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リカルド ロドリゲス監督 就任会見

17日、立花洋一代表、戸苅 淳フットボール本部 本部長、西野 努テクニカルダイレクター、そして、2021シーズンから新たにトップチームを指揮することとなったリカルド ロドリゲス新監督が出席し、オンラインにて就任記者会見を行った。

【立花洋一代表】
「みなさん、こんにちは。浦和レッズの立花でございます。本日は大変お忙しい中、多くのメディアの方にリカルド ロドリゲス新監督の加入記者会見にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。本来であれば、直接みなさんをお招きしてご紹介するところではございますが、現下のこのコロナ禍の状況でございますので、このような形で、またモニターを通してお話をさせていただくことを、お許しいただきたいと思います。

まず2020シーズン、残念ながら我々の目標としていたACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権を獲得できず、本当にみなさんのご期待に沿うことができませんでした。そういった意味では今シーズン、2021シーズンを迎えるにあたって、この大きな目標を必ず達成するためにどのようにしていくのか、そこをクラブとして深く考え、フットボール本部とともに、本日の新監督の発表ということになりました。

クラブは昨年のコロナ禍の状況の中で、経営的には非常に大きな打撃を受けましたが、浦和レッズを支えてくださる多くのファン・サポーター、そしてパートナー企業のみなさんに、本当に助けていただいて、ここに至っています。残念ながら今年もまだコロナ禍の先行きの見通しは立ちませんが、昨年来我々クラブ一同必死になって新しい挑戦、そしてコロナに打ち勝つといった思いで、みなさんとともに我々も事業を進めて参りました。今年はそういったことを生かして、新しい挑戦に邁進していきます。その中でも、やはり何と言ってもリカルド ロドリゲス監督就任、ここは我々に大きな力を与えてくれると確信しています。

これから監督会見が始まりますが、みなさん何卒今年一年浦和レッズをよろしくお願いしたいと思います。クラブを代表して、まずは本日お集まりいただいたみなさんに厚く御礼申し上げます」

【戸苅 淳フットボール本部 本部長】
「みなさん、こんにちは。フットボール本部 本部長の戸苅です。こういう形になりますが、またみなさんとお会いできることを本当にうれしく思います。

いよいよ2021シーズンが始まります。我々の使命はサッカーで街を、社会を元気に明るくすることです。そういった意味では、まだコロナ禍の影響を受ける年になりそうですが、感染や感染拡大に十分気をつけながら、Jリーグを今年も最後まで戦うこと、それが最重要と考えています。みなさんとともに最後まで走り、闘い、貫き続け、多くの方々に元気や喜びを届けていく、是非そのようなシーズンにしたいと思っています。それが浦和レッズの存在の意義だと思っています。

そのような中で、今日は今シーズンの浦和レッズの指揮を執っていただく、リカルド ロドリゲス監督をみなさんに紹介したいと思います。紹介の方は西野テクニカルダイレクター(TD)からよろしくお願いいたします」

【西野 努テクニカルダイレクター】
「みなさん、こんにちは。テクニカルダイレクターの西野 努です。今年も一年よろしくお願いいたします。

監督の紹介の前に少しだけ、去年の振り返りと監督の選定理由を説明させていただければと思います。

オフィシャルサイトの方で昨年末にも出しましたが、昨年は3年計画の1年目ということで変革元年でした。数値目標を設定して、コンセプトをしっかりと構築し、コンセプトベースのチーム作りをしていくというところを掲げていました。数値目標に関しては残念ながらみなさんご理解のとおり、遠く及びませんでした。一方でコンセプトベースの方については、『最後まで走り、闘い、貫く』という姿勢、プレーをたくさん見せてくれるようになりました。チームとしても少しずつそのようなプレーが増えてきたかなという評価をしております。

一方で、個という観点でもたくさんの選手が成長してくれました。若手で出場機会を得た選手が成長しましたし、外国籍選手も活躍してくれました。そうした評価はできますが、一方で2022年のリーグ優勝という目標を考えたときに、成長速度という観点においては少し物足りない、間に合わないかもしれないということで、今回の決断をクラブとしてさせてもらいました。今年2年目、昨年の課題も踏まえてリカルド監督には改めてコンセプトベースのスタイルをしっかりと構築し、それを選手、チームに落とし込んでもらい、チームとしてのパフォーマンスを上げていくことを強く求めています。

チームとしての目標としては、今年もACLの出場権の獲得を目標とさせていただきます。もちろん、全ての試合、全ての大会、負けていいものは一つもなく、全ての試合、全ての大会で勝ち、そして優勝を求めていくということを前提として、最低限の目標としてACLの出場権獲得というものを掲げさせてもらいます。リカルド監督の選定理由を3つほど簡潔に述べさせてもらいます。

1つ目は、クラブが作ってきたコンセプト、そしてコンセプトベースのスタイル、そうしたものと合致しているという判断をさせてもらいました。100パーセント合致しているとは言いませんが、対話しながらお互い一緒にコンセプトベースのスタイル、チームを作っていけるということで、合意させてもらいました。クラブ主導でのチームづくりということに変わりはありません。

2つ目、戦術家、戦略家としての彼の能力です。レッズにはただでさえ才能豊かな選手がたくさんいます。そうした選手たちの能力を最大限発揮させるだけで、チームパフォーマンスは飛躍的に上がるというふうに思っています。それが複数のフォーメーションだったり、いくつかの戦い方だったり、そうしたものを柔軟に使いこなすことで、今ある選手たちの能力が最大限発揮できると思っています。また、対戦相手に対策を立てられたときもしっかりと作戦を立て、対策に対する改めての対策を試合中、シーズン中に柔軟に構築して、そしてそれを選手たちに落とし込んでいける、そうした能力を高く評価して、浦和レッズという才能豊かな選手がたくさんいるチームで、彼のこの能力を遺憾なく発揮してもらいたいと思っています。

最後に、彼が持つ野心です。経験値としては、J1での監督経験はありません。ただ、彼の野心はJ1で優勝し、ACLで優勝し、そしてさらなる舞台でプロの監督として成長していくことです。浦和レッズもこれから野心を持って、今までに到達したことのない領域にいきたいと強く思っています。そういった意味では彼個人の野心と、チームの野心、クラブの野心が一致したというところで、一緒に成長していきたいという思いを持ち、リカルド監督を監督として招聘することとしました。

私から簡単な説明になりますが、以上となります。それではリカルド監督にお渡ししてご挨拶していただきたいと思います。2021年の浦和レッズの監督、リカルド ロドリゲス監督です。では挨拶をお願いします」

【リカルド ロドリゲス監督】
「みなさん、こんにちは。リカルドです。まず初めに、こういった浦和レッズという偉大なクラブでの指導、それから指揮をさせていただく機会を与えてくれて本当に感謝しています。浦和は本当にファン・サポーターの方々が熱くとても情熱がある、そういう彼らのためにぜひみなさんが楽しんでもらえるような戦い方をしていきたい、今西野TDが話してくれたように、だいたいやりたいことであったりだとか、見せていきたいところ、そういったところは合致していると思うので、そういったやり方というのを是非みなさんの前で、特に何度も繰り返しになりますけれども、ファン・サポーター方々、熱い方々ですので、そういった方々が是非楽しんでもらえるように、そしてまた先ほどおっしゃっていただいたとおり、監督として一人の監督としてさらに成長していけるようにしていければと思っています。

明日から全体練習が始まりますが、それぞれ個人の選手、すごく良い選手たちたくさんいますので、そういった彼らを一人ひとり伸ばすこと、そしてチームとしての力をどんどん伸ばしていくこと、そのやり方だったり、考え方というのは、ピッチの中だけではなく、外でも同じことが言えるので、人間性のところも含めて常に全員で成長していければと思います。それからやはりどの試合でも一試合一試合勝つつもりを持って、戦いながら、そして攻撃的に、私のスタイルを知っている方ならご存知かもしれないですが、相手をとにかく押し込んでいって攻撃的にいって、常に見てくれる方々が楽しんでくれるような、そういったサッカーを展開していけるように日々取り組んでいければと思います。

今から新しい、選手たちとこのプロジェクトを一緒にスタートさせていくことが今から楽しみで仕方ありません。あとはみんなと一緒に楽しいサッカーをしながら、そしてチームとしても大きく成長していけるようにしていければと思います」

[質疑応答]
(西野TDからクラブ主導の強化であるとおっしゃっていたが、監督の考えよりもクラブの方が優先なのか、それについて監督はどう考えているのか?)
西野 努TD
「クラブ主導と強く言うと、監督の意向を無視していると取られるかもしれませんが、そうではありません。昨年、コンセプトを決めたのは、監督が変わるたびにサッカーが右往左往変わることはよくないということで、しっかりと地に足を付けて、コンセプトを作って、それに沿ってサッカーを作っていこう、チームと作っていこうということでした。ですので、その考え方を話し理解してもらった上で、その枠の中というと言い過ぎですが、それを意識してしっかりとチームを作っていくというところに合意してもらったと思います。

もちろん、リカルド監督がどういうサッカーを展開するかということも重々理解した上で、この人となら一緒にやっていけると考えて、チームが作ったコンセプトをリカルド監督に見せ、リカルド監督にも自分のやりたいサッカーを話してもらい、我々が作ったコンセプトを変えないということではなくて、それを擦り合わせていくということを主導という形の言葉で述べさせてもらいました。ですので、選手の編成に関しても、もちろんクラブとしても、リストを作り、こういう選手はどうですかと監督と一緒に話をしながら決めていくというプロセスを経て決めています」

リカルド ロドリゲス監督
「西野TDにもおっしゃっていただきましたけれども、また別のサッカーの観点、やはりレッズが良かった時期をさらに越えていけるような、そういう素晴らしいサッカーをしていくという話をしています。そうするためにはというところを全員で会話を重ねながら積み重ねていきます。そういったところに常に信念を持ちながら、お互い何をすればいいのか、たとえば、レッズだったら攻撃的にいくところをさらに高めていくところであったり、お互いが考えているところを常に擦り合わせながら高めていければと思っています。そして、チャンスを多く作って勝てる試合をどんどん増やしていけるようにもっていければと思います」

(監督がサッカーにおいて大切にしているフィロソフィーを教えてほしい。それにまつわるエピソードがあれば、それも教えてほしい)
リカルド ロドリゲス監督
「まずはしっかりとサッカーのアイデア、スタイルをしっかり確立することだと思います。今、すごく良い選手たちがたくさんいますけれども、そういったところがなければ良いサッカーは絶対にできないと思います。
攻撃的な話もしましたが、そこをしっかりと持ちながら進めていければ、戦術的なところは、全員の理解度はあると思いますので、しっかり落とし込めると思います。

ただ、そこだけではなくて、やはり走るところであったり、戦うところであったりとか、そういったところがまず初めになければ、良いチームにはなりません。強くするためには、そういった部分も大事にしていきながら、もちろんサッカーですので、あらゆる局面、たとえば、セットプレーにしてもそうですし、そういったところがあると思います。ただ、そういったところを一つひとつしっかりと整理していきながら進めることによって、プレーであったり、良いチーム作りであったり、そういったことができると思います。

そして、何よりも大事なものは、チーム全員が団結して進むことだと思います。そういったことを必ず大事にしてやっていければ、日本でもまた必ず周りから尊敬されるチームになれると思っています」

(今回浦和レッズの監督になられて、現時点での選手の補強をどう考えているのか?ACLで勝つという目標をお聞きしたが、浦和レッズがタイトルの1つでも獲らないと、Jリーグが盛り上がらない。Jリーグでタイトルを獲るために、補強の希望ポジションはあるか?)
リカルド ロドリゲス監督
「補強に関しては、すごく満足しています。それに関しては、お互い話ながら進めていますし、その状況ですごく良い選手達が集まってくれたと思っています。それから若い選手だったり、野心がある選手が来てくれたと思います。すでに在籍の選手たちも、ここ数年もしかしたら自分の最高のパフォーマンスを出せなかった選手たちもいるかもしれません。ただ、そういった彼らのパフォーマンスをさらに引き上げる自信はありますし、それから彼らの力をさらに引き出すこと、伸ばしていくことももちろん可能だと思っています。ただ、これは個人のパフォーマンスですね。それだけではなくて、チーム全体の、つまり、コレクティブなパフォーマンスというところも高めていけるので、ここまではすごく良いと思っています。

先ほども話しましたが、ピッチ内のこと、それから外でもやっぱりチームとしての団結であったり、そういったことが必要なので、そこを持ちながら、常にどこのピッチであろうが、そういう試合であろうが、常に勝つつもりで、自分たちの意気込みを持って戦うこと。そして、これはプロセスの途中なので、まずはしっかりと一歩一歩積み重ねていくこと。その一歩一歩がいずれ良いところまで連れていく道なので、一歩一歩進んでいければと思っています」

(リカルド監督の契約期間は?)
西野 努TD
「契約条件については、守秘義務がありますので、ここではお答えできません。申し訳ございません」

(昨年の浦和レッズの試合を見て、そこから作り上げていきたいサッカーにするためには埋めるべきものが必ずあると思うが、それをどのように捉えて公式戦までにどのように積み上げていきたいか?)
「昨年のJ2リーグはものすごく試合数があって、それは新型コロナの影響もありましたけれど、連戦ばかりだったので、実際に浦和レッズとコンタクトを取ってから見る試合が多くなりました。後半のレッズの試合の印象は、やはりうまくいっていない試合は確かにあったと思います。ただ、シーズン中盤にものすごく良いところもありました。正直なところ、過去を振り返ってどうするかというところよりも、より未来に目を向けて進んで行きたいと思っています。それは、またこのレッズがまた新しい時代に差し掛かっていくにあたって、すごく重要なことだと思っています。新しい選手、それから今までいた選手、そして若手選手、情熱、野心を持った選手たち。そういった選手たちと一緒に今このサッカー、何をしていきたいのかというアイデアを明日から始まる練習で落とし込みながら、そして、ボールを持っていないときには激しく前からプレスに行き、強度高く、そしてアグレッシブに戦う。そういったところをみんなでやっていければと思っています。新しい選手も多いですし、まずはいろいろな選手たちと練習していく中で、この選手にはこういった特長があるといろいろな新しい発見であったり、今まで想像できていたことなど、いろいろたくさんのところが見えると思います。それをしっかりと見ながら、自分たちの目指す戦い方というのは定まっていますけれども、その中で、さらにどういった広がりを見せることができるのか、どういうアイデアをさらに落とし込むことができるのか、そういったところに目を向けて進んでいければいいと思っています」

(昨年はトレーニングキャンプ中にトーマス デン選手が加入したが、今年もそのようなことが起きる可能性は考えているのか?)
西野 努TD
「移籍期間は定められたものがありますので、夏も含めて、この冬も3月いっぱい4月の頭までありますので、可能性としては、必要な時期に必要なことをするというところに全力を尽くすということは変わりませんので、その方針で、今年もチーム作りはしていきます」

(改めて目標を伺いたいが、先ほどACL出場とあったが、勝ち点なのか得点数なのか、具体的な部分も含めてお願いしたい)
リカルド ロドリゲス監督
「目的、目標というのは、我々は本当は良い試合をすること。その良い試合をするというのは、ファン・サポーターが楽しんでもらえるようにすること。そして、ファン・サポーターに楽しんでもらえるようにするには、たくさんのゴールをあげること。そして、試合に勝つことだと思っています。ですので、具体的な数字というよりは、そう我々は考えています。どういうサッカーをしたいのか、それはみなさまに伝わっていると思いますが、とにかく我々としては、戦うチーム。そして、パフォーマンスをどんどん高めて、どの試合でも勝つつもりで戦っていく、どの試合でも、そう戦っていくことが、必ず大事な局面を迎えたときに順位も高くいられる方法、道だと思っています。我々としては、明日からトレーニングが始まりますけれども、そういったところで、しっかりと積み重ねていきながら、我々は上を目指して戦っていければと思っています」

(自身初めてのJ1リーグとなるが、自信やワクワク感はあるか?)
リカルド ロドリゲス監督
「もちろん経験はないですが、自信はあります。これだけの選手たちと今までやってきたことを踏まえれば、必ずうまくいくと思います」

(2017年の徳島ヴォルティスでは、当初4バックを採用して、途中から3バックにして中盤を厚くしたり、他の要因もあって変更されたと思う。サポーターも注目しているところだと思うが、どのようなシステムでトレーニングマッチや練習に臨みたいと考えているのか?)
リカルド ロドリゲス監督
「システムは、本当に大事だとは思っていません。一番大事なところは、どういうサッカーをしていきたいかというアイデアを明確に持つことが大事だと思っています。それは、ディフェンスであったり、攻撃であったり、いろいろな形でやることはもちろんあるとは思います。そのアイデアの部分が一番大事だと思います。相手がどういった意図を持って守ってくるのか、攻撃してくるのか、それにどうやったら突破していくのか、もしくは相殺していけるのか、そういったところを考えながら、やれれば良いと思います。

勝つためには、どう攻撃すればいいのか、たとえば、中間層のところで守ってくるのであれば、そこをどうやって突破できるのか、そういったところから考えながらやっていくことが大事なので、システムは特に大事なところではなくて、今いる選手たち、それからそれぞれの組み合わせであったり、そういったところがシステムを決める部分でもあります。なので、これといって何か特別なシステムで行きたいとかそういったことはありません。今話した通り、どういったサッカーをしていきたいかというところがまずあります」

(リカルド監督のスタイルを新しいチームに植え付けようとすると時間が掛かると思う。一方で、レッズのようなクラブではすぐ結果が求められ、その圧力、プレッシャーも強いと思うが、その中で時間を掛けてでもスタイルを構築していくのか、スタイルよりも結果も求めるのか、今の考えは?)
リカルド ロドリゲス監督
「徳島で初めて指揮をした1試合目では、やりたいサッカーはある程度みんなに見せることができたと思っています。それから、選手がシーズン途中であったり、毎年いなくなっても、その年に我々はどういったサッカーをしたいのかということを見せられたと思っています。そして、今年レッズで指導することになりましたが、レッズには素晴らしいクオリティーを持った選手たちがたくさんいます。必ず今やりたいこと、攻撃的なところ、やっていくべきところは必ずできると思っています。まずは、2月27日の初戦にそういったところをしっかりと見せられればと思っています。チームとして、このアイデンティティーをしっかりと持って戦っていくことができればと思っています」

(浦和という街のサッカーに対して熱い姿勢、情熱についての話があったと思うが、サッカーに対して熱い土地のチームを指揮することは、心が躍るようなチャレンジだと思うが?)
リカルド ロドリゲス監督
「本当にすごくこういう状況が好きで、これだけ熱い情熱も持ったファン・サポーターの方々がいる。それはサポーターだけではなくて、自分自身もそういう情熱を持った人間だと思っています。そういう情熱がお互い重なったときに、すごく良いものが作れると思っています。やはり、日本でもトップのファン・サポーターの方々がいると思うので、まず、この浦和レッズから最初にコンタクトがあったときは、本当にうれしく思いました。そして、何よりそういった情熱を持った方々が、我々がやる試合を見て楽しんでもらえれば、本当にこれ以上にうれしいことはありません。我々としては、そういったところを見せつけていけるようにすること。なので、本当に最初に浦和レッズに声を掛けてもらったときにうれしいと思った、そして、行きたいと思った理由の一つが、ファン・サポーターのみなさんが情熱的だったからです」

(監督のことをなんと呼んだらいいのか?)
リカルド ロドリゲス監督
「『リカ』と呼んでくれた方がより親近感があるのかなと思います」

(徳島では本当に素晴らしい街の中で応援されてきて、阿波踊りを踊ったりしていたが、今、コロナ禍ではあるが、ファン・サポーターとのふれあいはどう考えているか?南越谷には阿波踊りもあるが?)
リカルド ロドリゲス監督
「ぜひその阿波踊りがあるときには、もし可能であれば、呼んでもらえればと思います。ぜひ、行きたいと思います。あとは、やはりこういう熱い街にサッカーを感じられる場所に住むことができて、本当にうれしいです。これも繰り返しになってしまいますが、みんなこれだけ熱く応援してくれる場所に来られたということは本当にうれしいです。今、この時期でむずかしいときではありますけれども、みんなの熱を感じられるところに来られて本当にうれしいです」

(レッズで指揮を執ることに自信があるとおっしゃっていたが、徳島で4年間指揮を執られて、1年目からそれなりの成績を納め、3年目でJ1昇格のプレーオフの決勝まで進み、4年目に大願成就でJ1リーグ昇格を果たしたが、こういった成功体験もレッズで指揮を執るにあたって自信になると思うが、徳島では、どういう指導方針、どういう仕事をしてきたのか簡単に説明してほしい)
リカルド ロドリゲス監督
「すごく簡単に説明をすると、よりそのシチュエーションに近いような、どういった出来事、現状を起こしたいのか、そういったところにフォーカスしながら、そしてそれを激しくしっかりと毎日トレーニングをしていく、それが試合で表現できる形になります。本当に簡単ですけれど、そういった形でやってきました」

(攻撃的なチームを作り上げることが一番の目的だったのか?)
リカルド ロドリゲス監督
「そうですね。攻撃的にです。それから、毎日のトレーニングを先ほどから大事にするということを話していきましたけれど、それからよりスペシャルな、より試合で起こってほしいこと、起こしたいことを練習で取り組んでいきました。できるだけ試合に近い心理状況であったり、戦術だったり、いろいろな局面で起こり得ることにフォーカスしながらやってきました。ときには映像を見せることもありましたし、そういうことをしながらチームでどういったことをやりたいのかをやってきました」

(昨年のシーズン前に、クラブとして3年計画というスローガンを掲げたが、今年、新監督にしたということで、昨年の3年計画がなくなり、今年から新たに3年になるのか?それとも今年は2年目になるのか?
西野 努TD
「よく受ける質問です。あくまでも今年は3ヵ年の2年目とさせてもらいます。あらためてゼロリセットではありません。先ほど申し上げたように、昨年、もちろん数値的には見えないものがありますが、
しっかりとチームとして、クラブとして蓄積したものがあると認識しています。それをベースに今年、来年、戦っていきたいと思います。ゼロリセットではありません」

(簡単な就任までの経緯とコーチ陣の基準については?)
西野 努TD
「監督候補者は、年中、四六時中、リストとしては国内、国外含めて作っています。どういった監督が、どういった動きをしているのかは、しっかりと情報を集めています。その中で、昨年はコンセプトを作り、こういうサッカーをしたいということが我々の頭の中にあり、それを言語化してきたので、そこに沿うような監督という形で絞り込んでいきました。もう一つは、その監督が空いているか空いていないかという次の問題もありましたが、そういったところも踏まえて、最終的にはオファーを出しました。ここまでが言えることです。

コーチ陣についても、浦和レッズには、選手だけではなく、非常に優れたコーチがたくさんいますし、アカデミーにもいます。一番は、監督が一番パフォーマンスをできる環境設定が大事なので、監督と会話をしながら最低限の入れ替えはすることは頭に入れて、監督を話をしながら決めさせてもらいました。新たな血を入れるということは一つポイントとして、私たちの頭の中にはあり、コーチ編成をさせてもらいました」

(新型コロナの問題はありますが、練習は見させていただけるのか?)
リカルド ロドリゲス監督
「コロナの前は、よく見に来てくれる方々がいましたので、そういう機会があればと思います。練習でも、もちろん公開してきたこともあります。ただ、どうしても見せられない部分はありましたので、それは戦術的なところ、次の試合で大事なところがありましたので、そういうところは非公開とさせていただいていました」

(監督の中で、普段の生活の中で許せないことなどはあるか?)
リカルド ロドリゲス監督
「やはり、それは姿勢のところだと思います。姿勢、態度の部分です。試合でしたら、相手がいるスポーツですので、当然相手が上回ることもあると思います。もし、相手に上回られて負けてしまったら、それは相手におめでとうと言えばいいだけですけれども、そうではなく、相手に負けて、それで途中で諦めてしまったり、流れの中でうまくいっていないときに投げ出してしまうだとか、そういったことは本当に許せません。ですので、日々の積み重ねもそうですが、そういったところをしっかりと大事にしながら、全員で規律を持ってやっていくことが大事だと思います」

(浦和レッズは世代交代が大きな課題になっているが、素晴らしいベテラン選手たちもいる。世代交代に対しての監督の考えを聞かせてほしい)
リカルド ロドリゲス監督
「やはり大事なことは、全員で一つの大きなチームになっていくことだと思います。べテランと若手と、その間もいると思いますが、それが一緒になって戦うこと、それが必要なことだと思っています。ベテランがまだまだ貢献できることはありますし、若手ももちろん自分たちがやれることを毎日の中で、しっかり出していければと思います。監督としてやっぱり大事なところは、しっかりと誠実に、彼らに対して平等に見てあげること。それは、彼らのパフォーマンスであったり、それがしっかり出て、それがチームのためになるのであれば、年齢は関係ないです。そういったところを若手選手もベテラン選手も、チームに貢献することをまずしっかり考えながら、若手選手も若いからではなく、自分を出せるところをしっかり出してもらえればと思います。ここは大事なところだと思います」

(日本生活も長くなっていると思うので、好きな日本食と日本語を教えてほしい)
リカルド ロドリゲス監督
「好きな食べ物はお寿司です。それから、好きな言葉は、これは本当に練習中とかでも使ったりしますが、『素晴らしい』です。それは、選手がいいプレーをしたときに出る言葉ですので、できれば、『素晴らしい』という言葉を使えればと思っています」

(コーチングスタッフの話があったが、小幡直嗣コーチ兼通訳と徳島時代も一緒だったが、今回レッズでも一緒に仕事をするが、監督にとって、小幡コーチ兼通訳はどんな存在でどんなところが優れているのか、紹介してほしい)
リカルド ロドリゲス監督
「一緒にやり始めてこれで5年目になりますが、ここまで一緒に時間を過ごしてきて、それは練習、試合、一緒に成長してきたと思っています。それからいろいろな現象をどう解決していくかというところも、お互い話し合いながらやってきたと思っています。

通訳のいいところは、選手がうまく理解できていることは、通訳がうまくやれているところがあると思います。それから、実際試合の中でも、相手の分析や対策をどうやって突破していくのかをお互い話しながらきたので、そういったところもいいところだと思います。サッカーが好きな青年なので、そういったところも含めて、ただの通訳ではなく、テクニカルなスタッフの一員としてやっていく大事な存在だと思います」

(以前、徳島の試合を見て、ビルドアップに対して、観客が鋭く反応していたことが印象的だったと取材させていただいたことがあった。レッズとしては、昨年、速い攻撃は積み上げられたと思うが、運ぶことについて苦労した印象がある。そこは専売特許だと思うが、運ぶというとこについての考え方やこう指導してうまくいくということはあるか?)
「レッズは、本当にビルドアップをすることに、いい選手たちがいると思っています。やはりGKも足元がすごくうまいですし、センターバックも後ろから繋いでいく技術だったり、いつ相手をうまくロックしながら、いつパスを出していくのかを理解できる選手たちだと思っています。いろいろなやり方はもちろんあると思いますが、後ろだけではなく、後ろの選手もうまく交えながらやっていく力はあると思います。しっかりと正しいプロセスを踏みながらやっていけば、必ずうしろからもいいビルドアップができると思っています」

(トップチームと育成組織の関係性について、トップチームがこれからやるサッカーをユースチームにも求めるのか、あるいは監督ご自身が選手たちへのモチベーションの機会を作ったりするのかなど、育成組織との関係についてどう考えているのか?)
リカルド ロドリゲス監督
「ここ最近、ミーティングでいろいろな部署の方々と話す機会があったので、いろいろと話をさせていただきました。その中に、もちろん育成を担当する方々とも話していきましたけれども、彼らも沖縄キャンプに来てくれるという話をしていたので、そこでいろいろお互いの話ができたらなと思います。そしてそれが彼らのところでうまく還元できればなと思います。やはりクラブとしては成長していくためにそういった育成であったりだとか、それからその育成にいる監督、コーチ陣、それから選手たちが大きく成長してもらえればなという思いでいます。先ほど、前の質問でベテラン、それから若手選手の世代交代の話のときにさせていただきましたけれども、歳のところは関係なく、やはり若手選手、育成の選手でも、やはり良い選手だったらトップにどんどん上がっていってプレーする機会もあるでしょうし、それからやはりそういう育成から育った選手が浦和レッズでプレーするということは、やはりそれはクラブにとっても良いことなので、できれば多くの選手がそうなってもらえればと思っています」

西野 努TD
「アカデミーとの連携もすごく大きな課題だと認識しています。その中で何ができるかなと考えていますが、エリートリーグという今度Jリーグが21歳以下の選手を必ず3名加えなければいけないという程度の制限を持った、リザーブリーグというか、セカンドチームのリーグを始めようとしています。そこではトップの試合に絡まない選手とユースの選手、そして練習生が試合をすることができるという設計になっていますので、まだ参加チームや詳細は決まっていないので本当に実現するかというのはある段階でこういう話をしてしまうんですが、アカデミーの選手、アカデミーのコーチたちとトップの選手、コーチが一緒に一つのチームで戦うということが、連携の速度をすごく速めてくれると思っています。今年はそんなことをやっていきたいと考えています」

(特にファン・サポーターの方々にリカルド監督が率いるチームのどんなところを注目してほしい、期待してほしいと考えているか?)
西野 努TD
「去年からも個々の選手に対しては、『最後まで走り、闘い、貫く』という姿勢をとことん求めてきました。ただ、やはりチームとして機能しないと、個々の選手だけがやる気になっても、なかなか選手たちもそれがやりきれないというのも現実としてあったと思います。

ですので、最低限監督に求めたいのは個々の選手たちがとことんサッカーを楽しんで、とことん走りつくせる、やりつくせるような試合を、ひとつでも増やしてほしいと思っています。去年もそういう試合はありました。でもリーグで優勝を目指すにはそうした戦いをシーズン通してやらなきゃいけないと思っているので、選手たちが心からサッカーを楽しいと思えるような、本当に笑顔でベンチに戻ってくるような、そんな戦いを一試合でも増やしてほしいと思っています。

でもすみません、こういう話をまだ監督にしていませんでした。初めてします」

(リカルド ロドリゲス監督から浦和レッズのファン・サポーターは情熱があるというというお話があったが、彼らに伝えたいメッセージはあるか?)
リカルド ロドリゲス監督
「メッセージとしては、みなさんに本当に楽しんでいただければ、ファン・サポーターの方々が楽しんでいただければと思います。練習であったり、特に試合で我々のその情熱的な部分というところをみなさんに伝えていけたらと思います。

もちろんみなさまに応援していただきたいと思っていますけれども、こちら側としては、我々がみなさまを盛り上げるような存在にまずなっていかないといけないので、我々の試合を見て、まずは楽しんでもらえるように、そしてそれがあって我々に対して応援してもらえるように、そうなっていきたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】











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