【興梠慎三】
(リオデジャネイロオリンピックに参加するU-23日本代表のオーバーエイジ選手に内定したが？)
「個人的には、チームを離れるということで、すごく悩みました。最近はチームがなかなか勝てない中で、決断することはすごく難しかったです。自分がどこまでできるのか、そしてオリンピックから帰ってきた後、チームにどれだけ貢献できるかを考え、自分のレベルアップした姿をまた見せたいと思ったので、決断しました」

(いきさつや決め手については？)
「最初は断ったんですが、手倉森監督から直々に連絡が来て、『一緒に戦ってほしい』と熱く言われたので、それに応えたいと思うようになりました」

(チームを離れることで、難しい部分があったのでは？)
「自分がチームを離れてチームが勝てなくなるとはまったく考えていません。一番恐れているのは、代わりに入った選手が結果を出して、自分の居場所がなくなることです。それを含めて、どうしようか考えていました」

(U-23日本代表チームに、どんなものをもたらせると考えているか？)
「手倉森監督からは、前でキープして、ゲームを作ってほしいと言われています。それは得意としていることなので、出せればいいと思います。

自分にはもう、そんなに選手としての時間が多いとは思っていません。U-23日本代表に入る選手はまだ若いですし、これからA代表でどんどんやっていかないといけない選手たちですから、彼らに思い切りプレーさせてあげられるようにしていきたいです」

(オリンピックでの目標は？)
「行くからにはひとつでも上を目指し、メダルを獲りたいですけど、まずは初戦がすごく大事ですから、そこに全力を注いでいきます」

(対戦が楽しみなチームは？)
「そういう経験があまりないので、どこ、というのはありません。一試合一試合を楽しみながらやっていきたいです」

(オリンピックへの思いは？)
「正直、まさか自分がオーバーエイジで呼ばれるとは思っていませんでした。うれしい限りですけど、オーバーエイジは難しいものだと思うので、それに見合ったプレーができるようにがんばっていきたいです」

(レッズのファン・サポーターや日本中の期待を背負うことになるが、応援してくれる方へのメッセージを)
「オーバーエイジは、戦力にならなければいけません。見ていて、楽しんでもらえるようなプレーをしていきたいです」