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第1節 vs FC東京「狙いとするサッカーを披露し、勝ち点を得る」

27日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第1節 FC東京戦【MATCH PARTNER DHL】に臨んだ。

レッズは前半から自分たちのペースで試合を進めると、阿部勇樹のゴールで先制。その後、追い付かれ勝ち切ることはできなかったが、勝ち点1を得て2021シーズンをスタートさせた。

レッズにとって2007年以来、14年ぶりに埼玉スタジアムで迎えたJ1リーグの開幕戦。序盤からボールを保持しながら押し込んだレッズは5分、ゴールネットを揺らす。

敵陣でボールを失うと阿部、汰木康也が次々とボールホルダーにプレッシャーを掛け、相手のパスに山中亮輔が反応。ワンタッチで前方に送ると、このパスを受けた小泉佳穂がスルーパス。ペナルティーエリア内の左に抜け出した杉本健勇が右足で丁寧にシュートを放つと、ボールはゴール右に吸い込まれた。

しかし、このプレーは今季から再導入されたビデオアシスタントレフェリー(VAR)によってオフサイドと判定され、惜しくもノーゴールとなったが、リカルド ロドリゲス監督の下、トレーニングやトレーニングマッチで積み重ねてきた素早い攻守の切り替えとプレスからスペースを突く攻撃でゴールに迫った。

以降もレッズは優位に試合を進めた。ボールを保持して流動的にポジションを取り、スペースを使いながら攻撃を仕掛け、ボールを失えば素早く切り替えてプレスを掛けて奪い返す。始動してから1ヵ月強で積み上げてきた、「自分たちがやりたいサッカー」(リカルド監督)を披露した。

後半もペースを握りながら試合を進めていたレッズ。そして74分、スコアを動かした。

右サイドの攻撃から得たCK。小泉がニアサイドに送ったボールを明本考浩が頭で流すと、槙野智章が飛び込んで倒れ込みながら右足でシュート。これはGKに防がれたが、こぼれ球に反応した阿部が右足でゴール。2021シーズン、レッズのファーストゴールを4年ぶりに就任したキャプテンが決めた。

自分たちの意図した戦いをすることはもちろん、前半からFC東京に攻め込まれた際にも岩波拓也、槙野智章のセンターバックを中心に体を張って守り続けていたが、86分にセットプレーから失点を許してしまった。

その後も最後まで勝利を目指して戦ったレッズ。2点目を奪うことはできず、ホームでの開幕戦で勝利という最高の結果を得ることこそできなかったが、自分たちが意図するサッカーを90分間、貫いたチームには試合終了のホイッスルと共にスタンドから拍手が送られた。

次戦は3月2日(火)18時からレモンガススタジアム平塚で行われるJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節 湘南ベルマーレ戦となる。

【阿部勇樹】
(新監督を迎えての公式戦の初陣で非常にアグレッシブなプレーが印象的だったが、手応えはどうか?)
「監督が替わって最初の公式戦でしたので、まず自分たちがやってきたことをピッチの上で出そうと思っていましたし、出せたシーンは多くあったと思います」

(キャプテンとしてスタートした1戦目、今年はスタメンで自らのゴールで先制した。個人としても幸先の良いスタートだったと思うが?)
「やはりチームが勝たないと良いスタートとは言いづらいです。新型コロナウイルスの影響もある中で、いろいろな方の協力があって開幕を迎えることができたと思いますし、サポートしていただいている方に勝利をプレゼントしたいという思いでしたので、そこは残念です」

(今日の出場でJ1リーグ23シーズン目の出場となった。これは史上最多の記録となるが、知っていたか?)
「いや、そんなにいましたか?(笑)」

(前人未到の記録だが、ここまで出場し続けられる原動力は何か?)
「家族の存在もありますし、浦和レッズというチームはいろいろな方が応援、サポートしてくれて、本当にいろいろな方がパワーをくれるんですよね。そういった方たちに何とか恩返しができれば、という思いがモチベーションになりますし、そういった方たちの笑顔が見られるようにがんばりたいという気持ちが動かしてくれていると思っています」

(始動してからここまでトレーニングを見ていても今日のプレーを見ていても充実していると感じるが、阿部選手自身の手応えはどうか?)
「個人的には楽しくやらせてもらっていますし、試合に出るためにはやるべきことをしっかりやらなければいけません。監督がそういった雰囲気にしてくれていますので、何よりも楽しんでやれていますし、またサッカーのおもしろさを教えてもらっていると思います。一日一日大切にしていきたいですし、目の前の試合で全力を出せればいいかなと思いますし、そのくり返しだと思います。年齢もだいぶ、先ほど23シーズン目ということも言っていただきましたが、そういうことも気にしながら、自分で体調を整えることも仕事ですから、しっかりやっていきたいと思います」

(若々しいプレーだったが、懐かしいという感触はあったのではないか?)
「そういった気持ちもありましたし、やはりサッカーは楽しいということを感じながらプレーできたことは非常に大きかったと思います。今年はリカルド(ロドリゲス)監督になって取り組んできたことが出せたシーンは数多くあったと思っていますし、改めてサッカーは楽しいという思いがプレーに表れたと思います」

(リカルド監督になってサッカーが楽しいと話していたが、具体的に今日の試合で楽しいと思えたシーンは?)
「FC東京戦に向けて準備してきましたし、その中で対策として守備や攻撃をやってきた中で、最初の試合でしたが積み重ねてきたものが出せた部分があります。監督のやりたいサッカーをみんながそれぞれ理解してきた中でそういったシーンが多く出せましたし、やっていて楽しいと思いました。僕らが楽しんでやっていれば、見ていてくださる、サポートしてくださる方たちにも楽しんでもらえると思います。ただ、やっぱり勝利をプレゼントしたかったです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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