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「ファン・サポーターのみなさんに喜んで帰ってもらえるような日にしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 4/23)

4月23日にオンラインで行われた会見でのコメント

(21日の横浜FC戦は浦和レッズユース所属で2種登録の工藤孝太選手がフル出場し、岩波拓也選手、槙野智章選手が45分ずつプレーした。湘南ベルマーレ戦では藤原優大選手が同じことをしたが、藤原選手と工藤選手を組ませるのではないところに狙いを感じるが、実際にどう考えているのか?)
「Jエリートリーグの水戸ホーリーホック戦で2人を組ませましたが、(YBCルヴァンカップでは)より経験のある選手と組ませた方がいいと思いました。湘南戦では優大、おとといの試合は孝太というふうに、マキ(槙野)、タク(岩波)と組ませるのがよりいい形だと思いました。その2人を一緒にプレーさせるのはまだ先のことだと思います」

(J1リーグで多くの試合に出ているメンバーがレッズの選手として3バックが予想されるチームと戦うのは初めてだと思うが、どういうところが大切になると考えているのか?)
「少し特徴の違うチームと対戦することになりますが、5バックになったときにどうこじ開けるかはこの時点ではあまり言いたくありません。戦術的なところ、動きなどに違ったバリエーションを加えるということは言えます。5バックで守るチームといえば札幌もそうでしたが、札幌はピッチ全体でマンツーマンでのマークをするようなチームでしたので、戦術的には少し違ったゲームになると思います」

(興梠選手が少し長い時間プレーするようになってきているが、彼が入ると中央でフリックやスルーなど変わったアクションが増えていたと思う。その点についてはどうか?)
「彼は影響力のある選手だと思いますので、彼が入ることによってチームが少し変わるということはあると思います。ボールを持ったときの質の高さは試合で見せていますし、公式戦でゴールは決めていないものの、トレーニングで非常に高いシュート能力を見せています。どの選手が出るかによってチームの特長も少し変わると思いますが、彼が入った場合は彼による特長が出ると思います」

(どの選手が出るかによってチームの特長も変わるという話だったが、カギになっている存在は小泉佳穂選手だと思うが?)
「全員の今のサッカーのやり方に対する理解が深まっていると思います。やり方はいろいろあると思いますが、その中で佳穂選手はボランチの位置、あるいはトップ下の位置、複数のポジションをこなすことができる選手です。毎日選手たちを見ていて、いろいろな発見があり、発見したことをどう生かそうかと考えていますが、まずはその試合で自分たちが何をしたいかということを考えなければいけません。そこから、じゃあそれをするためには誰をどこに配置するのか、そして誰と誰を組ませるのかということを考えます。

佳穂はボールを保持できますし、強度の高いプレスを掛けることもでき、運動量がある選手です。セレッソ(大阪)戦は彼の特長が完全に生きたとはいえませんが、常にチームに貢献している存在です」

(川崎フロンターレに負けた後、小泉選手が「止める、蹴るの質から見直していきたい」という話をしていたが、それからの彼のプレーを見るとそういうところをすごく意識していると感じられる。彼の取り組みについてはどうか?)
「どの選手もそうですが、成功するプレーもあればミスやロストもあると思います。そのような中で彼はすごく学ぶ意欲があると思います。どのようなスペースを使うのか、どのような狙いをもってプレーするのか、そして押し込んだところでどのようなラストパスを出すのかということを彼は意識しています。より良いサッカーをプレーし、私たちのスタイルを吸収しようとしています」

(横浜FC戦の前半は相手にボールを持たれて、福島竜弥選手がなかなか前を向けないシーンが多かったと思うが?)
「横浜FCは得点を決めただけではなく、立ち上がりはそれ以外もチャンスを作っていました。横浜FCのプレスがはまっていたので、飲水タイムに修正して、それをかいくぐるより良い形ができたと思います」

(徳島ヴォルティス戦は杉本健勇選手が先発メンバーに混じってウォーミングアップをしていた。結果として武田英寿選手の負傷によって杉本選手はすぐに出場することになったが、あのウォーミングアップにどんな意図があったのか?)
「試合1時間前くらいに武藤雄樹選手に少しアレルギー反応のようなじんましんのような症状が出ていましたので、何かあれば、ということで杉本選手を一緒にアップさせました。たまたまヒデがケガしてしまったのですぐに出ることになりましたが、アップで先発組に混ざっていたのはそういう理由があったからです」

(横浜FC戦に「戦術も浸透していますので、ローテーションは可能」と話していたが、実際にメンバーを大幅に変えても同じような戦い方を見せ、特に1点目の形はリカルド監督が植え付けようとしている形だったように見えた。その点についてどう感じているか?)
「チームのパフォーマンスは非常に良かったと思います。セレッソ戦も横浜FC戦も選手たちがチームの考え方を理解しているという姿が見られました。もちろんプレーが成功することもあれば成功しないこともあります。ただ、全体的に狙いが分かってきていると思いますし、チーム内の競争もより激しくなってくると思います。ケガ人も戻ってきていますし、私にとっての選択肢が増えてきています。

セレッソ戦は内容としては勝利に値するものだったと思いますので、結果が非常に残念です。しかし、いい方向に向かっていますし、ボールを保持するだけではなく、より多くのチャンスを作り、相手にチャンスを与えないということができてきていると思います」

(選択肢が増えているという話だったが、うれしい悩みではないか?)
「監督にとって非常にいい悩みです。チームの中に競争があるというのはとてもいいことですし、監督が誰を使うのかということで悩むことは、みんながいい状態になっているのでうれしいものです。選手たちも非常に賢いですし、やり方も理解しています。理解するだけではなく実行に移しています。メンバーを選ぶのが非常に難しい状況ができています。今はリーグとカップ戦が交互に来て週に2試合ありますから、ローテーションしながら多くの選手を使うことができていますが、これが週に1試合のペースだと非常に悩ましい状況になると思います」

(横浜FC戦もアウェイながらたくさんのファン・サポーターが応援に駆けつけていたが、大分戦ではホームのファン・サポーターにどんな試合を見せたいか?)
「いつも言っていることですが、まずはいいスペクタクルを見せたいと思います。攻撃的なプレーを楽しんでもらいたいと思っています。ただ、ファン・サポーターのみなさんはいいプレーを見るだけではなく、勝利も望んでいると思いますので、勝ち点3も彼らにお届けできればと思っています」

(戦術的なことを詳しくは言えないと思うが、大分の特徴をどう捉えているのか?どのようなところが勝負のポイントになると考えているのか?)
「大分はポゼッションのチームだと思います。GKが参加し、最終ラインの形を変えながらビルドアップをするチームです。そのように後ろでつなぎながら、ラインの間にいるフリーの選手を探して、そこにボールを付けたりします。昨日スタッツも見ていましたが、数字を見てもポゼッション率が高いチームです。ただ、私たちがボールを持てば彼らはポゼッションできません。どちらがボールを保持するのかというところが試合のポイントになってくると思います」

(横浜FC戦には多くの10代の選手が出場したが、今までのリカルド監督の経験の中で、特に10代や20代前半から伸びていく選手の共通点はあるか?)
「選手が成長するポイントはいくつかあると思います。まずトレーニングをしっかりやること、自分に高い要求をしながらしっかりトレーニングすることが一つです。フィジカルコンディションを上げることもとても大事です。今は連戦中ですからトレーニング量が少ないですので、プラスアルファのトレーニングを行いながら、特にパワー系、筋力トレーニングもやりながら力強さを増していくことが大事だと思います。そして試合です。公式戦に出ることによって経験を積むことができ、それがその選手の成長に大きく影響します。ルヴァンカップのような大会が若手にいい影響を与えています。

それだけではなく、ハングリー精神、向上心が重要になってきます。デビューしたところで満足してしまえば、そこで成長が止まります。デビューしたら次は先発メンバーに定着することを目指さなければいけませんし、先発メンバーになったら代表を目指す、代表になったら代表のレギュラーになることを目標にする、といったように、目標は常に大きく、野心を持つことが大事だと思います」

「最後に、いい方向に向かっていると思いますので、それを続けて、この前はルヴァンカップで勝利しましたが、J1リーグでも今一度勝利をお見せしたいと思います。勝つことができれば上位に食い込んでいけると思います。いいスペクタクル、いいゲームを見せて、ファン・サポーターのみなさんに埼玉スタジアムでいい時間を過ごせたと喜んで帰ってもらえるような日にしたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ファン・サポーターのみなさんに喜んで帰ってもらえるような日にしたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 4/23)

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