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「相手が投げかけてくる問題を解決しながら勝利を目指す」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 6/18)

6月18日にオンラインで行われた会見でのコメント

(湘南ベルマーレとはYBCルヴァンカップで2回対戦しているが、J1リーグの順位は下位ながら大変なチームだと思う。リカルド監督としては湘南をどのように評価しているか?)
「非常に難しい対戦相手だと思います。戦術的にも整っていて、強度が高いプレーをするチームです。また、攻撃の仕方もはっきりしていて、ペナルティーエリア内にいるウェリントンにボールを届け、そこからセカンドボールを拾って攻撃するチームです。戦い方がはっきりしていて、負かしにくいチームだと思います。そのチームに対して、自分たちは最高のレベルと集中力を見せないといけないと思います」

(湘南とその次に対戦する柏レイソルもYBCルヴァンカップで対戦しているチームだが、一度対戦した相手を分析するときに大切にしていることは?)
「相手を分析することは戦う上で非常に重要ですが、それとは関係なく、自分たちが常に戦う姿を見せないといけないと思います。前回対戦した中から参考にできることはあると思いますが、選手が代わったり状況が変わったりしていて、分析し直すことも必要です。

湘南戦からJ1リーグの3連戦が待っていますが、この3試合でしっかりと結果を残せる準備をして、勝ち点を積み上げ、上位に近づいていきたいと思います。自分たちの最大限の力を出して3連戦に挑みたいと思います。相手がピッチ上で投げかけてくる問題を解決しながら、しっかりと相手のディフェンスを破って、勝利を目指したいと思います」

(湘南は3バックで戦うことは多いが、3バックのチームとの対戦がまだ慣れていない印象がある。3バックの相手に対し、どういうことを伸ばしていければいいと考えているか?)
「シーズンの最初のころは3バックの相手がそれほど多くなく、最近は(サンフレッチェ)広島、(カターレ)富山、アウェイでの(ヴィッセル)神戸戦など3バックの相手が多くなっていますが、富山戦や神戸戦ではいいパフォーマンスも見せることができたと思います。そのようなチームに対する武器、対策などをしっかり持って、相手が4バックであっても5バックであっても対応できるようにしたいと思います」

(Jリーグでは19日から新ルールが適用され、特にハンドが少し変わるが、ルールに対して思うことと選手に対して何か伝えることはあるのか?)
「それについては触れませんでした。選手たちはいつも通りプレーして、レフェリーがそれをどう解釈するかだと思います」

(今季の湘南との2度の対戦はお互いがメンバーを入れ替えていたこともあると思うが、なかなかレッズのペースにならない試合だったと思う。最近も相手にボールを持たれる時間が長い中で、自分たちが主導権を握るために大切になることは?)
「ホームでのゲームは確かに難しかったと思います。ただ、アウェイでのゲームでは対等な内容だったと思います。確かに以前3バックのチームや湘南に対してやりにくさを感じていましたが、我々も武器やツールを増やしてきていますので、日曜日はしっかり自分たちが試合を支配し、決定機をたくさん作り、勝ち点3を得たいと思います。上位に食い込むためには勝利を収めておきたいと思います」

(メディアに公開された16日のトレーニングではフルメニューではない選手も何人かいて、コンディションやメンバーの揃い方に不安もあったが、今のチームの状況はどうか?)
「(今週の)初日は試合後の違和感や張りなどを抱えている選手もいましたが、どの選手も試合に出られる状態になっています」

(湘南について「選手が代わったり状況が変わったりしていて、分析し直すことも必要」と話していたが、レッズも湘南と対戦したころから状況が変わっていると思う。この1ヵ月半ほどのチームの成長についてどう感じているか?)
「最近の結果を見ても、10試合無敗であったり、ここ16試合で2敗しかしていなかったり、という形になってきています。決定率、得点力も上がっていて、ディフェンスのレベルも上がっていると思います。カップ戦の前のJ1リーグでは得点が少なかったですが、その後、選手たちも成長してくれましたし、戦力として考えられる選手の数も増えています。

J1リーグの序盤では勝利が少なかったり、拮抗した試合で勝てなかったりしていましたが、今はそのような試合でも相手を上回って勝利につなげたり、内容が伴っていなくても敗戦にならないというところまで来ています。昨年の徳島(ヴォルティス)でも拮抗している試合でわずかな差で相手を上回って勝利につなげた試合が多かったですが、今のレッズもそれができるようになってきていると思います」

(湘南戦の次、23日に対戦する柏とも今季対戦しており、19年に徳島を率いている際にも対戦していたが、ネルシーニョ監督が作るチームの印象は?)
「ネルシーニョさんが神戸を率いている際にもトレーニングマッチで対戦しましたし、J2リーグや今季のルヴァンカップでも対戦しています。競争力のあるチームを作る監督だと思います。前回もキャスパー(ユンカー)がゴールを決めた後、選手に声を掛け、闘うように要求している姿を見ました。リードされている状況で強く要求する姿を見て、少し驚いた部分もありましたが、そのようなことを感じました」

(ディフェンスのレベルも上がってきているという話もあったが、我慢強く戦えるようになってきた印象がある。16日のトレーニングでは相手が後ろ3枚で回してくるときに前からはめ込む守備を強調していたように見えたが、前からはめ込む守備で選手たちに求めていることやスイッチの入れ方について教えてほしい)
「攻撃のときの我慢強さも出てきていると思います。J1リーグの最初のころは、押し込んだ状態からあまり狙いのないクロスでプレーが終わってしまうことがありました。今はタイミングを合わせたり、より忍耐強く組み立てたりして、フィニッシュの場面に持っていっています。フィニッシュでも決定率は上がっていると思います。

前線からのプレスに関しては、前線で何をしたいのか、どこに追い込みたいのかということを合わせることが大事だと思います。チーム全体が一つのブロックとなって、一体となって守備をしないといけませんが、それにはいろいろな要素が絡みます。全てはお話しできませんが、シンクロして同時に動くことが大事です」

(小泉佳穂選手がこれだけの短い期間で急激にチームの軸になったことは驚きだが、湘南の浮嶋 敏監督もポイントになる選手として小泉選手の名前を挙げていた。警戒される選手になってほしいという希望はあったと思うが、小泉選手がここまで伸びると想像していたのか?)
「私が指導する選手たち全員の成長を目指しています。徳島にいたときもそうでしたが、まず選手の適正を見て、どのポジションでプレーすればより良いパフォーマンスを発揮できるのかということを見極め、アドバイスを送ったりしながら、トレーニングや映像ミーティングなどで指導しています。私は常に、私と過ごしたシーズンがその選手にとって人生でのベストシーズンになってほしいと思っています。

小泉選手の場合は、チームが必要とする特長を持っている選手です。J2リーグでもそこまで大きなクラブではないところでプレーしていましたが、十分な出場時間を確保できていました。トレーニングキャンプでもいいプレーを見せ、パフォーマンスも上がってきて、前回(13日の神戸戦)は得点を決めるところまで来ましたし、ゲームメークでもチームに大きく貢献していると思います。もちろんまだ改善点はありますが、(FC)琉球の選手が短期間のうちにレッズで重要な選手になるのは簡単なことではなかったと思います」

(小泉選手の野心も伸びる要因だったのか?)
「彼は『サッカーを生きる』と言えるような選手です。向上心も持っていますし、常に全力を出しています。他にも成長している選手がいる中で、彼も成長しています。私にとって、サッカー選手にはハングリーさと成長したいという向上心を持つことが不可欠だと思います。それは年齢とは関係なく、全員が持たないといけないものです」

(サッカーとは直接関係ない話で恐縮だが、暑くなってきて食欲が減退している人もいると思う。リカルド監督にとって元気が出る食事は何か?)
「私は朝、ヨーグルトにフルーツやドライフルーツを入れて食べています。それで昼までのエネルギーを確保していますが、ヘルシーな食事は大事だと思います。それを食べることによって、チームのトレーニングも指導できますし、その後の自分のトレーニングもできています」

(改めて湘南戦に向けた意気込みは?)
「カップ戦では次のラウンドに進むことが目標でしたが、まずそれができました。そしてJ1リーグが再開しますが、メインの大会とも言えるJ1リーグの3連戦、勝ち点9が懸かっている1週間になります。まずは湘南戦で勝ち点3をしっかりとゲットし、順位表でもポジションを上げていきたいと思っています。そうすることによって自分たちの目標に近づけると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】​

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