MENU

NEWS

第11節 vs 大分「西、田中の加入後初ゴールも生まれて逆転勝利!」

25日、浦和レッズは埼玉スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ 第11節 大分トリニータ戦に臨んだ。

レッズは、前半に西 大伍のゴールで先制すると、一度は逆転を許しながらも後半に槙野智章、田中達也がゴールを決め、3-2で逆転勝利を収めた。

西川周作のJ1リーグ通算500試合出場記念セレモニーが行われた1時間後にキックオフしたこの試合、開始早々にスコアを動かしたのはレッズだった。3分、山中亮輔のクロスから西がゴール左にダイレクトボレーを叩き込んでレッズ加入後初ゴールを奪う。

左サイドで連動しながらテンポ良くパスをつないだ後、一度は失ったボールを高い位置で素早く奪い返すと、小泉佳穂が縦に浮き球のパスを送り、ペナルティーエリア内の左で杉本健勇が収めてバックパス。これをサイドからやや内側に入り込みながら受けた山中亮輔がクロスを送ると、西がボールを呼び込みながらゴール前へ。

素早い切り替えからのボール奪取と連動したパスワーク、そしてサイドバックのクロスからサイドバックとポジションにとらわれないフィニッシュ。レッズらしさが凝縮されたゴールで先制に成功した。

先制後もパスをつないでボールをポゼッションするレッズ。失った際には素早く切り替えてプレスに行きながらも、レッズと同じくポゼッションを狙う大分のビルドアップに、プレスをかわされた際にはコンパクトなブロックを形成しながら球際で激しく戦い、ボールを奪いにいく。

24分には体を張りながらもシュートが味方に当たってコースが変わる不運もあり、失点を許してしまう。その後は我慢の時間帯もあった中で活路を見出そうとしていたが、41分に追加点を許してしまった。

反攻の後半、リカルド ロドリゲス監督は杉本に代えて伊藤敦樹をピッチに送り出す。ボールポゼッション率を高めると共に、その位置を高くして敵陣でのプレー機会を増やしていった。

守備を固める大分に対し、サイドからの攻撃やミドルシュートで打開を図る。68分には西の虚を突くようなフィードからゴール前に抜け出した武藤雄樹がボレーシュートを狙うが、ミートしきれなった。

そしてベンチは攻撃的なカードを切って攻勢を強め、スタンドの太鼓と手拍子の音量が増していった75分だった。

正面やや遠い位置からのFK。小泉がゴール前へ送ったボールは一度跳ね返されたが、セカンドボールを拾い、クロスの跳ね返りからボールは再び小泉のもとへ。小泉の左足でゴール前に送られたボールを槙野智章が倒れ込みながら右足で合わせると、ボールはバウンドしながらゴール左へ吸い込まれた。

同点に追いつき、さらに攻勢を増すレッズ。82分には選手交代によって左サイドバックにポジションを下げていた明本考浩が汰木康也のパスを受けて左サイドを突破し、グラウンダーのクロス。ニアサイドに走り込んだ小泉が相手のプレッシャーを受けながらも右へボールを送ると、走り込んだのは途中交代の田中達也だった。左足で豪快に蹴り込み、西に続いてレッズ加入後初ゴール。逆転に成功した。​

その後も「私たちがボールを持てば彼らはポゼッションできません」というリカルド監督の言葉通り、敵陣でボールを回しながら、失った後の素早い切り替えとプレスでボールを奪う。

アディショナルタイムには押し込まれる時間もあったが、1対1のピンチも西川周作がビッグセーブ。さらにアディショナルタイムも5分を過ぎ、小泉と代わってピッチに入った阿部勇樹がレッズでのJ1リーグ最年長出場を果たした直後の相手CKでも西川が立て続けにビッグセーブで防いで失点を許さず、3-2で勝利した。

次戦は4月28日(水)18時から埼玉スタジアムで行われるJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第4節 湘南ベルマーレ戦となる。​

【小泉佳穂】
(試合を振り返ってどうだったか?)
「前半の入りはすごく良くて先制点も奪えましたので、そこは良かったところですが、その後はチーム全体としても個人としても緩さが出てしまい、そこを引き締めて修正できないまま失点してしまいました。J1リーグを戦っていく中では一試合一試合が大事ですので、ああいう緩さみたいなものがあると順位は積み上げられないと思いますし、そこは個人としてもチームとしても重く受け止めて修正したいところです。

後半は流れがすごく良くなったり、チャンスを何度も作れたりするような展開にはできませんでしたが、失点しても焦れずにやり続けようということを槙野(智章)さんや(西)大伍さんがすごく声掛けしてくれていました。いい形を作り続けられなくても焦れずにチャンスを待つという辛抱強いゲームができましたし、それが勝ち点を取ること、勝利につながったと思います」

(いい形を作り続けられなくても焦れずにチャンスを待つという意味ではまさにセットプレーはポイントだったと思うが、セットプレーの流れでの2点目のアシストはイメージ通りだったのか?)
「イメージ通りでした。嗅覚のある人だったらあそこにいてくれるだろうと思ったところにボールを蹴ったら槙野さんがいたという形でした」

(レッズの攻撃の中心的役割になれている自覚、手応えはあるか?)
「チームがやりたいサッカー、目指しているサッカーと自分の特長がすごくマッチしている結果、そういう評価をしてもらえているのかなと思いますが、個人としてはまだまだです。課題がたくさんありますし、チームを直接勝たせられるプレーが全然できていません。まだまだだと思っています」

(特に後半の終盤、相手に体をぶつけられてからも余裕を持っているように見える。相手が近くに来ても自分のプレーができているように見えるが、意識を変えたり高めていたりするのか?)
「勝っている状況でのラスト10分間くらいの時間帯のことだと思いますが、こちらは1点リードしているので、高い位置でボールを保持したいということがまず一つあります。相手は焦ってボールを取りに来ている分、逆を取りやすかったので、そういうプレーが増えたと思います」

(試合2日前の公開トレーニングでは、大分の最終ラインの選手を引っ張り出して裏を狙いたいのだろうと思ったが、実際にはなかなか出てきてくれなかったと思う。特に前半は難しかったと思うが、どう攻略したいと考えていたのか?)
「相手の最終ラインを引っ張り出したかったですが、どこをどうやって引っ張り出すのかという成熟度が、個人個人の意識もチームとしての表現もまだまだだったと思います。個人としてもう少しできたと思うところは、相手が出て来ないのであればボールを動かし続けて出てくることを待つ、相手が出てくるまで動かす、おびき出すというところで僕がチーム全体をコントロールすべきだったと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
■サイトメンバーズ(月額330円/税込)はこちら→https://sp.urawa-reds.co.jp/
※REX CLUB LOYALTYの方は、無料でご利用いただけます。







PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ