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「年末に祝えるよう勝ち点を積み上げていきたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 6/25)

6月25日にオンラインで行われた会見でのコメント

(J1リーグが半分終わったところだが、チームは計画通りに進んでいるのか?それとも何かまだ課題があるのか?)
「トレーニングキャンプのころのチームのことを考えれば、かなり良くなったと思います。いいとはいえ、たとえば開幕戦のFC東京戦で勝ち点2を逃してしまった、あるいはサンフレッチェ広島戦でも勝ち点の取りこぼしがあったということを考えれば、より上位にいくチャンスはあったと思います。

ただ、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場圏内である3位の名古屋(グランパス)に勝ち点6差まで近づいていますし、名古屋より消化試合が1試合少ないこともあります。我々が目標としているところに近づくチャンスがまだ残っていますし、カップ戦も残っています。あと5試合でタイトルというところにもいます。このJ1リーグの折り返し地点でポジティブな状況ではあると思います。個人としてもチームとしても状態はいいと思います」

(どの試合に対しても、相手がこういうチームだからこういう準備をしていこうという練習と、相手は関係なく自分たちが良くなっていこうという練習があると思うが、そういう意味での選手たちの成長や対応力についてどう感じているか?)
「我々は常に攻撃的に戦いたいということで相手を分析しています。相手によって使えるスペースが違うからです。それによって、自分たちのビルドアップを変えたりしますし、相手により大きなダメージを与えるために相手の形を見て合わせています。守備に関しては、(北海道コンサドーレ)札幌戦以外はあまり変わっていません。

いろいろ浸透していますし、組み合わせによってチームの振る舞いも変わってくると思います。選手の特長によっては中から行った方がいいのか、外から行った方がいいのか、このスペースでコンビネーションした方がいいのか、ということを考えなければいけませんが、新たに加入する選手がいますので、そのプロセスがもう一度ゼロから始まるというところはあります。

ただ、相手に合わせるだけではなく、チームの中でどの試合でも共通のコンセプトなどがあります。選手個人としてもチームとしてもこれまでの期間で成長していますので、すごく良くなっていると思いますが、改善点もあると思っています」

(アビスパ福岡との前回の対戦のときは、かなり長い時間ボールを持ちながらクロスやシュートが少なく、いつの間にかボールを奪われたところから苦しんだという流れだったと思うが、その当時からチームも成長していると思う。今回の試合で期待することや気を付けなければいけないと思うことは?)
「その後、チームは成長したと思います。湘南(ベルマーレ)戦は敗れてしまいましたが、その前の敗戦が福岡戦で、その間は負けていませんでした。チームがよりしっかりとしたプレーができるようになり、キャスパー(ユンカー)選手が加入したことによって、少し足りなかったフィニッシュも増えてきています。前回の福岡戦は、スペースはあるものの、そこをうまく理解しながらボールを運ぶ場面があまりなかったかもしれません。自分たちにとってベストゲームではなかったと思いますが、そこからチームは立ち上がって戦い続けています。

次はホームゲームです。日曜日は自分たちのサッカーをしっかりプレーし、勝ち点3を得て、自分たちの目標であるACL出場圏内に近づきたいと思います。この目標はシーズンが終了するまでしっかりと持ち続けながら戦いたいと思います」

(江坂 任選手の加入も含め、シンプルに選手の人数が増えてきている中で、試合に出られる選手は11人しかいないが、選手たちのモチベーションを保たせるためのアイデアはあるか?)
「この前の試合の会見でも少しお話しをしましたが、8月以降も中2日、中3日で試合が続きます。私たちは3つの大会で戦っていますし、選手が変わってもパフォーマンスが安定していることは我々にとってアドバンテージだと思います。11人から13人くらいの人数でまわしていくのではなく、より多い人数の選手たちがオプションになってくれていることは、非常にポジティブなことですし、ローテーションしながら戦っていくことを選手たちも理解しています。なので、モチベーションは非常に高いです。

ローテーションで入った選手もフレッシュな状態ですので、高いパフォーマンスを見せることができますし、彼らはチームにクオリティーやパフォーマンスを与えてくれていると思います。ですので、選手がより多くなったとしても、試合が多いので影響はあまりないと思います」

(リカルド監督がおっしゃられるように今シーズンは順調に来ていると思うが、難しい判断の連続でもあったと思う。どういう出来事で難しい判断があったのか?そして、それをどう解決してきたのか?)
「一番判断を下しているのは戦術的なところですが、どのようにすればよりいいプレーができるかというところです。たとえば選手のポジションであったり、適していると思っていたのとはまた違うポジションの方がいいということがあったり、ベンチの選手を使ったらいいパフォーマンスを見せることもあります。

(川崎)フロンターレ戦以降、ポジションチェンジやメンバーの入れ替え、選手の組み合わせなどがよりはっきり見えてきたと思います。私も勇気を持っていろいろと判断したいですが、たとえば選手のパフォーマンスを見ながら選手を入れ替えることも行ったりします。

また、トレーニングキャンプで起こった出来事のときも、監督が判断を下さなければいけないこともありました。監督として簡単なことではありませんし、いつも正しい判断ができるわけではありませんが、そこが仕事のキーポイントだと思っています」

(問題に対して、どういう解決方法を取るのか?)
「問題によって対処の仕方は変わりますが、たとえば戦術的なことであれば、試合や練習を分析して判断を下します。また、振る舞いの部分でも、練習から習慣化させていかないといけないと思いますので、そこでの要求は高いです。ただ、たくさんの練習ができない中、テーマを絞って実行しなければいけませんので、そのテーマ選びもまた判断の材料になります」

(リカルド監督がレッズに来てから半年くらい仕事をしているが、レッズの設備や練習環境、チームの雰囲気やスタッフとの関係など、就任前に思い描いていたものと比べてどうか?)
「私がこのチームに加入した当初は、少し難しい2年間を過ごした後のチームでした。そこでチームの団結力、一体感が大事だと思いながら仕事をしてきましたが、非常にいい雰囲気の中で日々の練習ができていると思います。新たに組んだスタッフもいましたが、私が彼らに合わせる部分、スタッフが私に合わせる部分など、お互いにすり合わせていきながらいい仕事ができていると思います。

戦術的な部分でもいろいろなものが習慣化されていて、チームとしての振る舞いもスタイルがはっきりしてきていると思います。選手たちもパフォーマンスが上がってきていますので、このチームに変化や改善をもたらすことができたのかなと思いますし、今後に対する希望を感じています。

この後、一度シーズンのブレイクが入りますが、3つの大会で可能性を残したまま中断期間を過ごしたいです。多くの選手がプレーできる状態、12人、13人だけではなく、より多くの選手が通用する状況も私に期待を感じさせています。また、フロントと共同作業で行っている補強も非常にうれしい結果になっていますし、ポジティブなことだと思います。これからも選手たち、そしてチームを成長させながら、年末に喜びを感じたいです。みんなが祝えるような出来事があればいいと思います。自分自身も成長しながら結果を求めていきたいと思います」

(福岡との前回の対戦を踏まえた上で、次はどういうところが大事になると考えているか?)
「相手にヒントは与えたくないですが、いい攻撃を仕掛けたいと思います。サッカーでは守備だけが良くても、攻撃だけが良くても、通用しません。その両方においていいプレーを見せたいと思います。

また、その中で相手にダメージを与えるプレーを多くしたいですが、相手の特徴が守備の強さであり、さらにダイレクトプレーやカウンター、クロスを多用した速攻だと思います。こちらが攻撃を仕掛けていても、一つのクリアボールで、5秒でペナルティーエリア内に侵入するような強さを持っているチームです。特に右サイドからのクロスには気を付けたいと思いますし、その部分をしっかりコントロールしたいと思います。自分たちができるだけ攻撃を仕掛け、チャンスを作り、決定力も見せたいと思います」

(柏レイソル戦は小泉佳穂選手が出場する前から得点できるチャンスを作っていたと思うが、後半に小泉選手が入るとリズムが変わっていた。貢献度が高いだけに影響力も大きい選手だと思うが、小泉選手がいるときといないときでのチームの変化をどう感じているか?)
「フィールドの4分の3でのプレーでボールを失わないですし、チャンスを作ることができます。我々のチームスタイルの中で非常に大事な存在になっています。

彼がいないときはその部分が少し難しいときもあったりしますが、江坂(任)選手が加入することによって、彼もそのポジションでプレーすることができますし、小泉選手と組むこともできます。また、チームの形によっては汰木(康也)選手が内側に入っていって似たようなプレーをすることができます。確かに違った特長を持った選手がそのポジションでプレーできますが、彼の場合はためを作ってチャンスメークできる選手だと思っています」

(江坂選手に期待することや小泉選手との役割の分かち合いなどについてどう考えているか?)
「一緒に組むこともできると思いますし、どちらかが先にスタートしてどちらかが後に入ることも考えられます。フィールドの4分の3でのプレーも期待していますが、江坂選手にはそこでのプレーだけではなく、ゴールやアシストも期待したいです。また、チームを編成する上でセットプレーのキッカーになる選手も大事になってきますが、彼はいいボールを蹴ることができると思います。そのようにオプションが増えますが、江坂選手や小泉選手だけではなく、他の選手も含めて考えていきたいと思います」

(福岡戦は中断前最後の埼玉スタジアムでの試合になる。福岡戦を終えれば9月中旬まで埼玉スタジアムでは試合ができないが、その前にどんな試合をしたいか?)
「それまでホームで好調でしたので、湘南戦は非常に残念な結果になってしまいました。今は人数こそ制限されているものの、埼玉スタジアムではファン・サポーターのみなさんの情熱を感じることができますので、非常に好きなスタジアムです。また、選手たちも後押しがある中で気持ちよくプレーできていると思います。

プレーだけでなく、結果をしっかり残して、ファン・サポーターのみなさんに喜びをお届けしたいと思っています。しっかり勝ち点3を取って目標に近づきたいと思います。今季のプロセスの後半に入っていきますが、年末でしっかり祝えるようにこれからもしっかり勝ち点を積み上げていきたいです」

(柏戦で鈴木彩艶選手の登録に不備があったが、監督としてどう捉えているか?)
「我々は人間ですので、こういったことも起こり得ると思います。もちろん重大だとも言えるような出来事ですが、今後は避けることができればと思います。私はこのことを聞いたとき、できるだけ試合に集中し、この件をあまり重要視せずに自然に振る舞おうとしました。その中で西川(周作)選手は非常にいいプレーを見せてくれましたし、塩田(仁史)選手もスタジアムに駆け付けてくれて、ベンチに入ってくれました。また、塩田選手がベンチにいるとき、周りにいい声掛けをしてくれています。今まで出場時間はないものの、非常にいい影響力をもち、チームに大きな貢献をしている選手です。

これはもう起こってしまったことですが、逆にこのチームでは誰が出場しても通用するということを見せられたと思います。彩艶選手は出られませんでしたが、西川選手がいいプレーを見せ、勝ち点3を得ることができたことはうれしい出来事です。大事なことは、全員でここから学んでいくことです」

(改めて、福岡戦に向けた意気込みは?)
「いい試合にしたいと思います。前回の対戦では非常に悔しい思いをしました。その悔しさをぶつけたいと思います。また、湘南戦からいろいろ学び、また勢いをつけて連勝したいです。順位表でのポジションを上げたいならば、勝利して勝ち点3を積み重ねながら連勝することが大事だと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「年末に祝えるよう勝ち点を積み上げていきたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 6/25)

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