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第19節 vs 柏「柏の地で5年ぶりに勝利!」

23日、浦和レッズはアウェイの三協フロンテア柏スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第19節 柏レイソル戦に臨んだ。

レッズは、前半途中からペースを握ると、後半に宇賀神友弥、柴戸 海がゴールを決め、2-0で勝利した。

前節の湘南ベルマーレ戦から中2日、続けて先発メンバーに入ったのは岩波拓也、伊藤敦樹の2人のみとなり、9人を変えて前半戦最後の試合に臨んだ。

両チームともに前線や中盤で激しくプレッシングを掛ける展開となったが、相手のプレスをいなす丁寧なビルドアップや相手の守備を揺さぶるサイドチェンジを使いながら、レッズが徐々にペースを握っていく。

28分、今季のJ1リーグ初先発となったトーマスの縦パスを受けた武藤雄樹が前を向き、左足で相手の最終ラインの背後へボールを送ると、抜け出しながらボールを受けた興梠慎三がヒールパス。そしてペナルティーエリア内の中央に走り込んだ汰木が右足でシュートを放つ。ボールは枠の右に外れたが、連動した鮮やかな攻撃を繰り出した。

その後もペースを握って迎えた44分、トーマスのサイドチェンジを左サイドで受けた山中亮輔がクロスを入れると、相手GKが弾ききれなかったボールを武藤が胸でトラップしてから左足ボレー。しかしミートすることはできなかった。

ペースを握りながら前半を終えたレッズは、後半に入っても立ち上がりにチャンスを作る。50分、ドリブルで敵陣に入ったトーマスがスルーパスを送ると、裏に抜け出してGKと1対1になった興梠がシュート。GKの位置を確認しながら狙いすましたシュートではあったが、ボールはわずかに枠の右に外れてしまった。

56分にはレッズの右サイドからクロスを入れられたが、J1リーグ7試合ぶりの出場となった西川周作がパンチングでクリア。好判断で失点を許さない。

60分にはそれぞれJ1リーグ4試合ぶり、7試合ぶりの先発出場でチャンスメークや前線からの守備に奮闘した武藤、興梠に代わり、小泉佳穂とキャスパー ユンカーがピッチに入った。

すると交代直後のスローインから左サイドでパスをつなぎ、小泉とのパス交換でペナルティーエリアに侵入した伊藤敦樹のパスからキャスパーがシュート。相手に当たってゴールとはならなかったが、途中出場の2人が関与してチャンスを作った。

そして63分、高い位置でルーズボールを拾った小泉のパスを左サイドで受けた山中がクロスを送ると、相手のクリアボールをペナルティーエリア内で拾った関根貴大が冷静にバックパス。走り込んだ宇賀神がそのまま右足でシュートを放つと、ボールはGKから逃げるようにカーブしながらゴール左隅に吸い込まれた。

J1リーグの出場は10試合ぶり、先発出場となれば13試合ぶりとなったこの試合のゲームキャプテンが、鮮やかなミドルシュートで2019年6月15日に埼玉スタジアムで行われたサガン鳥栖戦以来、約2年ぶりとなるゴールを決め、レッズが先制に成功した。

さらに81分、山中が蹴った左からのコーナーキックをその直前にピッチに入っていた金子大毅がニアで触って方向を変えると、ファーサイドの柴戸が左足でシュート。バウンドしたボールはゴール右に吸い込まれ、レッズが2点にリードを広げた。

その後は相手GKのパスミスからボールを奪った小泉のパスを受けたキャスパーのシュートこそ決まらなかったが、守備陣を中心に集中力を保って柏の反撃を許さず。複数得点かつ無失点で、アウェイでの柏戦で2016年以来の勝利を手にした。

次戦は、6月27日(日)19時から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第20節 アビスパ福岡戦【MATCH PARTNER セレモニー】となる。

【宇賀神友弥】
(キャプテンマークを巻いてミドルシュートを決めるという素晴らしい試合だったと思うが、宇賀神選手にとってどんな試合になったか?)
「まずチームとして前半から、(リカルド ロドリゲス)監督が掲げるパスサッカーができたと思いますし、チャンスもたくさん作れた中でなかなか得点が入らないということで難しいゲームだと思いながらプレーしていましたが、全員がブレることなく戦えたと思います。

自分自身もJ1リーグではなかなかチャンスがない中で巡ってきたチャンスで、個人としてもチームとしても結果を残せたことはすごく自信にもなりますし、メンバー外が多い中でもしっかりと日ごろの練習をしてきた成果だと思います」

(2年ぶりのゴールとなったが、どんな狙いだったのか?)
「関根(貴大)が落ち着いて自分を見てくれていましたし、プレッシャーもありませんでしたので、落ち着いてあのコースが見えました。狙い通りのゴールだったと思います」

(宇賀神選手は試合に出ていない状況でも同じポジションのライバルと言える選手にアドバイスを送るなどチームを優先して考えているし、しっかりと日ごろの練習をしてきた成果という話もあったが、なかなか出番が巡ってこない時期にどんなことを考えながら過ごしていたのか?)
「正直に話すと、ここまで試合に絡めないことは初めてですし、週末に試合がないという日々が続くと、サッカー選手として生きている実感が沸かないといいますか、『何をしているんだろう?』という気持ちになるときもありましたが、ピッチに入ったときにしっかりと気持ちの切り替えができていることが今日の結果につながっているのではないかと思います。

自分のポジションで出ている西(大伍)選手は自分にないものをたくさん持っていると思いますし、あんなに落ち着いてプレーできるのはすごいと思いながら、真似してみたり試行錯誤しながら、真似をしているところで簡単なミスが起きてしまったりすることは、日々成長しているということを実感しています。試合に出ていない中でも練習からトライ&エラーで一つひとつ成長しているという実感がありますので、それをピッチで表現できることはすごく楽しいということを今日改めて感じました」

(宇賀神選手はいろいろな経験をしているが、成長することに経験や年齢は関係ないということか?)
「自分の考え方、気の持ちようだと思いますし、成長しようという気持ちがなくなったら、それは引退するときなのかなと思います」

(同じ副キャプテンの西川周作選手もキャプテンマークを付ける可能性があったと思うが、宇賀神選手が付けることになった経緯やリカルド監督からのメッセージは?)
「ミーティングが終わった後、みんなの前でというよりは、ぼそっと『キャプテンはウガ』と言われたくらいです。特に言われたことはないと思います」

(キャプテンマークを付けたことで自分なりに気持ちが違ったところはあったのか?)
「僕はそういうところを意識しすぎると駄目なタイプですので、何も意識しないようにしました。キャプテンマークを巻いていようがいまいが、常に自分が中心になって声を掛けられる存在だと思いますし、キャプテンのつもりでプレーしていますので、変わることは何もなかったと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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