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『入りのところからアグレッシブにいく』大槻 毅監督(定例会見 10/9)

10月9日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(7日のトレーニングでは特にボールを使ったメニューで球際の激しさ、戦うプレーが見られたり、よく声が出ていると感じた。それは前節までを引きずっているのではなく次に向かう姿勢が出ているからではないかと感じたが、8日、9日のトレーニングを含めて大槻監督はどう感じたか?)
「まず先ほどおっしゃった7日のトレーニングに関しては、私も同じ印象を持っています。選手たちはトレーニングにしっかり向かってきてくれたなという印象でした。7日はフィットネスの要素が入った後のボールを使ったトレーニングでしたが、非常に意欲的なところが見られたと思います。昨日、今日は非公開でのトレーニングでしたが、引き続きあのような熱の入ったトレーニングをしてくれたと思っています」

(なかなか勝利できていない状況で明日のサガン鳥栖戦は内容はもちろん結果も大事な試合になると思うが、どんな試合をしたいと考えているか?またそのためにはどんなことが重要になると考えているか?)
「結果を出したいのは当然のことで、こういう形で敗戦が続いたことは非常に残念に思っていますが、そこを上回るような戦いをしたいです。鳥栖もここ2試合では結果がついてきていませんが、アグレッシブに戦う姿勢を見せるチームですので、そういった姿勢をお互いに見せ合うようなゲームになるのではないかと思っています」

(鳥栖について「アグレッシブに戦う姿勢を見せるチーム」という話もあったが、特に警戒すべきポイントについて選手たちにどう伝えているのか?)
「ボールを握ってこようとするところ、スピードアップするところは比較的はっきりしているので、そういう背後を突いてくるところ、スピードアップしてくるところは注意していきたいと思っています。そういうところが特徴だと思います」

(FC東京戦の後、アグレッシブに戦えたことに関して「中2日と中3日の違いが大きかったのではないか」と言っていたが、鳥栖はミッドウイークのゲームをこなしてから明日の試合になる。その点でゴールに向かっていくところでパワーを有利に使えると感じているか?)
「鳥栖の試合をしばらく見ていますが、メンバーが代わっていたところもありますし、一概にそれは言えないかなと見ています。この前の話については、我々に関しての中2日と中3日の話をしたと思います。我々の話であって、相手に関しての話ではありません。鳥栖戦に関してどうかと言うと、我々のことだけに関して言えば回復してトレーニングできたので、中3日や中2日で5試合やったときよりは良いと思います。ただ、それが鳥栖と比べてどうかということはまた別問題だと思います」

(大槻監督はホームで厳しい結果だったときは表情も厳しく、言葉数も多くない印象があるが、名古屋グランパス戦の後の監督会見の際には表情もそこまで厳しくなかったと感じた。それは名古屋戦のチームのパフォーマンスに手応えが大きかったからなのか?)
「どういうふうに感じられるかはそれぞれの感じ方だと思いますが、ホームで0-1で負けて悔しくないということはないですし、まずはあの記者会見だけではなく、その日試合が終わってからも思っていることは、ホームで勝利を届けられなかったたくさんの人たちに申し訳ないという気持ちの方がすごく大きなものとして僕の中にはありました。内容については当然、振り返りますが、その手応えがどうこうというよりも、ファン・サポーターのために勝てなかったということの方が大きいです。

内容に関して言えば、失点の形は残念なところがありましたが、形は何度か出せたと思います。ただそれが十分ではないのでああいう結果になったという印象です」

(7日のトレーニングに関して、最初の質問者とは印象が違ったところがあり、静かだなと感じられた。紅白戦でもパスが通らなかったり狙いが合わなかった際に選手たちがもっと話すのかなという印象があったが、自分の感覚が違ったのか大槻監督に確認したい)
「あの日はフィットネスのトレーニングが前半部分で、後半部分はボールを使ってゲーム形式のトレーニングをやりましたが、フィットネスの部分も一つ一つ集中して取り組んでいると感じました。続けてゲームでも集中しているという印象を持っていましたが、見る人によって感想は違うと思います。僕自身は非常に集中していたという印象を持っています」

(7日のトレーニングでは攻守の切り替えやファーストディフェンス、ボールを奪い切るというところを選手たちは表現していたと思うし、大槻監督も求めていた印象を受けたが、その点の手応えはどうか?)
「ああいうゲーム形式で時間やフィールドの大きさを設定してやるのは、当然ゲームの内容もありますが、高強度の有酸素運動などフィットネスの狙いがあります。ハイテンポなゲームをしないとフィットネスの目的がかなわないというところがあります。ですから、ゲームによっては途中で止めていろいろなことを提示しながらやるときもありますが、どちらかといえばフィットネスの要素が強いゲームなのでああいう形になっているということをご理解いただけるとありがたいです」

(その中でファーストディフェンスを決めてしっかりと奪い切るという表現はできていたのではないか?)
「そうですね。縦が短いのでボールホルダーに常にいける状況があるゲームですので、そういった点は見られたと思います」

(7日のトレーニングでは良い意味で3連敗しているチームではないように感じた。それだけ前を向いてやっているということだと思うが、ミーティングなどで大槻監督から選手たちにどんな言葉を伝えたのか?)
「小さなところでゲームの結果が転がったりしますが、そういったところで『徹底してやりましょう』ということはミーティングを含めて話をしました。トレーニングでも『そこはやろうよ』ということは伝えています。これは常々、口を酸っぱくして言ってきたことですが、表現しきれていない部分もあるのではないかというところで、『みんなでトライしましょう』という話はしました」

(名古屋戦だけではなく、FC東京戦も内容は決して悪くなかったと思うが、ボールが前にいく回数が多くなった理由の一つとしては、FC東京戦の先発で柏木陽介選手がボランチにいたことがあったと思う。FC東京戦の前の横浜FCは後半から柏木選手がボランチになり、名古屋戦は柏木選手が後半から途中出場だった。人の問題も大きかったと思うが、それが全体のものになってきたということを柏木選手がいなかった名古屋戦の前半に感じた。その点についてはどう感じているか?)
「敗戦した3試合を並べると苦しい部分もありますが、横浜FC戦はああいう展開になることは予想して陽介をスタートから入れておいて途中から中に入れました。良い部分をつなげて、FC東京戦は相手がああいう展開になること、相手がそういう戦いを選択するのではないかと予想して陽介を中に入れたのは事実です。

コンディションや相手のパフォーマンスを考えて名古屋戦はああいうスタメンでいきましたが、決して『陽介だから』、『陽介だけしかできない』ということではなくて、エヴェルトンと(長澤)和輝の組み合わせでもそういった場面は作れていたと思います。ただ、いつも言っていますが、やることはみんなでやりながらもポジションに入るキャラクターによって変わることは大きくあるので、そこは否定しません。ただ、それがすべてではないと思っています。全体としてそういう意識はついてきているのではないかと思います」

(全体にそういう意識がついてきたのは柏木選手が中に入ったことが1つのきっかけになったのかなと思うが、どう感じているか?)
「チームは生き物なので、そういう要素は多分にあると思います。陽介は陽介のキャラクターがあるし、それがチームに与える影響というものが今おっしゃられたことなのではないかと思います」

(名古屋戦から観客上限が18,000人になった中で、入場者数が9,357人だったが、率直に「1万人いかなかったか」という印象を受けた。この社会状況の中でスタジアムに行くリスクを考えるファン・サポーターがいることも事実だと思うが、その中でもスタジアムに足を運んでもらうことへの意気込みはどうか?)
「ホームの人数もそうですが、アウェイに来られない方々が多いという現実もあると思います。選手とも『だからこそホームで何としても』という話をしたこともありますが、それがかなわない状況で本当に心苦しいです。ファン・サポーターのみなさまには申し訳ないという気持ちが強いです。その上で、今回はアウェイですが、鳥栖でしっかりと戦って、アウェイが2つ続きますが、その後のホームでしっかり表現できるようにがんばりたいと思っています」

(鳥栖は特にホームでアグレッシブに戦うという印象があるが、それも踏まえて試合の入りやゲームコントロールで気を付けたいことはあるか?特にホームからアウェイに変わるということもあり、これまでアウェイでは粘り強く勝ち点3を取った試合もあるが、その点も踏まえて気を付けたいことはあるか?)
「鳥栖のホームでの試合はいつも鳥栖が良い試合をする印象があります。入りも良かったり、粘り強く最後に点を取ったり。僕自身も去年、2点取ってから逆転されて最後に取り返して3-3という試合をしましたが、最後まで諦めずに前線から追ってきたり、いろいろな形でいろいろなパワーを持っていく印象です。今はファン・サポーターの人数制限がありますが、スタジアム全体の距離が近くてグッと雰囲気が出るスタジアムという印象もあるので、注意して試合に入りたいと思います。

我々の方にフォーカスすると、入りのところからアグレッシブにいくという姿勢はいつもどおり見せたいです。それをどれだけコントロールしていけるか、良い時間を作って、その時間に得点を挙げられるか、というところに選手とチャレンジしていきたいと思います。

(ボールを持つ時間が長くなり、最終ラインからボランチまで安定してボールを持てるようになったと思うが、そこから見ていて入るのではないかと思うようなシュートシーンを作る回数を増やしていけるかということになると思う。そこに対してどういうアプローチしたいと考えているか?)
「そもそもの話、ボールをゆったり持って攻める回数が多くならない方がいいと思っています。ボールを安定して持てることは悪いとは思いませんが、そうなる前に攻め切る場面が数多くあった方がいいと思っています。

その中で先に取られるとどうしても相手に引かれてしまうので、そこに対して押し込むような形で言うと、幅をしっかり取ることと、幅を取った上で中に入れたボールからの展開、顔を上げたときにどういう形でボールを裏まで届けるか、ということはランニングがないといけないと思っています。そのランニングのタイミングやスイッチをどうやって入れるかということは大事だなと思っています」

(ボールをゆったり持って攻める展開にならない方がいいということは、ボールの取り方に関わってくるのか?)
「ゆったりでも良いのですが、スペースと人がたくさんあった方がいいと思います。名古屋戦の前半でも中盤から相手のボールを引っ掛けた形や、我々が構えたところから奪った後の1つ目でトップに起点ができて前向きの選手がスペースにボールを入れられる、もしくは1本パスが通ることでスペースに走っていくタイミングが作れた、というようなことができる方がいいと思います。ボールの取り方を含めて、そういう形が多い方がいいとはずっと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

『入りのところからアグレッシブにいく』大槻 毅監督(定例会見 10/9)

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