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「間違いなく正しい道に進んでいる」ミシャ監督

Jリーグ第22節 vs鹿島アントラーズ後のコメント

「鹿島は非常に素晴らしいチームです。私にとってはJ1でベストに数えられるチームです。今日のゲームは全体を通してみるとFC東京戦と同じような流れだったと思います。違いがあるとすれば、今日のゲームで勝利をすることができたということです。
私は、選手たちがFC東京戦から学んで、少しだけですが、ディフェンスのところで、うまく守備ができたのかなと思います。今日のゲームと、この前のゲーム、我々は一つの状況をしっかりと見ることができました。全体で、運動量がしっかりと保てている間は、この6ヵ月の間で攻撃的にもっとも危険なチームになったと思います。
FC東京戦、そして今日の鹿島戦と、前半、相手は我々を止めることができなかったと思いますし、守備のところではうまく相手を抑えていたと思います。その結果が見せるものとは、運動量が多く走れている間は、非常に良いゲームができるということです。
この6ヵ月の間、試合ごとに内容の良いゲームができるようになっていて、さまざまなバリエーションで攻撃が仕掛けられるようになっています。くさびのボールを入れてからの1トップ2シャドー3人のコンビネーション、サイドチェンジ、あるいは一発で裏を狙うボールであったり、と、危険に相手ゴールに迫れるようになっています。
そして試合のテンポのコントロールのところも非常に良くなってきています。相手からボールを奪ったところで、早く攻撃を仕掛ける、あるいは相手が引いてしまったときには遅攻で、しっかりとポゼッションをしながらゆっくり攻撃を仕掛ける。テンポのコントロールのところも、非常にうまくいくようになっています。
運動量のところだけ、問題があり、私自身、監督として2つの問題を考えています。1つは、22節戦ってきた中で、11人、12人くらいの同じ選手が常にプレーをしているということ、もう1つは、夏の非常に暑い、厳しい環境の中でプレーするということは、選手たちにとって非常に負担が大きい、ということです。
今、我々は以前とは違った形のサッカーをしています。例えばリベロの永田がボールを持って攻撃を仕掛けていかなければいけない。奪われればさがらなければいけない。以前であれば、そういった負担はなかったと思いますし、そういう新しい負荷がいろいろな選手にあります。サッカーをするにあたって、その運動量に選手たちの体が慣れていっていない部分があると私は思います。そういった部分は、これまで彼らになかったことであり、それが選手の負担につながっていると思っています。
以前の浦和の戦い方というのは、個人の能力が高い選手をそろえて、それを生かして戦うやりかたでした。今、我々がやっているのはチームとしていかにコレクティブに戦うかということを求めています。そういったものは一朝一夕に身につくものではなく、時間がかかるものです。時間をかけてやっていく中で、そういったものは必ず改善していくと思います。私自身は、このような選手たちを指導できることを誇りに思っています。
昨シーズン、降格を争っていたチームが、22節まで、3位、4位という順位を維持しながら、上位を伺っている。彼らが見せてくれたゲーム、頑張りというのは、私自身、リスペクトに価するものだと思っています。今日は4万4千人のサポーターがスタジアムに来ました。そういったサポーターの方々に素晴らしいサッカーを見せられたことを、うれしく思いますし、頑張ってくれた選手たちを非常に褒めてあげたいと思います。今後、戦っていく中で、もちろん、波はあると思いますが、間違いなく正しい道に進んでいると思います。今後、何をしていくかといえば、とにかくハードワークをしていくことです。ハードに、トレーニング、トレーニング、トレーニング。常にハードワークしていくこと。それが今後の成長につながっていきます。
今後も1試合1試合、大切に戦っていくこと、そして明日からまた気持ちを切り替えて、清水戦に向けて頑張っていきます。今日の3ポイントに関しては、私はうれしく思います」

【質疑応答】
(流れが変わったのは運動量が落ちる前だったように思いましたが、監督の見方は?)
「私自身はその運動量のところが問題だったと思います。もちろんシーズンが進んできた中で、夏場の暑さもあって、疲労がたまっている選手も出てきています。
ただ、そこで若い選手を先発で起用する、という選択肢もありますが、こうして結果も内容も求めていく中で、若い選手を起用して勝利するのは、若い選手にとっても酷な部分もあるのではないかと思っています。そういう中で私が考えているのは、とにかく夏の残りの試合、天皇杯で1週間あくところまで、とにかく踏ん張っていくしかないということです。試合は11人で決まるものではありません。ベンチの3枚の選手も含めて戦うのがサッカーです。
例えば、FC東京であれば、ベンチから梶山選手が出てくる。鹿島であれば得点王だったジュニーニョ選手、実績のある遠藤選手、あるいは元日本代表の本山選手が出てくる。こうした気温の高い中で戦って行く中、3人の交代選手をいかに有効に使えるかは非常に大切なことです。我々もこれまで、若い選手ですが、秀仁、水輝、野田、最近は達也がだいぶフィットしてきて、交代で入った選手もうまく試合の流れにのって活躍してくれていると思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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