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リカルド ロドリゲス監督 C大阪戦試合後会見

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準決勝 セレッソ大阪戦 試合後のコメント

「やはり、この試合は簡単な試合にはなりませんでした。今回の試合では攻撃も守備もしっかりできたのですが、それが両方できていても、これだけの展開でしたので、非常に難しい試合になったと思います。

前半に関して言うと、ゴール近くまで接近することはできてもチャンス自体はなかなか作れず、相手の堅さの前でこじ開けるには至りませんでした。ただ、その中でも貴重な1点目を取ることができました。相手のボール回しもうまいところがあるので、それに対しての守備もなかなか前から行けず、ただ相手のGKがボールを持ったときにどうするかなど、いくつか修正しながら、少しだけ行けるようになったのかなと思います。

後半に関して言うと、相手にクロスから危ない場面をいくつか作られる展開が少しずつ増えてきました。インスイングのクロスであったり、クロスを弾いたクリアがセットプレーになって、そこから少し危ない場面を作られていることもありました。ただ、守備陣の全選手がしっかりと体を張って守ってくれたので、失点することはなかったと思っています。そしてその中で、スタートで出た選手も、途中から入った選手も含めて、うまくつなぎながら試合を展開していって、途中から入った選手たちもそれぞれがやるべきことをして、そしてピッチの中でしっかりと違いを作れていました。なかなか2点目を取るには至らなかったのですが、最後の最後で小泉(佳穂)が、どちらかというと個の力で2点目を取ってくれました。それがだいぶ試合展開を落ち着かせてくれたと思っています。

全体的に見ると、すごくよかった試合かと言われるとそうではありませんが、我々のやるべきことをしっかりできた試合だったと思います」

[質疑応答]
(今日の先発を見ると比較的、力強さに長所を持った選手が多く、途中からテクニカルな特長を持った選手が入っていったように見えたが、ある程度そういうゲームプランを組んで試合に臨んでいたか?)
「そういった意図もありました。守備も堅くできないと、こういった試合では難しい場面が出てくると思います。明本(考浩)はゴールを取る力はもちろんありますし、守るとき、ボールがないときでもしっかりとチームのためにいい働きをしてくれる選手です。左サイドは明本、それから宇賀神(友弥)と、力強い守備をしてくれたと思います。

1-0で展開が落ち着いていって、相手に押し込まれるような場面になってきたときに汰木(康也)が入って、そこで攻撃のところでよりボールを持てるようになったのかなと思います。宇賀神もすごく良かったのですが、1枚イエローカードをもらっていたところもあり、それも込みで交代をしました。

途中から小泉、槙野(智章)、西(大伍)、それから(平野)佑一も、全員がいいパフォーマンスを出して、つないで試合をしてくれたと思います」

(リカルド監督にとっても日本のカップ戦のタイトルを獲るチャンスだが、決勝に向けてのおもいは?)
「違ったタイトルですけど、こういったところまで来られて、まずはうれしく思っています。しっかり決勝を戦える、シーズンでここまで長く戦ってきて、数少ないチームの一つになれました。ただやはり、何よりも、浦和レッズという名前がアジアの舞台で戦っていけるように、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)に出られるように、というところがやはり大事です。もちろんタイトルもそうですし、それからアジア、日本を代表して試合をしていくことが大事だと思っています。

チームとしてはあともう一歩戦って勝ち取れるようにすること、ただ次の相手の大分(トリニータ)も非常に難しい相手で、リーグではかなり苦戦をして、何とか逆転勝ちをすることができましたが、アウェイでは負けてしまっています。なかなか簡単な試合をさせてくれない、いつも苦戦するチームという印象があります。すごく強い意気込みを持って戦っていくことも大事なのですが、我々としてはまだもう一つ勝たないといけない、そういったところで変な過信・油断をすることなく、しっかりと次の試合を戦っていければと思っています」

(今日はリカルド監督がレッズの監督になってから一番多い、埼玉スタジアムに3万人を超える観客が集まったが、雰囲気はどのように感じたか?)
「本当に素晴らしい雰囲気の中で試合をすることができました。ゴール裏の熱気もありましたし、レッズのファン・サポーターがすごく後押ししてくれたと思っています。今回の勝利を、このような応援をしてくれた方々に喜んでいただけたことはすごくうれしく思っています。すごく熱気がある中でしたので、我々もすごく力強い試合ができたと思っています。あとは次の試合に向けて大きな希望・期待を持って戦っていけるようにすることです。

浦和レッズという名前がアジアの舞台に返り咲けるようにしていくこと、そして天皇杯でしっかりと決勝を戦って勝って、阿部勇樹に天皇杯を掲げてもらえるように、チームで一つとなって戦っていければと思っています」

(次の1週間が今のチームで活動する最後の1週間になるが、どんな時間にしたいか?)
「やはり集中して、最後の一週間をしっかりやっていけるようにすることです。誰もが分かっている通り、すごく大事な一戦ですので、そこまでしっかりとやるべきことをやっていく、そしてここまでやってきたルーティンをしっかり維持しながらやっていけるようにすることです。我々と大分を除いた他のチームは休みになっていますが、我々はこの一戦に懸けて、これまで1シーズンを通してやってきました。しっかり戦っていけるように準備していければと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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