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第23節 vs 神戸「決定機作るもゴール奪えず0-3で敗戦」
17日、浦和レッズはノエビアスタジアム神戸で、明治安田生命J1リーグ 第23節 ヴィッセル神戸戦に臨んだ。
レッズは前半終了間際に失点すると、後半にも2失点して0-3で勝ち点3を落とした。
大槻 毅監督はこの試合、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに宇賀神友弥(左)と関根貴大(右)、セントラルに青木拓矢とエヴェルトン、2シャドーに武藤雄樹と興梠慎三、ワントップに杉本健勇という布陣で試合をスタートさせる。興梠はこの試合でJ1リーグ400試合出場を記録した。
レッズは試合序盤、やや神戸にボールを握られるも、ブロックを形成して相手の攻撃をはじき返していく。ピッチ中央で攻撃のタクトを振るう山口 蛍やアンドレス イニエスタに対しては、中盤をコンパクトに保ち、2枚3枚で囲い込む守備で自由を奪っていった。
やや守備的になりながらも、反撃の機会を虎視眈々と狙う選手たちは、素早いカウンターと丁寧なビルドアップを状況によって使い分けて、相手に揺さぶりを掛けていく。一時は神戸の猛攻に晒されるシーンもあったが、高いインテンシティでピンチを切り抜けると、徐々にゲームの主導権を手繰り寄せていった。
流れを引き寄せ、いい距離感でボールをつなぎながら局面をユニットで打開し、アタッキングサードに侵入していくシーンも作る。39分には槙野のサイドチェンジを受けた関根が酒井高徳を一瞬で置き去りにして左足を振り抜き、シュートはGKにはじかれるもスピーディーな展開から決定機を作り出した。
しかし、0-0のまま前半を折り返すかと思われた45+1分、イニエスタのスルーパスに抜け出した田中順也にシュートを打たれ、西川が一度は弾き出すもこぼれ球に反応した古橋亨梧に詰められて先制を許してしまう。
0-1のビハインドで迎えた後半、レッズは長短のパスを織り交ぜながら、テンポの良いパスワークでアグレッシブに攻撃を仕掛けていった。槙野や岩波も高い位置を取り、局面で数的優位を作り出しながら神戸の守備網を崩しにかかる。高い守備意識は維持され、奪われても素早くボールを回収し、ゲームを優位に進めていった。
しかし、59分、神戸の山口 蛍に追加点を許し、スコアを0-2とされてしまう。
大槻監督は59分、宇賀神に代えて山中亮輔をピッチに送り出すと、64分にはエヴェルトンに代えて柏木陽介を投入する。柏木は積極的にボールを引き出しては捌き、周りを動かしてリズムを作り出していった。
74分には最後の交代カードを使い、興梠に代えてファブリシオが投入される。ゲームはオープンな展開となるも、足を止めないレッズの選手たち。関根は上下動を繰り返しながらボールを引き出し、積極果敢に右サイドから攻撃の起点を作り出していった。
しかし、ゴールが奪えぬまま時間だけが過ぎ、86分には相手に与えたPKをイニエスタに決められ、0-3で敗戦を喫した。
次戦は8月23日(金)19時33分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第24節 松本山雅FC戦となる。
【関根貴大】
「前半から守備のところでもうまくいっていなかったですし、給水タイムに入るまで相手のペースで試合を運ばれてしまったので、耐える時間も長かったです。その中で最悪な時間帯に失点してしまったので、チームとしてはとてもキツかったですし、そこから盛り返す力というのも、今日は出せなかったなというのが現状だと思います」
(対峙する選手が酒井選手、フェルマーレン選手と、世界的に活躍する選手だったが、やってみての印象は?)
「それぞれのよさを出させてしまった印象はあります。そこを消すために試合前の練習から臨んでいましたし、そこがうまくはまらなかったのが今日の結果につながってしまったと思います」
(時間の経過と共に苦しい感じになったと思うが、その中でなんとか流れを変えてやろうという気概をプレーから感じた。全体的にもどかしさを感じていたところがあったか?)
「攻撃に関しても、相手が90分間を通して前から来るのを何回かうまい形で外せはしましたけど、それも数回でしたし、相手を押し込んで二次攻撃、三次攻撃というところまで、なかなかそういう展開に持っていけませんでした。自分のところに入ったときには、相手はブロックを作っていましたし、そこのところで、自分ももっと工夫が必要かなと思いました」
(実際に対峙して、プラン通りに行かなかった要因というのは?)
「全体的にハードワーク、試合の入り方というか、もう少し前から行けたんじゃないかなと。そこで何か、もっと見えてくる部分があったと思いますし、引いて引いて引いて、そのままゲームが進んでしまったので、そこが僕の中ではもどかしいというか、やりきって外されたというよりも、後手後手で回されてしまっていたので、そこのところ、もっと入りから前からプレッシャーをかけられれば、GKのところを含めて特殊なやり方をしてきていたので、変わったのかなと思います」
(相手を少しリスペクトしすぎたところがあったか?)
「リスペクトしていたというよりは、ポジションどりが、GKの位置も特殊だったので、そこも含めて、ボランチのところをうまく消しながら、というのは考えていましたけど、そこの守備でのスピードが上がらなかったのが少しもったいないというか、そこで自分たちから仕掛ける時間帯があってもよかったかなと思います」
(関根選手がきてからこういう試合は初めてだったと思うが、レッズが悪い流れのときにこういう展開になる感じがあったが?)
「それを今日肌で感じましたし、こういうときに何ができるんだろうというのをもう一回、自分の中でも考え直さないと。いいときには誰でもうまいプレーはできますし、それも今シーズン、結果が出ていないのが物語っているように、こういう試合があるのは自分の中でも想定はしていたので、そこで結果というか、チームをもっと生きたものにできなかったのは、自分の中でも悔しいですね」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは前半終了間際に失点すると、後半にも2失点して0-3で勝ち点3を落とした。
大槻 毅監督はこの試合、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに宇賀神友弥(左)と関根貴大(右)、セントラルに青木拓矢とエヴェルトン、2シャドーに武藤雄樹と興梠慎三、ワントップに杉本健勇という布陣で試合をスタートさせる。興梠はこの試合でJ1リーグ400試合出場を記録した。
レッズは試合序盤、やや神戸にボールを握られるも、ブロックを形成して相手の攻撃をはじき返していく。ピッチ中央で攻撃のタクトを振るう山口 蛍やアンドレス イニエスタに対しては、中盤をコンパクトに保ち、2枚3枚で囲い込む守備で自由を奪っていった。
やや守備的になりながらも、反撃の機会を虎視眈々と狙う選手たちは、素早いカウンターと丁寧なビルドアップを状況によって使い分けて、相手に揺さぶりを掛けていく。一時は神戸の猛攻に晒されるシーンもあったが、高いインテンシティでピンチを切り抜けると、徐々にゲームの主導権を手繰り寄せていった。
流れを引き寄せ、いい距離感でボールをつなぎながら局面をユニットで打開し、アタッキングサードに侵入していくシーンも作る。39分には槙野のサイドチェンジを受けた関根が酒井高徳を一瞬で置き去りにして左足を振り抜き、シュートはGKにはじかれるもスピーディーな展開から決定機を作り出した。
しかし、0-0のまま前半を折り返すかと思われた45+1分、イニエスタのスルーパスに抜け出した田中順也にシュートを打たれ、西川が一度は弾き出すもこぼれ球に反応した古橋亨梧に詰められて先制を許してしまう。
0-1のビハインドで迎えた後半、レッズは長短のパスを織り交ぜながら、テンポの良いパスワークでアグレッシブに攻撃を仕掛けていった。槙野や岩波も高い位置を取り、局面で数的優位を作り出しながら神戸の守備網を崩しにかかる。高い守備意識は維持され、奪われても素早くボールを回収し、ゲームを優位に進めていった。
しかし、59分、神戸の山口 蛍に追加点を許し、スコアを0-2とされてしまう。
大槻監督は59分、宇賀神に代えて山中亮輔をピッチに送り出すと、64分にはエヴェルトンに代えて柏木陽介を投入する。柏木は積極的にボールを引き出しては捌き、周りを動かしてリズムを作り出していった。
74分には最後の交代カードを使い、興梠に代えてファブリシオが投入される。ゲームはオープンな展開となるも、足を止めないレッズの選手たち。関根は上下動を繰り返しながらボールを引き出し、積極果敢に右サイドから攻撃の起点を作り出していった。
しかし、ゴールが奪えぬまま時間だけが過ぎ、86分には相手に与えたPKをイニエスタに決められ、0-3で敗戦を喫した。
次戦は8月23日(金)19時33分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第24節 松本山雅FC戦となる。
【関根貴大】
「前半から守備のところでもうまくいっていなかったですし、給水タイムに入るまで相手のペースで試合を運ばれてしまったので、耐える時間も長かったです。その中で最悪な時間帯に失点してしまったので、チームとしてはとてもキツかったですし、そこから盛り返す力というのも、今日は出せなかったなというのが現状だと思います」
(対峙する選手が酒井選手、フェルマーレン選手と、世界的に活躍する選手だったが、やってみての印象は?)
「それぞれのよさを出させてしまった印象はあります。そこを消すために試合前の練習から臨んでいましたし、そこがうまくはまらなかったのが今日の結果につながってしまったと思います」
(時間の経過と共に苦しい感じになったと思うが、その中でなんとか流れを変えてやろうという気概をプレーから感じた。全体的にもどかしさを感じていたところがあったか?)
「攻撃に関しても、相手が90分間を通して前から来るのを何回かうまい形で外せはしましたけど、それも数回でしたし、相手を押し込んで二次攻撃、三次攻撃というところまで、なかなかそういう展開に持っていけませんでした。自分のところに入ったときには、相手はブロックを作っていましたし、そこのところで、自分ももっと工夫が必要かなと思いました」
(実際に対峙して、プラン通りに行かなかった要因というのは?)
「全体的にハードワーク、試合の入り方というか、もう少し前から行けたんじゃないかなと。そこで何か、もっと見えてくる部分があったと思いますし、引いて引いて引いて、そのままゲームが進んでしまったので、そこが僕の中ではもどかしいというか、やりきって外されたというよりも、後手後手で回されてしまっていたので、そこのところ、もっと入りから前からプレッシャーをかけられれば、GKのところを含めて特殊なやり方をしてきていたので、変わったのかなと思います」
(相手を少しリスペクトしすぎたところがあったか?)
「リスペクトしていたというよりは、ポジションどりが、GKの位置も特殊だったので、そこも含めて、ボランチのところをうまく消しながら、というのは考えていましたけど、そこの守備でのスピードが上がらなかったのが少しもったいないというか、そこで自分たちから仕掛ける時間帯があってもよかったかなと思います」
(関根選手がきてからこういう試合は初めてだったと思うが、レッズが悪い流れのときにこういう展開になる感じがあったが?)
「それを今日肌で感じましたし、こういうときに何ができるんだろうというのをもう一回、自分の中でも考え直さないと。いいときには誰でもうまいプレーはできますし、それも今シーズン、結果が出ていないのが物語っているように、こういう試合があるのは自分の中でも想定はしていたので、そこで結果というか、チームをもっと生きたものにできなかったのは、自分の中でも悔しいですね」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】