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ブリーラム・ユナイテッド戦 試合後公式会見

AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ MD1 vsブリーラム・ユナイテッド 試合後のコメント

【オズワルド オリヴェイラ監督】
「予想通り、非常に難しい試合になりました。相手は非常に整っていて、崩れないチームでした。また、とても良い選手がそろっているチームでもありました。ですので、負かしにくいチームと本日は対戦しました。

我々が日本でよく知っていたペドロ ジュニオールがいましたけど、非常に賢くスピードのある選手で、彼を生かしながらカウンターを仕掛けようとする形に対して、我慢強く耐えることが必要でした。

そして自分たちがボールを持ったときも我慢強くボールを動かして、背後への飛び出しやトライアングル、そういったコンビネーションなどもトライしましたが、私たちが力を入れて常にトレーニングし続けている、私がいつも『チャンスになる』と言っているセットプレーから、得点が生まれました。ホームゲームですと、セットプレーの回数も多くなる傾向にあると思いますので、それを生かした形になりました」

[質疑応答]
(特に前半だが、非常にサイドチェンジを使って両サイドを広く使っていたが、どういう狙いだったか?その際、左の宇賀神選手のサイドよりも右の橋岡選手のサイドを非常にたくさん使っていたが、今日は橋岡選手が活躍しそうだという予感があったのか?)
「どちらかと言えば、森脇がサイドと言った方がいいかもしれません。森脇はセンターバックもできれば、ウイングバックもできる選手です。

本日は相手があのような姿勢で戦うということを予想していましたので、左はプレーし慣れている宇賀神と槙野に戻し、右サイドはプレーの起点になれる森脇を入れて、橋岡をその隣に入れました。森脇は非常にボールの扱いがうまい選手で、私たちは彼を含め、サイドチェンジをしながら、相手をスライドさせてスペースを見つけて飛び出そうとしていましたが、ブリーラムの選手はトレーニングをよくしていると思うんですけど、11人ともゴールの前に戻っていたので、私たちにとって非常に難しい展開でした。ですので、ハーフタイムでは『もっと背後を狙おう、相手が高いディフェンスラインを設定しているので、その背後を狙おう』という話をし、その指示を出して、後半に入りました。そのようなプレーもできましたし、セットプレーから得点を生むことができました」

(非常に集中したゲームだったと思うが、1点を取った後、逆に試合がオープンになってピンチが連続した。少しゲームをコントロールする意識を持った方がよかったのでは?)
「1点目を決めた後、相手がそれまで貫いていた守備的な姿勢を捨て、得点を狙ってトライしてくると思っていました。最初に言ったように、相手は非常にクオリティーの高いチームであり、ペドロ ジュニオールを含めていい選手がそろっていますから、攻撃的なプレーをできるチームです。そこでオープンな展開になりましたけど、逆にそこで私たちが支配し、ゲームメイクし、2点目を奪うことができた流れになったと思います。2点目が決まった後は、少し試合も落ち着いたと思います」

(3点目は汰木選手のドリブルが決定的なプレーとなったが、初出場した彼へのコメントと、今後はどういうところを伸びしろとして期待しているか、あと今後はどういう起用を考えているか?)
「彼は良いサプライズとなりました。(汰木)康也の名前を初めて聞いたのは、北野(北野大助 強化部長)からでした。そこで映像を見せてもらい、私も『ぜひ獲得しましょう』と言いました。非常に賢い、スピードのある、思考の早い選手だと思っています。ただ、まだ若くて、そのときは90分プレーする準備はできていないという判断で、もう少し彼の準備を進めていかないといけないと思いました。

私のそもそものプランでは、3ヵ月目くらいから起用を考えたいと思っていました。ただ、沖縄キャンプから彼は非常に大きな成長を見せ、ポジティブな姿を見せてくれています。ですので、当初考えていた3ヵ月という時間を短縮できると判断しました。だからこの前の試合でも彼をベンチに入れました。そして本日はリードしていて、スペースが少し与えられているという流れの中で、彼を試す絶好の状況だと思いました。そして彼は私たちが指示し期待していたプレーを見せ、得点のところ以外でも、非常に面白い姿を見せてくれたと思います」

(今日、若手を含めて監督の起用に選手たちが応えてくれた勝利は、チームを勢いづけると思う。この後の戦いに向けて、今日の勝利はどのような影響があると考えているか?)
「若い選手がレッズに世代交代を訴えるという姿を見せるというのは、非常にポジティブなことだと思います。柴戸も成熟しつつあります。橋岡が試合で決定的な仕事をしています。荻原はピッチに立つ度、いい姿を見せています。

そして彼ら以外にも、大城、岩武、池髙なども非常にトレーニングでがんばってくれています。彼らも康也のように、今後ポジション争いに加わってくると思います。そして、ポジション争いというのは、ポジションを勝ち取るということは、監督が選ぶものではなく、選手自身が見せることによって、監督に自分を使わせるものだと思います。ですので私のチームには、メンバーを選ぶ基準の中に、年齢や国籍、それまでの経験や実績などは入っていません。良いパフォーマンスを見せるということがベースにあり、それができればチャンスにつながります」

(勝ったのだからもう少し喜んでもいいのではないかと思うが?)
「土曜にも試合があります。ここで質問に答えながら、土曜日の試合のことも考えています。土曜日の相手も、この週末の試合に向けて準備をしてきていると思います。私たちは天皇杯で勝ったことによって、この厳しいACLを戦っています。

ルヴァンカップだとターンオーバーするチームが多いので、本日私たちがACLで戦っている厳しい戦いとは、少しインテンシティーが違ったかもしれません。ですので、より厳しい状況で戦った私たちと、少し選手を休ませることができたかもしれない相手との戦いになるかもしれませんが、これも光栄なことです」

(今日の試合は守備の寄せが非常に早かった。今シーズンはスロースタートの印象を受けていたが、ゴールも決め、徐々にペースが上がってきているという手応えは感じているか?)
「これも、自然な流れかもしれません。新加入選手が9人入ってきている中で、私たちは常に発展を目指しています。ディフェンスの向上も狙いながら、攻撃では得点を求めています。その目標を持ち続けることに関してはなんら変わっていませんけど、対戦相手もいまして、非常に難しい相手と当たっていましたので、私たちの高いパフォーマンスが要求された試合でもあったと思います」

【橋岡大樹】
「こういった形で2点取れたことは本当にうれしいですし、まず、今シーズン初の勝利を持ってこられたことが、僕自身にとってもうれしいと思っています。

僕は決してうまい選手ではないですけど、自分自身、この試合に懸ける思いというところですごく高いモチベーションがありました。毎回そういうモチベーションですけど、また一段と、です。先週の試合でメンバーから外れて、自分がもっとがんばらないといけないというふうに、気づくのが少し遅かったんですけどそこで気づいて、自分が持っている力を試合でしっかり全力で出そうという気持ちで入って、その結果、周りのみんなのサポートのもと、2点取ることができて、本当にうれしいです。

ファン・サポーターのみなさんからも、試合後にいろいろな声が聞こえてきました。『ナイス橋岡』とか、『もっともっとがんばれ』『もっと活躍しろ』といういろいろな声が聞こえてくる中で、自分自身、そうやっていろいろな人に期待してもらっているということで、それも成長できる糧だと思っています。いろいろな人の声をしっかり聞いて、自分自身もっとしっかりがんばるという気持ちになったので、今後も謙虚さを忘れずにしっかりやっていきたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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