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「ACLにつながる最短の道が天皇杯」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 6/5)

5日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、7日に浦和駒場スタジアムで行われる天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 2回戦 関西大学戦に向けて意気込みを語った。

(あさっての試合は天皇杯になり、マチェイ監督は日本で初めてアマチュアのチームと公式戦で対戦することになるが、天皇杯の難しさをどう考えているか?)
「いい質問ですね。今までもプレシーズンやその後も大学のチームとトレーニングマッチを行ってきました。どの試合もタフな試合でした。どの大学もまとまっていましたし、全員がハードワークしていました。天皇杯での彼らのモチベーションは非常に高いと思いますし、決意を持って戦ってくると思います。このようなチームと対戦する状況に対して、我々もしっかりとモチベーションを上げて自分たちの頭の準備をしなければいけないと思います。関西大学をJ1リーグのチームと同じように認識して戦わなければいけないと思います」

(映像などをご覧になっているかどうか分からないが、関西大学のどういうところに気を付けたいか?)
「本日、分析担当コーチから映像を見せてもらいました。そのミーティングで、相手が4-2-3-1のフォーメーションでプレーすることを見ました。かなり攻撃的なスタイルのチームであることも見ました。ただ、私にとって重要なことは、自分たちがしっかりとタスクを実行できるかどうかということです。しっかりと決意を持って、高いモチベーションで戦術的な規律を守ってもらいたいと思います」

(今のレッズは逆転勝ちも多く、後半に強いと言われているが、一方で前半があまりよくないとも言えると思う。天皇杯でそういうことになると相手に力を与えてしまうと思うが、その辺りについて課題を含めてどう捉えているか?)
「その通りだと思います。我々がゴールを取らない時間が長くなっていくと、相手の自信もついていくと思います。あらゆるシナリオに対する準備をしなければいけないと思います。いわゆる下のカテゴリーのチームとの対戦ですが、早めの時間帯にゴールすることが大事になってくると思います。昨年は関西大学とセレッソ大阪が対戦しましたが、セレッソは前半のうちに3点を取って3-1で勝利しました。前半の早い時間帯でゴールすることが我々の狙いですが、それができなかったとしても90分間しっかりと闘うことが重要だと思います」

(天皇杯のようにプロからアマチュアまで参加するオープン大会は世界各国にあると思うが、そういう大会の意義をどう考えているか?)
「重要なことは、このような大会ではメンタルで相手を見下さないことです。大学との試合だという考えで試合に挑んではいけないと思います。決勝に向かっていく道のりの一つの試合であると認識して、自分たちの努力を怠らないようにしていかなければいけません。一つの大会で全国のたくさんのチームが参加できる大会は非常にいいと思います」

(マチェイ監督は大学生の試合をそんなに多く見られていないと思うが、大学生のスポーツが力を持っているのは他の国にはあまりないことだと思う。日本の大学サッカー、大学スポーツについて思うことはあるか?)
「日本の大学のサッカーのレベルは非常に高いと思っています。選手たちが全体的に教育をしっかり受けているということもあると思います。日本のプロサッカー界には、大学を卒業した多くの選手がいます。このような状況は私の人生でも初めて出会うものです」

(関西大学戦はメンバーを入れ替えると思うが、その候補の中に松崎 快選手も入っていると思う。我々もトレーニングキャンプで見ていて非常に良いプレーをしていたと思うし、マチェイ監督も期待していたからこそ開幕戦のメンバーに入れたと思う。実際には活躍することはできなかったが、彼が公式戦で活躍するために足りないことや必要なことをどう考えているか?)
「快は少し不運だったと思います。プレシーズンで非常に良かったと思います。だから開幕戦でメンバーに入れました。開幕戦などでプレーしましたが、もしかしたらモチベーションが高過ぎたということもあったかもしれませんが、それが不運にもパフォーマンスにつながってしまいました。メンバーから外れた後は大久保(智明)や関根(貴大)、(アレックス)シャルクや(ダヴィド)モーベルグなどとの競争の中で、少し試合に出られない状況が続いていました。彼には次のチャンスをうかがい、出たときにしっかりとそれをものにすることを期待しています」

(天皇杯は優勝すればアジアへの道が開ける大会でもあるし、YBCルヴァンカップとも違って全てが1試合での決着になるが、マチェイ監督は大会全体をどう捉えているのか?またクラブと天皇杯についてどういう話をしているのか?)
「まずACL(AFCチャンピオンズリーグ)につながる最短の道が天皇杯だと思います。ですので、この大会で成功したいと思っています。この大会でも一試合一試合しっかりと準備して挑みたいと思っています。私にとってもクラブにとっても、優先順位で2番目に来る大会だと言えると思います」

(小泉佳穂選手がしばらくゲームから離れているが、次のゲームに出られるような状態なのか?彼にどういうことを期待していて、もっとできるようになってほしいと感じていることはあるか?)
「佳穂の健康状態は日々良くなっていると思います。ですので、次の2試合ではプレーできる状態になっていると思います。水曜日でなければ(6月11日の)横浜FCはいると思います。佳穂は非常に重要なメンバーですので、戻ってきてくれることをうれしく思います。佳穂のような質の高い選手がフレッシュな状態で戻ることはいいことだと思います」

(4日の鹿島アントラーズではチームとブライアン リンセン選手が互いにうまくいっていない印象を受けたが、どうすれば彼をチームに溶け込ませられると考えているか?)
「チームも彼を生かせていないし、彼もチームの中で自分を生かせていないように見える。どうすれば彼をチームに溶け込ませられるのか、それを考えての選出でした。チームとしてブライアンをもっと生かせるだろうということは認識しています。同時にブライアンの方が日本のサッカーに順応することも必要です。その両方にまだ改善の余地があると思います」

(ポーランド時代にグロジスクでポーランドカップを制しており、それは監督キャリアの中で初めの方だったと思うが、そのときを振り返ってカップ戦で学んだことなどはあるか?)
「ポーランドカップで私の最初のタイトルを勝ち獲りました。かなり昔の話です。カップ戦とリーグは全く別物だと思います。リーグでは1試合、2試合負けたとしてもまだまだたくさんの試合があり、チームを改善しながら戦うことができます。カップ戦では調子の悪い日が許されないと思います。だからこそ今日の会見でも集中やモチベーションという言葉を使っています。100パーセントのモチベーションでしっかりと闘う準備をした上でこの試合に挑まなければいけないと思います。特にカテゴリーが下のチームと対戦するときにはそれが必要になってきます」

(これまでレギア ワルシャワやレフ ポズナンなどでたくさんのタイトルを獲得してきているが、1シーズンで複数のタイトルを獲得することは浦和レッズでのチャレンジになると思う。複数のタイトルを狙っていく難しさややりがいをどう感じているか?)
「タイトルやトロフィーに関しては、浦和レッズは要求が高いクラブだと思います。ポーランドでは同じような姿勢のクラブで仕事をしていました。そういうクラブで働いているときにトロフィーを勝ち獲ることができました。レギア ワルシャワではカップ戦で勝ち、次のシーズンでもカップ戦を獲っています。非常に大きな出来事でしたし、いい経験にもなりました。ポーランドカップで3回優勝していますが、優勝できなかった決勝も3回戦っています。天皇杯でも決勝で戦いたいと思っています」

(なかなか試合に絡めない選手たちのモチベーションを維持させているのは池田伸康コーチだと思うが、マチェイ監督から見て池田コーチの働きぶりはどうか?)
「伸さん(池田伸康コーチはまず人間として素晴らしいと思います。彼は選手たちと非常にいい関係を築いています。そして試合に出ていない選手たちのマネジメントをしっかりとやってくれています。彼は浦和レッズの選手であったという素晴らしい経験も持っています。彼と選手たちのつながりを見ると、本当に素晴らしいものがあると思っています。ただ、本当に良いコーチであると言いたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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