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「内容の伴った試合で勝利の道に戻る」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 10/8)

10月8日にオンラインで行われた会見でのコメント

(6日のセレッソ大阪戦は内容、結果を見る限り、1-5で敗戦した2日のヴィッセル神戸戦のショックを引きずっているように感じたが、監督はどう感じたか?)
「立ち上がりは良かったと思います。神戸戦まで5試合くらい同じ先発メンバーで戦っていましたが、この試合では神戸戦から7人代えて臨みました。前半は良かったと思います。ただ、後半に入ってからは相手がクロスをより生かしてくるようになり、ダメージを与えられるような場面がありました。それプラス、自分たちのロストから難しい場面があり、20分くらいでしたが、よくない時間がありました。ただ、最後の交代の後は押し込んで試合を支配しながらキャスパー(ユンカー)や(田中)達也のチャンスも作ることができました。

神戸戦と共通していたのは、20分ずつくらい集中が切れている時間帯があったというところでした。たとえば1-3で負けていればより難しい状況だったと思いますが、1-1で終われたことはまだよかったです。この状況ではC大阪の方がアウェイゴールというアドバンテージを抱えている状態ですが、逆に勝ってもおかしくない試合でもありました。90分間、パフォーマンスを維持すべきだと思っています」

(神戸戦のショックはなかったということか?)
「それはなかったと思います。立ち上がりは良かったですし、ゴールも早い時間帯に決めることができました。後半は相手に上回られるよくない時間帯がありました。それはもう分析していますが、ここではあまり細かく説明できません。パーフェクトゲームを展開しなければいけない試合だったと思います。1-0になった後もゴールを目指し続けながらも、クリーンシートで終わらせることが必要だったと思います。アウェイゴールがありますので、失点してはいけない試合で、簡単に決定機を作られたことは少し心配している部分です」

(以前から気になっていたことだが、西 大伍選手のところで攻撃のスピードが上がりきらない、逆にスピードダウンしてしまう印象があるが、監督はどう考えているか?)
「西選手は非常にいいビルドアップを持っていると思っています。彼一人の問題ではないと思います。たとえばこの前は大久保(智明)選手があまり慣れていない右サイドでプレーするという状況の中で、西選手にボールが入ったときにたまに止めたりしていましたが、止めることにも理由があったと思います。彼だけの問題ではなく、チーム全体のポジショニングの問題だと思っていますので、あまり心配していません。

一つ言えることは、チームとしてもっとボールスピードを上げていかないといけないということです。リズムを変える、いつ加速するのか、いつためを作るのかというところの判断だと思います」

(6日の第1戦で1-1という結果は、準々決勝の第1戦と得点経過も含めて同じだが、あのときとの違いはあるのか?)
「同様の状況で川崎(フロンターレ)を敗退に追い込んだという経験は、我々の今回の準決勝でも一つの基準として捉えないといけないと思います。C大阪がアドバンテージを持った第2戦になりますが、自分たちにはそれで相手を倒したという前例がありますので、自信を持って臨みたいと思います。

川崎戦と比べて苦しみは少ない方がいいですが、この大会でも勝ち進んでいきたいです。神戸戦の後にいい立ち上がりだったにもかかわらず、後半はよくなくて1-1にされた試合でした。1-0の後もゴールを求めてプレーし続けることが重要だと思います。

いいゲームをプレーして勝つ、勝利の道に戻るという内容の伴った試合を求めていかなければいけないと思います。あまり決勝のことは考えすぎず、いい内容を取り戻して、今後のJ1リーグ、天皇杯、そして(YBC)ルヴァンカップも勝ち進んでいくことを考えながら、90分間で自分たちの最高のレベルを見せ続けたいと思います。その結果、この試合が2-2、3-3で終われば自分たちにとっていいことですが、勝っていい感覚を取り戻したいと思います。そこがこの2試合では少し欠けていました」

(C大阪戦では山中亮輔選手が先発出場したが、明本考浩選手とは違う良さを表現していたと思う。あらためて山中選手と明本選手それぞれの良さをリカルド監督はどう感じているか?)
「2人ともアップダウンができる選手ですので、我々のチームはどちらかというと左サイドバックの方が高いポジションを取ります。山中選手は久々にプレーしましたが、アシストしたことはとてもうれしいです。彼は出した指示をしっかりと実行してくれる選手だと思っています。明本選手にも似た部分はありますが、彼の特長はアグレッシブさや守備の強さ、シュートにもあると思っています。2人とも非常に良かったです。2人ともピッチに立って高いレベルを見せてくれたと思います」

(C大阪戦で多くの選手を入れ替えた一方でアレクサンダー ショルツ選手と平野佑一選手は90分プレーした。後ろからビルドアップしていく上で彼らは外せないのか?)
「ショルツ選手のビルドアップは非常にいいと思います。ただ、この試合では柴戸(海)選手が少し違和感を抱えていましたので、伊藤(敦樹)選手と平野選手の中盤にしました。神戸戦の時点で少し疲労を感じている選手もいましたので、C大阪戦ではフレッシュさを求めて選手を入れ替えました。トレーニングで非常にいい姿を見せていた選手たちが多かったので、そういう形にしました。

また、11人、12人でシーズンの残りを戦うことはできません。より多くの選手に準備させるためにも先発メンバーを入れ替えました。その中で平野選手やショルツ選手の重要性が高いので、彼らを維持しました」

(ユンカー選手も先発出場し、試合の最初からストライカーを起用するのは久しぶりだったと思うが、この形で戦うときのメリットや気を付けなければいけないことは?)
「前の試合では江坂(任)がトップとしてプレーしていて、(汰木)康也や(小泉)佳穂がシャドーでプレーしていましたので、形自体はあまり変わっていません。そして守備はシーズンを通して4-4-2でやり続けていますので、それも変わっていません」

(リカルド監督のサッカーはポジショナルサッカーの要素が強いと思うが、一方ではオープンなプレーを許容するようなプレーもある。そういう出入りの激しい展開を好むファンもいるし、その方が選手が生き生きして見えるという要素もあると思うが、リカルド監督はどう考えているのか?)
「私は個人的にポジショナルサッカーで試合を支配して攻撃的にプレーしたいと思っています。よりダイレクトなプレー、カウンターアタック狙いなど、さまざまなオプションがあると思いますが、私自身もタイで仕事をした1年目は縦に速いサッカーで戦っていました。選手の特長にもよりますが、本来、私はディテールを大事にしながらプレーするポジショナルサッカーを好みます。

ただ、ポジショナルサッカーが他のサッカーより上だとは思っていません。他のサッカーでも非常に高いレベルのプレーは観客を楽しませますし、非常にポジティブな部分があると思います。ですので、どのチームもそれぞれの選手の特長を見ながらスタイルを持ってしっかりと戦えば、それが人を惹き付けるサッカーになると思います」

(C大阪戦は、いいときのレッズに比べるとボールを動かしていくときに自分たちが動かずにボールだけを動かそうとしているように見えた。相手が嫌がるところに入っていったり、ボールを持ち出して相手を揺さぶって引き出したりするような動きがいいときと比べると足りなかったように思うが、第2戦に向けて上げていくべきところはどんなところか?)
「動きはあったと思います。前半は良かったですし、点を取ることもできました。ただ、それ以外のところでダメージを与えることはできませんでした。修正点もある前半でしたが、終盤にもう一度、押し込む形ができたので、私はポジティブなところはあったと思っています」

(6日のC大阪戦は最低でも1点が必要になるが、ゴールを取るために大事になることは?)
「神戸戦も含め、湘南(ベルマーレ)戦の次からは(7試合)全ての試合でゴールを決めています。攻撃を仕掛けて1点、2点取れば、相手にとっては3点取らなければいけない状況になりますので、自分たちのサッカーして、しっかりとペナルティーエリアに侵入していくことが大事です。

川崎戦では任が開始10分経たずにゴールを取ったことによって、非常にいい状況になりました。早く取ることができればより良いと思いますが、試合終盤の残り1分で決めたとしても、1-0で勝てば決勝に進めるということも頭に入れながら、焦らずに、守備もしっかりとやりながらゴールを目指していきたいと思います。2点取れればよりいいですね」​

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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