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「いいシーズンではなく素晴らしいシーズンにしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 11/19)

11月19日にオンラインで行われた会見でのコメント

(久々に次の試合まで2週間の期間があったが、有意義に使うことはできたか?)
「この期間を利用して、選手たちを回復させることもできました。連戦でずっと出続けていた選手たちの体を休ませる、そして何かを抱えている選手、フィジカル的に問題のある選手を回復させることができました。全員がそろったトレーニングではありませんでしたが、我々のプレーを発展させる方向に持っていくこともできたと思いますし、いない選手のことを考えるのではなく、今いる選手たちでいかに(横浜F・)マリノス戦に向かって準備できるのかということをテーマにしていました。

鹿島(アントラーズ)戦に負けた後、少し勝ち点を離されてしまいましたので、無意識に思考が天皇杯に向かっていかないようにする時期でもありました。他力に頼らなければいけない状況ではあるものの、J1リーグでACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権を獲得できる可能性もまだ残しています。あまり他のことを考えず、まずは自分たちのことをやらなければいけないと思います。まず明日の(F・)マリノス戦のことを考え、そこで闘い、それから周りの状況を見ることになります。

また、この試合から24,000人、さらにワクチン・検査パッケージによって収容人数上限を超えて、ファン・サポーターのみなさまがご来場いただけるということですので、それがいい刺激、いいモチベーションになって勝ち点3を取りたいと思っています」

(シーズン前半戦の横浜FM戦は悔しいおもいをしたが、あれから8ヵ月が経ち、チームも成長したと思う。20日(土)に埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第36節 横浜F・マリノス戦【MATCH PARTNER三菱重工】はどんな試合になると予想しているか?)
「川崎フロンターレとの対戦と少し似ている状況だと思います。シーズン前半戦では及ばなかった、我々は勝利に遠かったという内容でしたが、(YBC)ルヴァンカップで敗退に追い込むこともできましたし、J1リーグでも2試合目は対等に戦うことができました。明日はマリノスと同等、あるいはそれ以上のレベルを見せたいと思っています。

マリノスのスタイルははっきりしていて、縦へのスピードは一瞬でも気を抜けばダメージを与えられてしまうという印象を持っていますが、パーフェクトというわけではありません。FC東京には大差で勝ちましたが、セレッソ大阪やガンバ大阪に負けています。我々も最後まで闘いたいと思います。常に次の試合のことのみを考え、全力で闘いたいと思います。勝ち点3を取れば希望を残せると思います」

(先ほど次の試合から24,000人という話もあったが、今季のホームゲームは残り2試合となった。ホームで戦うことへのおもいは?)
「私はホームの試合で観客が増えることをモチベーションにしています。本日、選手たちにも、『24,000人の前でプレーすることを嫌がるような選手がいれば、その選手はサッカーをプレーできない』という話をしました。ここまで11ヵ月を戦い、残った2つの大会で可能性を残している、多くのものが懸かっている試合を戦うことになります。全てのチームがこのような状況を体験できるわけではありません。ビッグチームは最後の1ヵ月で可能性を残しながら戦い続けるチームだと思っています。

残り5試合でうまくいかなくても、悪くないシーズンだったと言えると思いますが、J1リーグで4位、天皇杯で優勝し、いいシーズンではなく素晴らしいシーズンにしたいと思います。ルヴァンカップでもあと少し、天皇杯もあと少し、J1リーグでも惜しかったという状況は避けたいです。そのような目標を持ち、プラスアルファの力をくれるファン・サポーターの前でマリノス戦も闘いたいと思います」

(今週のレッズの大きなニュースは阿部勇樹選手、槙野智章選手、宇賀神友弥選手が今季限りでチームを離れることだと思うが、彼らについてどんなおもいか聞かせてほしい)
「クラブとしても監督としても非常に難しい決断でした。人間として、彼らにすごく愛情を感じていますが、プロとしての決断を下さなければなりませんでした。彼らはそれぞれいた長い期間、全てを出し切ってくれたと思います。チームに喜びを与えてくれましたし、必要なときに彼らはいてくれました。一日に何時間も一緒に過ごす仲間ですから、非常に大きな愛情を感じています。そして私は常に選手のサポートをしたいという気持ちでいますが、逆に彼らにはサポートされたと思っています。本当に難しい決断でした。

彼らの今までのチームへの貢献は残るものですし、この状況を私は逆にモチベーションに感じています。例えば1ヵ月後に阿部が天皇杯のカップを掲げる姿を想像しながら、その気持ちを持って残り1ヵ月、一緒に闘っていきたいと思っています。少し感情的になってすみませんでした」

(最近の試合は前半に相手のペースになってしまい、後半に立て直すが勝利まで届かない試合が多い印象があるが、前半をよりうまく運ぶためにはどういうことが必要なのか?)
「2試合とも似たような展開になりました。前半で自分たちのサッカーがあまりできず、その後に修正して良くなっていくという流れでした。川崎戦はゴールを取れました。鹿島戦はあまり多くありませんでしたがチャンスを作ることができました。そしてどちらの試合もセットプレーのセカンドボールから失点しています。勝ち点をそういったところで取りこぼしていますが、例えばビルドアップのポジショニングやセットプレーのセカンドボールというディテールを今後修正していかなければいけません。

横浜F・マリノスというポゼッションもできる危険なチームに対しては、よりいい内容でプレーしなければいけません。自分たちがやりたいことをお見せし、拮抗した中でも相手を上回って勝ち点3を取りたいと思います。今後もそうですが、ビッグチームと対戦するときは、この2試合よりもっとやらなければいけません」

(この2週間で2回メディアへ公開されたトレーニングで、攻撃側が数的優位のゲーム形式のトレーニングをやっていたと思うが、その狙いは?)
「ビルドアップを少し切り取ったような形で、やりたい現象を起こさせるためにやりました。例えばサイドバックがいないのでリアリティーが少し欠けるところもありますが、それをやることによってビルドアップの形ができて、自信をつけるという流れになると思います。力強いマリノスに対して、自分たちが良くなっていかなければいけません。マリノスの対策でありながら、自分たちの向上という目的もありました。例えば鹿島戦ではボランチのポジショニングに少し難しさがあって、綺麗なビルドアップができていませんでしたので、そういった部分の修正を目的としていました」

(ボランチが縦関係になったりしていたが、その距離感はどうすることが理想なのか?)
「ボランチがセンターバックの間に降りるかどうか、センターバックが開くかどうか、その距離感などは、相手の振る舞いによっても変わってきます。(平野)佑一や(伊藤)敦樹はまだ若い選手たちですから、そのような情報を与えることによって、ビルドアップを向上させようとしました。相手によってはセンターバックがより開いてビルドアップする試合も考えられますが、鹿島戦ではあまりうまくいかなかった部分です」

(阿部選手、槙野選手、宇賀神選手にはどんな言葉を掛けたのか?)
「それぞれ違った状況ですが、できるだけ普通に接しようとしています。近くにいてあげようと思っています。今は自然な流れに任せて、細かい話はそれぞれとまだしていませんが、今後またゆっくりと長い話をする時間もできると思います。この状況はクラブとも共有していますし、彼らの立場も分かっています。

サッカー選手はプレーすることが一番好きです。自分も選手だったことがあります。レッズという素晴らしいクラブに長年いて、そこを去らなければいけないことは彼らにとっても難しい状況だと思いますし、今後どうなるかということもあると思いますが、サッカーにはサイクルがあり、全てにおいて終わりがあります。少し彼らと話した中でも、いつかはこのような時期が来ることは本人たちも分かっているということでした。

私は20歳で引退しました。阿部は40歳までプレーしました。34歳、35歳くらいまでプレーする選手も多いですが、今後も彼らにはサッカーに関わってもらいたいです。これからもプレーし続ける時期もあるでしょうし、今後は指導者やフロント入りすることもあるでしょう。それぞれいろいろな目的を持って動いていくと思いますが、そういったところでも私にできることがあれば、喜んで力を貸したいと思います」

(3人がいなくなった後のチームで彼らのような存在が出てきてほしい、あるいは育てないといけないと思うが、そういった種は今のチームにあるか?)
「私が心配していることの一つでもあります。このような素晴らしいリーダーシップ、素晴らしいキャリアを持っている選手たちが去ることになりますので、他の選手がその役割を担わなければいけません。それが今いる選手なのか、補強する選手なのかは別として、リーダーはピッチ内の監督だと思っています。本来は全員がリーダーという気持ちでやらなければいけないと思っていますが、勝者のメンタリティーを持っている選手がその役割を担えると思います。ベテランだからできるというわけでもありません。今後のチーム作りではそういったところも意識しています」

(この時期はシーズンが佳境に向かっていく高揚感がある一方、知っている選手たちが去っていくさみしさもあるが、見ている側がそうなのだからリカルド監督は余計にそうなのではないか?)
「彼らと本当にいい関係を築いていると思います。朝、トレーニングでピッチに向かっていくとき、スパイクを履いているときにいつもマキ(槙野)がそこにいて話をして、そこにウガ(宇賀神)が現れて話をして、というのがほぼ毎日です。そのタイミングでは阿部は静かですが、例えば試合日に私は大原に来てランニングをしたりしますが、メンバー外である阿部が近づいてきて、『試合がんばって。勝ってね』という声を掛けてくれます。誰でもできることではありません。スペインでは見られませんし、それは彼の人間力です」

(昨日、ドキュメンタリー映像【REDS 2021-REAL-】のEpisode3としてリカルド ロドリゲス監督編が発表されたが、見どころは?)
「私も映像は少し見ました。もともとビデオ オン デマンド ストリーミング サービスでマンチェスター シティFCやラグビーのオールブラックス(ニュージーランド代表)のドキュメンタリーを好きで見ていました。監督としてそこから何か自分が使えるものが拾えるかどうかという視点も持ちながら見ていますが、ファン・サポーターの方々は日常を見たいと思っているでしょう。

私は24年間、指導者としてサッカーに関わっていますので、日々の生活は自分にとって普通のことですが、ファン・サポーターの方々にとっては、例えばロッカールームがどうなっているのか、そういった部分が見たいという気持ちがあると思います。ファン・サポーターをそういったところに近づけるドキュメンタリーになっていると思います。監督、選手、クラブなどの内部を知り、楽しみながらそれぞれの人間性も見ていただけると思います。どのような日常からピッチにつながっているかを見られると思います。選手のドキュメンタリーもありますが、私も好きなジャンルです。サッカー以外にバスケットボールやラグビーなどもよく見ています」

(今週たくさん出した選手の契約の話は大きなメッセージだったと思う。ファン・サポーターにとってもそうだし、残る選手たちに対しても大きなメッセージになったのではないかと思うが、目標を達成するためにはより大きな変化を生み出さなければいけないという危機感があってのことなのか?)
「サッカーに永遠はありません。世界中どこに行ってもそれは同じだと思います。どの選手にも引退や退団というタイミングが来ます。もちろん将来のことも考えますが、今季の残り1ヵ月が非常に重要だと思います。J1リーグ残り3試合、そして天皇杯の2試合に可能性を残していて、チャンスだと思っています。ヨーロッパを見ても、チャンピオンズリーグやリーグ戦、コパ デル レイ(スペインのカップ戦)やFAカップ(イングランドのカップ戦)など、全ての大会が最後の1ヵ月で決まります。3人の状況を我々はモチベーションとして捉え、J1リーグで4位以内、天皇杯優勝、そしてACL出場を達成したいと思います。

私が来た当初から年齢が高いチームだと感じていましたので、徐々に世代交代は進めなければいけないと思っています。未来のレッズをこれからしっかりと作っていかなければいけません。ACLに出場するという目標を持っていますので、そのことを考えながら、クラブと話し合いながら、しっかりと補強していきたいと思います。その中で、できるだけ良い判断を下しながら進めていきたいと思います」

(酒井宏樹選手は日本代表では2試合とも出られない状況だったが、今の状況はどうか?)
「プレーできる状態ではありますが、それ以上は言えません。マリノスに多くの情報を与えたくはありません」

(明本考浩選手は公開トレーニングの際にかなり走っていたが、彼の復帰も近いと思っていいのか?)
「そのプロセスの途中にあります。良くなってきていますので、できるだけ早く復帰してほしいと思います。問題を抱えている選手が複数人いますので、残り1ヵ月でできるだけ多くの選手に復帰してもらい、力強い終わり方をしたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】 ​

「いいシーズンではなく素晴らしいシーズンにしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 11/19)

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