日は途中からでしたが、自分が出たときには、何かしら結果を残したいと思っていたので、まずはシュートを打とうという意識を強く持ちました」

(シュートは狙い通りだったのか?)
「狙い通りでしたね」

(興梠選手はいつも「自分のゴールよりチームの結果」と話しているが、レッズでのJ1通算100ゴールを達成した率直な感想は?)
「うれしいですが、100ゴールは自分だけがうれしいことです。チーム全体で喜び合えるのはやはりチームが勝つことなので、チームが勝ってみんなで喜び合いたいという気持ちの中で自分が決めて勝てたことをすごくうれしく思います」

(レッズに来て220試合で100ゴールとなったが、ペースとして早いと思っているのか遅いと思っているのか?)
「要は2試合に1点ぐらいのペースということですよね? 浦和レッズというチームで試合に出させてもらっている以上は1試合に1点は決めなければいけないという思いで毎試合臨んでいます。そういう意味では少ないのかなと思います」

(昨日の夜、クラウドファンディングで1億円突破したが、ファン・サポーターへの思いは?)
「本当に感謝しかないですし、選手たちもいろいろな呼びかけをしてファン・サポーターの人たちに協力してもらいました。選手はピッチで100パーセントの力を出すだけではなく、ファン・サポーターがこういうふうにしてくれたのでその恩返しを何かしないといけないと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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