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第6節 vs 川崎「先に主導権を握るも勝ち点得られず」

21日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第6節 川崎フロンターレ戦に臨んだ。

レッズは前半に主導権を握りながらも42分に失点を喫すると、後半に4失点して0-5で敗れた。

立ち上がりから素晴らしい戦いを演じた。キックオフから流動的なポジショニングをとり、スペースに入りながらボールをテンポよくつなぐ。そして、ボールを失っても素早く切り替えて体を張って奪い返し、ボールを支配する。

川崎にボールを持たれることもあったが、球際の激しい守備で相手のテンポアップを許さず、攻撃を単発に終わらせる。10分にはこぼれ球から山根視来にミドルシュートを打たれたが、ゴール左に飛んできたボールを日本代表に招集された西川周作がファインセーブで防ぎ、失点を許さない。

12分には西川がパントキックで送ったボールを杉本健勇が収めて左へパス。山中亮輔が縦に突破してから送ったクロスをペナルティーエリア内に入った杉本がボレーで合わせる。シュートはGKに防がれたが、自分たちの時間帯にビッグチャンスを創出した。

飲水タイムを挟んでも試合の流れとレッズの闘う姿勢に変化はなかった。ボールを支配し、川崎陣内でのプレーを続けた。

35分ごろには川崎にボールを回されたが、レッズの激しいプレスが川崎の攻撃を後退させていく。その攻撃は結局、槙野智章がロングボールをヘディングで跳ね返し、その後の2次攻撃も最後は岩波拓也がボールを奪って再びレッズの攻撃へと移っていった。

それでも42分、小林 悠にヘディングシュートを決められてしまう。主導権を握りながらも、1つのピンチが失点になってしまった。

後半も立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたレッズだったが、49分にレアンドロ ダミアンにゴールを許す。そして、51分には旗手怜央、53分には小林にゴールを奪われた。

4失点目を喫しても浦和レッズコールの太鼓と手拍子でチームを鼓舞するなど、強い雨風の厳しい環境下でも応援を続けるファン・サポーターの期待に応えるためにも、諦めずに戦う。

63分には途中出場の阿部勇樹のパスを右サイドで受けた宇賀神友弥がクロスを送ると、杉本がヘディングシュートを狙う。ミートできなかったが、ゴールを奪いにいく姿勢を見せた。

しかし67分、脇坂泰斗にゴールを奪われてしまった。

78分にはパスをつないで川崎陣内に押し込みながら、最後は阿部勇樹がミドルシュート。しかし、枠を捉えきれなかった。

終盤にも相手を押し込む時間帯は作ったものの、ゴールは奪えぬまま試合は終了。

次戦は3月27日(土)15時から埼玉スタジアムで行われる、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第2節 柏レイソル戦となっている。


【小泉佳穂】
(前半はチームとして素晴らしい戦いをしたと思うし、小泉選手も豊富な運動量で攻守に関わっていたが、これまでの試合と比べるとどんな点が良くなったと感じているか?)
「特に今日の前半に関しては、チーム全体としてやることの意識が統一、整理されていましたし、攻撃も守備も迷わずにできたことが多かったです。これは今後も続けていきたいと思うところです」

(一方で結果として残念な形になったが、前半に素晴らしい戦いをした試合を勝利にもっていくためにどんなことが必要だと感じているのか?)
「今日の結果は0-5という差がつきましたが、この差は最後の質の差がそのまま出たと思います。失点も防ぎ方があるでしょうし、僕はトップ下をやっているので僕自身と、相手の脇坂(泰斗)選手や田中 碧選手、小林 悠選手との差がそのままスコアに出たと思っています。その質を高めていかなければいけませんし、僕自身がチームを勝たせるんだという覚悟をもち、シュートにしてもパスにしても、もっと数を増やし、質を高めていかなければいけないと思います」

(前半は味方がボールを失った際に小泉選手がすぐに取り返していたことが印象的だった。すぐに前線にいけるいい位置にいたと思うが、守備面ではどんなことを意識しているのか?)
「まずチーム全体として、ボールを失ったらすぐに取り返す、その切り替えの意識を高めようという話はずっとしていました。その中で自分はスイッチになるべきだと思っていますし、今日はある程度はスイッチになれていたと思います」

(開幕当初は昨年までプレーしていたJ2リーグとJ1リーグの差をそれほど感じていないということを言っていたと思うが、今日はそれとは異なる個の力を感じたということか?その差をどうやって埋めていきたいと考えているのか?)
「今日はおそらく日本で一番強いチームと戦いました。ですので、僕らが優勝する、もしくは僕が個人として日本代表に入るためには、一番分かりやすい相手だったと思います。そこにはチームとしても個人としても距離があると感じましたが、努力次第で埋められる差だと思います。チームが早い段階で、日本で一番強いチームと戦って、その差も分かりましたし、課題も明確に出ました。そういう意味では、チームとしても個人としてもすごく良かったと思います。

実際にどうやって差を埋めていくかというと、個人としては最後のところは基礎技術のトレーニングしかありません。それと、僕個人としてはチームの結果に責任を持つ、覚悟を持つ、そのためにシュートやパス、決定的なプレーのチャレンジをもっと増やしていくことがチームを勝たせるためには大事だと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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