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「DAZNでチームの進化を見届けてください」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 4/16)

4月16日にオンラインで行われた会見でのコメント

(明治安田生命J1リーグの前節で徳島ヴォルティスと対戦したことは浦和レッズのこれからの成長を考えると、とても大きな意味があったのではないかと思うが?)
「徳島戦は後半が良かったと思います。前からプレスを掛けることもできましたし、ボールを保持することもできました。相手に危険な場面を作られることもありませんでした。前半はヒデ(武田英寿)がケガをして急遽形を変えることになり、少しチームに戸惑いもあったと思います。

徳島は4年間戦ってきた形に近いものがあったと思います。相手を引き付けてプレーするスタイルでした。前半はヒデのケガもあり、少しイライラする場面もあったと思いますが、後半は内容も良くなったと思います。勝利はセットプレーからのゴールで生まれましたが、後半は自分たちがやりたい形にもっていくことができたと思います」

(徳島との対戦したことによってこれからの浦和レッズの成長につながることはあるか?)
「プレスが良かったと思います。あまりポゼッションができない試合でしたが、力強いプレスはずっと掛かっていたと思います。時間帯によってはボールを保持することもできましたが、前からプレスを掛ける、相手にチャンスを与えないということができてきていると思います。選手たちの理解も深まっていますので、これができればどの試合でも勝つ可能性が生まれてきます」

(3連勝中だが、チームの雰囲気はどうか?)
「チームの雰囲気は非常にいいと思います。勝利することによってさらに良くなっていますが、勝てない時期も選手たちは非常にポジティブな姿勢で良いトレーニングを行ってくれていました。3連勝できたことで我々がいい方向に向かっていると感じています。できることが増えています。また、次のセレッソ大阪戦で勝つことができれば、さらに上位に進出することができると思いますし、現時点でもACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権と勝ち点4差まで来ていますので、ポジティブな状況だと思います。

これからもチームとしても個人としてもパフォーマンスを上げていきたいですし、3連勝することによって自信につながると思いますが、それだけではなく、常に注意、警戒はしないといけないと思います。このリーグは長い戦いでありますし、どのチームにも質の高さや能力の高さがあります」

(C大阪戦で大事にしたいことは何か?)
「C大阪はサイドハーフが中に入って、中の人数を増やしてゲームメークします。サイドバックは高い位置に上がっていき、クロスが多いチームだと思います。そのクロスのときもペナルティーエリア内に人数を掛けて攻撃をしますし、ミドルシュートも持っているチームですので、その辺りは警戒しないといけないと思います。

ただ、私たちも攻撃のときにしっかりとボールを保持して、チャンスにつなげていきたいと思います。良い内容で勝ち点3につなげ、それがチームのさらなる成長につながり、順位表でのポジションも上げていきたいと思っています」

(西川周作選手がJ1リーグ通算500試合出場まであと1試合に迫っているが、その記録をどう捉えているか?)
「非常にポジティブな記録になると思います。ここまでできたということは、彼がたくさんの良いプレーをしてきたということだと思いますし、これからも成長できると思います。彼は指示を聞く耳を持っていますし、常にいろいろなことを改善しようとしています。私のサッカーではGKの存在は非常に大事ですし、彼は足元の技術も見せてくれています。彼の成功に対してうれしい気持ちがありますし、これからもレッズの歴史に名前を刻み続け、日本代表でも活躍してもらいたいと思っています」

(徳島は後ろの方から真っすぐグラウンダーやライナーで前線の選手に長いパスを付けてくる攻撃があり、そのプレーから危ないシーンも作られた。あの形は昨季までリカルド ロドリゲス監督が徳島で植え付けてきた戦術の一つなのか?)
「FWへのボール、裏を取るボールは非常に大事だと思います。もちろんボールを保持するために横パスも使いますが、横だけではなく、中を使って相手を絞らせて、さらにそこから外を使うこともできます。FWが裏に抜けることができればGKと1対1になりますので、そのようなことは徳島でも重要視してきました」

(試合終了の笛が鳴った瞬間のことだが、徳島戦は鹿島アントラーズ戦や清水エスパルス戦と比べてリカルド監督の喜び方が地味だったように感じた。それは徳島への配慮もあったのか?)
「そうかもしれませんね。得点が決まった瞬間は狙っていた形の一つでもありましたので喜びを抑えられませんでしたが、徳島に対するリスペクト、愛情、選手やコーチングスタッフに対するそのような気持ちがありますので、試合が終わった後は少し抑えたと思います」

(C大阪戦の後はYBCルヴァンカップもあってゲームが立て込む大変な時期になる。3月のゲームがたくさんある時期には「大きく選手を入れ替えるとまだ安定感を保てない」と言うような話をしていたと思う。それから1ヵ月ほど経ち、チームはローテーションに耐えうる状況になっているのか?)
「その可能性はあると思います。戦術も浸透していますので、ローテーションは可能だと思っています。フィジカルコンディションも上がっていますし、選手たちの理解度も上がっています。さらにケガから戻ってきている選手たちもいますので、それができると今のところは思います」

(徳島戦で武田選手がケガをしてしまったときに形を変えざるを得なかったと思うが、リカルド監督やりたい形といいプレーができる選手のどちらをどう優先して組み合わせていこうと考えるのか?)
「もちろん、とあるシステムがうまくいっていればそれを続けることはありますが、私はどのようなサッカーをするのかというアイデアの方がフォーメーションより重要だと思います。それだけではなく、選手の組み合わせもあります。この選手はこういう特長だから、この選手と組み合わせるとこのようなスペースが作れるだろう、と想像しますし、この2人を組み合わせたらあまり特長が生きないという組み合わせもあります」

(武田選手の状態はどうか?)
「現在、負傷中で次の試合に出られるかどうかはまだ分からない状況です」

(鹿島戦から中盤の真ん中を3枚にしているが、インサイドハーフに監督が求めるバランスはどんなものか?)
「そこでのバランスは非常に重要だと思います。まず攻撃面ではゲームメークができること、守備ではプレスにしっかり行けること、そしてどの選手が間のスペースを支えるか、どの選手が背後のスペースを使えるのかといったことも考えながら組み合わせます。その選手たちが連動してプレーすることが大事ですので、誰と誰を組み合わせればはまるのかというポイントを見ることも非常に大事だと思っています」

(Jエリートリーグの水戸ホーリーホック戦は中盤に練習生が入った影響もあって前半は相手の強度に押されたと思うが、リカルド監督の感想は?また、公式戦で使ってみたいと思えた選手はいたか?)
「柴戸(海)選手は水戸戦でプレーできないこともありませんでしたが、メディカルスタッフとも相談し、エリートリーグではリスクを回避するということで出場させませんでした。そのときには複数人のMFが負傷していましたので、練習生がプレーすることになりました。練習生はずっと私たちとトレーニングしてきたわけではありませんので、そういった意味で難しい部分もありましたが、90分間プレーできたこと、GPSのデータを見ても高い強度でできたということが分かりましたので、そういった点では非常にポジティブだったと思います。C大阪戦、その後の横浜FC戦でプレーできる選手が見られたことはとても良かったと思います。どの選手が出てもプレーできる状況を作ることが非常に重要ですし、エリートリーグはそういった準備ができる重要な試合です」

(4月1日の公開トレーニングの際に関根貴大選手と3、4分立ち話していたと思うが、どんな話をしていたのか?)
「彼とはいつもポジショニングの話をします。たとえばボールが逆サイドにいるときにどのようなポジションにいたらいいのか、またボールの状況によってそれも変わってきます。そして、たとえばクロスが入ったときにはペナルティーエリアの中に入っていくようなことをいつも話しています」

(その話がVARで取り消された鹿島戦のヘディングシュートや徳島戦のゴールにつながったのではないか?)
「先ほど話していたのは、チーム全体でシンクロしてペナルティーエリアの中に入っていくという、基本的にはチームに幅をもたせるという話でしたし、それは鹿島戦に向けての話でした。徳島戦はまた違った状況で準備していたセットプレーがうまくいったという形でした」

「最後に、C大阪戦はいい試合をお見せしたいと思います。いい方向に向かっていますので、これを続け、連勝し続け、上位に入っていきたいと思います。ファン・サポーターのみなさんは大阪に行けませんので、テレビ(DAZN)での観戦になると思いますが、チームの進化を見届けてください」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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