MENU

NEWS

上位対決のダービー、アウェイで堅守崩せず

2年連続、NACK5スタジアム大宮での敗戦。2位・3位の上位対決となった一戦を0-1で落としたレッズは、今シーズンリーグ戦初黒星を喫し、大宮のリーグ無敗記録を止めることはできなかった。
レッズは前節の湘南をはじめこれまでと同じようにベストメンバーで試合に臨んだが、序盤からラインを高くしてハイプレッシャーを掛け、手数少なく素早く攻撃を仕掛けてくる大宮に押し込まれる展開になってしまう。すると3分、FKから加藤と槙野が交錯してこぼれたところを片岡にシュートされるが、クロスバーに救われた。何とか自分たちのリズムにしたいレッズはディフェンスラインでボールをゆっくり回しながら興梠が高い相手ディフェンスラインの裏を狙う動きを繰り返していたが、ゴール前に良い形でボールが入らない。
21分には柏木のスルーパスに抜け出した原口が北野と交錯して担架でピッチの外へ。一度はピッチに戻った原口だったが、自ら「×(バツ)サイン」を出して退場。アクシデントに見舞われてしまったレッズだったが、代わってマルシオ リシャルデスが前線で時間を作ったことで重心が前になり、左サイドに展開して宇賀神が突破を狙う回数が増える。しかし、一方でこれまでの試合でアクセントとなっていた原口の突破力が消えたことは痛手だった。
38分にはまたもFKからズラタンのヘディングシュートがポストに当たって救われたレッズは、前半アディショナルタイム2分、ついに失点を喫してしまう。那須が怪我でピッチ外にて治療中に左サイドを崩されると、カバーに入ろうとしたことで中の守備がズレたところをズラタンに押し込まれてしまった。
後半に入ると1点を追いかけるレッズが攻勢に出る。リードしたためか、前半に比べてディフェンスラインが下がるタイミングが早くなった大宮に対し、アタッキングサードでボールを持つ時間が長くなる。さらに時間を追うごとにテンポも速くなっていったが、ラインは下がりながらもコンパクトに保つ大宮の堅い守備をこじ開けることができない。
時間の経過とともに攻めるレッズ、守る大宮という展開になり、27分には左サイドを突破した槙野のクロスからマルシオを経由して柏木がシュートを放つが、枠を捉えられず、興梠も詰め切れない。30分には柏木のスルーパスから興梠がディフェンスラインの裏に抜け出したが、これはオフサイドとなった。
ミシャ監督は84分には宇賀神に代えて阪野を投入。興梠と阪野の2トップ、69分に梅崎に代わって入っていた関口が右サイドバックに下がる4-4-2にしてなりふり構わず得点を狙いに行ったが、最後まで大宮の堅守を崩すことはできなかった。
次戦となるACLは24日(水)、19時30分キックオフで広州恒大(中国)を埼スタに迎える。グループリーグ突破に向けては勝たなければいけない試合だ。さらにここから2週間、再び連戦が続く。この敗戦は悔しいが、気持ちを切り替えて次に向かうしかない。

【那須大亮】
(鼻をアイシングしながら)まだ検査していないですが、血の出方からすれば、たぶん(鼻骨が)折れているかな、と思います。2回折ったことがあるので、感覚的に。ヘディングに行ったときに、ズラタンの後頭部と当たりました。
ズラタンがボールを出してくれ、と言っていたので、彼も気付いていたと思います。ルール的に、出血が止まったのを確認しないと入れなくて、プレーが切れれば入れたんですが、切れる場面もあったので、そういうことも含めて(失点は)もったいなかったかな、と思います。
後半はほとんどうちがポゼッションしていて、前半も失点の場面以外に危ないこともほとんどなかったです。本当にちょっとしたことなんですが、また修正していかないといけないです。
次のACLは大丈夫です。たぶんフェイスガードはしません。以前つけてプレーしにくかったですし、アドレナリンが出てきたらはずしてしまうので。
(強行出場?)強行と言うか、普通にプレーできますから。こんなことで休んでいられないです。今日の後半も、当たったときにまた血が出てきましたが、気持ちが悪いまではいかなかったのでやれました。過去に折ったときに、どんな感じか分かっていますから。
(その頑張りが報われなかったが?)チャンスもあったので残念ですが、こういうワンチャンスを決めなくてはいけない試合でしたから、あと一歩のところの精度とかをもっと高めていかないといけないです。ゴールに入れる、ということを全員でやっていけばいいと思います。最後まで守備も含めて集中が切れなかったのは、ポジティブに考えて良いと思います。
さいたまダービーは、サポーターの熱の入れよう、懸けるものが伝わってきました。すごく励みにもなりました。良い環境の中でプレーできたことはうれしかったです。ホームのダービーまで、もう負けられないですね。悔しいので。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

上位対決のダービー、アウェイで堅守崩せず 上位対決のダービー、アウェイで堅守崩せず

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ