MENU

NEWS

「さらに幸せな一日にするために、勝利をお届けしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/7)

5月7日にオンラインで行われた会見でのコメント

(5日の柏レイソル戦ではキャスパー ユンカー選手が加入後初出場、トーマス選手が今季初のメンバー入りとなり、武田英寿選手もトレーニングに復帰しているが、雰囲気を含めたチームの状態はどうか?)
「雰囲気はいいです。選べる選手が増えましたし、監督にとって選ぶことが難しくなってきました。選べるのは先発メンバーの11人と控えの7人だけですが、ケガ人の復帰やキャスパーの加入によって、競争はより激しくなっていると思います。それはポジティブなことだと思います。11人に入る、もしくは18人のリストに入るために一人ひとりが最大限の努力をしなければいけませんが、いい雰囲気でトレーニングできています」

(9日に対戦するベガルタ仙台の印象や試合で重要になりそうなポイントは?)
「仙台はあまり勝利を重ねることができていませんが、いいチームだと思います。私たちは過信せずにいいプレーをしながらしっかり戦うことが必要です。今は順位表を見て何かを考えることが最大の間違いだと思います。自分たちがやるべきことをしっかりとやって、攻撃も内容を良くしていかなければいけません。ボールポゼッション率は高く保つことができていますが、相手にもっとダメージを与えなければいけません。自分たちのベストを尽くして勝利につなげなければいけません。

また、大分(トリニータ)戦は20分間よくない時間があって2失点、柏戦は10分間もしくは15分間よくない時間帯があって3失点するようなことがありましたので、90分とアディショナルタイムも含めてしっかりと戦わなければいけません。今は相手チームの勝利数や順位を考えることが重要ではなく、自分たちがいかにパーフェクトなゲームにもっていけるかということが大事だと思います」

(スペインでは先週だったと思うが、日本では仙台戦の当日が母の日になる。レッズのファン・サポーターである母親にどんな試合を見せたいか?)
「スペインでは先週、日本では今週ということで私自身はいつ祝えばいいのか分からなくなっています(笑)。

まず母親のみなさんにはその日を楽しんでもらいたいと思います。自分を含め、子供は母親に大きな愛情を感じているものですし、その愛情をしっかりと感じ取ってもらいたいです。さらに幸せな一日にするために、レッズのファン・サポーターである母親のみなさんにはいいゲーム、そして勝利をお届けしたいと思います」

(リカルド監督の下でレッズはいいサッカーをして、いい発展をしていると思う。全員での攻守は素晴らしいと思う。それが前提としてあるが、ここのところの試合では小泉佳穂選手がいるときといないときでは攻撃の質が違うが、リカルド監督はどう感じているか?)
「小泉選手はJ1リーグでプレーし始めてまだ時間は短いですが、質の高さを見せていると思います。これからも守備のところで成長できますし、相手陣内に押し込んだときの最後のところの判断もさらに良くしていくことができると思います。もうチームには十分貢献していて、良いものを見せ、チームにもたらすものも多いので、出場時間も長くなっていますが、まだまだ成長できる部分はたくさんあります」

(仙台戦で今季のJ1リーグの約3分の1を消化することになるが、ここまで順調に進んでいるのか?それとも物足りないか?)
「私が優先的にチームにやってもらいたいと思っていたポイント、たとえばボールを持って試合を支配する、前からプレスを掛ける、コンパクトで堅固な守備といったところはできていると思います。チームの一体感や団結力も見られていますし、進化し続けていると思います。

ただ、足りないところもまだあり、パーフェクトとは言えません。監督である私が一番厳しい目でそういったところは見ています。たとえば守備も改善できますし、押し込んだところでより多くのチャンスを作り、より多くの得点を挙げることも必要だと思います。今までの短い時間でできていることは多くありますので、そこは良かったと思いますが、満足はしていません」

(柏戦は全体的に悪くない試合だったと思うが、失点をした時間帯だけ急に悪くなってしまった。そういう時間帯はどんな問題が起きているのか?)
「その通りだと思います。なぜそのような時間帯があるのかは、私も自問しているところです。大分戦、柏戦でそういったことがありましたし、柏戦の2失点目、3失点目は避けることができた失点だったと思います。1-1になって柏のモチベーションが上がり、勢いのあるプレーがあったということで、柏を称えるべきでもあると思いますが、私たちのチームは交代直後で少しバランスを整え直す途中だったということもあったと思います。ただ、柏戦で勝つことと同時に仙台戦のことも考えながら交代を行いました。

先ほども『まだチームに満足していない』と言いましたが、そういう時間帯があることも一つの改善点です。細かいところの改善が必要になると思います。そのようにして、さらに競争力を上げ、むらのない90分間の試合をしなければいけないと思います。

柏戦の場合は、チャンスに近いところまで数多く行くことができたと思いますが、最後のところ、たとえばクロスの質が足りなかったりしましたので、それも伸びしろだと思っています。チームや選手の状態は悪くはありませんが、要求はこれからも厳しくしていきたいと思います。まだまだパーフェクトとは言えません」

(以前も「ダメージを与える攻撃をしなければいけない」と言っていたが、ボールポゼッションとする中で相手にダメージを与えられるポゼッションとダメージを与えられないポゼッションはどう違うのか?レッズがもっとダメージを与えるためのポゼッションをするためにはどうすればいいのか?)
「まずボールをポゼッションしながら相手にダメージを与えるためには、ファイナルサードでのプレーが必要になってきますので、とても複雑な部分ではあります。時間も必要だと思います。レッズがボールを持って支配することは相手チームも分かっていますし、その対策もしてきますので、押し込む前のゾーン2、もしくはゾーン1のところでうまくプレーしながらスペースを見つけることが必要だと思います。

私のアイデアを今ここで全て晒せば相手チームに伝わっていまいますので、全てを言えなくて申し訳ないですが、今言えることは、より多くのバリエーションを持って、ポゼッションしながら押し込みますが、それだけではないプレーをしなければいけないと思います」

(昨シーズンまでのよくない試合ではボールを持ちながらも全体が動いてチャンスを作ることができず、各駅停車でパスが回ることが多かった。今年は試合を重ねるごとに押し込んでチャンスメークする時間が増えていると思うが、テンポを上げるという意味でリカルド監督が取り組んでいることや、こういうトレーニングの結果としてチャンスメークの回数に結びついている理由だと思うことあるのか?)
「ボールを持ちながら形を作ることができているのは、ポジショナルサッカーのトレーニングをしているからだと思います。そこがキーポイントだと思います。しっかりと必要なポジションを埋めながら選手たちが動いていることで試合を支配することができています。この前の試合でも前半のボールポゼッション率は77パーセントくらいだったと思いますが、このようにリーグトップクラスのボールポゼッション率を持つことができているのは、トレーニングの中で選手たちがしっかり理解できているからだと思います。

ただ、次のステージに行くためにはボールポゼッション、プレスだけではなく、プラスアルファを増やしていかなければいけません。もっとバリエーションを増やして、相手にダメージを与えなければいけませんが、そのためには押し込んで相手陣内でプレーするだけでは十分ではありません。ただ、これを実行するためにもトレーニングの時間が必要になってきます」

(日中は半袖で過ごせる日々も増えてきたが、日本の夏の暑さでのサッカーについてどう考えているのか?)
「今まで夏の戦いはうまくいっていました。徳島(ヴォルティス)では自分たちがしっかりボールを握り、相手にとって守備がより大変な暑さの中で支配することができました。ただ、それを今年もできるかどうかは戦ってみなければ分かりません。夏の間の暑い3ヵ月間でしっかりと結果を残し、最後まで全ての大会でチャンスを残したいです。

次の試合でJ1リーグの3分の1が消化されるという話がありましたが、夏の戦いでさらに3分の1が消化されます。そして夏が終わったときにどの大会でも目標を達成するチャンスを残しておきたいと思います。先日の柏戦では残り5分で(YBC)ルヴァンカップのグループステージ突破が厳しくなるような状況でしたが、最後に2点を奪ってチャンスを残しました。1試合でそういうことが起こりましたが、シーズンを通しても最後までチャンスを残しておきたいと思います」

(改めて仙台戦に向けた意気込みは?)
「勝ち点を3ポイントずつしっかり積み上げていきたいと思います。(アビスパ)福岡戦でそれができませんでしたので、さらに次の試合での勝利が重要になります。ホームで4連勝するということにもつながりますし、もちろん結果も大事ですが、しっかりとしたいいパフォーマンスを見せ続けながら、最終的には勝ち点、そして順位表でのポジションにつなげたいと思います。我々はこの大事な試合でパーフェクトなゲームを見せなければいけないと思いますし、現在の順位表を見て過信してはいけないと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「さらに幸せな一日にするために、勝利をお届けしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/7)

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ