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「上積みしたところを見せたい」大槻 毅監督(定例会見 9/18)

9月18日にWEB会議システムを使って行われた会見でのコメント

【質疑応答】
(以前、連戦が続いている中で「うまく休暇を取らせてあげたい」と話していたが、オフを入れて約1週間の準備期間で選手たちのコンディション、疲労の回復具合はどうか?)
「4日間のトレーニングができているので、ケガ人は少しいますが、準備はしてきています」

(北海道コンサドーレ札幌戦は90分間ハードに戦えたと思うが、汰木康也選手、マルティノス選手、柴戸 海選手といった途中出場の選手が直接的に結果に絡んだ。また、7試合ぶりにスタメン出場した杉本健勇選手が2ゴールを決めた。そういった変化があった選手たちが結果を残したことについてどう感じているか?)
「その前のサガン鳥栖戦でも武藤(雄樹)が途中から出場して、最初は右に入って飲水タイムから左に変えてしっかりとミドルシュートを決めてくれました。それが2試合続いていることは非常に良いことだと思っています。特に途中で入った選手がスコアを動かすということは第3節のベガルタ仙台戦の(興梠)慎三ぐらいからなかなかなかったので、良いことだと思っています」

(そういう選手たちの活躍があると、メンバーやスタメンを選ぶことがまた難しくなるのではないか?)
「そうですね。本当にありがたいことです。そのような状況を非常に喜んでいます」

(あさっての川崎フロンターレ戦は首位との対戦になるが、意気込みはどうか?)
「選手のターンオーバーというか、人をうまく代えながらコンディションを保っている印象ですし、非常に良い状態のフロンターレさんとやれることを楽しみにしています」

(札幌戦は相手にボールを持たれたが、しっかりと勝ち切ることができたことは川崎戦に向けて自信になっているのではないかと思う。大槻監督はどう感じているか?)
「焦れずにしっかりやれたところだったり、そこから勝ち点を上積みできたことは非常に良いことだと思います。内容のところも含めてさらに挑戦できる、またもう少し上積みしましょうということを言えると思うので、フロンターレ戦でもそういうことができるようにがんばります」

(川崎戦でポイントになりそうなことはどんなことだと思っているか?)
「フロンターレだから、ということは当然ゲームなのでありますが、いつも言っているように我々がずっと続けている、我々がどうするのかというところをしっかりとやっていきたいなと思います」

(札幌戦では相手にボールを持たれた際の守備も良い部分が出たと思うが?)
「失点のところはコーナーキックもあり、コーナーキックからのこぼれ球からのクロスもありましたが一つひとつ見直して一つずつ潰していきたいと思います。なかなかクロスの失点が埋まらないところがありますし、右も左も、というところはありますが、クロスを上げさせないこともそうですし、上げられた後のところもそうですし、何とか好転させられるようにしっかりやりたいと思います」

(川崎はレッズと比べると倍以上の得点を挙げ、半分近い失点に抑えているが、どういうところが今季の川崎の強みだと感じているか?)
「フロンターレさん側から見て相手陣地でパワーを使うデザインがすごく良いチームだなと思って見ています。それをきっちりとやり続けていると思いますし、それができない時間でもリスタートで取るパワーがあります。もう1つは交代でがらっと変えられるところです。個の強い選手が前半からいますが、タイプの違う選手が出てきたりするところはパワーがあるなと思います。特に個で剥がせる、ドリブルで剥がせるような選手が何人もいますし、そういったところは強みなのではないでしょうか。

1つの型ということだけではなくて、ちょっとした味つけを変えてやれるところ、もう1つはそういう選手が分厚い層で疲労やコンディションも含めてうまくコントロールしているのかな、内部のマネージメントはどうなのかな、ということは気になって見ています」

(大槻監督が以前言われていたように「やられる前にやる」という形でいくとして、川崎戦のいくところと構えるところのバランスで大事になりそうなことはどんなことか?川崎の攻撃力を踏まえると構える時間もあると思うが、あまりに重心が後ろにいきすぎるとなかなか前に出ることも難しくなると思う。その辺りのポイントをどう考えているか?)
「おっしゃったとおりだと思います。ただ、相手のやりたいこととのバランスもあると思います。そこの噛み合わせでお互いがやりたいことが出るような形、両方が出るということはないと思いますが、時間帯によってどちらかにそういう時間があると思います。その時間の中で点を取りたいですし、悪い時間や相手の時間になっているように見えるところでも我々が狙うところはあると思っているので、そういったところを見逃さないようにしっかりとゲームを進めていきたいと思います」

(川崎戦から5連戦になるが、宇賀神友弥選手が復帰したり札幌戦で途中出場の選手が結果を残したことは連戦に向けて好材料になると思う。大槻監督はどう感じているか?)
「宇賀神はガンバ大阪戦の後から少し外れてようやく戻ってきてくれましたし、今はコンディションを上げている最中です。もう試合にも絡める状態でいます。こういった復帰は大きいです。彼だけではなくてケガをした選手が着々と戻ってくるような流れができることはありがたいです。ただ、僕らは3連戦のセットでやってきて、他のチームはやっているところもありましたが、5連戦は初めての形になります。その中でしっかり回復と準備をしていきたいですが、同じメンバーで戦うことは間違いなく難しいところがあります。途中出場の選手がここ2試合でスコアを動かしたということで言えば、共通理解が深まっていることを感じますし、誰が途中から出てこようともスコアを動かす、ゲームを決めるという意思を感じます。それを5連戦でも続けられるように選手と共にがんばっていきたいと思います」

(レッズが勝利して上位にいくことも大事だが、川崎に勝利するということは後半戦に向けてJリーグの火を消さない、活性化していくという意味でも注目される試合だと思う。そういうところへの意気込みはどうか?)
「そのとおりだと思います。このイレギュラーなシーズンでこの後、チームによってはACL(AFCチャンピオンズリーグ)の戦いが待っていたり、この後もどういった形で試合が行われていくか、もしかしたら延期になる試合が出てくるかもしれません。

そういった中でリーグをしっかりと終える、リーグを成立させるということだけではなくて、スポーツですから勝ちを目指していく、試合を一生懸命やることプラス勝敗のところにこだわって選手たちは走りきる、戦うような姿を見せつつ、リーグ全体が盛り上がるようにあさっての試合もやりたいと思います。そういったことを望まれている方も多いと思いますので、何とかして成果を見せられるようにがんばります」

(川崎戦から入場者数が7,000人に増えることをどう感じているか?)
「これまでの人数、我々のスタジアムで5,000人に制限されていましたが、スタジアムに来たくても来られなかった方たちがたくさんいらっしゃったと思います。その中で最近では大分トリニータに勝ったりサガン鳥栖に引き分けたりしましたが、ホームで少し勝てない時期がありました。アウェイではガンバに勝ったりしましたが、やっぱりホームに来られない人がいる中で、5,000人でも来ていただいた方たちに喜んでもらいたいという話をみんなでしていました。

その人数が増える、まだ7,000人ですが、それでも来ていただけた方々に喜んで帰っていただけるように歯を食いしばってやらなきゃいけないと思っています。あのスタジアムは特別ですし、あのスタジアムに来て、我々のファミリーとして喜んで帰ってもらうことを目指してまたやりたいと思います。少しずつですが、また人が増えて、またみなさまに来ていただいて、たくさんサッカーの喜びを感じてもらいたいです。日常に戻るにはまだまだ時間は掛かるかもしれませんが、それに向けてがんばっていきたいと思います」

(以前、槙野智章選手が試合後の取材で「ここで勝てば上位に食い込めるという試合で勝ちきれないことが続いている」と話していた。監督としてリーグを長い目で見ているところもあると思うが、次の試合でリーグも半分というところで現在地について選手たちとどう話し、モチベーションを上げる声をどう掛けているのか?)
「日常の中で積み上げていると感じられることはあります。ただし我々の仕事はその成果をピッチの上で、スタジアムで表現しなければいけないと思っています。そういったところで言うと、もっともっと表現したい、上積みしたところを見せたい、という思いは強く持っています。

また、順位表を見ていただけると分かると思いますが、我々よりも上位にいるチームに関しては勝っていないチームが多いです。複数失点して『もう少しがんばらなきゃな』と思わせてくれたチームがあります。後半戦は2周り目でそういったチームに向かっていくところを表現したいですし、あさっての試合で1周り目は終わりますが、2周り目のスタートがすぐ迫っています。

その中で前半戦の最後ですが、抜けているフロンターレに対してしっかりと戦って、これまでの積み上げたことをしっかりと表現して、その後にまだ半分あります。試合で上回れなかったチームにもう1回挑戦していく気持ちを持って向かっていきたいと思っています。いつもそういう気持ちはありますが、まずはあさってのフロンターレ戦で100パーセントの気持ちをかけて、先ほどおっしゃられたリーグが盛り上がるということにも一役買えればいいと思いますし、選手と一緒にがんばりたいと思います」

「最後に、毎週言っていますが、WEB会議システムに参加しているみなさんの顔を全体で見ていますが、これがフェイストゥフェイスでできる日が早く来ればいいと思います。また少しずつ観客も入れられるようになってクラブも喜んでいますし、見に来てくれる方が少しでも増えることを喜んでいます。気候の変化もありますが、みなさまに置かれましても、また一緒に仕事をさせていただけることを喜んでいます。今日もありがとうございました。引き続きよろしくお願いします」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「上積みしたところを見せたい」大槻 毅監督(定例会見 9/18)

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