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「ディテールにこだわって集中して臨みたい」大槻 毅監督(定例会見 10/23)

10月23日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(ベガルタ仙台戦では今まで積み上げてきたことが表現できて、攻守において主体性が見られたことが大きかったと思うが、その点の手応えはどうか?)
「続けて出ないと手応えはなかなかつかめないと思うので、また次の試合が大事と思っています。ただ、ああいうゲームができたことでみなさんに喜んでもらえたらという思いが強いですね。またそういうことが続けられるようにがんばりたいと思います」

(もっとチームを熟成させていくために今週1週間で強化したいと思ってフォーカスしてきたことはなんだったのか?)
「一週間空いたのですが、日曜日がゲームだったので週のスタートはばらつきというか、リカバーとトレーニングができる組で分かれていたので、実際には水曜から昨日まで2日間、トレーニングができたと思っています。

合わせられたところは、この間のゲームからのフィードバックで良かったところは継続しましょうというところと、3連戦で2戦目、3戦目とメンバーを変えなかったこともあって、1点目を取った後に少し構えてしまった部分があるので、局面の話もありますがゲームストーリーというか、90分全体の中でみんなで共有できるものを増やしてやっていきましょうね、というような話はさせてもらいました」

(セレッソ大阪は守備が非常に強いということで、どのチームでもそういう意識はあると思うが、相手に先制点をやってはいけないということをチームにすり込んだあまり、選手たちが消極的になってボールを取りにいかないという試合を見たことがある。今のレッズならそういう状態にはならないと思うが、どのようなバランスで考えているのか?)
「おっしゃったように先制点はセレッソさんに限らずどの試合も重要だと思いますが、ホームですし、前に出る形をチャレンジすることは明日の試合も続けてやりたいです。

バランスで言うと、攻撃の立ち位置でカウンターを食らわない形というものもありますし、もう1つは局面のところよりもゲームの流れで我々のちょっとしたミスや小さな穴を突いてくるようなところがあるなとセレッソさんに対しては思っていますので、ディテールにこだわってみんなで集中してゲームに臨みたいというところは感じています。リスタート1つ、スローイン1つ、そういったところも含めて、しっかりみんなでやりたいと思います」

(仙台戦に関して「ああいうゲームができたことでみなさんに喜んでもらえたら」という話もあったが、ホームでの久々の勝利で大槻監督自身は特別な感情のようなものはあったのか?)
「特別な感情はなく、逆にそこまでホームでなかなかうまいゲームができなかったので、ファン・サポーターのみなさんの前でようやく勝ち点3を取れて、アウェイでは勝っているゲームもあったので逆にこの時期だからこそ、ホームに来ていただける方になんとしても勝ちを届けたいという思いが強かったです」

(J1リーグは残り10試合。先日、エヴェルトン選手も目標であるAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得への強い意志を話していたが、C大阪戦も含め、改めて終盤への意気込みはどうか?)
「今年は特別なレギュレーションで天皇杯も上位2チームということもありますし、あと10試合で我々もしっかりとチャレンジしていきたい。そこは継続してやりたいです。毎試合必ず数字が勝ち点3、1、0と付きますが、3を取ることにチャレンジをして、それが大きな目標につながるところに毎試合毎試合トライしていくということは変わりません。まずは明日の試合に向けてみんなで準備してきましたが、まだ24時間以上あります、なんとか良いゲームになるように、セレッソさんを上回れるように、1試合1試合がんばりたいと思います」
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(前線でのアクションも多くなって連鎖しているように感じているが、武藤雄樹選手が得点こそないもののかなり貢献していると思う。彼がもたらしているものは?また、マルティノス選手、汰木康也選手の調子も良く、関根貴大選手もいるが、前線の組み合わせでどんなことを考えているのか?)
「武藤に関しては当然スコアラーとしても期待していますが、中列と前線をつなぐリンクマンのような役割で非常に良いものを出してくれていると思います。ただ、彼はそれだけをやっているわけではなく、たとえば仙台戦のスタメンで言えば(興梠)慎三がその役割を担うこともできますし、誰かが1つの役割だけでないということが非常に良い形になっているのではないでしょうか。

ワイドの選手二人に関しては、難しい試合の日程の中でコンディションを持ってきてくれていることがありますね。汰木も7月に何試合か出た後にケガをしたり、マルティノスもそうでしたが、今は非常に良いコンディションで持ってきてくれています。そういった体の充実が精神的な充実にもつながっているように見受けられますし、心身共に良いコンディションにいるのかなというところが大きいのかなと思っています。

また、それに刺激されて他の選手も今週一週間のトレーニングで本当に『俺を使え』というような熱のあるトレーニングをしてくれて、非常に喜ばしい一週間でした。またそれが明日につながればいいなと思います」

(大槻監督のサッカーをもう少し理解できればと思って伺いたい。勝利した11試合のうち仙台戦以外の10試合でボール支配率が50パーセントを切っていた。切っていることは狙いなのか、たまたまだったのか。それを踏まえて今まで大槻監督が話していた狙いがその数字に出ているのかなと思ったが、その点についてどうか?)
「数字のところで支配率で言うと、おっしゃるとおりです。支配率という言葉が本当に正しいのか、というところで、ボールポゼッションですね。ゲームを支配していたかどうかは別なので。

ボールポゼッションだと50パーセントで区切れるから言いやすい部分はありますが、ペナルティーエリア内に何回入ったか、30メートルラインを何回越えたか、そういう数字も見ていますが、展開もあったと思います。先に取られてこっちが持って、というようなゲームと、最初に我々が持っていて何かをしていたゲームとの違いはあるのかなと思います。

ただ、速く攻めることや優先順位が高いところに行きましょう、ということは言っているので、やり直してやり直して、ということはそんなに多くはないと思います。それだけだとゲームが単調になってしまうし、相手との兼ね合いで我々自身もそういったシチュエーションに適応してきたところが9月なのかなと思っています。

状況に応じて変化しないといけないところはありますので、当然やり続けていることのベースに少しずつ肉付けされていることがあると思います。そういったことが今起こっていることなのかなと思っています。試合が続いてなかなかトレーニングができませんが、そういった方向で選手と共有しているつもりです」

(狙いに徐々に近づいていることか?)
「『できることが増えている』という表現をしていますが、狙いに近づいている、狙いはいつも勝利だったりチームで勝利に向かってやる手法を磨いてはいますが、その手法の数が少し増えたというイメージを持ってやっています。1つの武器だけでは難しいので、そこをみんなで組み合わせているようなところは当然出てきていると思います。ただ、そのスピードがなかなかぐっとこなかった部分があるので、なんとかみんなでその角度を上げられるようにがんばりたいなと思います」

(仙台戦でレオナルド選手の守備の意識が変わっていたように見えた。トレーニング中にも監督から声を掛けることがあったと思うが、監督は変化を感じているか?)
「当然、彼自身も点数を取りたいし試合に出て活躍したいという思いがあります。その中でチームに求められていることを彼自身がトレーニングからトライしています。そういった姿勢がこの間の記者のみなさんに公開した日にも見られていたのだと思いますし、試合でも間違いなくその姿勢は見えていると思います」

(トレーニングを見させてもらう中で、大槻監督はサッカーの原則、プレー原則のようなものを積み上げている印象があり、パターンプレーのようなものはあまりやっていないと思う。手っ取り早くパターンを押し込むのではなく、という考えがあるのか?)
「週に1回くらい練習を公開していますが、それでない日に形のようなトレーニングもしています。新型コロナウイルスの影響で試合がなくなって公開していたときにもたとえば人形を立ててボールの動かしの確認をしているようなトレーニングも見ていただいたことがあるのではないかと思います。そういった形もやることはあります。

ただ、ゲーム形式や人がいるトレーニングの方を僕自身は好んでいますし、そういった方がきちんと強度が出せたり、複合的に目的をかなえたりすることができるのではないかという考えが僕の中にあります。うまく一週間の中で組みわせていければなという形があります。また連戦のところではほぼそういうトレーニングは難しいので、いろんな組み合わせで行っています」

(一巡目が終わって後半戦に入るときに「一巡目で上回れなかった相手に対して上回るところを見せていきたい」という話があったと思う。対上位で言うと名古屋グランパス戦やFC東京戦があって、どちらが勝ってもおかしくない試合ではあったと思うが、勝ちを持ってくるところが長けているから上位にいるという捉え方もできる。そういうチームに勝利するためにはどういうところが大事になると考えているのか?)
「今言われたところが僕らが今、トライしなければいけないところだと思います。細かなディテールやゲームをしっかり粘り強く運んでいくこと、実際にそういったゲームをしながら自分たち次第だというところで相手に渡しているゲームが今シーズンは少なからずあると思っています。

そういったところを粘り強く言ってきましたが、選手と共に90分間、アディショナルタイムを入れて95分、98分、そういうところを表現することにトライしたいと思います。今までやってきたことを躍動するように表現してもらうところと、その裏にあるみんなで声を掛け合って準備をしながらやっていくというようなところ、ゲームを通じて表現するところが大事なのかなと思います」

(勝っているチームはあまり変えないが、ズバリ明日の先発はどのようなメンバーなのか?)
「この間、公開練習にしたところでトレーニングを見ていただいた方々にはこの間の先発メンバーと同じチームとそれに対しての形と、また違ったチームと2回、紅白戦を行いました。常々言っていますが一週間、選手を見てきました。相手もいますが、それを見て決めたいと思っていますし、この2試合は同じメンバーでスタートしていますが、少なくとも宇賀神(友弥)は(出場停止で)出られないので、1人は変わります(笑)」

「最後に、いつも本当にこの時間をありがたく思っています。今日もお集まりいただいてありがとうございました。午前中、冷たい雨の中でみんなでトレーニングしましたが、みなさんもお体に気を付けて、また明日よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ディテールにこだわって集中して臨みたい」大槻 毅監督(定例会見 10/23)

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