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『ブラインドサッカー体験会』にトップチーム6選手が参加

21日、埼玉県で活動するブラインドサッカーチーム、埼玉T.Wingsの協力のもと、REX CLUB会員と県内盲学校の子供、そしてトップチーム選手とクラブスタッフを対象にしたブラインドサッカー体験会を大原サッカー場で開催した。トップチームからは平川忠亮、阿部勇樹、梅崎 司、武藤雄樹、岩舘 直、大谷幸輝の6選手が参加して、他の参加者と共にブラインドサッカーや障がい者への理解を深め、交流を行った。

この体験会は、昨年練習中に目を負傷し、一次的に視力が落ちる経験をした平川が埼玉T.Wingsを支援している中で企画・実現したもので、平川のチームメートやファン・サポーターのみなさまにもブラインドサッカーを体験してもらい、ブラインドサッカーや障がい者への理解を深めてもらいたいという願いが込められている。



体験会は、埼玉T.Wingsに所属するブラインドサッカー日本代表の加藤健人選手やそのチームメートたちが講師役となって行われ、選手や参加者約60人は、ブラインドサッカーのルールや特徴などを聞いたほか、実際にアイマスクで見えない状態でのプレーを体験した。













選手や参加者のみなさんは、アイマスクをして目の見えない状態でボールを扱うことに苦労しながらも、鉛の入ったボールの音や、仲間の声を頼りに、一生懸命にボールを追いかけたり、コーチングがうまくいってドリブルやパスが成功したときには、お互いに笑顔で喜び合ったりと楽しんでプレーしていた。







体験会は和やかな雰囲気の中で進み、最後は選手たちと一緒に記念撮影が行われて、ブラインドサッカー体験会は終了となった。


【平川忠亮】
「今日は思っていた以上にみなさんに楽しんでもらえたので良かったです。僕自身、ブラインドサッカーも回数をこなすごとに面白くなってきて、今日が一番楽しかったです。みなさんも笑顔でやってくれていたので、うれしかったですし、少しずつですが、つながりの輪も広がっていると思いました。今回はレッズを応援してくださっている方たちも一緒に体験していただきました。みなさんも選手が近くにいることを忘れてブラインドサッカーに夢中になってくれていたのでうれしかったです。これを機会に、みなさんも一緒にブラインドサッカーを広げていってほしいと思います。僕以外にも、阿部をはじめとした選手たちが参加してくれました。選手が何人参加してくれるか不安な部分はありましたが、みんな快く参加してくれたのでうれしかったです。

また、今回の体験会を通じて、言葉の持つ力の大きさをあらためて感じました。人に伝えることは非常に難しいものです。果たして自分の思っていることの何パーセントが伝えられるのかといつも思います。その中でも一生懸命になって、何とかボールの位置を伝えることは、人に自分の気持ちを伝える部分と似ていると思います。

ブラインドサッカーは、まだ身近にはないかもしれませんが、2020年のパラリンピックの正式競技でもありますし、この4年でもっと広がって盛り上がっていくと思います。ぜひみなさんもチャンスがあったら積極的に参加してほしいと思います」

【加藤健人選手(埼玉T.Wings)】
「私は埼玉T.Wingsというチームで埼玉を拠点に、人と人、人と地域をつなぐサッカーを、ブラインドサッカーを通じてできたらという思いで活動しています。浦和レッズさんと一緒に体験会を実施できたことは、大きな一歩だと思っています。

今回は、平川選手だけでなく、チームメートの選手たちにもブラインドサッカーを体験していただきました。こうしたことを一つ一つ積み重ねていけば、もっと大きな輪が広がっていくと思います。ブラインドサッカーという言葉は知っていても、ルールまでは知らなかったり、みなさんにとってはイメージしにくいスポーツかもしれません。しかし、まずは知って体験してみることが大切だと思います。体験してみると、意外にできるなとか、意外に面白いなと感じてくれるはずです。

そして、ブラインドサッカーを通じて、言葉の大切さを感じていただけたと思います。ただ声を出せばいいというわけではありません。相手に"伝える"と"伝わる"は違うと思います。そういうコミュニケーションは、ブラインドサッカーに関係なく、多くの人にとって大切なことだと思います。今回の体験を通して、みなさんの日常生活に生かしてもらえたらうれしいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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