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「浦和のために何ができるかを考えていく」長澤和輝

12日、長澤和輝がWEB会議システムを使ったメディア取材対応を行った。

【質疑応答】
(チーム活動が始まって2週間余り、全体トレーニングが始まって1週間程度経ったが、長澤選手のコンディションやチームの雰囲気はどうか?)
「チームの雰囲気はようやく全体練習ができて、チームメートの顔も見られて、すごく明るい良い雰囲気でトレーニングができていると思います。僕個人としても休止期間に走ったり補完するトレーニングをしてコンディションをキープするように努めていたので、コンディションは少しずつ上がってきて調子が良いです」

(コンディションも上がってきて明日のトレーニングでも良いプレーを見せられそうか?)
「チームとして活動を再開してからトレーニングマッチもやっていないですし、フルピッチでのゲームもそこまで多くやっていないので、まだまだ合わせないといけないところは多くあると思いますが、まずはケガをせずにコンディションを上げていくこと、あとは勝敗にこだわってやっていくということを意識してやれればと思います」

(トレーニングマッチでプレー面ではどういうことを意識したいか?)
「最近は真ん中のポジションもやらせてもらっているので、攻守におけるハードワークをしっかりと長い時間できればいいかなと思っています」

(最近は真ん中のポジションもやっているというのはボランチということか?キャンプではサイドハーフでプレーすることが多かったと思うが、ボランチだとすれば4-4-2の中で自分のどういうプレーを生かせそうか?)
「トレーニングの中でボランチもサイドハーフも両方やらせてもらっているという状況です。ポジションによってプレーの使い分けがしっかりできればなと思います。真ん中のポジションに関しては守備でボールを奪いにいくこと、攻撃でしっかりボールを握ってスタートのパスをしっかりと出して前に攻撃参加していくところを見せていければと思います」

(観客のいない埼玉スタジアムでトレーニングマッチをするということでリーグ再開後のシミュレーションにもなると思うが、観客のいないスタジアムで公式戦を可能性があることをどう捉えているか?)
「無観客での公式戦はレッズの歴史の中ではありますが、僕自身は経験したことがありません。どういう雰囲気になるかはつかみづらいですが、明日の試合でスタジアムへの入りから実際の公式戦をイメージしてやっていければと思っています。ファン・サポーターはスタジアムでは見られませんが、多くの方が映像を通して支えてくれているということを自覚して、責任をもってプレーしていければいいなと思っています」

(明日のトレーニングマッチではインターネットを通じて支援ができる投げ銭システムが採用されることについてどう受け止めているか?)
「10年前はなかったシステムで、新型コロナウイルスの状況下で新たにできた取り組みだと思いますし、すごくポジティブに捉えています。選手としてはやることは変わらず、ひとつひとつ目の前のプレーを精一杯やることですし、Jリーグとしてもギフティングのシステムを取り入れることを検討しているところだと思いますので、今後どんな動きになっていくかは楽しみです」

(長澤選手も無観客試合については配信サイトで触れていたと思うが、無観客試合に変わるネーミングを募集する動きもあった。長澤選手が無観客試合に変わるネーミングを考えるとすればどうなるか?)
「めちゃくちゃ難しい質問を当ててきますね(笑)。なんですかね…いろいろな案が出ていたと思いますが…考えておきます(笑)。今はなかなか思いつかないです」

(無観客試合だと埼玉スタジアムの大きなアドバンテージがひとつなくなると思うが、長澤選手にそういう意識はあるか?)
「あれだけすばらしいファン・サポーターのみなさまにあれだけの大声援で支えられてプレーができるというのは選手として幸せですし、他のスタジアム、他のチームでは味わえない特別なものが浦和レッズにはあると思います。無観客試合ということでスタジアムの雰囲気だったりスタジアムに選手が入ったときに多くのファン・サポーターのみなさまが目に見えてサポートを感じられるということだけではなくて、スタジアムの入場証や入場者数における経営面での支えに関しても、今回の新型コロナウイルスの状況で多くのファン・サポーターのみなさまに様々な角度から多くのサポートをいただいていることを僕たちは自覚しました。改めてこのような機会でファン・サポーターと選手、クラブが一致団結してつながっているんだ、絆があるんだということを再認識できる良いきっかけになればいいなと思っています」

(社会全体が大変な状況でのJリーグの再開はこれまでの試合とは違ったものを背負うことになると思うが、長澤選手はどう感じているか?)
「ブンデスリーガが再開したときにデュッセルドルフの瀬田(元吾)さんという日本人スタッフが言っていたのは、街の人やサッカーを支えてくれていたファン・サポーター、地域の方々が気持ち的に活気づいた、元気づいたということでした。僕もスポーツの価値はそういうところにあると思っていますが、このような状況で大変な方々、苦しい方々も多くいる中で、僕たちは多くの方々に支えてもらいながらプロとしてプレーができるという喜びを選手は感じなければいけません。多くの方々を支えるということも浦和レッズはやっていかないといけないと思います。もちろん勝敗もそうですが、社会の中で僕たちがそういった一端を担っていかないといけないという自覚を持って試合をやっていければ、そういう強い思いを持って戦えればいいなと思います」

(無観客試合だから普段は見られない部分も映像を通じて見られることもあるかもしれない。たとえば声がよく聞こえるということもあると思うが、こんなところを楽しんでもらうことができるかもしれないと思うことはあるか?)
「一つ、声は重要な要素になるかなと思っています。選手たちはあれだけの大声援の中だと15m離れたチームメートとのコミュニケーションがうまく取れない、チームメートや監督が何を言っているか聞こえないというのは試合の中ではよくあることです。無観客試合だと声はすごく通ると思いますし、マイクも拾えると思いますので、実際のゲームの中でどういうコミュニケーションがなされているのかというのは一つ注目すべきことだと思います。それと、子供やこれからプロを目指す若い選手は実際のプロ選手たちがどういうコミュニケーションを取っているのか、僕は小さい頃にすごく思っていましたが、実際にプロの選手がこんなふうにコミュニケーションを取っているんだということは今後を背負う子供たちにとって参考になることだと思います。ピッチの上だけではなくて、ロッカールームやいろいろな部分でDAZNさんがどんな編集でどんな映像を出すかはわかりません。新たなことが見えていけば見ている側はおもしろいのかなと思います」

(活動自粛期間で長い間チームメートとうまく話せない期間が終わり、チーム活動が再開してチームメートとコミュニケーションを取れるようになって2週間経ったが、今の状況はどうか?)
「サッカー選手という職業でやっていく中でなかなかトレーニングもできないという状況は難しい時期ではありましたが、こうして再開して非常にポジティブに思っています。選手たちそれぞれが自粛期間やそれを経てのこの時期にできること、たとえば地域の子供たちのサッカースクールに顔を出してオンラインで話をしたり、手洗いの啓蒙活動だったり、様々な活動をしてきました。サッカー選手という職業がプレー以外も含めてどういうものなのかを考える良いきっかけになったと思いますし、僕自身もそう感じています。また新たに、もっともっと良いJリーグ、浦和レッズというクラブになっていければと思っています」

(選手同士の会話の中でもプレーだけではなくそういう話も出ているのか?)
「たとえばまったく別の話で宇賀神(友弥)と電話をしていて、『そういえばサッカースクールをやっているからちょっと顔を出してよ』と言われて僕や橋岡(大樹)選手が顔を出して質問に答えたり、コミュニケーションの中で当たり前に協力することができてきていると思います。それは非常にポジティブに思っています」

(どの選手も以前よりもモチベーションが上がっているのか?)
「浦和レッズだけではなくてどのクラブでも、たとえばスポンサー企業の前で写真を撮ったり、チームメート全員が出てオンラインで配信をしたり、いろいろな活動が出てきています。そういったことは他のチームも参考にしながら僕たちも浦和のために何ができるかを考えていかなければいけないと思っています」

(長澤選手が発端となったと思うが、SNSで「医療従事者は私たちのヒーロー」という投稿をしていた。実際に長澤選手の周辺に医療従事者がいて相談を受けたことがきっかけだったのか?)
「医療従事者の方もいましたし、医療従事者の方の現状を知人から聞いたりもしていました。僕が目で見て感じたわけではないですが、そういう状況だということは話をうかがっていました」

(チームメートとも相談して動いていたと思うが、ハッシュタグをつけて運動を展開するまでにどれくらいの期間を要したのか?)
「その話をうかがってから次の日には宇賀神選手や鈴木大輔選手、柏木(陽介)選手、遠藤 航選手とWEBで会議をして、その次の日にハッシュタグを作ってアカウントを作って夕方の5時にアップしようということになりました。話を聞いて2日ではじめました」

(そのハッシュタグの中に「ヒーロー」という言葉を入れたのは何か思いがあったのか?)
「僕たちサッカー選手はプロを目指す子供にとってはヒーローだと思いますし、ファン・サポーターにとってのヒーローだと思います。その立場の僕たちが医療従事者の方々に思い、感謝、声援を伝えるということが現場での差別や苦しい問題を解決するためのひとつにつながればなという思いでそういうハッシュタグにしました」

(競技の枠を超えてあっという間に広がったと思うが、反響や医療従事者の方からの言葉はあったのか?)
「想像もしないような全く違う競技、様々な競技の方が賛同してそのハッシュタグをつけてメッセージを送ってくれたことで多くの医療従事者の方に届いたと思いますので、非常に嬉しく思っています。実際にアカウントの方にも医療従事者の方から『こういう状況で非常に大変ですが、これだけ多くの方々が声援を送ってくれていることに涙が出ました。またがんばれそうです』というような、思いが伝わったメッセージも多くいただきました。やって良かったと思います」

(立花洋一代表から経営が厳しいこと、約20億円の減収で約10億円の赤字になる可能性もあるという話があったが、それを選手が聞いてどう感じたか?また、チームの経営面でプラスになるようなことを何か考えているのか?)
「現状として再開に向けて進み始めたことはポジティブですが、新型コロナウイルスの影響でどの業界もどの業種も大変な状況の中で、クラブとしても大変な状況だと思います。この状況をいかに打開していくかということは選手たちも全力で協力して、クラブと一緒に歩んでいきたいと思っています。実際にクラブと選手たちでしている話もあります。現状でこれをするということはないですが、もちろんピッチの上でトレーニング、試合と全力でやることに加えて、僕たちができることは何でも全力で協力して一丸となってワンチームで乗り越えていければいいなと思っています。クラブ、ファン・サポーター、選手と一丸になって乗り越えていきたいです」

(優勝すれば賞金も入るということで結果と出すことがクラブへの貢献にもなるが?)
「プロサッカー選手なので結果が求められますし、そこを第一にフォーカスしてやっていかなければならないと思います」

(明日は久々のトレーニングマッチだが、リーグ再開まで3週間でトレーニングマッチをやる意味、個人として確認しなければいけないことはなにか?)
「トレーニングマッチはシーズンが始まる前のキャンプでも必要な要素ですし、公式戦に向かっていく上で絶対不可欠なものなので、しっかりと試合勘を取り戻すこと、コンディションを上げること、勝敗にこだわるという3つを意識していきたいです。チームとしてはケガ人も少しいたり、メンバーが変わったりしていますが、今後はより厳しいスケジュールになりますし、当然ケガ人も出てくると思いますし、コンディションも加味しなければいけないと思います。そういった部分も含めてチームとして戦っていく、総合力で戦っていくということをトレーニングマッチから出していかないといけないと思います。個人としても中盤のいろいろなポジションでプレーしますが、そこで自分の良さを出していけるということをアピールしていきたいです」

(3月に大学院を卒業したが、大学院の研究テーマが「日本人がブンデスリーガで活躍するためにどのように障壁を乗り越えるか」ということだったと思うが、その研究、分析で感じたことは?)
「まずはどういったものかを理解することが大切だと思っていました。というのは、僕自身が今でも若いチームメート、若い選手に『どうでしたか?』と聞かれることがあって、僕はこうだったということは話せますが、ブンデスリーガでプレーした日本人は40人以上いて、彼ら全員がどのように乗り越えていったかという客観的なデータや多くの声がなかなかない状態でした。そういったことをまとめて、若い選手たちが理解していくということがひとつ必要だと思っていました。たとえば出場データや多くの選手へのインタビューをまとめました。まずは知ることが大切だと思います」

(長澤選手自身も知るきっかけになったのか?)
「僕自身も多くの選手にインタビューしながら、たとえば出られない時期にどういうメンタリティーでやっていたか、監督が代わってどういう意識でトレーニングからやっていってたか、そういった選手たちの生の声を聞きました。会って話すことはあっても、選手同士で話す内容ではなかったり、インタビュアーとしての質問というか、そういう経験はなかなかなかったので、貴重な経験をさせていただきました」

(FC町田ゼルビア戦は無観客試合になるが、無観客試合で懸念されること、リーグ戦に向けて確認したいことはあるか?)
「実際の公式戦を前にして、公式戦と同じ雰囲気を味わうということはどの競技でもやることだと思いますが、まずはスタジアムの入りやウォーミングアップから公式戦を想定した良い準備になるかなと思っています。実際に無観客の中で試合をして、ピッチの上でどれだけ声が通るのか、コミュニケーションの部分、プラスアルファでできることもあると思うので、新たな発見ができればいいなと思っています」

(プロの選手、たとえばサッカー選手であれば「サッカーだけできればいいんだ」という雰囲気もあると思うが、長澤選手は社会とのつながりも意識している。そのきっかけは何だったのか?)
「僕はアマチュアからプロになった1年目もドイツでしたし、プロ選手としての基盤を作ったのは海外でした。ドイツではたとえば試合の数日前に選手たちが車に乗り合って1時間以上離れた場所のサッカースクールで1時間以上、子供たちにサッカーを教えるということがありました。プロ選手のコンディションを考えると『どうなの?』という部分もありますが、選手たちはみんな笑顔で子供たちにサッカーを教えていましたし、『そういうことが選手の価値なんだよ』という話をうかがったことがあって、すごく感銘を受けました。僕たちがサッカー選手としてピッチの上でパフォーマンスを出すことが第一ですが、それにプラスして何ができるか。たとえばクリスマスに全員でサンタクロースの格好をしてプレゼントを持って小児科病院に行って子供たちにプレゼントをあげることもありました。彼らに与えるだけではなくて、僕たちも彼らから多くのものを受け取りましたし、僕たちが行くことによる価値はすごく大きいなと感じました。サッカー選手には社会との関わりが大切だと肌で感じましたし、まさにこういう時期にピッチでプレーできない中で何ができるかということは非常に考えました。まだ続いていますが、自粛期間が開けて、選手として新たにやっていかなければいけないという思いをより強く持ちました。もちろんピッチの上でのパフォーマンス、勝利を第一として、それにプラスしてクラブとしてやっていけることに選手としても全力で協力していきたいと思っています」

(無観客試合となって映像でしか見られないファン・サポーターに向けてメッセージをお願いします)
「僕たちクラブもそうですが、浦和の多くの方々が未だに非常に苦しい状況で大変な思いをしていると思います。そんな中、僕たちがサッカーを通じて地域のみなさまに夢や希望、元気を与えられるように精いっぱいトレーニングに励んでいます。トレーニングマッチもありますが、是非一緒に戦っていただきたいと思います。スタジアムで一緒に、ということは厳しい状況ですが、僕たち選手も日々、ファン・サポーターのみなさまのことを考えていますし、気持ちを通じて一緒に乗り越えていければいいなと思っています。応援よろしくお願いします」

(長澤選手が一番好きな応援歌は?)
「やっぱり『We are Diamonds』です。また埼玉スタジアムで一緒にあの歌を歌えればいいなと、そのときを楽しみにしています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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