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第20節 vs大宮「堀監督の初陣、2度リードするも引き分けに終わる」

5日、19時4分より埼玉スタジアムにて明治安田生命J1リーグ第20節 大宮アルディージャ戦が行われた。

前節の北海道コンサドーレ札幌戦後にミハイロ・ペトロヴィッチ前監督が契約解除となり、新たに就任した堀孝史監督が大宮戦の指揮を取った。レッズの布陣はミシャ時代を踏襲する3-4-2-1で、GKに西川、3バックは右から森脇、遠藤、宇賀神、ダブルボランチに阿部と柏木、右ワイドに関根、左ワイドには4月16日のFC東京戦以来のリーグ戦先発となる菊池が入り、1トップに興梠、2シャドーに武藤とズラタンという構成となった。

試合はレッズボールでキックオフ。開始早々の2分、ズラタンが裏への飛び出しを見せるなど、積極的な立ち上がりを見せるレッズに対し、5月の監督交代後、以前の堅守速攻スタイルからパスサッカーへと変貌しつつある大宮が、ボールをつなぎながら押し上げようとする。

レッズは13分、19分とズラタンがシュートを打ち、20分にはCKの流れから宇賀神がシュート。いずれも得点にはならなかったが、徐々にチャンスをつくり、押し込む時間が増えていった。

すると26分、興梠がPKを獲得すると、これをきっちり決め、レッズは広島戦以来リーグ戦5試合ぶりの先制点を手にした。

守ってはこのところの課題だったクロスへの対応で一定の改善が見られ、前半は無失点で切り抜ける。ハーフタイムにはゴール裏から興梠コール、宇賀神コールが起きた。

後半は両チームとも交代なしでスタートしたが、58分に大宮はマテウスを投入。1点を返そうと攻撃の勢いを増してきた相手に対し、レッズは落ち着いて試合を運び、カウンターへの場面でも攻守の素早い切り替えでそつなく対応する。

ところが66分だった。リスタートの連係ミスから、ゴール前で相手にボールが渡ると、最後はマテウスに決められて1-1の同点とされる。

しかし、レッズはそこから執念を見せる。69分、サイドチェンジのボールを受けた菊池が果敢に縦に仕掛けて、勢いのままグラウンダーの鋭い左クロスを送る。すると大宮GK加藤が弾き、柏木が詰めてシュートを決めた。

2-1と勝ち越したレッズは、75分に興梠を下げてラファエル シルバを、80分には菊池を下げて駒井を投入。しかし、88分、後半途中からピッチに入った瀬川にゴールを決められ、2-2と追いつかれた。

レッズはアディショナルタイムにズラタンを下げて李を入れ、三度の勝ち越しを狙うが、ゴールには至らず、引き分けで試合を終えた。

レッズの次戦は8月9日(水)19時より山梨中銀スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ第21節 ヴァンフォーレ甲府戦となる。

【柏木陽介】
(新体制となったが、試合を振り返って)
「勝たなければならない試合だったと思います」

(今日の試合の意味は?)
「今日はいいサッカーどうこうよりも、ダービーで勝利することが、チームが上向きになるきっかけになると思っていたので、それを考えて臨みました」

(常に先行する展開だったが?)
「一人ひとりが球際で戦って、しっかり守備をしながらプレーできていたと思いますが、1失点目はあり得ないミスでした。流れが悪くなりそうになったところで逆転できて、その後もしっかりと守備はついていたのですが、不運にも(遠藤)航に当たって、入ってしまいました。そういうところが、チームとして乗り切れていないところだと思います。ただ、チャンスはありましたし、自分たちらしい攻撃を出しながら戦えたので、次に向けては良かったと思います」

(守備面での課題は?)
「守備に関してはある程度戦えたと自分たちの中では考えています。意思疎通のところで今日は失点してしまったので、そこは一人ひとりが集中力を欠かさず、今どういう状況なのかを明確にしてプレーしていかなければいけないと思います」

(レッズの2点目はゴールに詰めたシュートだったが?)
「(菊池)大介のクロスだったんですが、『5回に1回くらいは仕掛けろ』と言っていたので、仕掛けるところだと感じて詰めたら、いいところにこぼれてきました。自分がゴールできたことはどうでもいいことで、チームが勝利することが一番大事で、チームが勝つために全力を尽くしていきたいです」

(次の試合への意気込みは?)
「まだまだ苦しい状況は続いていますが、今日の試合をしっかり反省して、次に向かって、しっかり一人ひとりがチームのために戦っていければと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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