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第21節 vs 鳥栖「終了間際の劇的ゴールで4試合ぶりの勝利」

10日、浦和レッズはアウェイの駅前不動産スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第21節 サガン鳥栖戦に臨んだ。

レッズはPKのピンチもあったが西川周作が防いで失点を許さず、後半アディショナルタイムに汰木康也がゴールを決めて1-0で勝利した。

序盤から一進一退の攻防が続いた中、最初にチャンスを迎えたのはレッズだった。19分、相手が武藤雄樹のプレッシャーを受けながら中に入れたパスを興梠慎三が奪ってヒールパスを送ると、武藤がペナルティーエリアに進入して左足でシュート。これは相手のブロックに阻まれてゴールは奪えなかった。

その後も攻守の入れ替わりの激しい攻防が続いたが、終盤にレッズが猛攻を仕掛ける。40分には岩波拓也のフィードを興梠がペナルルティーエリア手前でピタリと止めたことを起点に波状攻撃。柏木陽介が左足、右足と続けてシュートを放ったが、いずれも相手にブロックされた。

続く41分にもチャンス。左サイドでボールを持った関根貴大がドリブルで進みながら中央に送ったパスは相手に弾かれたが、跳ね返ったボールが関根に戻るとペナルティーエリア左の角度が少ない位置から左足で鋭いシュート。ボールに相手GKは触れなかったが、クロスバーに直撃してゴールとはならなかった。

後半に入ると46分には柏木の素早いリスタートから興梠が抜け出してボレーシュート。48分には敵陣でボールを奪ったマルティノスが素早くロングシュート。いずれも枠を捉えきれなかったが、後半の立ち上がりから勢いをもって攻撃を仕掛けた。

さらに55分にはボールを奪ってからワンタッチパスの連続で素早く敵陣まで運ぶと、武藤、後半開始から関根に代わってピッチに入った杉本健勇を経由し、マルティノスのクロスにサイドバックの宇賀神友弥が飛び込む。宇賀神のシュートも枠を外れたが、ゴールへの意欲を感じさせるプレーだった。

その後は相手に攻められるシーンもありながら守備陣が集中して対応していたが、64分に相手の突破を激しいチャージで阻もうとした岩波がファウルを取られてしまい、PKを献上する。

レッズの選手交代も挟んだファウルから約3分後、林 大地が放ったPKに対し、西川は右に飛んでボールに触れる。方向を少し変えたボールはポストに当たって弾かれた。キャプテンでもある守護神が絶体絶命のピンチを救った。

その後は相手の攻撃を受ける回数も多くなったが守備陣を中心に集中を切らさずに耐える。そして90分を回ろうとする頃から再び攻撃の回数を増やすと、迎えた90+3分だった。杉本が相手を背負いながらルーズボールをつなぐと、右サイドを抜け出したマルティノスが左足アウトでクロス。全力でゴール前に走り込んだ途中出場の汰木が左足で合わせ、待望のゴールを決めた。

汰木のJ1リーグ初ゴールであり、浦和レッズ加入後初ゴール。そしてチームとして4試合ぶりのゴールが決勝点となり、4試合ぶりの勝ち点3をアウェイで奪った。

J1リーグ22試合を終えて、10勝3分9敗で勝ち点33としたレッズ。次戦はアウェイの三協フロンテア柏スタジアムで10月14日(水)19時にキックオフする柏レイソルに臨む。

【汰木康也】
(ゴールシーンを振り返って)
「どういう流れだったかははっきり覚えていないのですが、マルちゃん(マルティノス)がサイドを縦に突破すると思いましたし、周りを見たら自分しかゴール前に入っていない気がしたので、信じてゴール前に突っ込んで、その結果ああいうゴールシーンになったので良かったと思います」

(出場する前はウォームアップをしながら自分が入ったらどういうプレーをしようとイメージしながら試合を見ていたのか?)
「アップ場が離れていてあまり見えなかったのですが(笑)、相手がボールを握っている展開だったので、流れをどうやって変えるかということはイメージしていました。たとえば(杉本)健勇君の高さや強さ、サイドからのシンプルなクロスをイメージしていました」

(チームが連敗中で気持ちを見せたいということもあったと思うが?)
「連敗はしていましたが内容は悪くない試合が続いていて、ただ結果がついてこないというもどかしい試合が続いている中でこういう難しい試合を勝ちきれたことは、また一つ勢いに乗っていけるところだと思います。1つ結果が出て良かったです」

(浦和レッズ加入後初ゴールを決めた率直な気持ちはどうか?)
「何試合もチャンスを外してしまい、試合を難しくしてしまったということがありました。その中で『早く取らなきゃ』という焦りもあり、ゴール前でなかなかうまくいかない試合が続いていました。自分の得意な形、崩しからのゴールではありませんでしたが、1つ取れたことは自分にとって本当に大きかったと思います」

(ゴール後はかなりうれしそうにしているように見えたが?)
「みんな疲れているのに寄ってきてくれて、うれしかったです」

(ゴール直後や試合後にチームメートからどんな声を掛けられたのか?)
「『初ゴールおめでとう』とみんなが言ってくれて、みんなも早く決めてほしいと思っているというか、いつも外すことが頭にあったと思うので、そういう言葉を掛けてもらえて素直にうれしかったです」

(今年からチームが4バックになって一番得意なサイドハーフでプレーできることを楽しみにしていたと思うが、シーズンが始まって試合に出ながら最近はベンチスタートも増えて、という流れだった。ここまでの流れ、手応えについてどう感じているか?)
「最近はなかなかスタートから出られる試合が少なく、試合の流れを変える役割が増えていて、やりづらさも感じながら試合をすることも多かったですが、チームとして今年キャンプから取り組んできたことも含めて、内容は少しずつ良くなってきていると思います。なかなか結果が付いてきませんでしたが、1つこういう試合で勝てたことでチームも乗ってくると思います。個人的にも途中からでしたが、ああいう形で1つ取れたことによって、途中からどうやって勢いをもたらすかということ、また攻撃のパターンやああいうランニングもそうですが、いろいろな選択肢を増やせればなと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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