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ミシャ監督と那須が試合前日公式会見に出席

7日午後、埼玉スタジアムにて、AFCチャンピオンズリーグ2015・グループステージ MD4、北京国安戦の試合前日公式会見が行われた。レッズからはミシャ監督と那須大亮が会見に臨み、メディアからの質問に答えた。

ミシャ監督
「ACLのグループステージで3連敗しているということで、明日のゲームに何が必要かは、はっきりしています。我々は今、水が口のところまで浸かっているというくらい、厳しい状況に置かれています。

我々には、残りのグループステージ3試合の勝利、勝ち点9が必要です。我々の3連敗した試合を振り返ると、それぞれの試合で、十分に勝利できる可能性のあった試合をしてきました。明日の試合、北京は非常にいいチームですが、我々はアウェイで、決して相手に劣っていたとは思っていません。ただ、これまでの試合ではもったいない形の失点が多かったです。小さなミスが失点につながり、運もなかったと思います。ただ、そういう3試合の戦いであったからこそ、残りの試合で勝利出来る可能性があると自信を持っています。明日も非常に厳しいゲームになりますが、我々は全力を尽くし、勝利を目指して戦っていきます」

那須大亮
「自分たちのやるべきことは明確だと思っています。明日は勝利が絶対条件ですが、慌ててはいけませんし、90分間の中で、自分たちのサッカーをして勝利を目指すことが必要です。そのためには、一人一人が球際で負けないこと、戦うことが大事です。そういう基本的な部分をできたうえで自分たちのサッカーをやれれば、必ず勝利に結びつくと思っています。明日はレッズのホームなので、すべてを出し切って、みんなの力で勝利を勝ち取りたいです」


(勝ち点3が絶対に必要という追い込まれた状況で、選手にはどのようなプレーを求めるか?)

ミシャ監督
「強すぎる気持ちは時として、空回りしてしまうものです。だからこそ、何か特別なことをするのではなく、我々のサッカーをするのが大切です。

相手は9ポイントを取っていますが、アウェイということで、守備的に、勝ち点1を取ろうという戦いをしてくるのではないでしょうか。そういう相手に対し、我々は立ち上がりからアグレッシブに試合をする必要があります。我々は先週末、松本山雅FCと戦いました。非常に守備的な相手に対して、我々はアグレッシブに、試合をコントロールしながら、自分たちのサッカーをできたと思います。ああいったゲームが示すように、自分たちでしっかりとボールを保持しながら、勝負どころでリスクを仕掛けていく戦い方が必要だと思います。

あと大切なことは、選手たちが自信を持ってプレーすることです。特別なモチベーションが高すぎると、間違った方向にいってしまうのはよくあることです。我々は十分に勝利できる力を持っているチームである、そういう自信を持ってプレーすることが、明日のゲームでは必要です」

(勝たなくてはいけないということで、戦術や選手起用にも選択が狭まると思う。一方で、週末にはJリーグの試合もあるが、その兼ね合いについては?)
ミシャ監督
「我々は明日の北京国安戦で勝利しなければいけません。そして同様に、週末の日曜日に行われる川崎フロンターレ戦も勝利しなければいけません。浦和レッズは常に勝利を求められます。それは我々の宿命です。

我々は、シーズン前からリーグとACLの厳しい連戦を並行して乗り切らなければいけないことを話していましたし、そのための準備もしてきました。クラブは、浦和に合う質の高い選手を補強できたと思います。質の高い選手を数多く揃えたチームで、我々は両方の試合で勝利すべく、全力で戦うだけです。

また、連戦というのは、中2日なのか3日、4日なのか、1日違うだけで状況は大きく変わります。日本のチームでは、ガンバ大阪、柏レイソル、鹿島アントラーズと、リーグの試合を1日早く戦い、ACLに向けて1日多くスケジュールを取るクラブもありました。北京国安も、ACLの前の週の公式戦は、だいたい金曜日に開催しています。

浦和は観客動員や収入面などもあり、なかなかそうしたスケジュールは組めないということもあります。決して言い訳をするわけではないですが、ACL、Jリーグの戦いを含めて、そうしたことも考えていかないといけないと思っています」

(Jリーグで難しい試合を勝利している反面、ACLでは勝てそうな試合も拾えていない。どういった部分がこの差になっているのか?)
那須大亮
「ACLもJリーグも、厳しい試合はどちらも続きます。相手がどこだからといって、簡単な試合はありません。アウェイでの環境面やピッチの違いは多少はありますが、それは相手も一緒なので問題ありません。ACLには各国リーグで上位の、力のあるチームが出てきます。その中で、サッカーの結果は紙一重で、どちらに転ぶかは1つのプレーで変わるものです。前回までの3試合では、その紙一重のところを拾えきれませんでしたが、かといって、チームがそのことでゆらぐことはありませんし、むしろ成長していると思っています。ACL、リーグだからということではなく、これからの自分たちの戦い方次第だと思っています」

ミシャ監督
「那須が言ったように、ACLは各国のトップクラブが争うアジア最高峰の戦いですから、それぞれのチームの力は拮抗しています。あとは、中国のサッカーは世界でもトップ10に入るほどのお金を投資して、質の高い選手を獲得し、サッカーのレベル自体も高くなっています。また、中国は今、国を挙げてサッカーのレベルを上げるために推し進めています。

ただ、我々は3試合負けたことに関して、悲観的には捉えていません。なぜなら、どの戦いにも我々は勝利できる試合をしてきたからです。アウェイの水原三星ブルーウィングス戦では、我々はリードした後、2-0にできるチャンスがありました。宇賀神選手のチャンスもあり、最低でも引き分けられる試合だったはずです。

また、ホームのブリスベン・ロアー戦では、相手のワンチャンスのシュートが入ってしまい、一方の我々は後半、非常にいいゲームをしていた中で、退場者を出してしまいました。ただ、我々は10人でもアグレッシブに戦い、同点に追いつくチャンスを作れていました。サッカーは最終的に負けという結果が出ると、力が劣っているという風に見られがちですが、我々はこの3試合で、十分に相手を上回れる力があると示せたはずです。

アウェイの北京国安戦でも武藤選手のチャンスがありました。ただ、それが入るかどうかという点で、サッカーには時として、運というものもあるのではないかと感じています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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