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第34節 vs 札幌「最終戦を勝利で飾れず10位で終える」

19日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第34節 北海道コンサドーレ札幌戦【MATCH PARTNER 三菱自動車】に臨んだ。

レッズは後半に先制点を奪われると、攻勢に出た時間もあったが追加点を許し、0-2で敗れた。

立ち上がりは札幌にボールを持たれたが、コンパクトな守備を形成。攻撃時に前線が5枚張り出すような形になる札幌に対し、3バックとウイングバックで対応した。

14分には福森晃斗に強烈なミドルシュートを放たれたが、西川周作がビッグセーブを見せて失点を許さない。

ボールを奪うと素早く攻撃を展開し、汰木康也が鋭いスルーパス、興梠慎三が巧みなポストプレーなどで見せ場を作ったが、ゴールには至らなかった。

28分には興梠がベンチに合図を送って倒れ込み、担架に運ばれて交代。30分に興梠に代わってピッチに入った武藤雄樹は、J1通算250試合出場を達成した。

40分には山中亮輔の鋭いクロスがファーサイドで待つ武藤に向かったが、その手前で相手にクリアされた。

後半に入ると早々にチャンスを作る。自陣での素早いリスタートから前にボールを運ぶと、汰木のパスを受けて左サイドを抜け出した山中亮輔がクロス。長い距離を走ってゴール前に走り込んだ岩武がヘディングで合わせるが、ジャストミートできなかった。​

さらにこぼれ球を拾った武藤のパスを受けた汰木がペナルティーアーク内からシュートを放ったが、ボールは枠を超えた。

その後、52分に駒井善成に先制ゴールを奪われてしまった。

失点後もファン・サポーターの太鼓と手拍子による後押しを受けたチームは、同点を目指して攻めの姿勢を見せる。

相手の裏を突く素早い攻撃から64分には杉本健勇、68分には岩武がペナルティーエリア内でシュートを放ったが、惜しくもゴールには奪えない。74分には山中のクロスを岩武が体で落とすと、杉本が左足を振り抜いたが、枠を捉えきれなかった。

その後も選手を代えながら攻勢に出たレッズだったが、85分に2点目を奪われてしまい、2020シーズンのラストマッチを黒星で終えた。この結果、レッズは今季のリーグ戦を13勝7分14敗の10位で終えた。

試合後、ピッチ上ではホーム最終戦セレモニーが行われた。選手、チームスタッフ一同がピッチ中央に整列し、立花洋一代表、今シーズンをもってレッズを離れるエヴェルトン、マルティノス、そして大槻 毅監督よりファン・サポーターに向けて挨拶が行われた。

【立花洋一代表】

「本日は大変お寒い中、そしてコロナ禍の中、埼玉スタジアムにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

今シーズンは『浦和を背負う責任』ということでみなさんに浦和レッズのスタイルを築いてお見せする、そういう形でスタートいたしました。

新型コロナウイルスの影響で4ヵ月半、中断した後、7月4日に無観客で、ここで再開したときにはみなさんとひとつになってその後の戦いに臨む、そういった覚悟で選手全員、がんばっていく姿をお見せすることができたと思っています。

しかしながら、本日もホームスタジアム、埼スタでみなさんに最後の勝利を届けることなく、我々は2年連続でアジアの舞台に立つことができない結果となってしまいました。本当に申し訳ございませんでした。

今日の試合終了のホイッスルと共に来シーズンの戦いは始まっています。今一番求められているのは、選手がピッチの上で我々の戦いを表現することだと思います。言葉だけではなく、選手がこのピッチの上で躍動する姿を来シーズンは必ずお見せします。

このコロナ禍の中、ファン・サポーターのみなさんにクラブは支えていただきました。そして、この危機的な状況を何とか脱することができました。クラウドファンディング、さまざまな寄付をいただいた浦和レッズのファン・サポーターのみなさんは本当に世界に誇れるファン・サポーターのみなさんです。ありがとうございました。

そして最後になりますが、大槻(毅)監督と今日でお別れします。大槻監督、ありがとうございました。

みなさん、来年はがんばります。本当にありがとうございました」

【エヴェルトン】

「みなさんこんにちは。このクラブで過ごした2年間に感謝したいと思います。2年間の素晴らしい経験をここで得ることができました。コーチングスタッフ、選手たち、そしてクラブの職員全員に感謝したいと思います。着いた初日から自分はホームにいるという気持ちにさせてくれました。そして去ることになりましたが、このクラブに対する情熱、愛情が本当に大きなものだったので心が痛いです。

クラブ、そしてさいたまの街も好きになりました。日本という国も好きになりました。そして最も好きになったのは、レッズの素晴らしいファン・サポーターのみなさんです。今までの一試合一試合、一日一日を応援していただき、本当に感謝しています。

レッズは僕の心の中にずっと存在し続けます。また近い将来、みなさんにお会いできればと強く望んでいます。サッカーでは何が起こってもおかしくありません。また将来的にみなさんとお会いする日があることを願っています。ありがとうございました」

【マルティノス】

「みなさんこんにちは。浦和レッズでの3年間は、個人的には難しい3年間でした。初年度は難しかったです。ただし、最後の3年目は自分の強みを見せられました。みなさんの前で自分の強いところを見せられてすごくうれしいです。

僕はファンに喜びを与えるようなタイプの選手です。スタジアムに来てくれたみなさんには本当に試合を楽しんでもらいたいです。僕のファイティングスピリットを見せたいです。僕のドリブルを見せたいです。ゴール、アシストでみなさんに喜んでもらいたいです。

ここからチームの話をしたいです。ここにいる全ての選手たち、今シーズンは非常に難しかったです。たくさんの試合がありました。1週間に3試合こなすことがどれほど難しいことでしょうか。しかし、選手たちは本当に闘いました。どんなトレーニングの日もどんな試合でも闘いました。選手たちに本当に感謝しています。

ここからはファン・サポーターのみなさんへの感謝です。今シーズンもみなさん、ほとんど試合でサポートしに来てくれました。コロナ禍の中、ここに足を運ぶことも難しいはずです。全てに関してコロナ禍は困難だったと思います。しかしみなさんは努力して、ここに足を運んでくれて、浦和レッズを見に来てくれました。簡単なことではありません。本当に感謝します。3年間、みなさん本当にありがとうございました。本当に感謝しています。ありがとうございました」

【大槻 毅監督】

「みなさんこんにちは。はじめに謝罪したいです。今日のゲームは本当に残念なゲームでしたし、監督になって期待された場所まで、みなさんが期待する場所まで選手と一緒に行くことができませんでした。自分自身に残念に思っていますし、みなさまに本当に謝りたいです。本当に申し訳ありませんでした。

それと同時にもう1つ、二番目には本当に感謝しています。今シーズンは特に難しい状況の中で、7月4日のスタジアムに来たときに本当に驚きました。あのスタジアムをこの状況で作っていただけるのかと非常に感動しました。その後もチームが非常に苦しい状況でも常に支えてくれましたし、いつもみなさまがそばにいてくれたこと、それが本当に我々の後押しになっていたと思っています。

ここにいる選手たちには本当に感謝しかありません。常に共に仕事をしている中で力強さと自信を僕に与えてくれました。ただ、それをみなさまの前で表現させることができなかったことを本当に苦しく思っています。

今このスタジアムに来ていただいている方だけではなく、DAZNやテレビで見ていらっしゃる方も含めて、浦和レッズを支えくださっている全ての人たちに本当に感謝すると共に、僕が大好きな『We are REDS!』というコールがありますが、あのコールの『We』の部分にみなさんがいて、選手がいて、というこの空間が大好きです。

また来年以降、この空間でみなさまが浦和レッズと共有する時間がこれからもずっと続くと思います。その時間をみなさまの喜びの時間にクラブが持っていけるような形が我々の目指すところだと思います。そこに対して、これからも選手は全力を尽くしてくれると思います。今後とも浦和レッズのことをよろしくお願いします。本当にありがとうございました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
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