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第15節 vs 鳥栖「2度のリードを許すもドローに」

9日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第15節 サガン鳥栖戦【MATCH PARTNER 株式会社ナイキジャパン】に臨んだ。

レッズは、2度のリードを許す展開ながら興梠慎三、武藤雄樹がゴールを決め、2-2で引き分けた。

柏木陽介がJ1リーグ8試合ぶりの先発、岩武克弥が今シーズンリーグ初先発となったレッズは、立ち上がりから主体的にプレーして主導権を握りに掛かる。しかし12分に趙 東建にヘディングシュートを決められ、先制を許してしまった。

その後はレッズがほぼ一方的に攻め込む展開が続いた。鳥栖もカウンターやセットプレーからゴールを狙うことも時折あったが、試合はほぼ鳥栖陣内で展開する。

飲水タイム後の25分には、この試合から解禁され、試合前からスタジアムの雰囲気を彩っていたファン・サポーターの手拍子を受けて攻撃。柴戸 海の縦パスをレオナルドが収めて反転からパスを送ると、興梠慎三が鋭い切り返しでDFとGKを立て続けに交わしたが、その後のパスは味方につながらなかった。

ボールを失っても素早い切り替えでボールを奪い返し、30分を過ぎるころにはより高い位置でのプレーが続いたが、なかなか同点ゴールを決めるには至らない。前半アディショナルタイムにはCKのこぼれ球を拾った関根貴大が強烈なミドルシュートを放ったが、DFのブロックに阻まれた。

後半も勢いをもって攻撃に出たレッズ。そして48分、待望の瞬間を迎えた。興梠からのパスを受けた関根が強烈なミドルシュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球に反応したのはパスを出した瞬間にゴールに向かってダッシュしていた興梠だった。

こぼれ球を右足で押し込んでゴールを決めた興梠は、J1リーグ通算150ゴールを達成。そして8月20日に行われたオリジナルコラボレーショングッズの発表イベントでクレヨンしんちゃんと約束したゴールパフォーマンスで自らのゴールと記録を祝った。

60分に林 大地にゴールを決められ再びリードを許してしまったが、レッズは諦めなかった。チャンスを作りながら迎えた81分、途中出場の武藤雄樹が岩武とのパス交換で左サイドを打開すると、45度の位置から右足でシュート。右ポストに当たったボールがゴールに吸い込まれる見事なシュートで同点に追いついた。

同点で満足することなく、逆転を目指したレッズ。攻撃時にはフィールドプレーヤー全員が敵陣に入るなど、体力的に厳しい終盤もアグレッシブな姿勢は崩さなかったが、逆転するには至らなかった。

第15節を終えて7勝3分5敗で勝ち点24としたレッズ。次戦は9月13日(日)にアウェイの札幌ドームで13時5分にキックオフする北海道コンサドーレ札幌戦に臨む。

【興梠慎三】
(J1リーグ通算150ゴール達成に感慨はあるか?)
「個人的にはPKとこぼれ球以外で点を決めたいと思っていました。こぼれ球というラッキーなゴールになりましたが、チームのために取れた1点なのでうれしく思います」

(今日は柏木陽介選手がスタメン出場し、ここ何試合かに比べると後ろに下がって組み立てを助けるのではなくゴール前にいられる時間が長かったと思うが、違いはあったか?)
「陽介が入ったらラストパスが出せますので、なるべく前に残りたいという気持ちはありました。ここ最近の試合では自分が後ろに下がることが多いなと思っていましたが、あれをやらないと組み立てがうまくいかないということも感じていました。陽介が入ったときには下がりすぎずに、なるべくラストパスのチャンスを狙おうかなと考えていました」

(ゴールパフォーマンスはクレヨンしんちゃんとの約束でいいのか?)
「今日は個人的にもそろそろ点が欲しいなと思っていたので、アップ中にどこにカメラがあるかをチェックしていました(笑)。やれて良かったです」

(7月に腰を打撲して離脱したが、どんな痛みだったのか? また、どういう思いで復帰まで進めていたのか?)
「痛めたところが非常に悪かったので、自分のコンディションが100パーセントになるまでになかなか時間が掛かりました。チームもうまくいっているときとうまくいっていないときがありましたが、自分が100パーセントで試合に戻らないとチームに失礼だと思っていました。痛がりながらプレーするよりは100パーセントに治して復帰したいと思っていたので、どちらかと言ったらゆっくり慌てずに治しました」

(当時は歩くだけでも痛かったのか?)
「痛かったですね」

(興梠選手はそういうタイプだと思うが、149ゴールを決めてからもエゴイスティックにゴールを狙うのではなく、強引に打とうと思えば打てるシーンでもパスを選んだりしていたと思う。『次は150ゴール』という特別な意識ではなく、普段どおりやり続けられていたのか?)
「僕ももう16年、プロ生活をやっていますが、やっぱりFWはゴールが取れない時期もあるし、取れるときは『なんでこんなものが入ってしまうんだろう?』というときもあります。そういう経験をたくさんしているので、個人的にも『なかなか取れないのかな?』とずっと思っていましたが、慌てることなくやればいつかは取れると思っていました。ケガで離脱した時期もありますし、復帰してからもなかなか点を取れずに苦しかったですが、いずれチャンスは来るだろうと思っていましたし、慌てずにやることが大切だと心掛けていました」

(今日はDFとGKを連続してドリブルでかわすシーンもあったが、あのシーンはシュートを打ちたかったのか?)
「左足で打ちたかったのですが、左足で打っていたら相手のスライディングに当たっていたと思います。僕はニア上に狙うのはあまり好きではなくファーに打ちたいので、そうなるとスライディングに当たると思って切り返したら、やっぱり相手がスライディングしてきました。かわしたときに顔を上げたらGKがすごく近い距離にいたので、そこもかわして打とうと思いましたし、うまくかわせましたが、ゴールカバーに入っている選手が見えたので、『これは打てないな』と思って、『中に誰か走ってこい』という意味でパスしましたが、誰もいませんでした」

(J1通算150ゴールを達成したが、次の目標は?)
「僕が尊敬しているマルキーニョスを超えるにはあと3点ですが、それはもちろん今シーズンの自分の目標として達成したいです。やっぱりFWが点を取らないとチームはのってこないと思いますので、そういう意味では僕、(杉本)健勇、レオ(レオナルド)、武藤(雄樹)、武富(孝介)とたくさんFWがいますが、FWが決めないと試合に勝てないと思いますし、誰でもいいのでチームのために点を取ることが大切だと思いますし、チームに貢献できるような得点を取っていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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