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第21節 vs 仙台「優位に試合を進め、アウェイで勝ち点を得る」
3日、浦和レッズはアウェイのユアテックスタジアム仙台で明治安田生命J1リーグ 第21節 ベガルタ仙台戦に臨んだ。
レッズは、前半からペースを握って複数のチャンスをつくりながらもゴールを奪えなかったが、集中した守備で失点も許さず、0-0で引き分けた。
立ち上がりからボールを支配したレッズが最初のチャンスを迎えたのは6分、槙野智章のサイドチェンジから右サイドでボールを受けた西 大伍が正確なクロスをゴール前に送ると、キャスパー ユンカーが相手DFの間に入ってヘディングシュートを放つ。
素早く、鮮やかな展開だったが、キャスパーのヘディングシュートは惜しくもGKにセーブされ、キャスパーがすぐさまこぼれ球にも反応したが、相手のブロックに阻まれてゴールは奪えなかった。
さらに12分、小泉佳穂の縦パスを受けたキャスパーがドリブルで相手を引きつけながら、左前方へボールを浮かせたパス。テクニカルなパスをペナルティーエリア内左に走り込んで受けたのは、この日26歳の誕生日を迎えた汰木康也。左足でシュートを放ったが、GKに阻まれてしまった。
25分にもキャスパーがチャンスを迎える。柴戸 海のサイドチェンジを右サイドの深い位置で受けた西がボールを下げると、田中達也がクロス。キャスパーはまたも相手の間にうまく入ったが、ヘディングシュートはGK正面となった。
ピンチはほとんどなかったが、関口訓充にペナルティーエリア内に侵入された際には槙野が体を入れてボールを奪うなど、守備陣も集中を切らさなかった。
後半に入るとキックオフから1分足らずの46分、高い位置で小泉がボールを奪うと、ドリブルで相手をかわして右足でシュート。GKが弾いたボールに反応したキャスパーが右足でシュートを放ったが、これもGKに弾かれた。
50分には松下佳貴に枠内のミドルシュートを放たれたが、J1リーグ3試合連続先発出場となった西川周作がファインセーブで失点を許さない。
53分にもペナルティーエリア内の右から加藤千尋にシュートを放たれたが、近距離からのシュートに西川が反応してボールに触れ、右ポストに直撃。さらに赤﨑秀平のシュートも西川が横飛びでキャッチした。
西川の見事な守備で失点を防ぎ、57分にトーマスに提示されたイエローカードがVAR(ビデオ アシスタント レフェリー)と主審のオン フィールド レビューの結果、相手のファウルとなって取り消された後、ペースを取り戻していく。
70分を過ぎると相手を敵陣に押し込みながら攻撃を続けた。76分には小泉がターンして相手ディフェンスラインの背後に浮き球のパスを送ると、67分に田中に代わってピッチに入っていた興梠慎三が鋭い動きで抜け出して右足を伸ばしたが、わずかに届かずゴールを奪えない。
守備に人数を掛けてスペースを潰す仙台に対しても、間をとりながらボールを動かし、ゴールを狙うレッズの選手たち。83分には小泉が、相手が密集して狭いスペースをドリブルで打開してシュート。しかし相手に当たってしまった。
攻め続けながらゴールを奪うことはできなかったが、終盤に仙台が前がかりになった際にも体を張った守備で失点を許さず、アウェイで勝ち点1を手にした。
次戦は、7月7日(水)19時から浦和駒場スタジアムで行われる、天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 3回戦 SC相模原戦となる。
【西川周作】
(西川選手のファインセーブがたくさん出た試合だったが、0-0という結果を含めつつ試合を振り返ってどうだったか?)
「自分たちがボールを持てる時間が最初からありましたので、攻めているときのリスクマネジメントの声は常に掛けていましたし、相手のカウンターは注意していました。前半、自分たちにビッグチャンスがあった中で、相手のGK(ヤクブ スウォビィク)が素晴らしいセーブをしていました。そういった試合は自分たちの不用意なパスミスやセットプレーでやられてしまったりする展開になりがちですので、より集中しながら、自分はゴールを守ることだけを考えてプレーしていました」
(ペースを握る時間が長く、あとは決めるだけという試合でもあったと思うが、ゴールを決めるという点ではGKは関与が難しい。もやもやするようなところもあったかもしれないが、それでもゴールを守ることに集中していたということか?)
「ディフェンス陣が体を張ってボールをぶつけてくれていましたが、ピンチになったときは自分がしっかり止めることを意識していました。
今日の試合が終わってうれしかったのは、0-0という結果に誰も満足していなかったことです。顔を見てみても、悔しいという感情があったということで、自分たちはまだまだ上に行かなければいけない、上に行けると感じました。みんなが0-0でOKではないと思っていたと思いますし、勝って上に行く、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権を取るという意識がみんな強いと思います。J1リーグは中断まで大分(トリニータ)戦だけとなりましたが、天皇杯を含めて、いい準備をしたいと思います」
(その大分戦は西川選手にとって特別な試合になると思うが?)
「大分と試合をすることは特別な感情がありますし、その試合で勝つことを目標にしながら戦います。大分のみなさんの前でプレーすることは毎年楽しみにしていることですし、感謝の気持ちを持ちながらしっかりとプレーしたいです」
(攻めている時間が長いチームのGKは1回のピンチを決められるか止められるかで評価が決まってしまうようなところがある。今年は今まで以上のポジション争いもあることを考えれば、そういう意味で今日のプレーは大きかったと思うが、どう感じているか?)
「J1リーグで先発メンバーから外れている時間は僕にとっては非常に特別で、意味のある時間だったと思っています。僕にとっては一試合一試合が勝負だと思っていますし、チームとして勝利できれば一番ですが、今まで以上に緊張感、一試合の重み、ワンセーブの重みを感じながら、ゴールを守れていると思います」
(ミスがあっても信頼して起用してもらえるのはうれしい一方で、メンバーが代わることがあったことで違うものがあったということか?)
「いい刺激を与えられながら、僕もまだまだ成長したいと思っていますし、まだまだ目標があります。そこに向かって、(先発メンバーから外れたことは)一見遠回りに見えて近道かもしれませんし、自分がプレーで示し続けなければまた代わることもありえると思います。その争いは、緊張感を持って楽しみながらやっていきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
■サイトメンバーズ(月額330円/税込)はこちら→https://sp.urawa-reds.co.jp/
※REX CLUB LOYALTYの方は、無料でご利用いただけます。
レッズは、前半からペースを握って複数のチャンスをつくりながらもゴールを奪えなかったが、集中した守備で失点も許さず、0-0で引き分けた。
立ち上がりからボールを支配したレッズが最初のチャンスを迎えたのは6分、槙野智章のサイドチェンジから右サイドでボールを受けた西 大伍が正確なクロスをゴール前に送ると、キャスパー ユンカーが相手DFの間に入ってヘディングシュートを放つ。
素早く、鮮やかな展開だったが、キャスパーのヘディングシュートは惜しくもGKにセーブされ、キャスパーがすぐさまこぼれ球にも反応したが、相手のブロックに阻まれてゴールは奪えなかった。
さらに12分、小泉佳穂の縦パスを受けたキャスパーがドリブルで相手を引きつけながら、左前方へボールを浮かせたパス。テクニカルなパスをペナルティーエリア内左に走り込んで受けたのは、この日26歳の誕生日を迎えた汰木康也。左足でシュートを放ったが、GKに阻まれてしまった。
25分にもキャスパーがチャンスを迎える。柴戸 海のサイドチェンジを右サイドの深い位置で受けた西がボールを下げると、田中達也がクロス。キャスパーはまたも相手の間にうまく入ったが、ヘディングシュートはGK正面となった。
ピンチはほとんどなかったが、関口訓充にペナルティーエリア内に侵入された際には槙野が体を入れてボールを奪うなど、守備陣も集中を切らさなかった。
後半に入るとキックオフから1分足らずの46分、高い位置で小泉がボールを奪うと、ドリブルで相手をかわして右足でシュート。GKが弾いたボールに反応したキャスパーが右足でシュートを放ったが、これもGKに弾かれた。
50分には松下佳貴に枠内のミドルシュートを放たれたが、J1リーグ3試合連続先発出場となった西川周作がファインセーブで失点を許さない。
53分にもペナルティーエリア内の右から加藤千尋にシュートを放たれたが、近距離からのシュートに西川が反応してボールに触れ、右ポストに直撃。さらに赤﨑秀平のシュートも西川が横飛びでキャッチした。
西川の見事な守備で失点を防ぎ、57分にトーマスに提示されたイエローカードがVAR(ビデオ アシスタント レフェリー)と主審のオン フィールド レビューの結果、相手のファウルとなって取り消された後、ペースを取り戻していく。
70分を過ぎると相手を敵陣に押し込みながら攻撃を続けた。76分には小泉がターンして相手ディフェンスラインの背後に浮き球のパスを送ると、67分に田中に代わってピッチに入っていた興梠慎三が鋭い動きで抜け出して右足を伸ばしたが、わずかに届かずゴールを奪えない。
守備に人数を掛けてスペースを潰す仙台に対しても、間をとりながらボールを動かし、ゴールを狙うレッズの選手たち。83分には小泉が、相手が密集して狭いスペースをドリブルで打開してシュート。しかし相手に当たってしまった。
攻め続けながらゴールを奪うことはできなかったが、終盤に仙台が前がかりになった際にも体を張った守備で失点を許さず、アウェイで勝ち点1を手にした。
次戦は、7月7日(水)19時から浦和駒場スタジアムで行われる、天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 3回戦 SC相模原戦となる。
【西川周作】
(西川選手のファインセーブがたくさん出た試合だったが、0-0という結果を含めつつ試合を振り返ってどうだったか?)
「自分たちがボールを持てる時間が最初からありましたので、攻めているときのリスクマネジメントの声は常に掛けていましたし、相手のカウンターは注意していました。前半、自分たちにビッグチャンスがあった中で、相手のGK(ヤクブ スウォビィク)が素晴らしいセーブをしていました。そういった試合は自分たちの不用意なパスミスやセットプレーでやられてしまったりする展開になりがちですので、より集中しながら、自分はゴールを守ることだけを考えてプレーしていました」
(ペースを握る時間が長く、あとは決めるだけという試合でもあったと思うが、ゴールを決めるという点ではGKは関与が難しい。もやもやするようなところもあったかもしれないが、それでもゴールを守ることに集中していたということか?)
「ディフェンス陣が体を張ってボールをぶつけてくれていましたが、ピンチになったときは自分がしっかり止めることを意識していました。
今日の試合が終わってうれしかったのは、0-0という結果に誰も満足していなかったことです。顔を見てみても、悔しいという感情があったということで、自分たちはまだまだ上に行かなければいけない、上に行けると感じました。みんなが0-0でOKではないと思っていたと思いますし、勝って上に行く、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権を取るという意識がみんな強いと思います。J1リーグは中断まで大分(トリニータ)戦だけとなりましたが、天皇杯を含めて、いい準備をしたいと思います」
(その大分戦は西川選手にとって特別な試合になると思うが?)
「大分と試合をすることは特別な感情がありますし、その試合で勝つことを目標にしながら戦います。大分のみなさんの前でプレーすることは毎年楽しみにしていることですし、感謝の気持ちを持ちながらしっかりとプレーしたいです」
(攻めている時間が長いチームのGKは1回のピンチを決められるか止められるかで評価が決まってしまうようなところがある。今年は今まで以上のポジション争いもあることを考えれば、そういう意味で今日のプレーは大きかったと思うが、どう感じているか?)
「J1リーグで先発メンバーから外れている時間は僕にとっては非常に特別で、意味のある時間だったと思っています。僕にとっては一試合一試合が勝負だと思っていますし、チームとして勝利できれば一番ですが、今まで以上に緊張感、一試合の重み、ワンセーブの重みを感じながら、ゴールを守れていると思います」
(ミスがあっても信頼して起用してもらえるのはうれしい一方で、メンバーが代わることがあったことで違うものがあったということか?)
「いい刺激を与えられながら、僕もまだまだ成長したいと思っていますし、まだまだ目標があります。そこに向かって、(先発メンバーから外れたことは)一見遠回りに見えて近道かもしれませんし、自分がプレーで示し続けなければまた代わることもありえると思います。その争いは、緊張感を持って楽しみながらやっていきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
■サイトメンバーズ(月額330円/税込)はこちら→https://sp.urawa-reds.co.jp/
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