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第32節 vs 湘南「チャンスを決められずも失点を許さず」

12日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第32節 湘南ベルマーレ戦【MATCH PARTNER エネクル】に臨んだ。

レッズはDF陣の体を張った守備や西川周作の好セーブなどで失点を許さなかったものの、チャンスを決めきれず、0-0の引き分けとなった。

ビルドアップの際には丁寧にパスを回しつつ、敵陣に入ると素早い攻撃を展開。高い位置でボールを奪い返す、またはセカンドボールを拾って2次攻撃、3次攻撃をたたみ掛けるなど、前向きにボールを運びながら攻撃を仕掛けた。

飲水タイムの前後には湘南に長いボールをつながれ、カウンターを受けることもあったが、19分に中川寛斗のシュートを橋岡大樹が体を投げ出して防ぐなど、失点は許さない。

34分には16試合ぶりに先発出場した岩武克弥が右サイドの高い位置からクロスを上げると、11試合ぶりに先発出場した杉本健勇がヘディングシュート。ボールは枠を越えたが、久々に先発出場した二人で作ったチャンスにスタンドの応援の熱量も上がった。

さらに35分には右サイド付近にいたエヴェルトンからのボールをゴール前に走り込んだマルティノスが合わせたが、ボールは枠を越えた。

後半に入ると相手を押し込む時間が続き、54分にコーナーキックのチャンスを迎えると、スタンドの太鼓と手拍子は音量を増していく。マルティノスのキックは相手に弾かれたものの、こぼれ球を拾ったマルティノスがクロス。ボールは相手の頭に当たりながらゴール方向へ向かったが、わずかに左へ外れた。

56分にはゴール前で齊藤未月にシュートを打たれたが、西川がビッグセーブを見せゴールを許さない。

その直後、57分には山中亮輔が浮き球のパスをゴール前に送ると、杉本が相手と競り合いながら高いジャンプで胸トラップし、左足でボレー。鮮やかなプレーだったが、ボールは枠を越えてゴールは奪えなかった。

64分にエヴェルトンに代わって柴戸 海が8試合ぶりにピッチに入ると、74分には武藤雄樹と共に阿部勇樹が途中出場。負傷で戦列を離れていた時期も長かった浦和レッズの22番が今季初めてのピッチに入ると、スタンドから大きな拍手が送られた。

84分には山中が左サイドからクロスを上げると、9年連続2桁得点とJ1リーグ通算得点ランキング3位まであと1点に迫っている興梠慎三が、胸トラップから左足でボレーシュート。ボールは枠内に飛んだが、相手のブロックに阻まれ、ゴールは奪えない。

86分には宇賀神友弥と共に武田英寿がピッチに入り、J1リーグデビューを果たした。アディショナルタイムには武田と長澤和輝が連続でシュートを放ったが、いずれも相手に跳ね返される。そして、90+6分には武田がドリブルで持ち運んでから左足でシュートを放ったものの相手GKのセーブに阻まれ、最後までゴールは奪えず試合終了。

次戦は12月16日(水)19時からアウェイの等々力陸上競技場で行われる、明治安田生命J1リーグ 第33節 川崎フロンターレ戦となる。

【武田英寿】
(J1リーグデビューとなったが、どういうふうに送り出されたのか?)
「トップ下という形で入れてもらって、守備にあまり負担がないように、攻撃に専念できるように、というふうに言われて入れてもらいました」

(アディショナルタイムを含めて10分程度のプレーになったが、自身のプレーを振り返ってどうだったか?)
「うまく入れて、ボールも多く触れて、シュートもこの時間で2本打てたのでよかったのですが、最後のプレーでしっかり点を取り切って終われればよかったと思います」

(8月にJリーグYBCルヴァンカップのセレッソ大阪戦でプレーして以来の公式戦となり、その間は精神的につらいこともあったと思うが、今日を迎えてどうだったか?)
「出場するまでに長い期間が空きましたが、自分の中でいつメンバーに入っても準備できているように、という気持ちで日ごろのトレーニングから臨んできました。今日やっとメンバーに入れることになって、すごく興奮しましたが、『いつも通り、いつも通り』と考えながら試合に入ろうと思っていました」

(埼玉スタジアムでのプレーは1月の全国高校サッカー選手権大会の決勝以来になると思うが、高校生のころの埼玉スタジアムとプロになってからの埼玉スタジアムで感じることに違いはあったか?)
「(大槻 毅)監督から名前を呼ばれて、交代のところに立って少し周りを見渡したらファン・サポーターの方々がユニフォームなどで赤に染めていてくれていて、自分もそのユニフォームを着てやっとJ1のピッチに立つんだなという思いになりました。絶対にやってやろうという気持ちで入りました」

(ウォームアップをしながらどういうふうに想像を膨らませていたか?)
「試合に出るときは攻撃を求められていると思っていますので、いかにチャンスを作るか、自分でシュートに持っていくかということをイメージしながらアップしていました」

(入った時間帯はオープンな展開になっていたと思うが、相手の守備を崩すイメージはどうだったか?)
「(J1)初出場だったので少し難しいところもありましたが、一緒に出ることになったウガさん(宇賀神友弥)がすごく声をかけてくれました。入ってすぐにボールに触れたのもウガさんがパスを出してくれたからですし、自分を探していたと後に言ってくれたので、周りの先輩方のおかげでうまく試合に入ることができたと思います」

(ゴールに向かうパスのイメージはどうだったか?)
「(興梠)慎三さんは動き出しがすごい選手なので、自分がボールを持ったら常にゴールを見て、その後に慎三さんを探そうと思っていました。1本良いパスを出せましたが、日ごろからもっとああいうパスを出していかないと受ける側も来るという信頼がないと思いますので、これからもっと信頼してもらえるように練習からいろいろとチャレンジしていきたいと思います」

(右サイドハーフに手応えを感じていると言っていたが、トップ下で出場することになってどういうふうに整理して意識を高めていったのか?)
「トップ下は練習でもあまりやっていませんでしたが、メンバーに入ったときに監督から『FWもある』と言われていました。高校時代に4-4-2のトップ下のような形はやっていましたし、FWのサポートをして後ろの組み立てにも参加しながらゴールやアシストに絡んでいきたいと思っていました」

(左足のすごさや仕掛けの積極性を見せられることができたと思うが、試合に出るための戦術的な要求といった総合的なことと自分の良さの兼ね合いとどう考えたいと思っているか?)
「今日はデビュー戦だったので、悔いがないように積極的にやることができて、それがうまくいったと思います。これからずっと試合に出ていくということになると、練習から安定したパフォーマンスが求められると思いますので、緊張感の中でも毎日同じパフォーマンス、良いパフォーマンスができるように心掛けていきたいと思います。

戦術に関しては、自分はポジショニングや戦術を考えてプレーすることが好きですし、得意な方だと思っていますので、そこは問題なくやっていけるという自信があります」

(多くのファン・サポーターが武田選手にチームを引っ張っていく存在になっていってほしいと感じていると思うが、胸に秘めている思いはあるか?)
「選手権が終わってからレッズに加入することになり、自分でも期待されていることは分かっています。その中でここまでリーグ戦の出場がなかったことはすごく悔しいですし、ふがいないという気持ちがあります。残り2試合、自分がこの一年間、努力してきたものを見せていきたいと思いますし、これから浦和レッズを引っ張る選手として、勝利に貢献できるようにがんばっていきたいです」

(プロデビューとなったC大阪戦では後悔もあったと思うが、今日のプレーでは先につながるような実感を得ることができたか?)
「後悔がないように積極的にプレーしましたが、ボールも多く触ることができたと思いますし、シュートも打てて、チャンスメークも少しできたので、自分の中では良いパフォーマンスだったと思います。ただ、結果が一番だと思いますし、もっとやれるということを信じて、勝利にもっと貢献できるようにプレーしたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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