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「ファン・サポーターの方々が誇りに思える試合にしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 10/15)

10月15日にオンラインで行われた会見でのコメント

(チームとして3つのタイトルを目指している中でYBCルヴァンカップのタイトルを逃してしまったが、選手たちにどのような言葉を掛けたのか?)
「タイトルを逃してしまったということを話しました。これからはクラブ、そしてチームの目標であるACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権を獲得することに集中しようという話をしました。決勝が埼玉スタジアムで開催されるということもあり、ルヴァンカップのタイトルも欲しかったですが、セレッソ大阪に上回られてしまった試合でした。C大阪は決勝のようにプレーし、我々にはそれができなかったという教訓があります。

J1リーグでも天皇杯でもガンバ大阪と対戦しますが、今後の試合でそのような姿を見せられるようにしなければいけません。選手たちが最大限の力を出さなかったということではありませんが、プラスアルファが出なかった試合だったと思います」

(C大阪はレッズのビルドアップに対して対策してきたと思うが、今週はどんなことを選手たちに指導したのか?)
「ルヴァンカップのC大阪戦では、J1リーグのとき、もしくは前半戦のときのようなビルドアップができませんでした。C大阪もこちらを分析して止めにきたと思いますが、もう少し自分たちもビルドアップにバリエーションがあればよかったと思います。ただ、この試合はキャスパー(ユンカー)や(伊藤)敦樹、明本(考浩)などが決定機に絡んでいましたので、チャンスが少ないながらもこちらが1-0で勝っていてもおかしくない試合でした。ただ、相手にもっとダメージを与えるプレーをしなければいけません。

(G大阪の印象は?)
「G大阪は最近あまり結果が出ていないかもしれませんが、トレーニングする時間はありましたので、よくなっていると思います。チームとしてはポテンシャルが高いチームであり、パトリックの高さや宇佐美(貴史)の能力の高さもありますので、特にセットプレーが危険なチームだと思います」

(天皇杯で決勝に進めば今シーズンは残り10試合となるが、それほど多くない試合の中で改善していきたいことは?)
「9月の姿を取り戻すことだと思います。川崎フロンターレ戦、横浜FC戦、(J1リーグの)C大阪戦、FC東京戦などで見せた姿を取り戻すことが必要だと思います。J1リーグでは上位との対戦も多いハードなスケジュールになりますし、天皇杯ではカップ戦独特のストレスなどを感じながらプレーすることになると思いますが、その中でも自分たちのサッカーができるようにならなければいけません。

ルヴァンカップではもっと良いサッカー、もっと良いパフォーマンスをお見せすることもできたと思いますが、ポジティブなところはしっかりと見て、それをJ1リーグの残り7試合、できれば天皇杯の残り3試合に生かしたいと思っています。ACL出場権を獲得することを優先し、それを目指して戦いたいですし、その道のりは2つ残っています」

(レッズには若い選手もいるが、もう少し長い目で見たときにそういう選手たちがさらに良い選手になって良いキャリアを積んでいくために敗戦の時期から学ぶことや、もっとこういうことができるようになってほしいと思うことはあるか?)
「我々はこの試合をホームで負けたと感じています。こういう試合では全てを出し切る、自分たちの最高のレベルを見せなければいけないという結論を出すことができると思います。ホームで2-0にできなかったことが大きかったと思います。それが相手にアドバンテージを与えてしまいました。

もちろん大阪で勝つ可能性もありましたが、負ければ敗退するという状況で、どのようなプレーをしなければいけないのかということをこのような経験から学ばなければいけません。川崎戦やヴィッセル神戸戦も若い選手たちが経験を積んでいますので、ストレスがかかる中で、限界に近い力を出しながらプレーしなければいけないということは今季の残りだけではなく、彼らの将来にとっていい教訓になったと思います」

(こういう時期は選手たちが来年の契約のことも話に出てきて、チームの中の雰囲気が難しくなることもあると思うが、そういう時期にロッカールームやチームの中で大事にしていることは?)
「1試合ずつに集中して戦うべきだと思います。もちろん人間なので将来のことは心配になるとは思いますが、自分がいいパフォーマンスを見せて、いいトレーニング、いいゲームをすれば、おのずと将来につながると私は思います。

年末までに神戸より勝ち点4ポイント多く取らなければいけない状況です。残っている勝ち点は21ポイントです。我々はJ1リーグの3位、もしくは天皇杯からACLに向かっていきたいと思っています。C大阪もそうでしたが、どのチームもレッズに勝ちたいという気持ちでプレーしてきますので、自分たちも100パーセントの力を出し切って戦わなければいけません。今シーズンの結果が残り7試合に懸かっていますので、全ての試合を決勝だと思って挑みたいと思います」

(選手たちにかけた言葉についての話もあったが、今週の選手たちの雰囲気、トレーニングでの姿勢はどうだったのか?)
「雰囲気はとてもいいと思います。今週はG大阪戦に向けて3日間トレーニングしてきましたが、1日目が最も負荷をかけられた日であり、非常に良かったと思います。昨日と今日は負荷を落としながらも、選手たちの非常にいい姿が見られました。目標に向かうメンタリティーを感じましたし、軽いトレーニングではあったものの、意欲的なトレーニングができました。

ACLに出場するという目標を達成することができれば、それは選手のためにもなると思います。若い選手も多い中、ACLに出場するという光栄なことができれば、非常にいいと思います。私もタイでACLのプレーオフに参加しましたが、本戦にはまだ行ったことがありませんので、レッズでその目標を達成したいと思います」

(16日の明治安田生命J1リーグ 第32節 ガンバ大阪戦【MATCH PARTNER エネクル】は、今季のJ1リーグでは初めて収容人数の上限が10,000人になる。YBCルヴァンカップのC大阪戦でも9,000人近いファン・サポーターが来てくれたが、収容人数が増えたことをどう感じているか?)
「観客は多ければ多いほどいいと思います。公式戦ここ3試合で勝利することができていませんので、私の勝ちたい気持ちも非常に強くなっています。いいゲームをプレーし、ファン・サポーターの方々が誇りに思える試合にしたいと思っています。浦和レッズのファミリーは多ければ多いほどいいと思っています」

(G大阪は前節大敗し、3バックも4バックも使えるチームだが、どういうところに気を付けなければいけないと思っているか?)
「その通りですね。違ったシステムを持つチームです。自分たちにとって重要なことは、浦和レッズの最も良いバージョンを取り戻すことです。それは3月以来できていないという状況ではなく、9月にできたことです。最近できた姿を取り戻すことです。

G大阪が何かを変えてきたら、しっかりと対策しなければいけないと思いますが、4バック、3バックを持っているチームです。自分たちはいいメンタルの状態で、しっかりとエネルギーを出し切れるようなプレーをしなければいけません。先ほども言いましたが、G大阪については、パトリックへのダイレクトプレーやクロス、セットプレーといったところに気を付けなければいけないと思います。自分たちのメンタルの状態、そして技術や戦術面でも最高のものを出していかなければいけません。G大阪は大敗していますし、自分たちの誇りのためにもプラスアルファを出してくると思いますので、しっかりと自分たちの最高のレベルで応えたいと思っています。私自身はこの試合に関して、自信を感じていますし、前向きに捉えています」

(阿部勇樹選手、興梠慎三選手、トーマス選手はどういう状態なのか?)
「トーマス選手はまだ合流できていない状況です。阿部と慎三は、練習はできていますが、今のところメンバーに入っていない状況です。どこかのタイミングで彼らの力が必要になってくるかもしれませんが、慎三は膝、阿部は足に少し問題があり、阿部は比較的、最近合流したという形です」

(トーマス選手は大きなケガをしているのか?)
「U-24オーストラリア代表の活動の後に、以前抱えていたグロインペインの痛みが出てきたという状況です」

(明日試合する埼玉スタジアムでは先日、日本代表の試合が行われ、酒井宏樹選手も出場したが、日本代表の印象、強さについてどう感じているか?)
「良かったと思います。いいゲームでした。オーストラリアもポテンシャルがあるチームでポスト直撃などの場面もありましたが、日本代表もしっかりと戦ってゴールも決めましたし、それ以外にもチャンスを作っていました。引き分けかと思われていた時間帯で日本代表のベンチに動きがあり、交代で状況を変えたと思います。縦へのプレーが増えたことで勝利につながったと思います。しっかりとプレスも効いていましたので、オーストラリアよりいい内容でプレーしていたと思いますし、勝利に値したと思います。コンビネーションも良かったですし、右サイドの伊東(純也)選手の縦へのプレーも非常に良かったと思います。いいゲームでした」

(リカルド監督はサウジアラビア代表のスタッフも経験したが、アジアの中での日本のレベルをどう感じているか?FIFAワールドカップ アジア最終予選を勝ち抜けると思うか?)
「そう思っています。ワールドカップに行けると思っています。サウジアラビア戦は遅い時間のキックオフでしたし、C大阪戦に向けた準備をしているときでしたので、まだ見ていません。サウジアラビアは当時の私が仕事をしていたころのU-20の選手やU-23代表の選手がいたりしましたが、実際に彼らのレベルが現在どの位置にあるのかは把握していません。ただ、順位表を見るといいところにいます。

日本代表にとって重要なことは、特にホームで戦ったときに直接対決と言えるオーストラリアやサウジアラビアに勝つことです。もちろん他のチームにも負けない戦いをしなければいけません。非常にストレスがかかる状況で戦っていくことになると思いますが、最終的にはグループの1位か2位で終わると私は思っています」

(先週の定例会見で「チームとしてもっとボールスピードを上げていかないといけない」と話していたが、それはいい状態のレッズの戻るために必要なのか?それともプラスアルファなのか?)
「両方です。この前はボールスピードの話をしましたが、ある状況では速いボールスピードが必要です。別の状況ではゆっくりとしたボールスピードでプレーしたほうがいいこともありますので、この2つのリズムを使い分けることが重要だと思います。ただ、ボールスピードだけでは解決できないこともありますので、ポジショニングも大事になってきます。そして、その両方とも相手チームやゲームプランによって変わってきます。コンビネーションもそういうところから生まれてきます。

この前の試合では、運動量が少し足りなかったと感じています。選手同士が動いて、ポジションを交換しながらプレーしていくことも増やしていかなければいけません。同じポジションに立ったままでは自然発生的にプレーが生まれませんので、自分たちのサッカー、自分たち全員でコンビネーションする、プレスをかけるという姿を取り戻したいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ファン・サポーターの方々が誇りに思える試合にしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 10/15)

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