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第30節 vs FC東京「力強く、華麗に逆転勝利」

25日、浦和レッズはアウェイの味の素スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第30節 FC東京戦に臨んだ。

レッズは、前半開始直後に失点を喫したものの、すぐに切り替えて試合を優位に進め続けると、前半アディショナルタイムに酒井宏樹が同点ゴール。後半に入っても主導権を握り続け、江坂 任がゴールを決めて2-1で勝利した。

開始1分足らずで相手のロングボールから失点を喫してしまったが、前線を外国籍選手ではなく日本人選手のユニットにして前からプレスをかけてくるFC東京に対し、レッズの選手たちは少ないタッチでパスをつなぎながら、縦パスやサイドチェンジを織り交ぜてゴールを目指していく。

9分には自陣でボールを奪われてペナルティーエリアの外からシュートを放たれたが、西川周作がしっかりと対応。2失点目を許さない。

その後はボールを支配するだけではなく、ボールを失った後の素早い切り替えやセカンドボールへの反応でボールを奪い返し、2次攻撃につなげる回数も増やしていく。時間の経過とともに前半からラインを下げてゴール前を固めてくるFC東京に対し、圧倒的にボールを支配した。

30分過ぎにはセットプレーの流れからゴール前で守る時間が続いたが、シュートのバウンドを冷静に見極めて足で弾いた西川など、守備陣が冷静さと球際での力強さを保ち続けた。

その後は再びボールを支配すると、38分には波状攻撃、43分には敵陣でボールを奪い返して最後は小泉佳穂がシュートを放つなど、ゴールに近づいていく。

そして前半のアディショナルタイムに入った直後だった。ゴールキックからパスをつなぎ、平野佑一の縦パス、江坂の右サイドへの展開、酒井と平野のパス交換、酒井からパスを受けた柴戸 海のスルーパス、さらに平野がペナルティーエリア内の右から相手の背後に抜け出した酒井へパスを送ると冷静に相手GKの股下を抜いてゴールに流し込んだ。

一度はオフサイドと判定されたものの、VAR(ビデオ アシスタント レフェリー)の判定によってゴールが認められ、酒井の加入後初ゴールでレッズが同点に追いついた。

後半もボールを持てばテンポよくパスをまわし、ボールを失っても前線からの守備で奪い返す、または相手にロングボールを蹴らせてボールを回収。前半と比べて相手が前に出てくるシーンも増えたが、すぐに押し込み返した。

そして66分、相手のクリアボールを岩波拓也が拾って右サイドでパスをつなぎながら前進すると、小泉が中央に送ったボールを受けた平野が左斜め前にパス。2分前に汰木康也とキャスパー ユンカーが交代したことで右サイドから左サイドにポジションを移していた関根貴大がボールを受け、ドリブルから左足で豪快にシュート。これはクロスバーに直撃したが、こぼれ球を江坂が左足ワンタッチで流し込み、レッズが逆転に成功した。

77分には接触プレーによって負傷した酒井が交代となったが、代わって入った西 大伍がJ1リーグ通算350試合出場を達成。

終盤はFC東京の選手たちが前に出てくる回数も増えたが、交代カードも使いながらアディショナルタイム5分も含めて最後まで守備の強度と集中力を欠かさず、したたかに勝利。J1リーグで3連勝かつ7試合負けなし、公式戦で10試合負けなしとした。

次戦は、10月2日(土)15時からアウェイのノエビアスタジアム神戸で行われる、明治安田生命J1リーグ 第31節 ヴィッセル神戸戦となる。

【酒井宏樹】
(Jリーグでは約9年半ぶりのゴールとなったが、感触はどうだったか?)
「できればゴールの後にしっかりと喜びたかったですが、(ビデオ アシスタントレフェリーの判定により)時間が空いてしまいました。僕のミスで失点してしまったので、その分、あの1点が大きなものになりましたし、試合を振り出しに戻すことができたので、すごくうれしかったです」

(これでレッズはJ1リーグ3連勝、7試合負けなしとなったが、酒井選手から見てレッズの好調の要因は?)
「非常に自信を持ってみんながプレーしています。経験ある選手もいますが、若い選手が多い中でみんなが各ポジションをしっかりと守りながら、臆することなく試合を進めていけることで、いい結果につながっていると思います」

(残りのシーズンはどんなことをテーマに戦っていきたいか?)
「大きいことを言えば無失点を続けていきたかったですが、勝つことが全て、結果が全てだと思っています。自分の結果、パフォーマンスもそうですが、DFはチームが勝つことで評価されますので、そこだけをしっかりと信じていきたいです」

(担架で運ばれたので心配だが、ケガの状況はどうか?)
「お尻の骨の近くの筋肉にアダイウトン選手の膝が当たってしまい、スプリントやジャンプがしづらくなってしまいました。ベンチのことを考えた結果、レッズには贅沢なことに(西)大伍さんがいますので、ベストコンディションではない僕よりは絶対に大伍さんの方がいいと思いました。しっかりと抑えてくれますし、不安はありませんでしたので、少し考えて交代しました」

(今後に響きそうな重いケガではないのか?)
「大丈夫だと思いますが、回復次第だと思います。ただ、骨や筋肉系のトラブルではありませんので、治り次第だと思います」

(次はヴィッセル神戸戦、そして日本代表での活動も控えているが、今後に向けての意気込みは?)
「まず次は神戸と対戦しますので、そこだけをしっかりと考えたいです。代表も大事ですし、大きな目標を持っていますが、チームでのパフォーマンスが大事です。しっかりとやってきたいです」

(酒井選手と長友佑都選手のマッチアップは注目されていたと思うが、実際に対戦してみてどうだったか?)
「佑都君も含めて、さまざまな知り合いがいましたので、すごく楽しみな一戦でした。実際に佑都君が入ってチームは締まっていましたし、その圧を感じました。その圧をかけられるかどうかは大事なことですので、FC東京は変わったと思います。僕は以前のFC東京をあまり知りませんが、それはすごく感じました」

(結果的には酒井選手がゴールを挙げ、長友選手はなかなか攻撃に絡めなかったが、「やった」という感じか?)
「あっという間でした。入りが入りでしたので、取り返さないといけないという気持ちもありつつ、2失点目を与えてはいけないという非常に難しいバランスでしたので、時間が経つのをすごく早く感じました」

(夏にレッズに加入してから、酒井選手が出場した試合で先制されたのは初めてだったが、シーズンの前半は点を取りに行かないといけない展開の際に課題があったチームだった。追いかける時間を戦ってみてどうだったか?)
「僕がいなかったときのことは分かりませんが、今日見た感覚、プレーした感覚では、全くそんな感じはしませんでした。1点取られてもみんなが自信を持ってプレーしていましたし、点を取りにいかないといけないときに課題があるとは感じませんでした。すごく頼もしかったですし、僕が引き上げられた感覚でした」

(ボールを持ちながらゴール前に入っていけない時間帯もあったと思うが、その時間帯にはどう考えながらプレーしていたのか?)
「全く焦れませんでした。相手を広げて、狭めて、ということの繰り返しでしたし、みんないつ行くかという共有はできていました。あのまま点が入らないという展開もサッカーなのでありえますが、点が入る確率は徐々に高めていけたと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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