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沖縄トレーニングキャンプ 7日目 リカルド ロドリゲス監督コメント

30日午前のトレーニング後、リカルド ロドリゲス監督がオンラインでメディアからの質問に答えた。

(浦和レッズでトレーニングを始めてから2週間ほど経ったが、始まる前に持っていた印象とやってみての違いはどうか?)
「違いというよりも、ここに来て思ったことは、選手たちそれぞれがすごくいい姿勢でトレーニングに励み、チーム全体が一つにまとまりながら進めているということです」

(ポジティブな驚き、発見はあるか?)
「良いところはたくさんありますが、選手たちがやろうとしていること、やってほしいことの理解力、練習でやっていることの吸収力が彼らの良いところだと思います」

(昨日はトレーニングマッチがあり、これからも沖縄で数試合行うと思うが、現時点でのチームの評価とこれから要求していきたいことは?)
「昨日は1試合目ということもあって、良かったところ、改善しないといけないところが出て当たり前ですが、そういったところが見られて良かったと思います。短い時間ではありましたが、選手たちの試合に対する取り組み、一つひとつのがんばりは見えましたし、これから改善していきたいこと、やりたいことを少しずつ積み重ねていければいいと思っています。

繰り返しになりますが、試合に関しては1試合目でしたし、この時期はみんなが横一列で誰が先発メンバーなのか、そうではないのかということは一切決まっていない状況の中ですごくよくやってくれていると思います」

(昨日のトレーニングマッチでの良かったところ、改善しないといけないところがあったとのことだが、具体的には?)
「攻撃で相手を押し込んでいる状況で技術や一つひとつ剥がしていく力があるチームだと思っていましたので、そういった点でのコンビネーションは良かったと思っています。失った後の切り替えで前から激しくいくところ、それに対してみんなが連動して動くこと、突破されたら全体をすぐに戻してディフェンスをする、全員がだらっと戻るのではなく、FWを含めてコンパクトにしてディフェンスをする、そういったことができていたことは良かったと思います。

一方で、ビルドアップでのボールの動かし方や人の位置は改善点としてあります。相手が前から来ようとするチームということもありましたので、それに対してうまくいくときもあれば、はめられてしまうところもありました。そういうところでいかに剥がし、剥がした後にいかに相手の裏のスペースを狙っていけるか、その背後へのパスは足りませんでしたので、そこは改善点だと思います」

(ここまでのトレーニングを見ていると、レッズで新しいことをやるというよりも、徳島ヴォルティスで培ってきた形をまずは植え付けるという印象だが、導入としてどういう落とし込み方を意識しているのか?)
「確かに徳島でやってきたことと似ている部分はあると思いますが、それを必ずしもやりきるということではなく、レッズにはレッズの選手がいて、彼らの特長をさらに引き出せるやり方、特にこのチームはシャドー系の選手が多く、中央で試合をつくる選手が多い印象がありますので、彼らの力を引き出してあげることも1つのやり方だと思います。そういったように、このチームに合うやり方を探していければと思っています。

導入としては、今まで下からどうやってつないでいくか、中間層ではどうしていきたいのか、押し込んだときに相手のゴール前ではどう崩していきたいのか、失ったら切り替えて奪いにいく、どうやって守るのか、ということをそれぞれ事細かくやるというよりは、少しずつ広げていくという形です。そういうふうに戦術的なトレーニングに取り組んでいます」

(ここまでの進捗具合は想定と比べてどうか?)
「いろいろな意味を込めてのいい進み具合だと思います。できることとまだできていないことの発見があります。できないことをしっかりと落とし込みながら、また繰り返しやるべきところもありますので、『これをもう少しやっておけばよかったな』という思いもありますが、今の時期なので何度も何度もと落とし込んで積み重ねてやっていければと思います。ただ、選手たちの理解度もありますし、トレーニングに一生懸命励んでくれていますので、このまま続けていければと思います」

(チームのキャプテンや副キャプテンなどは決めたのか?)
「まだ決まったことはありません。これまでは外から見ていただけですので、内側では実際にどういう選手なのかと知っていく時期でもあります。もう少し見てから決めたいと思います。だいたいの考えはありますが、少しずつ進めていければと思います」

(いつごろまでに決めたいと思っているのか?)
「おそらく沖縄から帰って大原でのトレーニング、来週くらいにはなると思っています」

(キャプテンに求めることは?)
「これを1つということは言えませんが、いくつかあります。たとえばキャプテンの姿勢が全員の見本になることは重要なところだと思っています。ピッチ上、練習場でもそうですが、みんなを引き締めてくれる、ピッチ上の監督としてやっていってほしいと思っていますので、そういった取り組みもしていってほしいと思っています。もちろんロッカーやピッチ外でもチームをうまく引っ張っていってくれる存在、それは良い時だけではなくて、悪いときこそ自分たちに矢印が向くようにしてくれる選手がキャプテンであってほしいと思っています。

ただ、キャプテンだから、監督だから、ということではなく、それぞれがリーダーシップをもって取り組んでいくことが大事ですし、その数が多ければ多いほど良いと思っています。全員がそういった気持ちをもって取り組むことが一番大事だと思っています」

(選手一人ひとりと面談したと聞いたが、良い意味での驚きを感じた選手は?)
「そこまで長い時間ではありませんでしたので、これといった大きな驚きはありませんでした。選手の特徴を見ていましたし、彼らがどういったポジションで自分の力を発揮しやすいのか、自分の特徴といった基本的なことを聞きました。トレーニングに取り組んでいく上で、何も知らないまま1日目をスタートさせるよりも、外から見た話をしながら、彼ら自身がどう思っているかを知識として得た上でトレーニングができれば効率が良いと思い、そのミーティングをしました」

(ポジションの希望を聞いたとのことだが、ひとまずはそれを尊重するのか?)
「どこでプレーしたいかという希望を聞いたわけではなく、どのポジションでより良いパフォーマンスができるのかという質問をしました。どこで起用するかは実際に彼らがピッチの上で示してくれた上でこちらが決めることです。まずは選手個人個人にどこが一番、自分の力を最大限に発揮できる場所なのかということを聞いた上で、それでは二番目は、三番目は、というふうに聞いていきました。

もしかするとその中に希望とするところがあったかもしれませんが、それぞれが自分のパフォーマンスを発揮できるところ、たとえばセンターバックしかやっていない選手でも実はワイドができるということなど、新しい情報があれば後につながると思いました。ですので、自分の一番目、二番目、三番目という感じで話を進めていきました」

(守備時に4バックのような形でボールをもった際には後ろが3枚になって前は5レーンを埋めるような形でやっているとのことだが、現時点でその形で取り組んでいる理由、メリットは何か?)
「現在はここがこうという特別なことには触れていなくて、どちらかというとトレーニングを進めていく上でレーンの利用やある程度の立ち位置がありますが、まだ目安程度にしか使っていません。今はそういった形で進めています」

(レーンに関してはピッチに分かりやすくラインを引いていると思うが、その狙いや手応えは?)
「数字上の立ち位置やどういったところを狙っていきたいのかということと、必ずしも立ち位置のことではなく、ラインを利用したトレーニングで時間の効率を求めながらやっています」

(一般の方が見学できない状態でトレーニングキャンプが進められているが、その難しさや思うことはあるか?)
「我々としてはやるべきことは変わりませんので、それぞれがやるべきこと一つひとつに一生懸命に取り組んでいければと思います。日本に来てから人がいない中でのキャンプはありましたし、そういうトレーニングマッチもありました。シーズン中もそういうトレーニングマッチがあります。ですので、これといった大きな影響はありません。ファン・サポーターの方々が近くにいて応援してくれたり、熱を伝えてくれたらよかったとは思いますが、取り組むべきことは変わりませんので、それを一生懸命がんばっていければと思います」

(SNSなどではレッズのファン・サポーターのリカルド監督のサッカーに対する期待が感じられる。そういう気持ちを直接会って伝えたいがトレーニングが見学できないなどコロナ禍でかなわないファン・サポーターも多いと思う。リカルド監督からファン・サポーターに伝えたいことはあるか?)
「まずはみなさんの大きな愛情を感じながらプレシーズンを送れたら素晴らしかったと思います。ただ、我々としてはやるべきことを一生懸命やっていって、まずは1試合目、ホームの埼玉スタジアムでの明治安田生命J1リーグ 第1節 FC東京戦で我々のプレーを楽しんでもらえればと思っています。いつ入場制限が変わってくるかは分かりませんが、できるだけ多くの方に実際に見てもらいたいですし、画面越しにでもそうですが、楽しんでもらえるように取り組んでいきたいと思っています。みなさんを楽しませられるように一生懸命がんばります」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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