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第16節 vs 札幌「アディショナルタイムでの劇的ゴールで逆転勝利」

13日、浦和レッズはアウェイの札幌ドームで明治安田生命J1リーグ 第16節 北海道コンサドーレ札幌戦に臨んだ。

レッズは前半に杉本健勇が2得点を挙げて先行。一度は逆転を許したが槙野智章のゴールで追いつくと、アディショナルタイムに柴戸 海がゴールを決めて4-3で勝利した。

開幕から15試合連続先発出場していた橋岡大樹に代わってトーマスが右サイドバックに入り、岩波拓也がJ1リーグ10試合ぶりに先発出場したレッズは、キックオフ直後から高い位置でボールを奪って攻撃を仕掛けるなど、立ち上がりから攻守に渡ってアグレッシブで主体的なプレーでペースをつかむ。

そして11分、左サイドでボールを持った関根貴大がドリブルで仕掛けると、ペナルティーエリア内で相手に倒されてPKを獲得する。

キッカーはJ1リーグ7試合ぶりの先発出場となった杉本。GKの逆を突いてゴール右に落ち着いて流し込み、今季J1リーグ初ゴールをゲット。立ち上がりからの勢いそのままに13分、レッズが先制に成功した。

5試合ぶりに先制したレッズは落ち着いて試合を進めながら、すぐに追加点を奪った。

20分、自陣でボールを奪うと青木拓矢がすぐさまフィード。杉本が相手ディフェンスラインの裏を取ると、追いかける相手のチャージをブロックしながらシュート。ボールはGKの股下を抜けてゴールに吸い込まれ、2点のリードを奪った。

しかし31分、35分にジェイにゴールを許してしまい、2-2の同点で前半を終えた。

後半は札幌の攻撃を受ける時間帯もあったが、守備陣が集中を切らさずに失点を許さない。65分には中央を崩されそうになるシーンもあったが、岩波がスライディングで防いだ。

それでも67分、CKからの競り合いの結果、オウンゴールで失点を喫し、逆転を許した。

なんとしても1点がほしい状況となったレッズ。74分には槙野のフィードから相手を入れ替わる格好で抜け出したレオナルドがシュート。これは相手GKに防がれたが、このプレーで得たCK、さらにCKを相手がクリアして得たスローインから、途中出場の汰木康也がクロスを上げると、同じく途中出場のマルティノスが相手GKと競り合ったこぼれ球を、攻め残っていた槙野が押し込んでゴール。75分に同点に追いついた。

その後は、札幌の攻撃に対して守備陣が最後の際の勝負で体を張って失点を許さない。そしてアディショナルタイムに劇的な展開が待っていた。90+4分、巧みなフェイントで右サイドをえぐったマルティノスのクロスを、途中出場の柴戸が押し込んでゴール。逆転勝利で3試合ぶりに勝ち点3を手にした。

第16節を終えて8勝3分5敗で勝ち点27としたレッズ。次戦は9月20日(日)19時に埼玉スタジアムでキックオフする、「超厳戒態勢」(ソーシャルディスタンス1m以上確保)を継続したうえで来場者約7,000人の試合となる川崎フロンターレ戦に臨む。

【杉本健勇】
(難しい試合が続いていた中で久々の先発起用だったが、どんな思いで試合に臨んだのか?)
「僕自身久々の先発で、なかなかゴールも決められていなかったですし、その中でも監督が信頼して使ってくれていたので、今日は何とか決めたいと思っていました。取れて良かったですし、自分のゴールというよりチームが勝ったのが一番良かったと思います」

(2点目はチームの狙い通りのカウンターからのゴールだったと思うが?)
「相手のディフェンスラインの背後を突いて、そこに1本パスが通ればチャンスが来るというのは話していました。青木(拓矢)君から素晴らしいボールが来たので、冷静に流し込めて良かったです」

(終盤、苦しい時間帯でも献身的なプレーが光っていたが?)
「逆転されて苦しい状況ではありましたが、みんな最後まで諦めずに耐えていたと思います。ただ、勝ちはしましたが、内容的には満足していないので、悪かったところをしっかり見つめ直して修正して、川崎フロンターレ戦に向けていい準備をしていきたいと思います」

(PKキッカーは志願したのか、周りに言われたのか?)
「だいぶ前から(興梠)慎三君と話をしていて、試合前も『もしPKになったらお前が蹴っていいぞ』と言われていたので、PKになったときは僕というのは、2人の中では決まっていました。決められて良かったです」

(決めた後にチームメートに愛されている様子が伝わってきた。得点は今までがんばってきたことのお返しになったのでは?)
「全員で守備をするところ、体を張るところは当たり前のことで、それプラスアルファ、自分のポジションは得点しないといけないと思います。その面で貢献できていなかったのは自分自身が一番歯がゆかったですし、早く決めたいという気持ちもありました。周りの選手を含め、監督、スタッフも自分のゴールを祝福してくれたので、すごくうれしかったです。でも全然満足できないですし、ここからどんどん取らないといけません。これで一喜一憂せず、まだどんどん試合は続くので、続けてやっていきたいと思います」

(1点目を決めたときはみんなに囲まれて笑顔を見せていたが、2点目を決めたときは雄叫びを上げているような感じだった。PKと流れの中で、という違いもあるかもしれないが、決めた直後の気持ちは違いがあったか?)
「今シーズンはJリーグで点を取っていなくて、PKで取るのはできればあまり、というところがありました。そういうチャンスで自分が出ていたら蹴っていいというのは言われていたので、みんなが託してくれて、みんなの思いが詰まったゴールだったと思います。1人では少し喜びにくかったです。でも2点目は自分で作り出したチャンスだったので、あまり考えていなかったですが、無意識に喜べました」

(流れ的には杉本健勇選手が2点決めて、でも逆転されてしまった。場合によっては気持ちが落ちることもあると思うが、落ちていたら逆転もできなかったと思う。逆転された後に追いつき逆転できたのは、チームとして気持ちを保ち続けることができていたのか?)
「そこは切らさずにいられました。逆転されてからも、まずこれを2点差にしないということは選手同士で話していましたし、絶対にチャンスは来る、とも言っていました。まずは我慢して、失点しなければ絶対に逆転できる、と試合中に話していて、そこはチームとして良かったと思います。

内容が良くない中でも、勝つことは大事ですが『今日勝てて良かった』ではなく、もっと良くしていかないといけません。勝ったから良かったという気持ちではなく、どんどん修正しないといけないですし、それはチームとしても個人としてもそうなので、そこはこれからやっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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