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ミシャ監督と西川が、浦項スティーラーズ戦前日の公式会見に出席

5月2日、埼玉スタジアムでAFCチャンピオンズリーグ2016 グループステージ MD6、浦項スティーラーズ戦前日の公式会見が行われた。レッズからはミシャ監督と西川周作が出席して翌日の試合への意気込みを語り、メディアからの質問に応じた。

ミシャ監督
「明日のゲームは、チームにとって非常に大事なゲームです。前節、我々は目標とするグループステージ突破を成し遂げました。ただ、我々はグループステージを首位で通過するために、明日のゲームを戦わなければなりません。

明日のゲームが簡単ではないことは、充分理解しています。相手はグループステージ突破の可能性がなくなった消化試合ですけど、日韓戦はいつも、非常にハードなゲームになるのは分かっています。明日は我々のホームでの戦いです。日本を代表するチームとして、韓国のチームには負けないという強い思いを持って、ファン・サポーターと共に戦いたいと思っていますし、我々の目標であるグループステージ首位通過に向けて、全力で戦いたいと思います」

西川周作
「明日は、負けられない戦いになると思います。自分たちの目標であるグループステージを1位で突破するためには、勝つしかありません。勝つことだけを考えて、90分間をうまくコントロールしながらゴールを守り、自分の良さをチームに還元していきたいです。
今日もしっかりと準備をして、明日の試合に挑みたいと思います。浦項はアウェイで負けている相手ですし、同じ相手に負けるわけにはいきません。そういう責任感を持って、明日は強い気持ちを持って、ゴールを守りたいと思います」


【質疑応答】
(今シーズンのACLで、Jのチームは韓国のチームに1チームも勝てておらず、レッズとしても2007年以来韓国勢に勝利がない。韓国チームの強さがどのあたりにあって、勝つためにはどんなことが必要になると考えているか?)
ミシャ監督
「今シーズンのACLで、日本の4チームが韓国チームに勝っていないというのは、気がついていませんでした。それは我々にとって、モチベーションがあがることだと思いますし、我々は日本のチームとして、韓国チームに勝ちたい、勝たなければいけないというモチベーションを持って、やらなければいけないゲームだと思います。

今シーズン、なぜ日本チームが韓国のチームに勝てていないのかというのは、それぞれの試合、状況の中で、いろいろな理由が考えられます。答えはひとつではないと思いますし、はっきりした答えが見つかるなら、どこのチームも韓国に勝利しているでしょう。

ただ私は、日本のチームは韓国のチームに対して、決して見劣りするとは思っていません。むしろ、ベターな部分があると思っています。今シーズン、こうした大会で韓国チームに勝てていないという事実があるのは確かですが、すべての試合を見ている訳ではないですし、私の立場で理由を述べるのは難しいです」

西川周作
「僕も、日本のチームが韓国勢に勝っていないという情報は知らなかったので、教えてもらえてありがたいですし、明日はモチベーション高く、試合に挑めると思います。今のレッズの良さをピッチで出せば、必ず勝てると思っています。勝つためには、全員でハードワークをしていかないといけないですけど、今のレッズは、いろいろな試合を経験しているので、チームとして、自信を持って明日の試合に挑めるのではないかと思います」

(ミシャ監督に伺います。アウェイの浦項戦では、選手起用やシステムを変えて戦い、その後チームは上昇カーブを描いたが、あの試合でプラスになったことは?)
ミシャ監督
「アウェイの浦項戦では0-1で負けましたけど、決して負けるような内容ではありませんでした。不運な形でハンドを取られ、PKで失点して、敗戦してしまいました。

ただ、あのゲームでいろいろな選手を起用する中で、いい戦いができたということは、チームにとって大きな自信になりました。あの試合では、いいチャンスをクリエイトしていましたし、ゴールを決められるような場面も作れていたはずです。あの試合で足りなかったのは、チャンスを決める決定力だけでした。

アウェイの戦いでも、我々は充分に、自分たちのサッカーを出せていたと思っています。我々はどういう相手であっても、自分たちのサッカーを貫きます。それが浦和レッズです。明日の試合でも、我々は自分たちの戦いで挑むでしょう。
明日は決して簡単な試合ではないでしょう。なぜなら我々の対戦相手は、各国を代表するチームだからです。ただ、必要以上に恐れる必要はないですし、あの試合で見せたような自分たちのサッカーを貫き、しっかり自信を持って戦えればいいと思います」

(西川選手に質問です。ベテランの選手がチームを引っ張り、若い伊藤や駒井がチームに刺激を与えている。練習を通して理想的なバランスに見えるが、何が要因で、どんな刺激があると考えているか?)
西川周作
「ベテランの選手たちも、伊藤選手ら若手の選手たちも、練習の質や集中力は素晴らしいと思います。毎日の練習後も、一人一人がコンディション調整や、足りないところを補うトレーニングをする姿勢を見せています。平川さんもそうですし、若手の伊藤選手も居残りでシュート練習をするなど、高い意識で毎日の練習に取り組んでいます。チャンスがきたときに必ず力を発揮して、チームに貢献してくれると思っていますし、そういう姿勢が、いいバランスをもたらしてくれていると思います」

(ミシャ監督に伺います。昨日の練習で何人かにオフを与えていたが、明日の試合でメンバーを変える考えはあるか?)
ミシャ監督
「みなさんからしてみればおそらく、レギュラーの選手というのがあるのでしょうけど、チームには23人のフィールドプレーヤー、4人のGKがいて、どの選手も日々の練習から良いプレーをし、いつ起用されてもいい準備ができているはずです。

みなさんが注目するのは、試合によく出ている選手だと思います。ただ、我々がチームの好調を維持し、いい結果を残せているのは、普段試合に出ていない選手の貢献が非常に高いからだと、私は評価しています。彼らの日々の努力なしに、チームはいい状態で戦うことはできません。

今のレッズのチーム状態は、監督としてはうれしい悲鳴です。なぜなら、全員がいいトレーニングをし、競争しているからです。私にとって、誰をスタメンにし、誰をベンチに入れ、誰をメンバー外にするのかは、日々、判断が非常に難しい状況にあります。

私自身、ときどき思うのは、もしこの試合でこの選手を起用していたら、もっといい結果を得られたのではないか、ということです。それはチームが非常にいい状態にあるから、と言っていいでしょう。

私は、ターンオーバーという言葉は好きではありません。ターンオーバーのためのターンオーバーというのは、何も意味しません。私が考えることは、いかに次の試合で勝利するか、それだけです。誰も負けたいと思って戦っていません。誰もが勝利を意識し、それを勝ち取るために戦います。だからこそ明日のゲームも、今のチームのベストをぶつけ、全員で戦い、勝利を目指します。

これまでに起用が少なかった選手は、日々のトレーニングの中で、常にチャンスを待っています。我々はシーズンが始まってから、リーグで9試合、ACLで5試合を戦ってきました。非常にタイトなスケジュールの中で、休みが必要な選手がいるのも確かです。週末には非常にハードな、さいたまダービーも待っています。そうしたことも見据え、今後、自分たちがシーズンをどう戦っていくのかなど、すべてを考えた上での、明日の戦いになります。

隣にいる(西川)周作は、明日の試合に向けてやる気満々ですけど、問題は、私はまだ彼の起用を決めていないということです(笑)」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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