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「大分まで来ていただけるファン・サポーターと喜びを分かち合いたい」大槻 毅監督(定例会見 10/30)

10月30日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(連戦が多いシーズンの中、先週に続いて今週も一週間の準備期間を取れたが、どんなことを意識して準備を進めてきたのか?)
「試合をして、その試合で起こったことの中で我々がやろうとしていること、できたところ、それからここはもう少し良くなるよね、というところを少しピックアップして、トレーニングをしました。また大分トリニータ戦への準備も含めて、いい一週間を過ごせたと思います」

(前節のセレッソ大阪戦後に、選手たちには「もっと自信を持ってやれ」と要望しているという話があった。結果によるところもあるかもしれないが、今週のトレーニングで選手たちから自信を感じることはできたか?)
「再現性をもったものが数多く出るようになったところ、それが精度も含めて出るようになってきているなとは思っています。あとはそれがゲームの強度の中で発揮できたらより良いと思いますし、トレーニングから積み上げているつもりで見ています。そういったところに自信を持ってほしいと思います」

(ここからアウェイが4試合続くが、まずは明日の大分戦へ向けた意気込みはどうか?)
「この試合からアウェイのファン・サポーターの方たちもスタジアムに行けるようになると聞いていますし、またレッズのファン・サポーターの方たちに大分まで来ていただけると思っています。そういった方たちと喜びを分かち合えるように、みんなでがんばってやりたいと思います」

(今シーズンが始まる前に「こういうことができるようなチームにしたい」というものはあったと思うが、その点で順調に来ているのか?)
「ある程度の準備期間をもって開幕を迎えましたが、その後にどのチームも同じですが少し間が空いて、一度積み上げようとしたものがゼロではないですが、もう一度再構築しなければいけない時間があったと思います。イメージしていたものでいうと、もう少し積み上げてスピード感をもってやれたらなという思いもありました。試合が来ることは喜ばしいですが、積み上げる時間が少なかったという印象でした。

ようやくここに来て、言ってきたことが選手と共感を持ちながら表現できているようなところは増えてきていると思っています。十分にではないにせよ、積み上げはできてきている感触はありますが、残り9試合でさらに積み上げられるようにがんばりたいと思いますし、一試合一試合結果にこだわってやりたいと思っています」

(今シーズンの厳しい日程はJリーグ全体にプラスになっているのかマイナスになっているのか、両面あると思うが大槻監督はどう考えているか?)
「おそらく新型コロナウイルスの影響がなければオリンピックがあって、そこまで過密な日程で進んだと思います。ただ、その後にもう一度準備する期間があったと思いますし、ケガ人が多く出たり、一試合一試合のクオリティーみたいなものに関しては、もう少し余裕をもったスケジュールのほうがいいとは思っています。

ただその分、試合に出る選手が増えたことは事実だと思いますし、両面ですね。これがこの後、我々も含めてどうやって取り組んでいったり、そこを次につなげていくという取り組みが大事になるのではないかと思います。年末まで試合が続きますし、来シーズンも早く始まるかもしれませんから、そういったところのつながりも含め、来シーズンもオリンピックを含めてタイトな日程になるので、そういったことも含めてこれからが大事になるのではないかと思います」

(28日のトレーニングでレーンや幅をしっかり意識してほしいという指示を聞いた。選手からもレーンという言葉も出ていたが、攻撃のところでレーンなどを意識させることでどういった形を期待しているのか?)
「言葉は共有する定義みたいなものなのでレーンでもなんでもいいのですが、それを選手と共有できているところは良かったなと思います。それを使うことでまず1つは幅を使いたい、そして幅に対してどういったサポートをするかということを共通理解として選手と持ちやすい部分で、言葉をうまく使えたらなという思いがあります。

今年ずっとやってきて共有できている部分は多くなってきています。選手同士、私と選手も含めて共通の言葉でそういったことができているのはいいことなのかなと思っています。あとはそこから、違うレーンからどういったアクションを起こすかとか、タイミングということも含めて、もっともっと良くしていきたいと思います。

(大分とのホームでの対戦はスライドの対応の遅れでサイドチェンジなどに苦しめられた印象もあると思うが、立ち位置など守備で気を付けたいことはどんなことか?)
「大分の試合に関しては、システム上のミスマッチが生じます。特に向こうのウイングバックに対して、シャドーも含めて、おっしゃったようなどこに立ち位置を取るかというところで、我々の守備の立ち位置を迷わせることが相手の狙いも含めてあると思います。

それに対して、我々がどうやってチャンネルを合わせていくかというところも含めてやっていかないといけません。スライドをしないといけないですし、スライドをしなくてもいいような状況になればいいですが、こういうシステム同士の戦いだとそういうシチュエーションは必ず出てきます。それを全員で連動して、1ラインじゃなくて複数ラインでしっかりとできればなと思っています」

(前節のC大阪戦で前半15分くらいに山中亮輔選手が接触して倒れている時間に右サイドの選手を呼んで指示を出していたと思うが、試合中の変更点、修正点があったのか?)
「ごめんなさい、はっきり覚えていませんが、試合中に言ったことはいくつかあります。相手のボールホルダーに対して誰が行くかというところで、前線でファーストDFを決めるときに2トップなのか、必ず横に入ってこられるのでそのときに右サイドで言うとマルティノス選手がどういうタイミングで行くか、それによって起こるギャップをどういうふうに埋めていくかというところ、先にスイッチを入れるところのタイミングに関して話をしたのかな?たぶんそうだと思います」

(今までは横幅を狭めてのトレーニングが多かったと思うが、サガン鳥栖戦の前あたりからそれをあまりせずに横幅をフルに使うトレーニングに変わってきたと思う。それはチームの成長に応じて変えているのか?)
「おそらく公開にしているトレーニングは、ここ最近のゲーム形式はフィールドプレーヤーが10対10だと思います。区切っているときは6か8でやっていると思うので、真ん中の2枚を抜いている形が多いと思います。ただ、公開されていないところでも並び、6対6だったら3-3とか4-2とかがありますが、その形で中央のところのコンビネーションを作りたいのか、ワイドの使い方をしたいのか、というトレーニングの組み立てはコーチと一緒にやっていますので、鳥栖戦の前だからからということではないかなと思っています」

(来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権[ACL]はチームが掲げている目標の1つだと思うが、上との差が詰まったことで、前節のC大阪戦の前の状況に比べて現実的な目標に近づいたと思う。C大阪戦の後にチームの中でも盛り上がってきたり、ACLに対して改めてチームの中で声かけはあったのか?また、上が近づいたことに関する手応えはどうか?)
「現実的に、数字的な部分で可能性は十分にあると思っています。その目標に関しては一度も変えたことがありませんし、現在も目標としてそこにたどり着きたいと強く思っています。相手もありますが、大事なことは我々自身がきちんと試合に向かって勝ち点を積み上げていくことですので、そういった目標は変えませんが、自分たちにベクトルを向けてまず大分との試合で勝ち点3を取れるように、ということを常々選手には言っています。選手たちも積み上げをするトレーニングを今週一週間やってくれましたし、一日一日が大きな目標に近づくための近道だと思っています。なんとしてもそういったものを大事に持ちながら一歩一歩進みたいと思います」

(先週の定例会見で「ゲームストーリーというか、90分全体の中でみんなで共有できるものを増やしてやっていきましょうね、というような話はさせてもらいました」と言っていたが、C大阪戦ではそれが表現されていたと思う。監督はどういう印象を持っているか?)
「セレッソさんも我々と戦うにあたって、先発メンバーの構成もそうですが、狙いがあったと思います。そこを我々自身がどういうふうに感じて入っていくか。失点はしましたが、その後に選手たちのところで、もう1回メンタルのスイッチで『続けてやるよ』ということを表現してくれたことは非常に良かったですし、90分の中で必要なことをやってくれたと思っています。

また、その中でも時間帯、前半終了間際でパワーを持って1つ取れたところ、ハーフタイムが終わって『もう1回入っていくよ。向こうも変わってくるよ』というところでしっかりとそれに適応して、対応して守備の構築をしてくれて、その中でも前に出るという選択肢を常にちらつかせながら、非常にいい流れを組めたと思います。

先発メンバーだけではなくて、途中から入った選手も非常にパワーを持って、ストーリーにきちんと色を付けてくれて、すごくいい展開になったと思います。こういったことを続けていくこと、1試合のストーリーではなくてそれが何試合も続くようなストーリーになっていくことが望ましいと思っていますし、また続けられるように選手に働きかけたいと思います」

(それが大分戦、サンフレッチェ広島戦とアウェイでの連戦でも表現できたらいいが?)
「そうですね。その2試合に限らず、毎試合できたらありがたいと思いますが、まずは大分との試合でできるようにがんばりたいと思います」

(C大阪戦の相手の狙い、選手起用というところは木本恭生選手の中盤の起用だったのではないかと思っている。レッズのゴールキックが橋岡大樹選手を狙ってくるので、そこに木本選手を当てて跳ね返す。それで先制点を取られてしまった。3本目くらいのゴールキックだったと思うが、狙われていると思っているところで失点してしまった。監督はどのような見方だったのか?)
「あとは豊川(雄太)選手もセットだったと思いますし、ゴールキックだけではなくて全体として縦に、背後にひっくり返していくような狙いがあったのかなと思います。開始からありましたし、ゲームが始まってそう思いました。ただ、後半に入って違う形でボールを握ってきたり、いろいろなことができるチームですし、そういったことに関しては、試合前の準備、試合が始まってからの適応も含めて、非常にいいチームと試合をしたなと思います。

おっしゃるとおりだと思います。木本選手の起用もそうだと思います。向こうの選手事情は分からないですが、そういったことがあるのかなと思っています」

(トレーニングスケジュールだと大分戦翌日の11月1日には大原に戻ってくるようだが、大分に行って戻ってきて広島で試合、しかも中2日というのはすごい日程だと思う。その点において意識することや必要だと思うことはどんなことか?)
「中2日でアウェイ、アウェイ、九州そして中国地方ということで、いろいろなスケジュールをこちらでも考えて、クラブとも相談していろいろな準備をしていますが、一度戻ってくるスケジュールになっています。そこに関してはしっかり回復しないといけませんし、中2日なので回復がメインになると思います。またこういう試合の連続のところで、これまでやってきた全体で様々な選手が公式戦の準備をしてトライするといったことがまた試されるような日程だと思っていますし、チーム全体でそれに取り組んで良い結果が出るようにがんばりたいと思います」

「最後に、今日も本当にありがとうございました。社会を明るくできるように浦和レッズはがんばっていきます。トップチーム、レディース、育成も新型コロナウイルスの影響の中でみんなでがんばってやっているということはクラブハウスの中でも聞こえてきます。そういった中のパワーを外に出して、ファン・サポーターのみなさまにも元気を出してもらえるようにやっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「大分まで来ていただけるファン・サポーターと喜びを分かち合いたい」大槻 毅監督(定例会見 10/30)

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