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「順位表でポジションを上げていくためのチャレンジ」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/21)

5月21日にオンラインで行われた会見でのコメント

(ヴィッセル神戸は同じくらいの順位、勝ち点のチームだが、レッズとの力関係や神戸の特徴をどのように捉えているか?)
「神戸はいいチームだと思います。資金もあり、いい選手をたくさんそろえています。順位表で非常に近いところにいて、勝ち点差は1ですし、拮抗した試合になる可能性はあります。神戸はビルドアップのところで形を変えながら出てきて、ダイレクトなプレーを古橋(亨梧)に向けて行いますが、それだけではなく、コンビネーションもできるチームですので、我々自身が高いレベルでプレーしなければいけない試合になると思います。しっかりと勝ち点を取りたいと思います」

(平日に試合があるときは一般的に中2日から中4日の3パターンになる。中2日は一番大変な日程になるが、リカバリーの面などで他の日程とどれくらい差を感じるか?)
「もちろん間の日数が違えば、準備も違ってきます。選手たちの回復が大事になってきますので、必要最低限の時間を使いながら選手たちにゲームプランを伝えていくという作業になります。私自身、中2日と中3日、中4日を比較すれば、疲れの具合がかなり違います。スタッフですらこうですから、もう一度プレーしなければいけない選手たちももちろんそれを感じると思います」

(神戸にはリカルド監督と同じスペインから来たアンドレス イニエスタ選手もいるが、彼と対戦することに対して思うことはあるか?)
「スペイン人と対戦するというより、世界で最高峰の選手の一人だったイニエスタと対戦するという気持ちです。彼はスペインに初めてのワールドカップをもたらした素晴らしい世代の一員です。我々が彼と対戦できるということは、高いレベルのゲームをプレーできるということでうれしいです。サウジアラビア代表にいたときもスペイン代表と対戦しましたが、そのときもイニエスタがいました。彼らと同じ舞台に立てるということは、自分たちも自分たちがやらなければいけないことができているということですし、そのうれしさもあります。非常にポジティブなことです」

(神戸とは6月上旬にYBCルヴァンカップのプレーオフステージでも対戦することになり、短期間で3回対戦することになる。同じチームと対戦するときに意識することはあるか?)
「タイではもしかしたらあったかもしれませんが、私にとって日本では初めての経験です。3試合を戦う中で、たとえばチームのスタイルなどが共通していると思いますが、試合ごとに特徴は違ってくると思います。明日の試合は現時点の状況に合わせた準備で挑みますが、(YBC)ルヴァンカップは180分での勝ち残りの試合になりますので、また違ってくると多います。

ただ、一度分析して対戦した相手ですので、最初から分析し直すことはお互いに必要なくなります。よく知っている相手を戦うことになりますので、戦術的な要素が重要になってくると思います」

(鈴木彩艶選手をJ1リーグ2試合続けて起用して完封勝利しているが、改めて彼の良さは?また、彩艶選手はU-24日本代表に招集されたが、代表で彼に期待することは?)
「彩艶の活躍はうれしいです。判断しなければいけないところでしたが、西川も状態が良かったので、彩艶を起用することは簡単な判断ではありませんでした。彩艶はJ1リーグで非常にいいパフォーマンスを見せていて、西川(周作)もカップ戦(YBCルヴァンカップ)でとても良かったと思いますので、非常に高いレベルでの競争があると思います。彩艶はカップ戦ですでにいいパフォーマンスを見せていましたので、J1リーグでのクリーンシートもある意味、期待通りです。

U-24日本代表への招集ですが、レッズから選手が代表に行くことはとてもうれしいことであり、彼にはオリンピック代表の最終リストに残ってほしいです」

(彩艶選手がU-24日本代表に選ばれたことは驚いたか?それとも今の活躍なら必然だったと思ったか?)
「彼がレッズでいいパフォーマンスを見せていると考えれば代表に呼ばれてもおかしくないとは思っていました。U-24日本代表に18歳の飛び級で招集されたということで、驚かれる方もいるかもしれませんが、彼は将来的にA代表、そしてレッズで定着する選手だと思っています」

(横浜FC戦を見ていて、選手たちが戦術を理解していることはもちろんのこと、自分たちのものにしている印象を受けた。誰かが前に行く、そのスペースを誰かが使う、ということをオートマチックにできるようになっていると感じるが、そう考えるのはまだ早いのか?)
「チームは進化している、発展している過程だと思います。改善点は常にあるものだと思っていますが、選手たちはその中でベストを尽くしてくれています。試合によってはやり方を変えていますが、しっかりと選手たちが実行してくれています。トレーニングキャンプのときはJ1のチームとの対戦で非常に戦いにくく、大変な思いをしましたし、シーズンが始まって少しの期間は勝てない、もしくはリードされてそこから追いつかないといけないという試合がありましたが、内容がどんどん良くなってきましたし、最近のベガルタ仙台やガンバ大阪戦は内容でも相手を上回っていたと思います。

ただ、向上心は常に持ちながら、常に成長しながら、改善しながら、ということは続けていかなければなりません。選手たちができることは増えていると思います。私にとって、メンバーリストを作成することがどんどん難しい作業になってきていますので、これを続けてもらいたいです。それでも、自分たちがプロセスの最初の部分にいるということはこれからも意識していかなければいけません」

(今季就任したリカルド監督に聞いていいかどうか分からないが、今の上向きになっている状況は、去年の悔しさを乗り越えようとする選手やクラブのがんばりがあると思うが?)
「選手、スタッフを含め、人間には常に良くなりたいという気持ちがあると思います。選手たちからも今季の最初から私のサッカーを理解しようとする姿勢が見られましたし、私が要求する強いプレスや高い走りの強度も実践してくれています。たくさんトレーニングし、たくさんのビデオを見せて彼らに伝えてきましたが、成長していると思います。

そして私のサッカーに対する考え方、勝利に向かう、タイトルを目指す、サッカーを楽しむということも理解してくれていると思います。選手たちにはいつも、『ファン・サポーターのみなさんにスペクタクルを見せて楽しませよう』ということを言っていますが、それを理解し、その方向性を実行してくれています」

(神戸戦から中3日でアウェイでのサンフレッチェ広島戦に臨むが、相手の警戒すべき点や特徴をどう捉えているか?)
「対戦相手を分析するとき、その相手が広島だったときに見た程度であり、まだ広島に集中して見ている状況ではありません。今は神戸を見て分析しているところです。私はこのように1試合ずつ取り掛かります。もちろん広島のスタイルや選手のことは知っていますが、現時点で細かいところまでお話することはできません。

しかし、相手が誰であったとしても、自分たちが成長し続けながら、自分たちのサッカーができればと思いますし、神戸、広島と勝ち点が近いチームにしっかりと勝ち、その次の名古屋戦でさらに上位に近づいていきたいです」

(神戸のイニエスタ選手のどんなプレーを警戒しているか?)
「特にラストサードで気を付けなければいけないと思います。いいパスを持っていますし、古橋選手やその他の選手とのコンビネーションもいいと思います。また、セットプレーでも危険な選手です。視野が非常に広い選手で、彼だけに見えるプレーがありますし、さらにそれを高い質で実行する選手です」

(予想を上回ってくるプレーをレッズがさらに上回ることが期待されるが?)
「チームも勝ち点でほぼ並んでいる状況ですし、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場を目指しているチーム同士の対戦でしっかりと勝ち点3を得ることが重要になると思います」

(現在J1リーグのホームゲームで4連勝しているが、ホームでの戦いやすさを感じているのか?)
「ホームでプレーすると選手たちもやりやすいだろうと思います。今は観客が5,000人に制限されていますが、1万人入っていたときはさらにファン・サポーターの後押しを感じることができていました。メンタル的にも状態はいいと思います。さらにホームだけでなく、G大阪戦のようにアウェイでもいい内容でプレーすることができました。明日は高いポテンシャルを持っていて順位表でも近いチームとの対戦ですので、自分たちにとってもこれから順位表でポジションを上げていくためのチャレンジだと思って対戦したいと思います」

(改めて神戸戦への意気込みは?)
「いつも応援してくださっているファン・サポーターのみなさんに感謝します。明日もいい試合、そして勝ち点3をお届けできればと思います。これからも今まで通り応援してください。一緒に順位表のポジションを上げていきましょう」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「順位表でポジションを上げていくためのチャレンジ」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/21)

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