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「自分たちの最高のレベルでプレーしなければいけない」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 3/5)

3月5日にオンラインで行われた会見でのコメント

[質疑応答]
(JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節 湘南ベルマーレ戦でメンバーを大幅に変えて明治安田生命J1リーグ 第2節 サガン鳥栖戦に照準を合わせてきたと思うが、準備の中で大事にしてきたことは?)
「ルヴァンカップなどがありますとベンチ入りするメンバーもいますので、準備は楽ではありません。湘南戦以降、全員がそろってトレーニングできたのは今日が初めてでした。準備で大事にしたことは、押し込んだ状態でのプレーです。プレーの種類、コンセプト、連動を大事にしました」

(その手応えはどうか?)
「決定機、ゴールに結びつくプレーについては、たとえばこの前は2-0にできるかもしれない場面もありましたが、重要なことは前線でのシンクロです。みんなが連動してプレーすることだと思います。もちろん押し込んだところでのプレーは楽ではありませんが、そこでチームのコンセプトと選手の想像力を融合させていかなければいけないと思います。そういう状況でのプレーは無限にありますので、たくさんトレーニングしないといけませんが、必ず向上できる部分だと思います」

(開幕から7連戦になり、ケガをしている選手の復帰も待たれると思うが、彼らの状況はどうか?)
「彼らの経過は良好だと思います。もちろんそれぞれ復帰のタイミングは違ってくると思いますが、私にできることはプレーできる選手とゲームプランを組み立てて試合に挑むことです。もちろん選手の数が多ければ多いほどいいですし、全員がプレーできる状態であることが理想的です」

(試合のメンバーを決める際に自分たちの選手のコンディションやチームのコンセプト、相手がどんなチームでどんな選手が有効か、などいろいろな要素があると思うが、リカルド監督はメンバーを決めるときにどういうことをどれくらい大事にしているのか?)
「相手チームを見て、どのようにすれば最もダメージを与えられるかを大事に考えてメンバーを選んでいます。もちろん守備をする、プレスを掛けるといったところのバランスも見ながら決めています」

(鳥栖戦にはどういう選手が有効だと考えているのか?)
「鳥栖に関しては、次の試合は4-4-2なのか5-3-2なのか分からない部分があります。ただ、どのような選手を起用するかといえば、しっかり攻撃を仕掛けることができ、ゴールに結び付くようなプレーができることをメインに考えて選びました。

たとえばFC東京戦では良いパフォーマンスを見せることができましたが、さらに相手にダメージを与えるプレー、さらに多くの決定機をつくることもできたと思いますので、そういった部分でも成長し続けたいと思います」

(藤原優大選手が湘南戦で負傷した場面を改めて見ると、脳振とうの疑念はあったと思う。いわゆる脳振とう枠の交代を使わなかった理由は?)
「彼の現象が起こったのはベンチから少し遠いところでした。私たちも脳振とうのことを考え、新ルールを適応する準備はしていましたし、宇賀神(友弥)選手のウォームアップを行っていました。ただ、彼に起こったことは顔への打撲であって、本人もできるという意思を見せていましたので、ピッチに戻しました。もちろん試合が終わって倒れている姿を見て、重症なのではないかと心配しましたが、私たちはその時点で脳振とうは疑っていません。もちろん選手の健康を第一に考えなければいけませんが、そのタイミングではプレーできるという意思が見られていましたので、重症ではないという判断でした」

(鳥栖とは沖縄トレーニングキャンプ中にトレーニングマッチで対戦し、2-2で引き分けていた。試合後、リカルド監督は「なかなか打開することができず、今後の課題になった」とも話していたが、あれから1ヵ月でチームはどんなところが成長したのか?次はどんな戦いを見せたいか?)
「鳥栖とのトレーニングマッチの後、チームはコンセプトを蓄積してきました。それはSC相模原とのトレーニングマッチでも見られましたし、湘南戦も後半はそういったところが見られたと思います。私たちがやりたいことは、自分たちがしっかりボールを保持して、相手に陣地に押し込んでプレーすることです。そしてボールを失ったらプレスを掛けることであり、相手にできるだけ多くのダメージを与えたいというところです。

鳥栖は開幕戦で勝利を収めていますし、非常に強度の高いプレーをするチームですので、我々も自分たちの最高のレベルでプレーしなければいけないと思います」

(塩田仁史選手は監督にとってどんな存在であり、チームにどんな力をもたらすのか?)
「たくさんの良いものをもたらしてくれる選手です。彼はトレーニングでも力を抜かず、常に100パーセントで取り組む選手です。それがGK全員の良い刺激になっていると思います。(鈴木)彩艶もシュウ(西川周作)も気を抜くことができないような良い状況ができています。

また、彼の経験がチームに一体感をもたらすという良い効果があります。チームを盛り上げていますし、試合に出ていない選手たちも彼から良い刺激をもらっていると思います。非常にプロフェッショナルで常に全力でチームの柱の一つだと思っています」

(開幕戦からルーキーの伊藤敦樹選手をボランチで起用していたが、改めてその理由とリカルド監督が思う伊藤敦樹選手の魅力は?)
「私のサッカーのスタイルに非常に合っている選手だと思います。ボールスピードがありますし、360度に向けてプレーできるボランチだと思っています。1、2ヵ月一緒にやっていて、最初は守備のレベルが少し心配でしたが、そういうところもアグレッシブに出てボールを奪えるような姿を見せてくれています。彼は日本のサッカー界にとって非常に貴重な存在であり、将来的に必ず素晴らしいボランチになってくれると思います」

(鳥栖はリカルド監督が徳島ヴォルティスを率いていた際に対戦した元J2リーグの選手たち、飯野七聖選手や山下敬大選手といった危険な選手もいるが、そういう選手たちをよく知っていることのアドバンテージをどう見ているか?)
「J2リーグに4年いたことによって、先ほどおっしゃられた山下選手や、徳島で一緒にやっていた内田裕斗選手をよく知っています。そういった知識は助けになりますが、今は再度一人ひとりの選手をこのチームの分析担当と一緒に分析しています。鳥栖の特徴は個人よりチームだと思います。非常に強度の高いアグレッシブなチームプレーができるチームであり、フォーメーションにもバリエーションがあり、高いポテンシャルをもっているチームだと思います」

(鳥栖はなるべく高い位置でサッカーをしてくるところがリカルド監督の哲学と似ているところであり、その奪い合いになると思うが、レッズが守っているときに鳥栖が立ち位置をずらしながらビルドアップしてくる局面、逆にレッズがボールを持っているときに鳥栖がプレッシャーを掛けてくる局面の両方で大事になってくることは何か?)
「キーポイントはたくさんあると思いますが、ビルドアップが大事になってくると思います。ビルドアップをしっかりやることによってチャンスをつくることができますし、逆にビルドアップでボールを失ってしまうと相手にチャンスを与えることになります。その質によって、自分たちがいかに時間やスペースをもって相手陣地に侵入できるかどうかが掛かっていると思います。また、J1リーグでは全てのプレーを完璧に近い形でやらなければFC東京戦のように内容が良くても勝ち点3に届かないということになってしまいます」

(鳥栖がボールを動かしてくる際のプレッシャーにおいて大事になってくることは何か?)
「私はずっと前からプレスを掛けたいという話をしていますが、そういったところでの成長も見られていると思います。開幕から公式戦2試合、FC東京戦でも湘南戦でもそういった姿を選手たちは見せたと思います。前からプレスを掛ける、かわされたらプレスバックする、そういったことを高いレベルで見せていきたいと思います」

「最後に、良い内容の試合をして、勝利に値するものを見せたいと思います。選手たち個人、そしてチームとしてそれを見せることによって勝利につなげたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「自分たちの最高のレベルでプレーしなければいけない」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 3/5)

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