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第24節 vs清水「後半に逆転し、リーグ3連勝を飾る」
27日(日)18時3分より、IAIスタジアム日本平にて、明治安田生命J1リーグ第24節 清水エスパルス戦が行われた。
浦和レッズにとっては23日に行われた川崎フロンターレとのAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦から中3日での試合。ミッドウィークに試合のなかった清水とコンディションに差のある厳しい状況の中、堀監督は今季リーグ初先発の梅崎を右ワイドに据え、ラファエル シルバをリーグ2試合ぶりに2シャドーの一角に入れる3-4-2-1の布陣を選択した。
試合はレッズボールでキックオフ。4-4-2のブロックを敷いて慎重な立ち上がりを見せる清水に対し、最終ラインのマウリシオとボランチの阿部、そしてGK西川がビルドアップの起点となってボールを回し、本来のレッズらしい攻撃を試みていく。
8分、マウリシオからボランチの矢島への縦パスを合図に、2枚のセンターバックの間から裏へ抜けた興梠が角田のファウルを受けて相手ペナルティーエリア中央前で直接FKのチャンスをゲット。角田にはイエローカードが出た。
15分には立ち上がりから右ワイドで切れの良い動きを見せていた梅崎が武藤とのワンツーからシュートを打つなど、レッズが勢いのある攻撃を仕掛けていく。
17分には興梠がファウルを受け、ここでDF二見にイエローカード。清水はセンターバック2枚が警告を受けることになった。
ところがレッズ優勢で展開していた30分だった。それまで危なげなく試合を進めていたところ、相手に与えたこの日初めてのCKから、角田にゴール前でマークを外され、ヘディングシュートで先制点を奪われた。
その後はGK六反から長身の右サイドハーフ、ミッチェル デュークへロングキックを合わせ、ここを起点に攻撃を受ける場面が増えて行った。しかし11人は落ち着きを失わず、0-1でハーフタイムを迎えた。
後半は前掛かりに攻める時間が多くなり、それに付随してカウンターを受けるシーンも増えたが、攻守の素早い切り替えで決定的なチャンスをつくらせない。
すると64分だった。左CKのチャンスからの2次攻撃で、左サイドに開いた武藤からゴール前にクロスが上がり、最後は正面で待ち構えた遠藤が左足で流し込んで1-1とした。
勝ち越しゴールを狙ってさらに攻勢を強めるレッズは70分、菊池と駒井の交代にともなって左ワイドにポジションを変えた梅崎からのクロスを興梠が中央でキープして落とし、最後はラファエル シルバがリーグ5試合ぶりのゴール。2-1と勝ち越しに成功した。
リードしたレッズは77分、矢島との交代でレッズ加入後リーグ初出場となる長澤がピッチに入り、ボランチの位置で攻守を引き締めていく。終盤は追加点を入れたいレッズ、追いつきたい清水がいずれも前掛かりに攻め込んでいき、ピンチとチャンスが交互に訪れる。
4分のアディショナルタイムも、最後まで気を抜けない展開となったが、89分に武藤と交代でピッチに立った李が前線から激しく相手にプレッシャーを掛け、楽に攻撃をさせないなど、チームが一枚岩になって勝ち点3を死守。
試合はこのまま2-1で終了。レッズは第5節から第8節にかけての4連勝以来、4カ月ぶりの3連勝を飾り、堀監督は就任してからのリーグ4試合無敗となった。
レッズの次戦は連覇を懸けて挑むJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦 セレッソ大阪戦。清水戦から中2日の8月30日(水)19時3分、ヤンマースタジアム長居にてキックオフされる。
なお、リーグ次節は9月9日(土)19時に埼玉スタジアムにてキックオフとなる明治安田生命J1リーグ第25節 柏レイソル戦となる。
【梅崎 司】
「先制されて非常に苦しい展開でしたけど、自分たちのやり方を崩すことなく、焦ることなく戦い続けられたのが、勝利につながったと思います」
(先発を告げられたのは?)
「今日のお昼です。昨日、先発かな、という感覚もあったので、言われて、ようやくこの舞台に戻ってこられるチャンスをいただけたということで、率直にうれしかったです」
(ケガからちょうど1年くらいになるが?)
「ちょうど1年に差し掛かるか差し掛からないか、というくらいですね」
(先制された後はどんなことを考えたか?)
「展開的に悪くはなかったですし、テンポもよかったのではないかと思います。逆に、『自分が見せられるチャンスが来た』と言い聞かせていました。いいテンポで、チャンスも作れていたと思いますし、相手の届かないところやスペースを見つけながら、テンポよくやれていたと思います。(矢島)慎也とかがいい起点をつくってくれていたので、楽しみながらプレーできました」
(決勝点につながるクロスがあったが?)
「左に入って、右と特徴が変わってきたのが、ああいうシーンだと思います。常に中を意識しながらプレーできますから。よく見えていたと思いますし、難しいボールでしたけど(興梠)慎三がうまく収めてくれたので、ゴールになって本当によかったです」
(90分プレーできたのは大きいのでは?)
「逆転していなかったので、代わりたくないというのと、ちょっとキツくなってきた、という思いが混在していましたけど、うまくリードすることができて、その後は少しギアを落とし目で、いなしながら、味方と連動しながらプレーしました」
(試合後にはチャントが聞こえてきたと思うが?)
「戻ってきた、という感覚がありましたし、素直にうれしかったです。ゴールやアシストはしていないですけど、コールやチャントをしてもらえるというのは、自分にとって特別なことだと感じました。また結果を出して、みんなでああいう瞬間を一緒につくっていけるようにやっていきたいという気持ちがさらに強くなりました」
(今後の連戦に向けて意気込みを)
「この1年間は思ったより早かったですし、いろいろな気持ちが芽生えました。なかなかうまくいかないこともありながら、うまく整理できて、試合に臨めたと思います。今はスタートを切っただけですし、堀監督も言っていましたけど、レッズは、いるべき場所に戻っていかないといけません。カップ戦はチャンスだと思うので、しっかり勝てるように、チームのためにがんばっていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
浦和レッズにとっては23日に行われた川崎フロンターレとのAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦から中3日での試合。ミッドウィークに試合のなかった清水とコンディションに差のある厳しい状況の中、堀監督は今季リーグ初先発の梅崎を右ワイドに据え、ラファエル シルバをリーグ2試合ぶりに2シャドーの一角に入れる3-4-2-1の布陣を選択した。
試合はレッズボールでキックオフ。4-4-2のブロックを敷いて慎重な立ち上がりを見せる清水に対し、最終ラインのマウリシオとボランチの阿部、そしてGK西川がビルドアップの起点となってボールを回し、本来のレッズらしい攻撃を試みていく。
8分、マウリシオからボランチの矢島への縦パスを合図に、2枚のセンターバックの間から裏へ抜けた興梠が角田のファウルを受けて相手ペナルティーエリア中央前で直接FKのチャンスをゲット。角田にはイエローカードが出た。
15分には立ち上がりから右ワイドで切れの良い動きを見せていた梅崎が武藤とのワンツーからシュートを打つなど、レッズが勢いのある攻撃を仕掛けていく。
17分には興梠がファウルを受け、ここでDF二見にイエローカード。清水はセンターバック2枚が警告を受けることになった。
ところがレッズ優勢で展開していた30分だった。それまで危なげなく試合を進めていたところ、相手に与えたこの日初めてのCKから、角田にゴール前でマークを外され、ヘディングシュートで先制点を奪われた。
その後はGK六反から長身の右サイドハーフ、ミッチェル デュークへロングキックを合わせ、ここを起点に攻撃を受ける場面が増えて行った。しかし11人は落ち着きを失わず、0-1でハーフタイムを迎えた。
後半は前掛かりに攻める時間が多くなり、それに付随してカウンターを受けるシーンも増えたが、攻守の素早い切り替えで決定的なチャンスをつくらせない。
すると64分だった。左CKのチャンスからの2次攻撃で、左サイドに開いた武藤からゴール前にクロスが上がり、最後は正面で待ち構えた遠藤が左足で流し込んで1-1とした。
勝ち越しゴールを狙ってさらに攻勢を強めるレッズは70分、菊池と駒井の交代にともなって左ワイドにポジションを変えた梅崎からのクロスを興梠が中央でキープして落とし、最後はラファエル シルバがリーグ5試合ぶりのゴール。2-1と勝ち越しに成功した。
リードしたレッズは77分、矢島との交代でレッズ加入後リーグ初出場となる長澤がピッチに入り、ボランチの位置で攻守を引き締めていく。終盤は追加点を入れたいレッズ、追いつきたい清水がいずれも前掛かりに攻め込んでいき、ピンチとチャンスが交互に訪れる。
4分のアディショナルタイムも、最後まで気を抜けない展開となったが、89分に武藤と交代でピッチに立った李が前線から激しく相手にプレッシャーを掛け、楽に攻撃をさせないなど、チームが一枚岩になって勝ち点3を死守。
試合はこのまま2-1で終了。レッズは第5節から第8節にかけての4連勝以来、4カ月ぶりの3連勝を飾り、堀監督は就任してからのリーグ4試合無敗となった。
レッズの次戦は連覇を懸けて挑むJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦 セレッソ大阪戦。清水戦から中2日の8月30日(水)19時3分、ヤンマースタジアム長居にてキックオフされる。
なお、リーグ次節は9月9日(土)19時に埼玉スタジアムにてキックオフとなる明治安田生命J1リーグ第25節 柏レイソル戦となる。
【梅崎 司】
「先制されて非常に苦しい展開でしたけど、自分たちのやり方を崩すことなく、焦ることなく戦い続けられたのが、勝利につながったと思います」
(先発を告げられたのは?)
「今日のお昼です。昨日、先発かな、という感覚もあったので、言われて、ようやくこの舞台に戻ってこられるチャンスをいただけたということで、率直にうれしかったです」
(ケガからちょうど1年くらいになるが?)
「ちょうど1年に差し掛かるか差し掛からないか、というくらいですね」
(先制された後はどんなことを考えたか?)
「展開的に悪くはなかったですし、テンポもよかったのではないかと思います。逆に、『自分が見せられるチャンスが来た』と言い聞かせていました。いいテンポで、チャンスも作れていたと思いますし、相手の届かないところやスペースを見つけながら、テンポよくやれていたと思います。(矢島)慎也とかがいい起点をつくってくれていたので、楽しみながらプレーできました」
(決勝点につながるクロスがあったが?)
「左に入って、右と特徴が変わってきたのが、ああいうシーンだと思います。常に中を意識しながらプレーできますから。よく見えていたと思いますし、難しいボールでしたけど(興梠)慎三がうまく収めてくれたので、ゴールになって本当によかったです」
(90分プレーできたのは大きいのでは?)
「逆転していなかったので、代わりたくないというのと、ちょっとキツくなってきた、という思いが混在していましたけど、うまくリードすることができて、その後は少しギアを落とし目で、いなしながら、味方と連動しながらプレーしました」
(試合後にはチャントが聞こえてきたと思うが?)
「戻ってきた、という感覚がありましたし、素直にうれしかったです。ゴールやアシストはしていないですけど、コールやチャントをしてもらえるというのは、自分にとって特別なことだと感じました。また結果を出して、みんなでああいう瞬間を一緒につくっていけるようにやっていきたいという気持ちがさらに強くなりました」
(今後の連戦に向けて意気込みを)
「この1年間は思ったより早かったですし、いろいろな気持ちが芽生えました。なかなかうまくいかないこともありながら、うまく整理できて、試合に臨めたと思います。今はスタートを切っただけですし、堀監督も言っていましたけど、レッズは、いるべき場所に戻っていかないといけません。カップ戦はチャンスだと思うので、しっかり勝てるように、チームのためにがんばっていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】